いろいろ妄想とかR18小説とか 私という主観の考察  人間、一度楽を覚えるとダメになるとつくづく思う。私の場合は三年ほど前に手に入れた、自分の体を作り出す能力に頼って 「今日はどうしても無理」 「私はいいんだけど、他のみんなの心象が悪くなるよ」 これは今日の朝の会話、昨日カラオケで朝まで騒いだので、家に帰って一時間で大学という状況に、心が悲鳴を上げたのだった。 「すこし、少しだけ寝かせて。」 これまでこの能力を使って、大学をサボったのは、二回しかない。サボるという甘い誘惑に惑わされることもなく。日々そつなく物事を熟している。 「ばれたら、こわいよー」 このセリフはもう一人の私がしゃべっている。彼女はもう一人の私で、人格としては生まれてから一緒にいる。私とは別のもう一つの体を使えるようになったのは高校の頃から、言い方を変えると一つの体を共有している。食えないやつ。 「じゃ、おやすー」 と言って彼女はさっさと部屋を出て行った。  眠いのは同じはずなのに、閑話休題、最初の話に戻る。  人間は、まあ、猿が少し賢くなっただけの生き物なので、一度欲というものを覚えると、簡単にはそれから逃げることはできない。私自身、酒もたばこも賭け事もできる年齢ではないのだが。えっちな事にはそれなりに興味がある。 「まぁ、恥ずかしいけどね」 という独り言をつぶやきつつ、 「とにかく寝ます、お休み」 と、誰に向かってでもなく呟いた。  起きた、今頃彼女は数学かな、と考えながら、目を開け、小さい欠伸をする。 「よし、」 バスタオルを持ってくる、とりあえず二枚、ベットに敷いてしわを取る。次はお風呂、体を洗い、シャワーでよく流す。ちょっと、アソコの処理とかして。  体を拭いて、上だけ服を着て、下は何もつけずベットに戻る。 「ふー」 自分の体を想像して、部屋の私の目の前に現れると想う。  すぐに目を開けると私と同じく上だけ服を着て、下はショーツも付けてない、私がいた。 「とりあえず、二人で」 「後で増やせるし、」 一歩前に進み、目の前の彼女にキスをした。 「やっぱり、気持ちいぃ」 「ふわふわするー」 二人で今日のヤリたいことを話す。 「言葉攻めで、おねーさん風に」 「分かった。結構激しくするね、お互いに」 「忠告しとくけど、お互い「やめてっ」じゃやめないこと!、せっかく意識が二つあるんだから、壊すぐらいの感じで」 「了解、あとで、やめときゃって思っても」 「お互い口には出さない方で」 「んじゃ、やりますか」 「最初は甘く責めるからね、」 お互い納得(、と言っても十分前までは一人だったのだが、)したので、始めることにした。  唇を付ける、もちろん鏡のように固い感触ではなく、人の肌の物凹凸もあり、私のと同じ形。 「ぁぁ、」 「興奮してる?」 さっそく言葉攻めが始まった、せっかくなので乗っかってみる。 「興奮してき、ぁぁあ」 もうなんかまともにしゃべれない。 大学の彼女が見たら、怒るんだろなー 「まだまだね、」 唇で相手の唇を感じ唾液を絡めていく。 ベットに寝ころび、相手の顔を見る。 舌を突出し彼女の舌に付ける。 「ぁはぁ、っ、ちゅっっ」 「ああ、いいよーすごくいぃー」 「ね、もっと舌絡めて、」 「うん、っぁあはむ、わぁ」 「同じ体に別の魂、、ね、もっと感じて、」 「私たちはそっくり、ほとんど同じ、心も感触も一緒っぁあーあぁ、」 「きもちいい、すっごく、すっごく、ああぁーー」 「やばいよ、キスだけで、イキそう。」 「ああ、ぁぅぅぅ、ね、もっと抱いて、優しくして。」 「わたしも、私も気持ちいいから、好きだから、私、もう一人の私の事、大好きだからー」 「ぎゅってしてー」 「一緒にイきたいよ、ね、やさしくして」 キスはずっと続いていて、恥ずかしさとか、溢れ出して、私の好きの気持ちが、いっぱい出てきて。 「はぁ、アソコ、濡れてる」 「あんたもでしょ」 「触りたいな、もう一人の私の」 「今日はイカせていいよ、いくらでも、」 「どきどきさせてね、」 私のアソコを彼女が撫でる。 「ぁぁぃいい、ぁあ」 「気持ちよさそー、後でわかるけど」 陰唇を、丸になぞって愛撫し時々膣中を擦る。 「キスしたい」 「えぇ、今擦ってるから、人数増やすね」 「えっ」 私がもう一人現れて、キスしだした。 「ね、これで集中できる。」 アソコを撫でる私は陰唇を撫で腿を掻いたりする。 キスしてる私は、私の口内を舌で蹂躙している。 「そこ、歯茎、感じちゃう、やめ、ぅいい、もっとー」 「まだまだやめないぞっ」 「そだそだ」 「二人がかりだしー」 「あんたはキス続ける」 「そっちはアソコ、もっと弄ってあげて」 言われてから陰唇と膣のじんじんする感じが、強くなって。 「まだイかないのー」 「大丈夫、もっとやって、」 「そう、おねーさんぽく、責めちゃうぞっ」 「ぶりっこしてもダメ」 「じゃ、早くイキなさい」 急にアソコの愛撫が強くなった。 「急にぃっ」 「ぁぅ、ああぃいぁ、あわぁーん」 「ね、もっと増やそ、私たちも、なんか冷めてきたし」 「そだね、」 アソコを触る彼女とキスする彼女がそう言った。 「じゃ、私に二人、あんたに三人で」 アソコの彼女に下で彼女の胸を撫でるように手を当てるのが一人。後ろで膣に指を挿入するのが一人。キスの彼女に後ろから乳房を揉む彼女が一人。アソコをクンニで舐める子が一人。あたしの胸とキスの彼女の胸を片方ずつ撫でる子が一人。 「ね、興奮するでしょ!」 「あは、ぁああぃあーあーぉぉひぃわぁぁー」 苦笑と共に、なんか自分が壊れてきたのが分かる。 愛液が溢れてきた、止まりそうにない 「気持ちぃいいよーぁぅぁあいやー」 「私もだよ」「私も」 キスとアソコの彼女、いまそんなこというなー 「あぁ、いくっ、いっっクーイクっっイクーーぅぅっーーーっっぅっーーーっぅぁぅー」 「あっ、一回イったね、」 「まだまだ、するけど、」 「三人足して」 「体を、撫でてね、」 途端にお腹や脇腹、足の指や手のひらあらゆる所に、新しい私による愛撫が始まった。 「いやーぁああぅわーわーぅぅいああぁううぃぅああー」 脇腹や指先、キスとアソコにも快感があるのに、ぅぅ、死ぬー 「死ぬー、気持ちぃよすぎぃぃるぅぅーーああ、ぁわぁーああぁぁぁあー」 声が出せないとどうにもならないほどの快感、体中を彼女に撫でまわされて、もう、手も動かせないほど、気持ちいいよー 「ぁぁぅああ、いいよーぁぁぅぅああぁぁあ、」 脇腹で感じる。キスで気持ちいい、アソコがイっちゃいそう、指も舐められてるーぅぁっっ 「じゃ、仕上げに一人足して」 「これから、乳首とクリ××ス、同時に無茶苦茶にするから。」 「まあ、意識飛ばないようにね」 「な、ぁぁ、待っぅぅううぁあって、ええぇぇぇぃぃいいあぁぅぁああ」 二人の彼女が私の乳首とクリ××スに、手を備え、待つ、 「ね、待ぁぁぁああぃぃああっっっああぁーー」 「三、」 快感であふれる。イキそう、イキそう。 「二―っ」 ああぁぅぅ、イクイク、っイクー 「一、」 やだやだ、跳ぶ跳ぶからーああぁ 「あぁぁぁぃぃぁーーーー」 「ゼロ、」 全身で絶頂を感じる。アソコとクリ××スと乳首を擦られる快感が、強く擦られて何倍にもなって、イク感じが何倍にも膨らんで感じてしまう。 「ぁぅーーいくいくいくーーイクーーぁぁぁぁあーーイクーーーーイッぁぁぁクーーっっーーいくーいくいくいくーーああああぁぁーーぃいぃーーっっっっーーあああああぁぁぃぅぁぁあああーーーイッーーっっクーーっっぅぅっっーーぁぁあああああーーっ」 「まだやる?」 「もう、ちょっとしよっか。」 「まだまだ、やり足りないし。後のご褒美だし」 体が愛撫されていたのを消える意識の中、うっすらと感じていた。  体の感覚が戻ってくると、私はベットで寝かされていて、複数の私が私への愛撫を続けていた。 「やっほー、起きた、いまねいいこと思いついたんだよ。」 あまりよさそうな話ではなさそうだが、一様聞いてみる。 「何?良い話って。」 「うん、私たちの分身能力は、私のうち一人が消えると、その記憶をほかの私に伝えることができる、よね?」 そうだ、そうしないと記憶の違う分身が存在できて、自己認識のずれた私が生まれてしまう。二十四時間ごとの全員の記憶の統合も自己認識のずれの修正のためだろう。 「その能力を逆に利用すると、どうなると思う。」 「何に使うっていうの」 「にぶいなー、私が極限まで気持ちいい状態で、存在が消えると、残った私たちには、その絶頂への願望、疼き、自分への信頼感と、セックスへの願望がそのまま、刷り込まれるってことじゃない。」 一瞬、発想の意図が分からなかった、へっ、つまり、イかされる前に消されて、その渇望をみんなで味わうと。 「そういうこと?」 「そのとおり、さすがあたし、頭がキレるね。」 「つまり……」 「今ベットで寝てる私、つまりあなたを、イカせる直前で苛めて、そのあなたを、私がコピーして、あなたの隣に創り出す。そして創り出した直後に、すぐに存在を消して、記憶を共有する、で私がみんなで、イク寸前のぎりぎりの感覚を味わうっていう、そういう事」 「大学にいる私は?」 「それはそれ、これはこれ、後で電話がかかってくるだろうけど気にしない気にしない。」 「じゃ、私はこれから」 「イク寸前のぎりぎりをとことん味わってもらいます。」 「いやだよ。」 「そんなこと聞いてないもん。」 体を愛撫する私たちの手がゆっくり時間をかけるものになっていった。 「はぁ、ぅぅん、、ちょっと手加減」 「んん?」 「ああ、別にいいや、あきらめた。」 アソコを触る手もじっくりした動きに変わって、陰唇を擦ったり、時々ナカに指を入れたり、じっくり感じさせる感じになっていた。 「ふぅぅぁぁ、っっんん喘ぎ声、でちゃうよぉっっ」 「じっくり感じてね、、、優しく責めてあげるからニコっ」 耳元でそんなことを言われた。ちょっとずつ力が抜けて、もろに快感が感じられる。 「膣、ひくひくしてる。ね、感じてるでしょ。私にだけは、何でも“おしえて”もいいんだからね。」 「うぁうん、ぅぁああ、んんん、ふぅうっっんん、ぁぁぃ」 途端に唇が彼女の唇を受け入れた。 キスされてる。 「ぅぅんん、あぁああぅぁあぁんん」 「ね、ペロッ、ふんぅ、はむ、ちぃっ、はんんぅぅぁん、ひぃぃんん、はむぅぅぃぅぅぁああんん」 キスをしているのは、さっきの私とは違うもう一人の私。胸に手を伸ばし乳首の先を弄りつつ、舌を絡める。舌と舌で引っ付いたり離れたり、力を加える加減ももともと一人なので瓜二つ、私が彼女の上あごや、のどの奥などを擦ると、彼女も舌の根元に大好きだよという気持ちを込めて、スキンシップをしている。 「はぁ、んぁああぁ、」 彼女の顔が近くにある。その顔はいつも鏡で見る顔ではあるけれど、その恍惚しきった頬と口元には自分にはない従順さが感じられた。私には無くて彼女にはあるというのもおかしな話だけど、 「ちゅぅ、っっ」 キスは続いている。それだけでも気持ちいいのに、その後ろの彼女はイカない程度にゆるく、あたしのアソコをいじっていた。キスをする私たちを遠目に見ながら。 「はぅぅぁああぅぁああっぁっっんふぅぁぅああんん」 「そろそろいいかな、」 なにか言ってるし 「そろそろ、コピーするから、ああ、拒否したらダメだからね、あなたの隣に、私があなたを作る。そしてすぐに消して、その記憶と直前の感覚を味わう。っていう感じで」 アソコをいじる彼女が少し目を閉じ、少しして開けた、たぶん精神統一みたいなものなのだが。 隣に私がいた、ベットで寝かされる私と同じ姿で、気持ちよさそうな顔、私と顔を向かい合わせているので私の記憶を受け継ぐ彼女は、重力が逆になってベットに落ちてきたみたいな気持ちだろう、寝返りを打って逆に体重がかかる感じに そしてすぐ消える。 彼女の存在が虚空に消えた瞬間、私にも絶頂寸前の彼女の木霊が、重なってきた 「ふあぁああああ、ううぁぅうぅあ」 「ああぁぁああいあいい、いあううぁぅ」 これはアソコをいじる彼女の声 「ああん、ぁんぁああうぁいいぁいやぁあぅぅんんん」 これは、私とキスをする彼女の声 二人とも興奮とほかの私の軽い愛撫でアソコもびしょびしょ見たいだ。 「いい気味、ぁぁん」 「何か言った?ぁああぁ、」 「べつに、ぅああんぁん」 愛液で濡れるアソコの気持ちよさを感じつつ、全員でこの私の絶頂を味わうっていう考えの彼女に、侮蔑のまなざしを向けた。 「じゃ、二回目」 また隣に私が現れて、イかされる前にすぐ消えた。 「ぁあぁはぁああぃぃぃいいぃぅんんはぁはぁははああ、」 「イクっ、はんぁぁんぃぁああぃぃんんんんぁぁああああああぃぃいいぁぁああぁああんん」 「ああぁぅぅぁああいいいいぁんんんぁははんんはぁあはんぃぃはっなっっはぁぁぁああぃぃ」 二回目でこれなのだ、私もさっきの絶頂寸前の自分の快感と恍惚を味わわされ、それで、絶頂寸前になっている自分の感情を感じさせられているのだ、これだけ喘いでも許してほしいのだ。 「じゃあ、三回ぅぅんんんんぁぁああ、、四回、ぎゃあぁぁあぃぃいいいいんんぃぃっっっっああああ、五回目っ、、、があぁ、ああうぅぅあああああがあぁぁあううはあああああぁぃぃぁ、六回、ははああああ、いくいくいく、いくっイッくぅぅいくいく、イクイクイクイク、っっっっ、、、あああああああああぁぁあぁああぎゃあ、ぎゃああぁぁ、ああああ、ああぁぁ」 彼女は軽くイッたようだ、傍から見れば軽くでは済まないだろうが、私も同じぐらい気持ちいいがまだ少しイクには足りない。限界まで気持ちいいのには違いないが。 「はあはぁ、七回目っ、うぐぐぁあぎゃああぎゃあぁぁぁあぁぎゃあ、イクイクイク、いくっいくいくいっくいくっく、いくいくいく、ああぁぁああぁぁぃぃぁああっっっっんんああぁんああんっっ、いくいく、いくいくううんんんっっっんぁぁぁんんぁあああ八回っ、、、、ぎゃああーーーーーーーーーーーーーああああああぁぁああぁぁあんんんんんんんいくいくいくいくううううう、、いっくううんんんんんあああーーーーーーーーーーーーーーああぁぁんんぁぃぃぃぃいいいいい良ぃいよーーー九回い、、、、いっっっくーーーううううううううぁぁぁぅぅぁぁああああああああああああ……」 声が止まった。気絶したらしい、軟弱なやつ。 キスの彼女がよれよれしながら、アソコの彼女の看病をしている。 「あああ、失神してる、ぁぁん、イキすぎるから」 途中からアソコの彼女は自分で彼女のアソコをいじっていたらしい、その所為での気絶らしいが、ひどい、成仏してくれ、 「アソコをいじっていた彼女がその存在を消すと、私たちにもイキ狂う狂気が移っちゃうから、とりあえず、床に寝かしておいてと、」 キスの彼女がそこまですると、電話がかかってきた。もちろん大学に行っているもう一人の私から。 「もしもし、」 「アンタばかっ、一体どんなことしたらこんなことになるの!」 「私のせいじゃないです。それより、溜まってたの?」 「この状況で聞くかな、とりあえず、授業になんないから欠席したけど」 「溜まってたの?」 「なんでわかるんですか?」 彼女の声は半分キレているが、 「今目の前で、すごいイキ狂って気絶したから、アナタが」 「バッカッ」 切れた、まあ、そりゃね、そうだよね、うん、いじわるは良くない、反省しよう、うん。 アソコをいじってた彼女は床で寝かされ、キスの彼女だけが私のそばに来た。 「で、」 「何」 「私はまだ続けたいんだけど、」 「何を」 「私責め」 「ああ」 呆れる 「で、増えてみました」 見ると彼女は二人いた。 キスの彼女は私の顔の近く、その後ろにもう一人。 「じゃ、舐めるね」 「どこ」 「アンタの、アソコ」 と言って秘部に唇を付けだした。 「ひっ」 引き攣った声が漏れる。油断してたからだと思う。 「とアソコを舐めつつ、私はキスをします、ね」 唇にアレの感触、もちろん男のアレではなく、舌の感触 もう、敏感すぎて訳が分からない。 「はぁんんあぁぁ」 自分の秘部を舌で触られ嬲られる感覚、それでいてキスをしている私は、より優しく、私を舐めまわしている。奇妙にその二つの舌の動きはシンクロしていて、さっきアソコをいじっていた、私の愛撫が乱暴に感じるくらい、二人の、キスをする彼女とアソコを舌でいじくる彼女は優しく少し臆病に私をいじっていた。 「ね、アソコ、気持ちいい?」 そりゃあ、まあ、 唇を付け舌で口内を舐めまわす彼女が尋ねる。 後ろで、私を愛撫していたほかの私に向かって、 「じゃ、私も、そこのクンニの私にも、乳房とか、アソコとか、性感帯を全部嬲っていいからね、協力、お願いしまーす。」 後ろにいて地味にキスやアソコをいじる彼女、を愛撫していた私にキスの彼女が指示を飛ばした。 ついでに、悟らなくていいのに私にも愛撫を開始する。これまでは、絶頂ギリギリというラインがあったので、激しい愛撫は無かったのだが。 「ね、アソコいじられて、感じてない?私はすごく感じてる。というかむしろ楽しい。キスできるし、アソコ舌で愛撫できるし、他の子が私たちをイかせるために気持ち良くしてくれるし、って思わない?」 それは、聞かれて答えることなのか、もし答えれば、それは間違いなく、自分の醜態をさらすことになる。というか、それでいいのか私? キスをされる。唇を唇で感じその形が彼女のキスで変わっていく、私の唇を挟み、接触そのものに快感を感じる。ほんと、何、これ、気持ちよすぎるよ、それを口で言えと  やだよ、なんでこんな自分の快感の事しか考えない奴の、キスが、こんなに気持ちよくて、いやらしくて、やだよ、もう、いやだよ。 泣きたいよ。 よし、ネガティブなし、切り替え切り替え、キスする。もういい、それだけすればいいんだし、今はそれでいいんだし 「っていうわけで、私は自分の醜態をさらす。あんたのことが、嫌いだけど、すっごくすごおっく、すごおおおっく、好きで好きで、溜まらない、其れだけだし、他意は無いし、」 「いいこといってくれんじゃん。」 キスをする。キスが激しくなる。 アソコにも舌が入って。 ああ、 「あんまりしてないけど、吹っ切れたから、気持ちいいよ、早く、いかせて!ねっ。」 「了解」 アソコをいじる、舌の動きが激しくなる。時々指を入れて奥の性感が刺激される。 キスもお互いを”愛している”という気持ちを舌に込め、相手を気持ちよくさせるように動かす。それが、自分の”気持ちいい”になって、、でも相手の事しか考えてない私たちにとって自分の事は二の次で、でも、その”気持ちいい”を感じて、周りの私たちも私をイかせる、ために頑張る。乳房を両手で優しく包み、愛を込めて愛撫する。私が私を犯している。 両方の乳房に私の両手を感じ、時々擦られる、乳首の快感に喘いで、脇腹や腿、お尻や耳、首も項も、全部に私の手が浴びせられる。 膣を新しいアソコの彼女が優しく愛してくれる。気持ちいい、其れしか感じられない。 そして、その愛撫が激しくなっていった。 愛液を吸い紅潮する彼女、キスをして愛の言葉を告げる彼女、両の乳房を撫でている彼女たち、お尻や、首、項や足の指、腿や手の指にも彼女の愛撫が染み渡る。 「うぅぅ、、、、ぅぅんんんんんぃぃぃぃぃいいいぁぁぁああぁぁんんん、いくいくいくいく、っっっいくいくいく、いっくいくいいっっっいいっっっいいっくくんぅんぁぁああ、いくいくいくいくいくああ、イクーーーーーーーううううううぁぁああああああああああああああああああいく、、」 「もういや、」 すごすぎる快感の嵐に、ちょっと、自暴自棄になってしまった。 その後、 「いくいく、いくああああ、」 大学から帰った私と、自慰をしてイキ狂った私が、セックスをしていた。 「噂は聞いてる。」 「どんな、」 「淫乱!」 「誰がそんな噂」 「学校でどれだけ恥かいたか、ちょっと苛めてやらなきゃ、私の気が済まない。」 「あれは、場の流れでそうなっただけで、」 「あなたの発案だって聞いたけど。」 「それは、……」 「やっぱり、イかせないと気が済まない。よかったわね、殴れたらあなたのこと半殺しにしてたわ。」 「それは言いすぎなのでは」 「今日は、付き合ってもらいます。お互いいっぱいイこうね」 「怖いです。」 「じゃあ、指でイキ狂ってね、淫乱さん!」 「ああ、ぁああぅぅ、いくいくいくぅぅぅあああああああんんん」 明日は私が学校行こうと、私はそれを眺めながら思った。 休日のアルバイト帰りに、「今日は帰ってお風呂にはいろっ」などと考えている。よく考えれば、家で待っている彼女の所に自分を消すことで瞬間移動して(意識だけ)彼女の意識と混ざることで、こんな疲れた体で帰り道をへとへとになりながら、帰る必要もないのではないかと思ってしまう。そんな内にも、家に帰ってきてしまった。 「帰りましたー」 もちろん両親はいない。両親がいるところで廊下で自慰などしていれば、 「恥さらしぃっっ‼」と怒号が飛んでくることは間違いないのだ。まあ、そんなことでは私は怯まないのだが。  いや、むしろ廊下で自慰をしてはしたなく喘ぎ声を上げて、それでいて廊下を横に突っ切り私を無視していく、父の方がそれはそれでそちらの方がダメージが大きいのではないかと、そう思う次第なのだ。  どちらにしろ、気持ちいいことに変わりは無いのだが。  うがいをして、風邪の予防をする。だってえっちできなくのヤダもん、かぜひいてさ。 「トイレ行って、荷物仕舞って、お風呂入ってー、掃除してー」 と順番にすることを予定を立てて記憶する。 もう一人の私を呼んだ。 「あのさ」 「何」 彼女が答えた。 「ちょっと、あの、イキたいから、記憶をさ融合してさ、温かい目でさ、見守ってよ」 「何を温かい目で見守れと」 えっと、言いにくいなー 「自慰、」 「……」 「あはは、だから自慰、オナニーするの」 「なに、オナニーを温かい目で見守れと」 「なっ、それ変態じゃん、私が言ってるのは、見て見ぬふりをってことで」 「どうやって見て見ぬ振りするの?」 こいつ、バカかっ、察しろよ、解るだろ、ああ、恥ずかしいのに 「目、瞑ってて」 「ああ、匂いだけで感じろと」 「そっちの方が変態だっ」 彼女は少しおどけたように 「分かってるって、自慰さ手伝えっていうんでしょ、まったくだらしない姉を持つといつもこうで、」 うん、そろそろ怒ってもいいかな? 「で、記憶の融合だっけ」 「なんかそんな気も無くなったけどね。」 「ふん、じゃ消えまーす。」 その言葉の最後で彼女の体は虚空に消えた。 ああ、じれったい感じのあいつが混ざって、 「はあ、はあ、」 自分との融合という、オナニーネタになるイベントを熟しつつ、私は自分の体を洗いに、ついでに自慰をしに、お風呂に向かった。 「ふっ、」 乳首が服に擦れるだけで、声が出る。 そんなに気持ちいいのが好きなのか、私の体はっ  そんなに何回も自慰をしたわけではない、でもせっかく自分を分裂させる能力をもらったのだ、それに私の恋愛対象は私自身なので、自分の体がそこにあるという時点で、その興奮を抑えることができないでいる。  というか、イって気持ちよかったってのを繰り返してるだけなのだが。 お風呂に入る、床は濡れていて、少し冷たい、 「まっ、まずは、」 陰唇とクリ○○スを確認する。 少しなぞって背筋をそらす。シャワーを出し全身で浴びる、 「だから、なんで興奮するかな私の身体」 もう、無意識の反応なので、どうしようもないのだが、一様文句を言っておく。 「ぁは、んん」 なんか、オナニーするって思って入っただけでこんなにアソコが濡れて、快楽が溢れてくるだけで、女の体はおかしいとそもそも思うのである。私は思考が乱されるのが何よりも嫌なのだ。  シャワーをアソコに当てる。少しずらして、クリを快楽に染める。 「あぁあん、」 声が出てしまう、否応なく。 「はあっ、溜息はしょうがないかっ」 彼女を呼ぶ。私と同じ濡れた体で、風邪ひくといけないから(まあ、その体消せば問題ないんだけど)十分にシャワーで体を温めてもらう。 「じゃ、ちょっとシャワー持ってて」 彼女に、ノズルを支えてもらい、私は次の私を用意する。 「えっちだねー」 ノズルを支える彼女が冷やかした。呼び出した彼女には私の股間を鼻で衝いてもらう。もちろんその後には、言わなくても分かるよね、  私をもう一人呼び出し、後ろから、胸を愛撫してもらう、乳房の皮膚に触れてしまっただけで、驚きと気持ちいい感情を表す声が漏れてしまう。 「ぁふぃぃん、んんぃぅん」 とりあえず、今はこれだけ、あとで増やすときは体力を残してもらうノズルの彼女に増えてもらって、箇所を増やしてもらおう。 「ぁぃぃん、、じゃあ、始めて、んんぅん、いいよ、どんどんやっっぅぅてっぇぇー、ください。」 最後まで言葉が続かないほど興奮して気持ちよかった。 「んん、じゃ、優しく責めてあげるっ」 アソコの彼女が、クンニしだした、 「ふぁぁんんぁああん、はあはあ、ぅぅんううん、」 「何喘いでんの、かわいい、気持ちよくなって、私をもっと感じてよ。」 もう何回か、二人での、自慰もしくはセックスをしていたので、お互いどういわれれば自分が喘ぎ出すのか分かっている。 もう、男に言われることは一度たりとも無いだろうというセリフを、彼女は二の句三の句を次いで言った。  もう私が興奮するツボをぬけぬけと口に出す大胆さ、関心以上に失望の方が大きい。 「何喘いでんの、あたしの犬でしょあんた、」 ツボってしまう、というか恥ずかしい 「『濡らしていいのは』、あたしのため、だけじゃなかったの?」 ええっと、死んでもいいですか。 私がしゃべった。 「ツボりすぎ、人の事も考えて、それ死ぬから、ほんと」 「だって、いつも壊せって言ってんのあんただよ、せっかく役に入ってたのに」 どこの役者がそんな甘い声で、囁くんだよ、とマジで切れそうになる。 「じゃ、興奮してきたところで、舐めますか、」 「えっ、あっ、ちょ待った、、、ぅぅん、はぁあうぅうぅんんはああぁぁんん、ぅぅんん」 彼女の舌が、私のアソコを突き抜けてきた、電気が来たっていうのと、文字通り入って来たっていう意味で 「ちょ、っっ、ぅぅ」 彼女が、舌を私の中で震わしながらしゃべる 「いいよっ、気持ちいい感じ、アソコの匂いがする、興奮してるのかな?そういうとこも、か、わ、い、い、よ」 「もうキモイよそこまで言ったら、、ぅぅんんっっ」 「せっかく役に入ってるのにーもうー」 だからしゃべるなー、アソコが振動するのー 「いい匂い、恥垢の匂い、私思うんだけどさ、あんたってホントいいよね、体とか、アソコとか、汗とかさ」 「なに、その変態プレイ」 「だから、変態違う」 「ぅぅんんくっんんぁぁんくっんんん」 「舐めてると、味までさ」 「実況止め、ほんとやばいって」 「ふん、何が?」 その複合技は、なかなかの! 「そこで、あんたのこと褒めろってことだろうけど、あいにく私は単純じゃないんですー」 「へーー」 ああぅ、そこの感覚、やばいって、舐められてるだけで、ぐるって、味わわれてるだけで感じるっていうのに。 「じゃ、そろそろ、私も参加するかなー」 後ろの胸を軽く摩っていた彼女が、そう言いだした。 「罰ゲームですか?」 「何をいまさら。」 後ろの彼女が乳房を本格的にいじりだした。 ノズルの彼女は羨ましそうに私を見ている。そういう状況じゃないって、 「乳房は気持ちいいですか、凝ってるんじゃないですか。」 「乳房は脂肪と乳腺だけです。筋肉無いですよー」 冷静に反応した私は、自分がバカだと大いに蔑んだ。 「頭は回ってるみたいだね。もうイキそうなのかと思ってた。」 ぅぅ、まだぁぁんん、だいじょうぶんんぅぁぁ 結構やばいのはわかっていた。 「恥垢の味する、汗の匂いやばい、いい身体、」 「それ、興奮すんのわかっててやってるでしょ。」 「はっぁあ、」 興奮して固くなったクリ○○スを彼女が舌で突く。  やさしくその小さな膨らみをなぞり時々、突いて私を叫ばせる。 「ぁああん、ああんぅん、いいのー、もっとしてーんぅんん」 「もっとするの?」 口を滑らせた。弱みを見せると食いついてくる私。 「アソコの匂い、あぁ、興奮するー」 「十分変態です。」 「そっちばっか気にしない。」 「うわんぅぅぁああんんぅっぅぃぃいい、んん」 後ろの彼女が胸を揉んできた。もう気持ちよすぎて、 「いいよーー、んんぁあんはぁああぁんんんん、いいのー、良すぎる、ぁんん」 「いいってさ、乳房のあたし」 「そだね、クンニの私、あんたも、素直になってさ、さっさとイって、、」 「無茶ですーー気持ちいよーーー、いいのーーーー、いい、いいの、ぅぁぁんぁぃぃぃ、んんふぅん、イク、いくから、ん、、ぅぅっっんんんっっぅぅうんぁぁぁぅぅん」 少し抑え込んだように軽くイッた。 まだそれでも、気持ちいいのは収まらなくて、 「そんなのイクに入んないよ、そだよね」 もう一人の私に同意を求めた。 「そう、そんなんじゃ、あとでベットでヤるの、分かりきってんじゃん。」 「というぅぅ、か、わたひぃぃんん、のなにがわかぁああんんぁぁうっていいうの。」 「って言われてもねー」 「そうだよねー本人だし」 誘導に引っかかった、またばかにされるしーー 乳房を円に撫で、時々快感を感じさせるように、じっくりと愛撫される、自分の事がよく分かっている以上、実況されてるより鮮明に、その手付きをイメージできる。 「ぁああうん、ぁああああぁあぁぁあああ、」 舌を膣に突っ込み、無遠慮に私の感じるところをあいつがうぅんん、彼女が大胆に撫でまわしている。 「ぅん、、ぅぅぃぃのいいのー」 「もう壊れたね」 「そだね、呂律まわってないし」 「こぁれてなぁんか、いないしー」 壊れてない私は壊れてない。 「そろそろ、イッちゃう?きもちいいよ、あの快感、か、い、か、んがさ。。」 そろそろ怒っていいですか、二人してーー 「あんたのアソコ、あんたは感じてる?いい匂いの、ア、ソ、コ、」 もうどうにでも、なれーー 私は、ノズルの彼女に指示を送り、さらにそのポイントを増やした。 「キスしてあげるしー」 うぅん、はんむむ、ぅぅ、ん、いくいくイッちゃうーーんんん 「はぁ、ぅぅんんんっつっんん、はん、いくいく、いくいくいく、うぅぅう、イクーーーんんんんはぁんんんっん、」 膣がびくびく震え、子宮の奥が、イってるのが分かる。 私、イってるぅぅ 「わわ、ぁぁあああぁん、またいく、んんあぁあーーああああ、イクイク、んっ、イクーーーーぅぅん」 「ほえー、二連続、」 「キスだけで、なの?」 「膣が精子求めてるのが分かるよーー」 「ぁぁああぁあぁああああーーーーーーーんんんんんんん」 「えっと、もういいですか私?」 未来の『私』たち  なぜ、自分という人間は一人しかいないのだろう。幼いころの私はそう思い床についていた。  たとえば、隣の席の子に『自分』というものを上書きできたら、そのまま、自分の家までお持ち帰りして、きゃきゃ、うふふのあれやこれやができただろうに。  などと言ったモラトリアムも疾うにに過ぎ、今自分の齢はそれなりに達している。 もちろん、常識的に言えば、私でない誰かにはその人の人格があり人権がある。よく聞く他人の気持ちになる。ということは、数多くのコミュニティーがある人間の普遍的な価値観であり、一般的な価値観である。  だが世の中に無理というものは存在しない、私は自分の力で富も名誉も手に入れてやる。 たとえこの身が、地獄の業火に焼かれようとも、後戻りはしない。  その覚悟が実を結び、今年、私は不老不死になった。そう、もう年は取らないのだ。  鏡を見ると、はあはあする。基本的に整形はしない主義なので、地のままなのだが、そこに私の顔があった、  朝起きたとき、一番に考えるのは自分の事、自分というもののアイデンティティー、生きる意味、不老不死となった今では死ぬ意味も考えている。  つまり、自分というものの存在がいかに、か細く尊いものであるかを考えるのだ。 特に王族でもなく、階級社会の奴隷でもない、そんな私、、男を探すわけでもなく、日々の努力を裏切るわけでもない。  そしていつも鏡を見る。 「はあ、はあ、んんぁあ、、」 もう、喘ぎ声にしかならない暴発する感情、  自分が好きだという事実は、変えようもないことであり『私』を構成する要素だ。 つまり、その自分が自分に向かう好意を具象するための時間が私には必要だった。  地球の環境はどんどん廃れていき、人々は砂漠の砂を避けるためドームと呼ばれる、生命維持のための家単位の住居に住んでいた。外には砂漠の嵐が吹いている。 三百年前の人なら、ここが日本だという事そのものを疑うだろう。かくいう私もその一人だ。私は日々荒んでいく日本を見ながら、ここに暮らしている。  運がよかったのは、毒性の高い窒化物やダイオキシンなどの塩化物が空気中にも水中にも存在しないことだった。  規制が厳しくなり、誰も、そういう毒性の高い生成物を放棄しなくなったのだ。ちゃんと処分する方法も発達した。  人口もどんどん増えていき、地下と空中に建造物を伸ばしている。  そして自分の話に戻ると、私の自分への愛というものは途方も無い物で、何度となく、その好きという感情の対象が自分自身であるという、事実に矛盾と倒錯した情感を感じていた。  もう、何でもいいのだ、自分さえ好きならば。 もちろんこの世界に魔法などという物は無い、つまり自分へのその好意を満足させるためには、自分というものをもう一人用意する方法を考えなくてはならない。  それは、少なくとも、用意する自分が他人の用意した紛い物ではなく、もしデータで自分を行列化するには、その二人の自分の差異がイレブンナインくらいの精度で同じでなければならない。  ややこしい話はさておき科学的に自分を複製するという作業は、それ自体が科学の命題であり、最先端の科学なのだ。物質、物性の複製はそれ自体が科学の研究課題になっている。  もちろん、量子コンピュータで、物性を把握し、量子信号刺激性の物質生成器で実体を形成する科学はもうできている。後は精度なのだ。  イレブンナインの精度で人体と記憶の複製ができれば、私の願望はかなう。これまで死にもの狂いで生きてきた、身体だって何度売ったか分からないほど苦痛を味わったのだ。  それでいて研究に花が咲かないのでは、なんで生きているのか分からなくなる。  ドームの家には、手製の量子コンピュータと物質生成器がある。もちろん人体程度の大きさのものを複製する実験はそれなりに熟してきた。  つまり研究の最終目標である、『私』自身の複製にはそれほど遠い道があるわけではない。 まあ、やりすぎはよくないので、今日は気分を変えに外にショッピングに行く気でいたのだ。長々と私の研究に耳を貸していただき私は感謝に堪えない。はっきり言ってしまえば量子コンピュータの仮想空間の技術が進歩し、私の開発した人格複製の機構を使えば自分と話をし触れあい、キスすることに大きな苦難は無いのだ。だが、現実の世界ではない虚構でそれを満足させることはできるのか?たとえ時間を使おうともこの地球の上で自分自身に触れ愛し合う事を目標に生きてそれでいいのではないだろうか。『私』はそう思うのだ。ある意味その自己満足のためにいろいろ無理をしてきたのだが。  ショッピングのために服を着替える。今ここで自分に自分の愛を刻みたいとする欲求に堪えながら、服を着て身支度を整える。 (もう病気だな、結婚したいよ、自分と) そう思いつつ、ドームから外に出た。 砂漠になっている東京に人の歩く姿は無く、ぽつぽつあるドームにまばらに光が灯っている。一様自分の肉体と記憶のデータは持ってきているので、適当に巨大な複製機に読み込んで二人に体を増やそうと思うのだ。そう思わないと絶望してやっていけない。 砂漠を歩き、近くのショッピングセンターにたどり着いた。電子頭脳が制御し、人が入る隙間などまるでない機械の要塞と化した店だった。 生理的に受け付けないとする友達の意見にも納得だが、悪魔に魂を売ったようなものの私にはそれほど感傷的になることもなかった。地階は七階まである。一番下には風俗もあり、鞄を横に置いてそういうことに洒落込むのは、開放的な社会ではいいことなのだ。 よく、「男に困らないんじゃないですか?」と聞かれるのだが、そう見えるだろうか、まあ、データはあるので、そういう色気が自分に対して使えるに越したことはない。 「あぁ、」 もう、何なんだろうこれは、別に出したくて出してる喘ぎ声じゃないんですよ、そこははっきりさしておいてくださいね。つまり仕様です。そういう仕様なんです。。  地上階でショッピングをする。掃除機を買って家に送ってもらったり、新しい物を目利きして買う。良いものを変えるだけで幸せなのだ。  よし、やはり覚悟を決めて地階に向かう。  地下は別の空間だった。音楽は大きくドンドン、とビートを刻み、色は薄暗い。青や緑の伸びたライトが赤のカーテンに混じりもっと人がいてもいいのではというほど楽しい気持ちになった。  触手とか、吸血鬼とか、そういうアトラクション的なものもあるのだが、基本的に自分萌えの私なので、偽者とか、擬態とか、そういうのには興味がある。  なぜ私が自分のデータを持ち歩いているかというと、私の身体と記憶をコンピュータにロードすることに時間が掛かるからだ。私のデータがあれば、今日や昨日の分の追加データだけで、『私』を構成できる。どこかに消えたときはその『私』にはご愁傷様なのだが  騎士や皇族になれたり、交わったりできる店のところにたどり着いた。双子の皇女になり、ふたりではあはあ、するのが最近の私の流行なのだ。  店員さんにデータを渡し、シチュエーションを伝える。  起きてネグリジェに気が付いた。ベットもふわふわして軽い。 「はぁ、ぅんぅはぁ、、」 もう、恥もないのではと思う。馬鹿か私は。 「よし、双子ー、もう一人の私はどこかなー」 うまくいけば、ここだよーと声が返ってくるはずだが、 「・・・」 「音がしない」 少し戸惑った。 またベットに寝て、胸に手を置いた。 「はあ、、ぅん」 明らかに何かを誘惑する声をだし、求めている何かにひたすら媚びる気持ちになる。  ベットの下に、隠れてたりするのかな?と気になりベットの下を覗き込んだ。  キスって甘い味なんだなって、改めて思う。 「なんで、こんなとこに?」 「驚いた?ふぅー、よし、せっくすしよ。」 もう一人の私はそう言ってベットの下から出てきた。  そのタイミングで、設定上の執事が訪ねてきた。 適当に朝ごはんを済ませて、満腹を体を使うことで紛らわす。体操だけしてと、  再び、キスを再開する。 「ぁああ、」 「はんぁんんっ、つっちゅっ、ぁん」 「顔、もう紅くなってるー」「そっちも、いい感じ、触れてるとこが幸せになってくー」 わたし、かわいいよー 「ああぁん、私の匂いがする、もお、遺伝的に自分が好きになる体質なのかも、、」 「そうだね、わたし、好きでたまんない、いいよー、ふれてるだけでいいのっもう最っ高ー」 お互いにお互いを籠絡していく、この人格を崩していく快感、自分を手中に収める刺激、自分に愛される多幸感。 「いいのー、愛をちょうだいっ、もっと感じさせてーー」 「はあぁんぅんん、あたし、大好きなのーもうたまんないー、ぁぅぅんん、、ぃぃいいのーー」 もう、傍から見たらバカにしか思えない二人。もういいやー  服を脱ぐ、まず上半身だけ、少し小さい胸が、空気を浴びる。 「二人、で、、ぅぅん、こうふんする。」 「キスしよ、お互いに『私』を愛して、私を通じて使って、、」 キスがいいのだ、それ以上何もいらない。 「道具とかさっ」 横にあるディルドーに手をかける。 「ぅぅ、汚らわしい男のアレだ。」 「舐めて、」 私はもう一人の私に、そのディルドーの先を舐めてもらった。 「ぅちゅぅっぅう、すぅすーー、ちゅっ、」 耳元でささやく、「自慰して、早くイって」 彼女は股に手を付け自分のアソコを弄りだした。 「舐めてあげる。どこがいい?」 彼女がアソコに私の手を取り近づける。 「恥ずかしい、分かってるでしょ、ヤってくれる?」 「いいよ、舐めてあげる、あんたの顔を見とくのには、」 自分を増やす、コントロールして意識を分割する。 「あんたの顔、みといてあげる。」 アソコを舐める私と、分割されたもう一人の私が彼女を愛する。 「それ、頂戴、」 さっき作った私が、彼女のディルドーを分裂させ自分のアソコに持っていく。 「アンタ、もう濡れてんじゃん、、」 「だって、きもちいいよー、あんたの声聞いてそれで感じる。気持ちいいー私と一緒もっと濃い私の匂いがいいのーもっと増やそっ、ねっ」 もちろん興奮した状態の私が増えれば。アソコも湿って籠絡する香り漂う異空間にこの部屋がなるわけだが。 「ふやそー」 「いいよ、何人がいいの、いっぱい、もう、無茶苦茶、、」 ばか、・・・ばか、 「じゃ、私、この部屋を私で埋めるとしたら何人がいい?論理的に、」 「冷めること言わないで、この大きさだと四十人くらい余裕じゃない、、」 「そんなもんか。」 と言って増やしてみた。所々から、喘ぎ声が開いてくる。、、ちょっと恥ずかしい。 「床さー、全部ベットみたいに、柔らかくしていいんじゃない?」 「そだね、そうしてください、」 床のすべてがベットに変わっていった。 じゃ、埋もれますか、私に、、 そだね、あんたの身体、触れてるかいかんがすごいよっー。 キスをする。周りから喘ぎ声が湧き恥ずかしくなる。全部が自分だし、みんなが私のアソコを晒してる。近くに見えるそれは全部同じ形だし。快楽に震える。 「自分を犯すってこんな感じ?」 「犯すっていうより愛す、恥ずかしめるもあるし苛めてるし、興奮さしてる。」 「興奮、はあはあ、って奴だね。」 「もう、若い、あんたの匂いがやばいよ、もう、全部あんただし、唾液舐めさして。。」 「不老ってそういう事だし、賢いよね、バカっての罵られるのに興奮するのもあんただけど。」 「言ってくれる。」 「きもい、いいの、おっ○い、晒してる恥ずかしくないの、、バカじゃないのー」 「ふぇ、あそこじんじんするー、いいのー私ばかにゃの、気持ちよくなる変態で、ぁぁあんん」 「開発すんの、『私』が『私』に」 「私の声、あんたの声、聞いただけで濡れてくんのはもう、あんたなしじゃ生きていけないってこと。もう一人の私さんっ。」 「キスしよ。」 「キス、ぅん、はんんぁん、キスしてよもっとー」 「うん、する、もっと唇、ぁん」 あたし、あたし、あーーーーんんんんん 「もっとキスして、」 「もっとするー」 「愛して」「イカせて」 キスが続く、ただそれだけが世界のすべてみたいに。 「人間てすごい、こんなに気持ちよくていいの?もうーぅぅんんんんぁああん」 「一様、バイブとかあるけど、、使う?」 「うん、何。なんか恐いのー」 「別にー」 バイブをオンにして震えてるのをアソコに持っていく。彼女のアソコに。 周りを掠るようになぞっていく。 「ぁああん、焦らすなー、もーんんぁぁんぁああんんぃぃいいんんんん。」 キスする。彼女が舌を絡めてくる。私も彼女に触る、味わって感じる。 私という主観の考察  今、私は十数台の少なくとも私の全身を余すところなく写すことのできる数のカメラがあった。 「何よこれ、なんでわたしこんな、、」 少し戸惑う少なくともお風呂でもないここで全裸という状態にも気は入っているが、なによりこの部屋には出口らしいところがない。すぐに見渡してもドアノブは見つからず、少し淡いピンクの色で壁が埋まっていた。  目の前には鏡がある。たぶんマジックミラーだ。  そして首には何か小さい宝石が埋め込まれた首輪のようなものがあった。 ふとした瞬間目の前には透け透けの下着をつけた、もう一人の私がいた。 「それはー呪いのアイテムだよ。あんたをここに閉じ込めるためのさ」 彼女が首輪のことを言っているのはすぐに気付いた。 「その首輪があんたの分身の能力をセーブしてるの、つまりあんたはここから出られない。ついでにその首輪にはエッチな計画を記憶から消して忘れるっていう便利な機能があるのよ。」 それはつまり自分でこの状況をセッティングしたことを私は忘れている? 「そんなに不安がらなくてもいいよ、痛いことすれば私に返ってくるんだし、何よりいじめてやりたいのはあんたが可愛いからだしさ、」 「で、どうすんの!」 彼女は彼女自身のアソコに手を差し入れ自分の事なので無遠慮にそこをいじり始めた。 「はぅ、、ぅぐん、ふぅ、きもちいよーー、んん、あんたさ、ふ、無防備過ぎんだよ、ぅぅ、あたしが少し調教してあげないとさ」 彼女の自慰は胸を撫でグチュグチュ音を立てるアソコに指を入れるという激しいものになっていった。 「アンタもこれからそうなぁんのよ、、」 耳元で誰かが囁いた。横を見ると、いつも付けている香水の香りと一緒に、彼女の顔が目の前にあった。もう一人の私だ。 「アンタもアイツも大して変わんないのよ、同一人物だしアソコの快感も彼女とあんたで同じ、あれだけ乱れてるアイツとさっ」 言われてから気づく、自慰する彼女が私に自分自身を見せつけるようにして大事なところを弄っていることに、途端に恥ずかしさで顔が赤くなって胸の奥がぎゅって締め付けられるような感じがした。 「私は、あんなじゃない」 自分で放った拒否の言葉も言葉尻は消え入りそうになり。 「濡れてんの、『私』には隠せないでしょ」 とたんに膣が締まってどうにもできない感情が私を駆け巡った。なによそれ、なんなのよーー 「アンタに!!」 「何が分かるって?、、そう言いたいの」 裏を読まれるのはわかっている、過ごしてきた時間はもう数えるのもやめたほど、だけど、このどうにもできない感情が行き場を失って、私を苛んだ。  カメラがある。私を写している。たぶんマジックミラーの向こうにはもう一人の私がカメラ担当をしていて、時々彼女の操作するカメラが私にピントを合わせた。  隣の彼女が私に囁く。 「これで縄でもあれば、もう恥辱の限りを尽くせたのに。」 そう言いつつ私の胸に手を持ってきて胸の先の頂点を軽く触りだした。 「はぁっ、、っっんんぅん、」 指の腹が敏感なところに触れて、途端に快感が生み出されていく。 「ぅん、いやがらせですかーー、んんぅぅんんぅぁあああんんん、、」 「まっ、いやがらせっつーか、まっ、広い意味で自慰だし、」 彼女は反対側の手で自分自身の胸の先を弄りだした。  彼女の顔が紅潮し始め、時々腰が震える。その様子は明らかに自慰に『感じている』様子だった。 「体が淫乱、ふっ、ん、もう私の身体出来上がっちゃった。あんたと私は同一人物なんだから、、私の身体とあんたの体はそっくりのコピー、つまり、あんたは少し弄るだけで濡れる変態ってこと、でいいよね。」 殺したくなった。まいっか。 「はぁ、んん、ぅぅん、何、ぅぁぁそれがどしたの、」 「そう、あんたは変態って言葉で濡れるほんとの“変態さん”もう、気持ちぃぃいいのーーぁあああんんんぁ、ぁあああぁぁあああ、」 彼女はあられもない蕩け顔を晒し、私を苛む。興奮する、自分が恥かしいのと彼女が乱れていることに、両方の快感が私に染み出していく。 「じゃそろそろ、しますか。」 隣の彼女がそう言い 「そだね、いい感じになって来たし。」 近くのもう一人がそう言った。 「「じゃ、これからあんたの意思に関係なく強姦(レイプ)してやります。拒否権は無いから!明日が楽しみ夢の中で無理やりなんて、興奮するシチュエーションだし」」 「アンタがどうなろうが私は知ったことじゃないし」 「アンタが乱れるほど私は興奮するし」 嫌々、ヤられるのは私、つまり拒めない性的快感を無理やり受けるトラウマを私に与えると。 「別にそんなに気にすることないよね」「別にそんなに気にすることないよね」 左右の耳でハモった声が混ざっていく。 ・・・いや気にしろよ 「ともかく、望まぬ快感に歪む顔に興奮していく私、私は気持ちいいことに貪欲なの。別に変態じゃないです。」 「さっき認めたじゃん。」 二人がかりで股間を無理やり開かされていく、拒んでも二人がかりの力にどうしても逆らえない。 「ぅぅイヤ、ぁああ、ぁあんぃや、はずかしぃのーー、やめてよーーぅんん、、、」 力が入らない、手が後ろで組まされ大事な部分が隠されず公然と晒されている。 「ぁぁあ、ぅぁぃや、、恥ずかしいのーはぁずぅかしぃぃんんんっっううぅぅ、」 もう一人の私が私を見ている。嫌な物を見る目、蔑む目、彼女だって私なのに、その矛盾に興奮していく。 「ぁあぁあんん、、わーぁぁあ、、っっぁあぃぃいいののーーいいのおーーんんんっっぁああ。」 彼女たちが、カメラに私の大事なところを向け、ナカを広げていく。 卑猥なソコがぐちゃぐちゃ音を立てる。 ぅぅ、いやなのに、きもちいいのーーーな、な、いやあああーーぁぁああ 「アンタ可愛い。。」 二人目がしゃべる。 「私のペット、舐めてあげる。」 私の唇を舐められる。途端にお腹の奥がきゅんきゅんして締まる。 「好き、好きなの、好きだよーー、愛させてーー、私をーー、んんんんぁあああああああああ」 少しずつ何かが壊れていく、私が壊れていく、、 上の唇を彼女にキスされ、下の唇を、腰を抱かれつつ舌が快感と混じる。 、ぅぅ、上の彼女は上唇に舌で触れ、私の上の唇を快感に染める。 下の彼女も、下半身のみが愛されているそう感じさせるほど、重点的にアソコの周りを苛めていく。 「「どうしたい?」」 なぜか上半身と、下半身が分かれていた。腰の上の辺りに断面が作られ、ナイフで体を切ったときのように青白い光を放っている。 「ぁぁ、」 彼女が口を開ける。 「アンタの下半身、快感で震えてる。、、見える?」 私の目の前には私自身の下半身とその中心の秘部が見えている。断続的にびくびくして震えるソコは、明らかにその窪みを埋める何かを求めているようだった。 「ああぁぁんん、ぁぁがあがあ、、、、ぁああ」 自分のはしたないそこを眼前に見せられ、私の恥辱は頂点に達していた。それが快感に変化すれば、当然、許容以上の快感になるわけで 「ぁああああ、ぁあああああああああぃいや、ぃやああ、ぁああああああ」 もう一人の彼女が、舌を私のアソコに付ける。ナカを吸い愛液を吸い出す。いやらしい音が響く。 もちろん上半身にも愛撫の毒牙が迫る。 乳房を手が這い、ふくらみを撫でる。気持ちいいところ快感でおかしくなるところ、その全部を知られている彼女に、遠慮なく「快感」のみを与えられる。 「これで、下半身だけ二つに増やせたら、両方の感覚を味わえたら。ううん、夢が広がる。」 「いいかげんに、私だって人間だし、許容以上の快感で脳が焼き切れても知らないよ」 「いいじゃん、どうせこいつが死のうが私たちに関係ないし。」 「それには同意、私が私をゴミ扱いしても、私のSっ気が満たされるから、超快感。」 「そうそう、スケープゴートだよ。」 私はこう言った。 「おまえらーー」 低く響く声は反響せず消えていった。 「ぅぅう、イキたいよー、せっくすしたいよーゆりゆりしたいよー」 私に抱かれている、もう一人の私が、そう強請った。もちろん私にも同じ気持ちはある。  彼女と私は同一人物なのだし、なにより、二人でいると切ないのは二人とも同じなのだ。性別や過程はどうあれ、彼女と私は愛を伝えあっている。たまたま、恋愛する相手が自分の中にいるだけで、たぶん彼女も私も普通の人と変わらないのだろう。そう思い彼女を後ろから抱きしめる。 「ねぇ、」 「何、」 彼女は言った。 「えっち、しよ」 私は少し戸惑い、 「だめ、今はお互いの愛を確かめあう時間、体が触れあってるだけで、熱くなってるの分かるでしょ、そういうのを感じるための時間なの。」 「それって切ないじゃん。」 「そだけど、今を大切にできないと、何にもならないよ。」 「わかるけどさ、、・・・もっと強く抱いて、私を」 私は何も言わず、彼女の細い体躯に自分の細い腕を絡めていった。  お互いの吐息が熱さを増していった。  大学帰りに私はもう一人の私、つまり彼女が喜びそうなBL同人誌を虎穴に入らずんばの精神で、某書店に買いに行った。基本的にショタ好みなので、その辺のものをあさりつつ何冊か買って家路についた。 「ただいまー」 「おっかえりーー」 彼女が燥いでいた。 「何、そのテンション。」 「今日届いたの、」 「何が?」 彼女は私の耳に囁き 「大人の、お、も、ちゃ、がさ」 マジでこいつを殺したくなる衝動に駆られた。 「玄関で、大人のおもちゃとか言わない。」 「えーー」 「えーー、じゃない。着替えるから、、」 「せっかくもう一人の私の事さ、待ってたのに。」 「うーー、バカ」 彼女は、着替え中の私を後ろから嬲る、乳房に手を当て肩に頭を置く。 「ねぇ、」 「何、」 「結婚しよ、」「無理!」 「いいじゃん、ね。」「無理だって、どうしようもないの」 結婚して、子供がいて、そう言った夢を昔は見ていた。その時の自分は幸せだったのだ。今でも彼女は幸せなやつだけど。 「はやく、しよ」 「は~」 振り向いて彼女にキスをする。 「ふんぅ、むむ、ふ、んん、ぁ、んんぅぅ、ぁぁんん、ぁぁあぁあ、」 「ベットいこ、」 「そうしよっ」 届いたダンボールをハサミで開けて、中に入ってるものを確認する。内容物はワイヤレスのローター。大学で私自身にこっそり(こっそりとは違うけど)使おうと思っていたものだった。私は分裂しているときには二人とも意識が別々にあるので、お互いにお互いを恥辱の中イかせるのにこういう道具が在ったらいいなとおもったのだ、単純にエッチなだけだけど・・・ 「ま、ともかく届いたから開けてみよっか。」 「そだね」 「説明書には目を通したし」 「使い方は一通り大丈夫。」 「ふぇっと、んじゃ前戯から、」 「今日はどうする、、というか分裂解除してからする?」 「うん、ぅんん、そだね一人に戻ってからもう一回、分身しよっか。」 華麗に指を鳴らし、私は彼女を虚空に消し去った。そうして、自分の影を想像し新しく形作る。 「これで記憶は」 「お互い同じ、」 「学校行こっかな、私も」 「私も家事したいよ、今度交代しよ!」 「う、んじゃ、キスから」 「うん、今日一日分たっぷりね」 ベットに私が二人いた。客観的にみるとすごく異様だけれども、二人の主観では、すごく当たり前のことで、好きなことで、すごくそれが切ない。 唇を着ける。お互いがお互いを自己主張し、上唇と下唇に自分を交じわす、十二分に唾液を唇に絡め、湿った音を自分の耳に聞かせる、私と彼女の耳に、徐々に興奮が私に表れ、気持ちが高まっていく。 「すごく、エロいよ、変なものでも食べたの」 「そっちもじゃん、カワイイよ、あんたがさ。」  自分を落とす快楽、自分に落とされる悦楽、二つは微妙なバランスで私を突き動かし、そうして主導権を、二人の間で交互に移し替える。  お互いが自分という特殊な環境が、そうして自分の虚栄心が何かを、愛を壊していく、でも同じように、彼女への愛が新しく育っていって、よく分からないことになっていた。 「現実ってむずかしいね」 「こんな時にそんなことは言わない。」  キスを再開する。今度はお互いに舌を差しこんで口腔を舌で味わう。舌下の甘美に酔いながら、体の火照りを全身で感じる。 「だからエロいってば」 「お互い様、だよ」 乳房に手を持っていく、  下から包み込むようにそれに触る、慎重になる分お互いそれがじれったく感じる。 「もっと早くして、って言ったら怒る?」 「そこんとこは不器用なんだからお互いにさ、」 乳首の先を擽り、指に力を加えて、揉んでいく、自分のと変わらない感触、でも、揉まれている彼女は、声を漏らして、私もその限りではない。 「分身して人数増やすよ、」 「了解」 途端に私の後ろと彼女の後ろに人影が現れた。私と同じ顔、記憶も同じ、私自身、 「じゃ、後ろから揉むから、」 「私も、あんたの乱れてるとこみたいしね。」 四人の微妙にタイミングの違う喘ぎ声が、ベットの上にbgmとして流れていた、尋常じゃなく恥ずかしい、今、誰かが来たら変態扱い以前に、人間扱いされるかどうかわからない。 私は、目の前の彼女とキスをしている。私の後ろの私は私自身の乳房を揉みつつ、胸からお腹、お腹からお尻を手で撫でていく、時々耳に息を吹きかけ、私の喘ぎ声をまねしつつ、耳元で呟く。  彼女は、同じように顔を蕩けさせ、乳房とショーツに差し入れられる手に必死に反抗していた、それをかわいいと思っている時点で、彼女の後ろにいる変態と同罪なのだが、彼女は差し入れられる指に自分の手を重ね、右手は自身のアソコに後ろの彼女の手を導き、逆の手はそれを、「もうだめなの」と口で言ってしまいそうな感じに拒絶し、鬱屈した態度を示していた。  彼女を舌でいたぶる。彼女自身の矛盾を私は舌で感じる。彼女もそれに気づき、「助けて」と舌を突き出してくる。 「ふぁん」 「ぁああ、ぁぅぅんんん、、ぁぅぅぅんぉぁぁぁああああ、」 「いいの、ぃぃんぁぁん、ぅぅぁぁあああ、」 「いい、いい、ぃんんん、いいよー、あんたのそれ、その、んんん、ぅぅん」 後ろの彼女たちが、はやし立てる。 「ふゅーー、ラブラブ、」 「嫉妬するほど、ぁぁ、いいなーー」 なにか屈辱を感じる。  そろそろ、アソコも湿ってきたから、適当にこの辺で、と思いつつ。明かりの下に置いておいたローターを持ってきた。 「これ、どうすんの」 「というか誰に使うの」 「今むしろ、分裂させて全員で使えばいいんじゃないの。」 「そんなあ、勇気ある人、挙手」 三人の手が挙がり、もう一人も渋々あげた。 「ん、じゃ後ろで愛撫してくれた二人は、濡れてないから消すね。」 「二人でまた、一人ずつ増やして」 また四人に戻った、体が先ほどの愛撫を覚えている。全員のショーツがはしたない液で濡れて、グチュグチュした音に、はあはあ、するのは分かっていたので全員大事なところには触れないでいた。 「これって、リモコンだから、スイッチ押せば動くよね、全員分のローター」 「確認しなくてもいい、恥ずかしいだけ」 分裂させて、一人一人に一つずつそれを渡していく。  私は自分のクリ××スにそれを当て、スイッチをオンにした。 「はぁ、」 「ふぅん」 「ああ、あぁ」 「ぅん、ぅぅ」 異様過ぎてよく分からない光景が広がっていた。 皆がそれぞれ思い思いに自分の性感帯にそれを当て、興奮しているさま、四人もいるとなると、明らかにバカらしくなってくる。 「止め、」 スイッチをオフにして 「えっとー、ひとこと言っていいかな。」 「・・・」「・・・」「・・・」 「おまえら、少しは自重しろ。。」 なにか気まずい雰囲気になった。 「じゃ、二人一組で、ってことで」 お前が仕切るな、という視線を無視し、彼女と向かい合う。  どうする、うん、どうしよっか。とアイコンタクトで会話して。 とりあえず「ぅんふん」「ふぁ、ぁんぁぁ」  お互いのクリ××スに、ローターを当てた。 「ぁ、、・・」「ぅんん、、・・ぅぃや」 明らかに種類の違う快感がアソコから響いてくる、むしろそれを実況している自分がバカらしくなってくるほど、機械による刺激だった。 「キスしよ、」 「うん、」 キスをする。唇が喘ぎ声が出るために振動し、それを止めることができない。快感が、自分の中を充満し、吐き出すことのできない感情を舌でお互いに教え合う。 「全然ちがう、」 「何でも自動化の時代なの?」 戸惑いと、それを内包した快楽が途切れることなく私を苛む。 「ぁぁ、」 「いいよ、あんたの、ぅぅん、唇。」 彼女の乳首の先端を擦り、ゆっくりと揉む。私は彼女に指を突き入れられ、アソコに入った指が膣の内側をなぞる。  別の私たちも二人してお互いに性戯を凝らしている。彼女の乳首にローターを持ってきてあてる小さく喘ぎ声を漏らし、彼女も私のクリ××スにローターを当てる。声が出ちゃうよ、、 休憩して、水を飲む、四人分なので二ℓの水もあっという間に減る。休憩の間も、お互いに軽くキスしたり、乳房を揉んだり、アソコに指を入れて口に耳を近づけ自分の喘ぎ声を聞いて興奮したり、耳を甘噛みしたり、いろいろした。 休憩を終えて、二人一組というのも、ばらして 「どうする、」 と聞いてみた。 「ぅんん、どうしよっか」 「わたし何でもいいよ」 「私は、アソコ舐めたいよ~」 「黙れ変態がっ」、と視線を投げつつ、 「んじゃ、クンニってことで、」 「四人いるんだし、円になってやろっ」 「いいよ、えっと、ローターもあるし、膣に入れても、いいよね」 「別に」「見て見ぬ振りするし」「使わないともったいないよね」 自分自身の中にワイヤレスのローターを入れ、 「まだスイッチ入れちゃだめだからね、」 と念を押しつつ。 「ねっ、もっとこっちによって」 「もうちょっと体近づけて、」 「ううぅ、背徳感がものすごい」 「ぅぅ、アソコが濡れちゃうよーー」 皆それぞれ、気持ち悪いだの、誰がこんなこと考えただの、このバカと蔑んだり、恥ずかしいぅぅ、バカって言ったり  いつもの部屋、特に何もなく、テレビもついていない。 「ふぁあ、わぁぁん、そろそろ、発散させとくかなー」 と思い、彼女を呼び出して聞いた。 「聞きづらいけど、そろそろhした方がいいと思うけど、性欲的に。」 「同感、むっちゃ溜まってるし、もはや、エロの事しか考えられない。」 「OKんじゃ、どうするこれから、都合のいいことに今日限定で能力が使えるよ、」 「へー、何々」 「相手の体の一部を操るっていう特殊能力が使えるよ、今日限定で」 「へーー」 「何、ジト目でこっちを見ないで、最近の動向を作者が見極めた結果だよ、私は悪くないよ」 「いらない設定を増やす作者ほど、ゴミな作者はいないけどね。」 ……… ……… 「まいっか」 「だね」 「ええーとまず、適当に気持ち良くならないと、痛いだけだし」 「そうだね、とりあえず、」 「「キスからだねっ」」 静かな空間に、キスの音だけが響いている、お互いに唇をつけ相手の口に自分の舌を着ける。肩に手を回し曲線の肌に手を馴染ませる。体を自分の方に近づけ相手を抱きしめる。自分の背中にも同じ分だけの力が掛かり細い手の感触を感じる。 「ふぁ、」 「はぁんぁ」 「いいよ、」 「いい、のぅん」 自然と声が漏れ始めてくる。 キスは甘く、少しずつ大胆になっていく、口腔に舌が触れ、唾液を削ぎ取るようにゆっくり、口腔を這わせていく、 「ぁぁう」 私を抱きしめる、彼女の腕に力がこもった。 自分の舌に同じ自分の舌を絡めていく。舌同士が触れ、言い表せない感触が、私に突き刺さる。 「ぅっ、んん、ぅうぁあん」 「ごめん、手離せないから増やす。」 「ぅんん、ぁああ、」 念じて彼女の隣に私の体をイメージし形作る。 途端に、彼女の横に私が現れた。 「とりあぁえずこれぇ、で、言葉責めの方はっ大丈夫」 「任された、」 私たちはキスを続ける。舌に舌を絡め、増えてきた唾液に自分のを混じり合わせ相手のそれを舌で味わう。 「あんぅたの、いつものご飯のときとおなぁ、じ味だよ、」 「ぁぁ、それはぁ、っおたがぁっいさぁぁま、だよ。」 彼女が私の横にも自分の分身を作る。 これでお互い同じ条件になった。 「ぁはーぁ、さっきの気持ちよかったよ。」 もう一人の彼女がキスする私の横のもう一人の私に合図を送り、同じように耳元で、私の興奮を煽りだした。 「いつもあんたの、気持ちよすぎるんだよ。」 「そうそう、私を愛してくれんのはありがたいんだけどさ」 「気持ちよすぎると逆に困るっていうか」 「一緒にいるこっちの身にもなってくれってこと。」 その間にもキスは続く、抱きしめた手を解き、お互いの敏感な胸のふくらみに手を置いた。 「ぁぃぁあ」 「ふぁぁんんぃぁあ」 もう気持ちよすぎて言葉にならない。 「すごく気持ちいいね、」 隣の彼女が言った。 「もう、下も濡れてる。」 「はぁずかしぃ」 「何言ってんの、可愛いよ。」 ぅん、ああ やばい、自分の好きな人に、そう言われるだけでもやばいってことを、私は経験的に知っている、まさしく今がその状況なのだ、完全にやばい。 「べたべた、キスしてる。お互いに、気持ちいいとこ触り合って、ねっ気持ちいい?」 「ぁぁん、うふんん、、っっぁああ」 「やばいよねー、私責めすぎ」 彼女が言った。 「ぁぁ、いや、もう気持ちよすぎるーー」 勇気を出して、手に力を込め、もう一人の自分のふくらみを揉む、 「ぁあああ」 「ぁいぁああ」 途端に絶叫が走る。 限界まで敏感だった二人のソコを、加減もせず触ったのだ。もう無理という快感が体のあちこちで弾けた。 「ぁあ」 「ぁああ」 「二人とも気持ちよさそー」 「私たちも混ざりたいけど、分担作業だし」 「そだよね、」 「うん、そだよ」 「手伝った方がいい?」 「そだよね、手伝っていい?」 二人が私たちに聞いた。 小さく首を傾ける。 いyesの印に顔を晴れさせた二人は二人に分裂し、私たちを四人で囲んだ。 「じゃあ、」「とりあえず」「どこからにする」「やっぱ一番気持ちいい」 「「「「ここだよね」」」」 みんなでユニゾンしてるバカな私たちは、下半身の股の間、一番触れてほしくないところに無遠慮に触れた。 途端に、私の中で堰が切れ快感が溢れだした。 「ぁあ、ああ、、ぅうう、んんんん、、、いぃく、イク、イッちゃう、ぁあああああ、、、、いくぅうう、ぁああああががああぁがああああんんん」 本来は二重に聴こえるはずの声も意識が飛び何も聞こえないようになった。 「ふぅ、イッた?、きもちよさそっ」 「ぁぁあ、」 「疲れた、まだやるけど?」 陰唇の周りを撫でるように這わせる彼女、私の横にいるもう一人も足を開いたままにするため手で固定し、足の付け根を指の腹で軽くなぞっていく。 再び、気持ちよさが沸々と湧いていき、イキそうになる もうヤメテと声を発しそうになるが、必死に精神力で抑え込む、言ったら負け言ったら負け、目の前のあいつに負けるから、、 「ぁあ、」 二つの手が私の股間にあって私を撫でてくる。足を閉じようとしても手と体重に負けて快感から逃れることができない。 「ぁーーぁあ」 「きもちよさそ」 「そうそう」 彼女たちは、私のアソコに触れ周りをなぞっていく、二人の手なので別々に動き、二人に犯されているという気持ちが私の情欲を掻きたてる。  アソコに指が入り、さんざん焦らされていた、中の感触が指の形と共に入ってきた。 「ぁぁああ、」 二本の人差し指に二人に犯されているという状況、これで興奮しないという方がおかしい、が不思議と嫌という気持ちは無かった。相手が彼女だからという一番嫌な理由で。 「じゃ、今日のお楽しみ、ここで能力発動。」 「へっ」 相手の体の一部を操るという特殊能力、それが発動したという事は。 「アンタの身体、両手は私の支配下に」 横のもう一人が言う 「アンタの体の、両足は私の支配下に」 「これで」「あんたは」「「無防備だよ」」 途端に足が開くことに抵抗していた両足が彼女の力で積極的に足を全開にし、両手は下半身のアソコに行き右手は膣の中に、左手は膨れたクリ××スを弄りだした、 「あぁあああああああああ、」 人間には自分を守るという防衛本能がある。快感に脆弱な脳が許容以上に快感を得ると自分を守ろうとするのは当然の反応で、私の両手も両足も私の許可なく私に触れてはいけないのだ。だがしかし、その堤防はもはや意味を成さない。 「いく、イク、ぁぁああああ、あ、イクから、ぁあああががああがあああがああああんんん」 私自身の手がクリ××スを弄り、膣に指を入れる。だが、その許可をしていない今となっては、それは不自然な行為に他ならない。そしてさらに、二人の彼女が余った二つの手を乳房に触れさしてくる。もちろん、アソコを撫でる手も二つある。 合計四つの彼女の手が、(私も入れると六つなのだが)私の敏感なアソコに触れてくる。 クリ××スを交互に撫で代わりばんこに指をアソコに入れる。膣内を撫でられるたびに腰が震えるが足は全く反応せず、彼女の操作によって全開のままになっている。 「ぁぁ、ぁああああ、ぁぁああいく、いくからあああぁぁああイク、イクイクイク、ぁああああああんんん」 叫ぶしかない。 胸にも、手が浴びせられ、優しく感じるよう彼女が気持ちを込めて、感じさせぁぅぅ、てくれぇぇる。 彼女に支配されても両足と両手はその感触を脳に伝えて、嫌なのに積極的に自分を弄る両手と、嫌なのに無理やり、積極的に開かされている両足が、すさまじい快感を私に伝えて溢れている。 「もうぅぅ、ゃぁああ、あああぁぁあああイクイクイクああああああぁぁあああ、」 腰が跳ね膣が収縮する。気持ちいいよ、もう蕩けてしまうほどの気持ちよさを、永遠ともいえるほど味わされ、快感が止まらない。 逃げようにも足が全然動かない、でもそこにある感覚だけは伝わってくる。 両手も、何度動かそうとしてもピクリともしない。そこだけが、金縛りになったように。 「じゃ、キスしてあげる。」 彼女はそう言い胸に当てた手はそのままに、私の唇に自身の唇を当てた。 唇に唇が触れ舌に舌が合わさる。 「私は、そだね、クンニでいいっか」 と言いもう一人がアソコに舌を持って行った。 「ぁぁ、」 二人による上下の同時のキス、両方に快感を感じ、上と下両方の舌の感触に戸惑う。 彼女は、私にキスをし、舌を絡める。もう一人の彼女も指を入れつつ積極的にしたで愛液を舐める。二人に二人がかりで胸を触られる。「ぁあんぁぁああんんぃぃょいいよ、うう、ぁあああ、ああ」 「両手の支配、私が変わってあげる」 「私も手伝う、膣とクリ××スの支配、」 「じゃ、私はまだ気持ちいいから自慰してる、見せつけるやつ。」 だいたい役割が決まったようだ。じゃあ、私とキスしてる彼女は 「もちろんあんたの舌の動きを支配する。積極的に私とキスするし、私が私とキスしてるんだからあんたの舌気持ちよくなるように動かすし、」 手と足とアソコと舌とそして視覚を彼女の自慰で染められ、何が何だかわからない快感なのか死ぬほどの快楽なのか、どっちもすごい快感が、私を駆け巡る。舌が彼女の思う通りに動き、両手も別の彼女の思う通りに動く、両足はさらに別の彼女の思う通りに動き、アソコとクリ××スはさらにさらに別の彼女に支配を奪われている。 体のあちこちで快感がはじけ、どこに快感があるか分からないほどだ。 「もうぅぅ、っむっりっっ、、」 無理だ、何かがもう無理、、 「ぁあああががああがあああ、」 もうこれ以上ないほどの絶頂感が溢れてくる。 「ぅぅぁああああああううああああががあああああああああああがああんんんんん、イクイクイクイクいくいく、ぁぁあ、いくいくイクイク、イクイクイクイク、ぁあああああああああイクっ、、あああああああああ」  全身を、絶え間なくうごめく手、手、手、意識が飛んでいなければ死んでいたかもしれない、それほどの快感を味わわされた。 不思議とキスする彼女の舌はいやではない、彼女との愛の育みに慣れすぎたからなのか、お互いをよく知っているからなのかはわからない。 でも、この眠気は自分が安心しているからなのだろうと、不思議と思えた。 「ふぁー」  眠っていた。風が指先と頬を擽る。  はぁー、お腹の下、私の恥ずかしい場所にじりじりとした熱が溜まる。 「やだなー」 と言いつつ起き上がりお風呂場からバスタオルを持ってくる。自分の寝ていた場所、寝室のベットには人肌の暖かさと人の形を残した布団とベットがあった。  布団を剥ぎシーツの上にバスタオルを敷く。その上に横になり布団を深くかぶる。 「ぁあー」  枕に頭を埋め少しずつ熱くなる呼吸を意識する。興奮しているのだこれからされることに。目を閉じてつぎに開けると後ろに息遣いを感じる。私と同じように過呼吸気味の焦った感じ。それと同時に私の背中に人一人分の重さを感じる。私が作ったコピーの重さ、これから私を気持ちよくしてくれる。  私のコピーが私自身の腰に手を当てレギンスを下に脱がしていく。コピー自身の下着も自分で脱ぎ私とコピーの両方が肌を布団に直に触れている。  ここまでは私が事前に決めておいた通り、コピーには記憶も複製されるので手順通りにしてくれている。次は触っていいという合図を出す。 「ぃぃよ」 コピーが「ぅん」と言いお腹の下少しさらさらした肌に人差し指を触れさした。下腹の所を人差し指で円を描くように撫でられる。自分で触れているわけではないので少しずつ高まっていく熱にそれを抑えようという抑制は働かない。彼氏の事を想像しつつ、少しずつ少しずつ熱くなっていく下腹部の感覚に息が熱くなっていった。恥丘を擦りつつ小陰唇を人差し指と中指で上下に擦っていく、自分の指はシーツを握りしめ自分の大事な部分を撫でられる気持ち悪い感覚をシーツを握ることにより発散していた。コピーの腕が脇腹に触れ私の恥ずかしい場所を刺激するたびに私の体が抱きしめられる。  目を瞑って彼の感覚を感じるたび胸の奥がぎゅってなる。呼吸が荒くなるたびに少しずつ濡れていく奥の感触が分かってくる。コピーが小陰唇とその周りをゆっくりなぞっていく。やめてほしいのに声が出ない。代わりに喉の奥から変な声が出てくる。 「…くん」 彼の名前が浮かんで彼に触られてるって思うと途端に感じてしまう。  コピーの人差し指が開いた膣口の液体をすくい、陰唇に付けるそのまま私を撫でていき、気持ちよさに声が出続ける。必死に枕で声を隠してシーツを握りしめる。  服の中にコピーの腕が侵入してきてブラジャーの上から胸を包む。コピーの左腕が摩るようにブラジャーの上から指先を押し付けてくる。 「はぁっー、ぁー」 くすぐったいよー  コピーが胸の先とアソコの周りを一緒に触ってくる。左の指を私ので濡らしてまた胸に持ってくる。気持ちいいその頂点に濡れた液体でまみれた指を近づけ摘みその場所だけを擦るように軽く撫でていく。  気持ちいいよ自分でやっててもこんなに気持ちよくなれないのに、コピーが触れてるそこだけが一番いいみたいに快感を感じてる。一緒に小陰唇をその敏感なところを撫でていく。もうすでにアソコの周辺は洪水のようにずぶ濡れで、体の下のバスタオルには鼻まで届く私の匂いが付いて嫌なのにその匂いを感じてしまう。  コピーは胸の先を摘まんでは離し摘ままれたときは胸の奥がぎゅっとする。アソコをベットに押し付けるように刺激を与える。人差し指が間に挟まり中に入りそうになる。 「もう、だめだよ」 (入れてほしいよ) 陰核に少しでも刺激が来るように、ベットに押し付けてしまう。私に合わせるようにコピーが乳首を摘まんでくる。 「ぁーあ、はぁあん。。」 それでもまだ、コピーは陰唇を弄り続け中には指を入れてはくれない。 「ねぇ、はやくして」 (もう、待てないよー) 焦る気持ちが体を動かしベットに陰核と乳首を擦りつける。もう少しでイキそうになっていたところに、コピーが人差し指を膣口の中に挿入した。 「いゃぁ、ああぁ、やーぁあ、うんん」 コピーが体を押し付けてきて、足に足が手には手が触れ、耳には息がかかっていくコピーの私も興奮してる。陰核を親指で弄りつつ人差し指と中指で膣の中を前後に弄っていく。 「はぁ、は、ぁ、はあぁぁ、」 耳に息を吹きかけながら、コピーが乳首を摘まむ胸を軽く摩り、時々ぎゅっと握る。 「もう、自分でしてもいいよね」 と言い、コピーに触られてない方の胸を自分の手で触る。いつもの感じ、もう一方が他人に触られてるってコピーに触れられてるって嫌でも伝わってくる。彼にされてたみたいに愛情を与えられてるみたいに、ゆっくりしていく。自分が二人いるみたい。両方の胸されてるのにアソコも気持ちいい。腕が増えて弄られてる。左手でコピーが触っているアソコに手を添えコピーの指に自分の指を足私の中に入れていく。 「気持ちいいよ、」 コピーが胸の先に力を込める軽く摩りながら時々強く摘まむ、私に向かってコピーが私の腰にアソコを押しつけてくる。コピーも私と同じように気持ちよくなってきて私のいいところを弄ってくる。 「もう、だめ、だめだから、はぁあんっくっ」 だんだんとイキそうになっていく、コピーが挿入した指の動きを速めていく。 いく、いくから、っく、いく、ああ、ぁああぁあイク、あーーーぁーーーんっんっくぁああーー  起きるとコピーが私の大事なところを舌を使って舐めていた。 「ちょ、汚い」 気づくと両方の乳首にも歯で噛まれている感覚があった。 (そこは今は敏感だから)左右両方の舌が気持ちよくなるように私のを舐めあげている。 前を見るとコピーの顔があり、舌を私の唇に擦りつけてくる。必死に閉じて守っていたのに、唇の間を舐められると力が抜けて、歯とコピーの舌が触れた。唇同士が引っ付き、唾液を付けたコピーの唇が私のと絡む、その光景を見てなのかアソコからの舌の刺激が一層増した。 「いや、ぁあ、やだって、」 乳首が噛まれるたびに背筋がビリビリして胸の奥が気持ちいい、陰核を舐められると腰が跳ねあがる。一旦舐めるのをお預けにして、小さな刺激で陰核と膣口周辺をじっくり苛めてくる。乳首も片方は吸われて、もう片方は両手を使って気持ちよくされる。 「あぁ」 唇を付けていたコピーが右手の指をアソコの中に入れる。キスをしつつ私の中を弄繰り回す。膨らんだクリトリスを股の間のコピーが摩って、気持ちよくてそのコピーを足で挟んでしまう。両方の胸も揉まれるたびに快感を発し体全部が気持ちいいみたいに感じてしまう。キスが強くなり激しく吸われる。 「ああっ、…くん」 全身で彼の愛撫を受けているよう全身で彼を感じる。そんな想像が快楽を増していき、またイキそうになる。 「いく、から、あ、ああぁ、ゃ、ああ、ぁああーー、イクっ、ぅぅああ、――っっ」 膣がびくびくし、腰が跳ねる、胸も陰核も気持ちよくて呼吸ができない。腰が突き出て気持ちいいまま頭が真っ白になるような時間だった。 「ぁぁ、はぁ、あはあ、はあはあ、ふー」 最後にコピーに目一杯キスをして、布団の中でみんなで一緒に眠ることにした。コピー全員の気持ちよさが夢の中で統合されすごく気持ちいい夢を見た気がする。  寝転がりながら、ネットサーフィンをしていると、面白いサイトが見つかった。なんでも、「あなたの人形を作ります」という変なものだった。色っぽい広告がいっぱいあるサイトだったが、なぜか下の方に「よかった」とか「今までで最高」とか高評価のコメントが多く書いてある。  私は、机で同じくネットサーフィンしている、もう一人の私に「こんなのあった。」と言ってみる。 「変なのー」とその彼女は言った。それでも、目をぱっちり開けて書かれていることを興味ありそうに読んでいた。  そこには“あなたの人形を作りますということ。費用は後払いでいいこと、購入者には一切の害がないこと”などが書いてあった。 「いかにも、いかがわしい。」 「まあ、お金あるから行ってみない?」 日頃から、分裂してバイトしていることもあって、程々に貯金があったこともあり、胡散くさかったがそのサイトに応募をしてみた。  二週間ほど待ち、指定されたとあるマンションに来ることになった。実際に行ってみると来る時の電車は満員だったし、その中でスマホをいじりながら私ともう一人の彼女で他の乗客の人の体温で暑くなっていたその場所に嫌々ながら立っていた。指定された場所が都会だったこともあり、道中は満員電車、もしくはバスで移動し目的地にたどり着いた。  人の体を人形として作るということをするために、予め参加者のDNAが必要だと言われ、サイトに書いてある支持に従い送られてきた封筒に、綿棒で私の舌の粘膜を入れて送っておいた。  今の時代は髪の毛一本からでも、人の体が作られると言われているので、マナーとして他の人の髪の毛や爪一つでも盗んじゃダメだという法律があるにはあったが、そこまで気にしている人も多くなく、それは無いも同然の法律だった。サイトにはそのことも事細かに書いてあったが、あまり気にしていなかったので、私は気にもせず舌から採ったDNAのサンプルを送っていた。  やっとたどり着いたそのマンションの一つにそれっぽい会社名が書いてあった。部屋番号を確認してその部屋に向かう。普通こんなことしないよなーと心のなかで思いながら、隣に一緒にいた分裂した私にアイコンタクトで、双子って説明するんだと合図していた。そうしないと後々でややこしいことになることが多かったからだ。  部屋に着き中に入るそうすると、研究者っぽい服装の人が「お待ちしていました」と言いソファーのある待合室に通された。見たところその場所にいたのはその研究者さん一人で名前は李さんというらしい。  その研究者さんは私たちに紅茶を用意してテーブルに置き簡単にその人形を使ったいかがわしい事の説明をしていった。まず、時間は決まっておらず三時間以上は時間によらず決まった料金を払うらしく、李さんによると部屋代よりもむしろ人形代のほうが高く付くらしく終始人形の話をするときだけは李さんはにやにやしていた。 (気持ちわるっ!) と思いながらも、身体は徐々に近づいてくる自分の体を使った遊びに期待を示して待っている時間が長く感じられた。恥とは思いつつ体の奥が疼いてきて、手や腿の皮膚が熱くなる。 「では早速、人形のいる部屋に案内します。」 と話を終えて、李さんは手招きをして私たちを呼んだ。テンションが高いもう一人の私は、私の肩に乗っかかり体重を私にかけて抱きついていた。かすかに聞こえる興奮している息遣いに、心臓がドクンドクンと反応する。耳に到達するかすかな喉の音に、項を掠める彼女の指先の空気が、鳥の羽を撫でる時のように甘く感じる。  ドアを一枚くぐるとそこには床一面にビニールの埃よけが敷かれていた。真ん中にはダブルベットがあり縁の取っ手などはなくマットレスの上にピンク色の掛け布団が置いてあるそこには死んだような人の体が無造作においてあった。 「えっ」「っ!!」 私も後ろの彼女も声を詰らせ病人用の服を着せられている私の人形から視線を逸らせずにいた。李さんの説明によればこの人形の体は私の遺伝子から作られていて、作られてばかりなのでもちろん意思はないようにできている。痛覚や苦痛の感情は最低ラインまで抑えられていて、大量生産用に簡単に作られるようになっているという。そのため身体に刺激を加えても簡単な反応しか示されなくなっているらしく、それも売りだと行っていた。  ある意味“それ”を目の前で見せられたことに私はショックを感じてそれまでの期待が冷たく冷めていくのを感じた。 「いかがですか?」 と李さんが声をかけて私は現実に戻ってきた。 「ぁあ、はい、すごいです。びっくりしてしまいました。」 隣の彼女も頷いていた。 「そうですか、では私は退室しますので、」 と言い残し李さんは扉を開いて外に出て行ってしまった。 「どうしよっかー」「とりあえずあんたに任せる。」「あ、うん、って、えっ」 彼女は体を消して異世界に消えていった。任せるってただやりたくなかっただけのことを私に押し付けただけだろ。と自己嫌悪し、 「あーどうしよー」 ともたつく、さっきの李さんの話だと、この人形はこの部屋中に隠されている装置によって部屋にいる人間に“人形”の感覚を感じているように脳に信号を送ることができて、そのことを遠隔操作でしてくれるそうだ。なので私はこの部屋にいるだけで、この人形の感覚を自分の体で感じることができる。つまり、この部屋にいるだけで私はこの部屋にいる全員の情欲を煽ることが可能だ。私に何かされるのを察して彼女は虚空に消えてしまっていた。気が向いたらまた出てくるかもしれない。というか、この状況は何なんだろう。  ベットの上には、かすかな呼吸の音を立てる私の人形がある。目に光はなく、これからされることを思えば意思がないほうがまだましだったのだろうと自分を納得させる。この人形自体に意思はないなので、この人形が感じる快感はそれほど多くはないはず、緊張しつつもこの人形を使ってドキドキすることをするのだから、気持ちを整理して自分がされたいように普段もう一人の私としていることをやってみる。  いつもなら、彼女は何をされたいのか案に私に伝えてくる。だがこれは人形なだけにそれはない。服を脱がせるのは恥ずかしく、その人形の胴に手を添えた。服越しにその体を感じてしまう。同時にその人形の感覚が伝わってきて、思っていたよりも無感覚なそれに逆に息が上がってくる。「やばい、これ」と感じながらゆっくりと腰のくびれを服の上からなぞり、また、服の中からも探っていく。頭のなかの片隅にはこの人形の感覚が伝わってきていた。だがそれとは違い自分の体の同じ場所にも熱のようなものが広がっていた。体が元々触れていない私の体に対して勘違いをして気持よくさせる信号を送っているのだ。そのことに戸惑っている自分もまた自分自身の気持ちを撫でる。 「そろそろ、出てきてほしい」 ともう一人の私に頭のなかで話しかけるが「まだダメ」だとそっぽを向かれてしまう。再びその私の人形に触り始め、私の性感帯である腿の間を触る。頭のなかには自分の体と、もう一つこの人形の体がありそれがどう触れられているかを肉感的に伝えてくる。体が熱くなるが冷房の聞いた部屋なので汗が滲むことはなかった。目に光のないその人形に「気持ちいい?」と声をかけてその唇にキスをする。心臓の鼓動が一気に早くなり呼吸ができないほど息も詰まる。長く感じていれば体がおかしくなりそうな感覚を全身で受けて、早く終わらせようと指先に力がこもる。動かない舌先に自分の舌で触れその接触を頭のなかでパズルのように合わせる。 (ぼーっとする) ふわっとした感じがしてきて体が浮かんでくるみたいだ。いつももう一人にされている時も顔がとろけて来るとこんな感じになる。この人形から伝わる感覚は冷たいものだがそれが私に合わさると不思議とぼーっとした感覚になる。  気が付くと小さい胸から胸の真ん中がわかるほど服に形が現れていて私のほうはそれほどでもないのにと恥ずかしい気持ちになっていて、服が動くごとに小さいながらも強い感覚が自分の同じ場所にも伝わってきた。 「あぁ、我慢できないじゃん」 とつい言って、人形の着ている服を下から脱がしていった。ブラジャーも無しで直接服に擦れていたその果実は触れていそうにしていて、爪で頂点を擦るだけで、信じられないほど痺れてしまっている。 (羨ましいー) と中にいるもう一人が言う。囃し立てるそいつに構わずにいつもするようにゆっくりそれを口に入れて刺激していく、 「ぅあ、んっ、はぁ、」 少しずつ意図しない声が自分の喉から出てきて、でも気持ち良く愛撫しようと小さく感じられるかそうでないか、のギリギリで刺激する。強くその果実を一噛みして、人形の顔の方に近づいていってその唇を人さし指で撫でる。息が高まっているそれに、再び舌を入れるが相変わらず反応はない。右手で胸の頂点をギュッとする。人形は呼吸を震わせる。私には体が敏感だから、それだけで強い快感が伝わってくる。 「っ、はぁ、そろそろかなっ」 私は能力を使って体を分身させてこの人形の下半身に行かせた。人形はまだ下着をつけていて分身の私は微かに反応する下半身から、それを脱がせていく。 「ぅう、あぁ、早く脱がせてよっっ」 と分身に言って自分の腿にある快感に拒否の感情を表す。分身もそれを脱がしていくだけで感じられる快感に戸惑っている。 「ぁ、ーっくっ、」 分身が腿から股の関節を舌で舐めている。 「なっ、やっ、ーぁあっ、っあ、」 同じ私ということもあり人形の体を気持ち良くしていく。それは、遠回りに私の体を攻めていき私は自分の体をねじらせてしまう。分身は人形のアソコの上にある敏感な部分を指でつついていく、その度に無茶苦茶にされるみたいなさざ波が下腹から上がってきて胸の果実も一層固くなってしまう。 「っ、そこ、だめ、良すぎるからっ、」 そう言いながらも、私は分身を増やして、胸の頂点を食む分身、手の指と足の指をカプリと噛んでいる分身、人形のアソコを攻めている分身も二人に増やして交互に舌をアソコに這わせる。 「はぁ、やっ、気持ちいいー、あぁんっ、あぅあっ、」 (そうだね、気持ちいい?) 頭のなかで声がして、普段の彼女が質問してきた。 (っ、ばか、出てくんな!っつ) 「それやだなー」 「えっ!」 後ろを向くと、いつもの彼女が手にドロドロに濡れた張型を持ってにこにこしていた。  私は自分の血の気が引いていくのが分かった。 「あんたのって、直接触れてないから、ほら」 彼女が、私の体の胸の突起を触るととたんにそこから体が求めていた快感が溢れていた。 「なっ、急にしない、ぅん、あーぁ、んっ、」 自分の体に触れられているのが誰か判らなくなるほど体から快感が溢れていた。不思議にも他の分身たちは人形の体を愛撫することを止めずきょとんとした顔をしている。 「じゃ、入れるよ」 と淡白に言われて心の準備もできないまま、私のアソコに彼女のモノが入ってくる。  敏感になっていたそこに刺激が加わればそこが気持ちよくなるのは当然で、彼女がいつも通り胸とアソコを一緒に触っていって、気持ちいいが抑えられない。 「はぁ、あー、あー、いっ、はぁっ、いっ、くっー、ぁーー、っっ、んっ、ぅんんっ、っっ、ーっ」 彼女が私の奥を突き耐えられなくなって、イってしまう。ヤダとかムリとか子供みたいにいう私を他所にそのまま、彼女に何度もイかされる。快感から逃れようと手を動かすと間違って下にいた人形の体に触れてしまい、胸に触れるだけで、自分の同じ場所に快感が走り頭が真っ白になる。  意識が戻っても全身に感じる分身の単調な接触は止むことはなく、少し動かすだけでイきそうになっている。下を見ると人形はもう耐えられないと訴えそうなほどに震えていて、でも最後の一突きがないためにイケないでいる。体をイかせようとする反応が、私にドクンドクンと伝わってきて、自分の体までそれを求めているような感じさえする。もう一人の彼女の愛撫はゆっくりしたものに変わっていて、余裕のある身体で下の人形を気持よくさせようとした。 「へー、エロいんだー」 もう一人が言った。 「ばか、黙れ」 イかせられたことが恥ずかしくてつい冷たくする。  人形のアソコに人差し指を入れて、親指で上の粒の膨らみを撫でる。顎に手を当てて唇にキスをする。触れられていなかった舌に感触があるだけで気持ち良いのが強く伝わる。両方の胸とそれ以外の性感帯にも数えきれないほどの舌が這っていて、その扇情的な情景にも興奮は冷めないでいる。 (やばいから) 股の付根に無数の手が這い、出てくる汗も全て舐め取られる。 「こんなの、気持ちいいに決まってるっ」 冷めた気持ちも徐々に高まっていき、もう一人の彼女は私の中にあった張型をその人形の中に刺した。 「ぅっ、ーーっ」 自分に直接されたことではないのに、伝わってくる感覚に逆らえない。部屋にいる分身全員がおかしな吐息を吐き、それでいて気持よくするのを止めない。 体が全部気持ちよくなり、耐えられないものが溢れてきそうだ。張型が奥の壁を突き、指で中から気持ちいいスポットを押しつける。胸の先の快感とアソコの熱い一点が全身に広がり人形の絶頂を分身たちも同時に感じていた。自分でアソコを突くだけで気持ち良いのがアソコから止め処なく来る。 「はぁー、ぁーー、っんー、ぁーーー、っっっ、」 アソコがビクンビクンと痙攣し、これまでで最高の快感で体が満たられて、幸せな感情が沸々湧いてきて、幸福感に体の感覚が無くなってしまう。 「あっ、んっっ、」 収まったあとも断続的に続く快感に後ろから抱きしめられる感触とが混ざり、先程に比べれば小さい幸福感に包まれて私は眠気に負けてベッドで眠ってしまった。  その後、人形がどうなるのか聞いてみた。李さんは 「あなた達が使えば用済みですし、廃棄です。」 買うとは言っても私たちの払える金額では無かったので、人形のことは諦めようと思った。 「また、ここに来られるのでしたら、倉庫に残しますが?」 と言われて私はびっくりして「じゃ、そうしてください」と言ってしまった。  自分の容姿の体がどこかに置いておかれるのは不安だが、また来ることに彼女と話をして決めてしまったので仕方ないなと思ってしまった。 俺の彼女はドッペルゲンガー(前編) 俺の彼女はドッペルゲンガー持ちだ。勝手にどこかしこで分身して襲って来る。  彼女の瞳の言い分では、両側から抱いて欲しいなんてめちゃくちゃな事を言ってくる。俺の方は両手を使ってめいいっぱい抱きしめているのにどこかから別の分身がやってきて、不満だと言ってくる。今日もそんなことを言われるのかと憂鬱に浸りながら、瞳との待ち合わせ場所にやってきた。彼女の方からデートの予定を設定されてわざわざ俺の予定を変更して来た。いいように使われている気がしてならない。  彼女が到着すると彼女の姿は帽子をつけて、オレンジのふりふりをつけたスカートをつけていた。トップスは短い丈のシャツだった。シャツの上にはニカッと笑う顔があった。この顔に騙されてなんどひどい目にあったか、思い出すだけでもイライラしてくる。 「今日は早かったんだな!」 いつもは10分遅れ20分遅れが当たり前だった瞳の行動に俺は慣れていたのでそう言っていた。 「いつもいつも、そんなに待たせてるかな?」 白々しく彼女はそれらしい事を言う。 「今日は遊園地だっけか?」と俺が聞く  彼女がすべてのスケジュールを決めているので(ただし費用は全て俺持ちだが)この遊園地のことも知っているわけじゃない。ルートを教えてもらわなければどこに行くかもわからなかった。 「えっと、中に入ったらまずコーヒーカップに乗って、船で海賊と戦うアトラクションをやって、ジェットコースター、その後観覧車に乗るって予定で」 「了解」 「ほとんどのアトラクションがさ。混んでるから結構回るのに時間かかるんだよねー」 俺の嫌そうな顔を見ても瞳はあっけらかんとしたまま 「それじゃ、チケット売り場はあっちだよ」 とはしゃいでいた。  チケット売り場ですらたくさんの人で混雑して並ぶのを余儀なくされる。俺の肩についている瞳は両手で俺の腕を自分の方にぐいぐい引っ張る。そんなに引っ張らなくてもいいだろうに、そう思っていると瞳は 「そういや、今日の髪型どうかなー(俺の名前)が気に入るかなと思ってきたけど。くせ毛残ってない?」 とこっちに顔を向けた。 彼女の髪型は俺の好みでドキッとしたが「いいと思う」と変に曲がったくせ毛も含めて言ってやった。「そっか、手鏡じゃ全部見えないんだよね?」と不吉な声が聞こえた。 俺が「えぇっ」という間もなく瞳はもう片方の俺の肩にしがみついていた。元の彼女を残したままだ。俺の頭の中で今日もまたかとほぞをかむ思いだった。逆側の瞳は俺の肩につき元々の瞳と同じように俺の腕をぐいぐいと引っ張る。瞳は自分の髪をもう一人に見せていた。そのために作った分身なのでその役目を果たせば消えて欲しいが、まだ俺の横にくっつきたいようだった。 「やっぱくせ毛残ってるよ」 そんなことより、両方から引っ張るのはやめてくれ! 「ああ、そうだな。ところでこのままだと、三人分チケットを買わないといけないからさ」 瞳は「だから?」と聞いてきた。 「こっちのやつを消して欲しい」 あいつはああそうだね、といい加減に俺に返事をして目を戻し自分の髪型を治すほうに集中していった。 これが俺の彼女がドッペル持ちだという事だ。何かあったら数が増えられたら、デザートをもう一人分余計に買わないといけなかったり、服を二人分欲しい(二つに人格が分裂してどっちか決められないらしい)といいだしたりする。出費がかさむので早急にやめていただきたい。  ようやくゲート前で消えた分身とさらばして、俺は瞳と最初のスポットであるコーヒーカップに行った。 「楽しい〜」 と瞳は言っていた。くるくると自分でコーヒーカップを回そうとする。 「ねぇ、(俺の名前)も手伝ってよ」 俺はいやいやながら手伝う、もし時間があればずっと彼女を見ていられるだけでいい、自分からなにか関わろうとするのは面倒くさかった。 「もう、力なさすぎ」 と俺を非難し彼女は自分でもっとコーヒーカップを回そうとする。当然自分の数を増やすことを考えるわけで、真正面にいた瞳が両脇にも出現した。右と左からハンドルを持っている俺の手ごとコーヒーカップを回そうとする。右にずれれば右の彼女にぶつかり左にずれれば左の方向の彼女にぶつかる。出口のないコーヒーカップで立つのも危ないほどのスピードで回され瞳は楽しそうだが俺はそうも言ってられなかった。  ようやく降りられた時にはゲーゲーと吐き気を催し、回復までに自販機からのコーヒーが必要になった。その後海賊と戦いジェットコースターに乗ることになる。  ジェットコースターに乗るために並んでいると彼女が生意気そうな顔をしたあと見えないところから腹に一発拳が飛んできて瞳が「よしっ!」という顔をした。加害者は絶対瞳だが姿が見えなかったので追求できない。俺はサンドバックか?どうやら並んでいる時の暇つぶしのためだったらしい。「誰だ〜」と言いつつ前に瞳が並んでいるのに後ろから首を絞めてくる。彼女のほうが身長が低いので俺の首にぶら下がる形での必殺技に俺はなす術がない「おまえだろ」という俺の声もかすれて聞こえていないようだ。耳をこっちに向けて聞き返してくる。「なんて言ったの?」彼女は胴に手を当てこちらを気にかけるふりをしていた。  ゼーゼー声を荒らげようやくジェットコースターの順番が来た。さすがにジェットコースターはベルトで身体を固定するから変なことをされることはないだろう。と一番前に座り降りてくるベルトを見て安堵していた。横ではうきうきした瞳の顔があった。 「待ったかいがあったよ」 と俺の犠牲の上にある待ち時間を嬉しそうに語っている。 「何かあったらしがみついてきていいんだからな」と自信のあるところを見せようとすると 「あんがと〜」と調子の抜けた返事をしてくる。 機械を動かし始めたガタガタという音が聞こえて、ジェットコースターが前に動き始める坂を登って一番上まで来るとキューーゥーと車輪が唸りスピードを上げコースターは駆け落ちていった。前方に螺旋形のレールが見えると視界と上下の感覚がぐるぐると回り始める目を回し元に戻るのを待っていると、また最高速度で振り回され体に遠心力がかかる。最初は楽しんでいた瞳だったが、徐々に笑い声から叫び声に声が変わっていき「ガァーアアーイヤーーー」と言っていた。  繋いでいた手をギュッと強く握って首を何回も横に振っている。ひときわ大きな声を上げたかと思うと突如俺の視界がなくなり前が見えなくなった。一瞬思考が止まったが要は彼女が俺の前に来て視界を妨げていたのだった。分身の瞳はシートベルトがないのに俺に必死に捕まり本体の方は相変わらずギャーギャーと悲鳴を上げている。流石に危ないだろうと俺に乗っかっている分身の方を見ると目をつぶって俺にしがみつき俺は瞳の胸に顔を埋める形になっていた。振り落とされそうになると死ぬ気で(実際落ちると死ぬので)俺にしがみついてくる。おい、守ってやりたいのはそうだがこれだと俺のほうが死ぬぞ。  全身を俺に密着させた状態のまま俺は瞳を助けてやりたい気持ちと、この分身を早く突き落としたい衝動に心を揺れさせていた。ようやく、ジェットコースターが終わると俺の上に乗っていた瞳は係員に見つかる前に逃げていってしまいどこかでその体を消滅させたようだ。瞳は俺に掴まっていた分身の記憶を融合させて俺の手を握りながら赤くなってしまっていた。俺もその様子に顔が赤くなり二人とも顔を逸らしたまま次の目的地まで歩いた。 「次は、えっと観覧車だ」 と瞳が言う。 「そうだな」 と俺も言い、さっきと同じ長い行列に並び俺たちの番が来るのを待っていた。あっという間だった先ほどと違い時間はゆっくり流れる。何か喋って欲しいがこちらから何か言うのも恥ずかしい。 「なんか、喋れよ」 俺が言うと 「えらそうに、命令するな!」 と言ってきた。  観覧車に乗り込むと声を出しにくい雰囲気に飲まれしばらく、無言の時間が過ぎていく。 「わたしだってさ、」 無言を破ったのは瞳からだった。 「わたしだって、普通の女のほうがいいの知ってるよ(俺)がそう思ってるの。」 「だったら」 と言ったとき、瞳の気配が二つに分かれた。俺が動揺していると、瞳は 「ああ、わたしも完璧にこれコントロールしてるわけじゃないんだよ。」 「さっきだって、やりたくてやったわけじゃないしさ」 「消えて欲しい時に消えてくれないし、来て欲しい時に来てくれないもん」 「記憶が戻ってくるから、分身の方をよく思ってないの知ってるし」 交互に思いを漏らしていく瞳たち俺は身体の上から下にりきみが消えてくような気がした。 「ほら、勘違いされるじゃん、早く消えてくれ!」 一方の瞳が強い口調で言う。 「ああ、なんかイラついてきた、そっちが消えてよ!」 もう一方も反対に負けずに言い返す。目を伏せている二人から感情が読み取れないが二人とも頭と腕をわなわなと震わせている。 二人して同時に音も立てずに立ち上がると一方がもう一方の瞳にいきなり殴りかかる。殴られそうになったほうが力の入っていない拳を掴んで体重をかける。逆の腕は手のひらを広げて相手の手を押さえつけている。 「あんたの方が偽者でしょ」 「そっちが何言ってんの」 と手を上げられない分を言葉で吐き捨てる。 「おいおい、いい加減にやめろって」と俺が言うと 「黙れ」「黙って」と両方から吠えられる。俺が何したっていうんだ。 「ああ、簡単にうきうきして何が楽しいの?」 「へえー、カレンダーにハート書いててさあ?」 両方の瞳から怒りのエネルギーがフツフツと湧いているのが分かる。もうここらへんで止めないと、嫌な気分にしかならない。 「後で聞いてやるからさ、瞳」 と俺が言うと 「そういや、(俺)はどっちが本物だと思うんだろ」 「ええ、それは簡単に分かる気がするけど(俺)だったら」 「「ねえ」」不気味なほど一緒に聞こえる二人の声 「「(俺)はこっちが偽者だと思うよね」」「ねぇ?」「ねぇ!?」 どっちに味方してももう片方から文句を言われる。俺はどっちも選べない状況だった。 「ねぇ、私のほうがこの服装に合ってるよね」 「えぇー、私よりそっちの私のほうが似合ってるわけないよね」 「だって」 「だって」 「「そっちの私よりわたしのほうが(俺)は愛してるんからね」」 自分の耳で聞いた言葉も、人の口から聞こえれば呪詛にしか聞こえない俺はこの時、瞳の心がガラガラ崩れていく音が聞こえた気がした。 ・・・ 「なぁ、瞳」 ・・ 「うるさい」 「なんでわたしから、彼氏奪うの信じらんない!死ね今すぐ死ね偽者なんだからいくらでも死んでッ!!」 瞳の中でスイッチが切り替わったのか、自分への呪詛を言い切ったあと、その感情の向きは俺に向かってきた。二人の瞳が不気味に笑い自分が見えていないように無視しこちらを向いたその様子で俺はこれからこの二人から歪んだ愛情を味わわされるのを察した。 「ねえ、何してるの私はここだよ」「「ふふふっ」」 俺の彼女はドッペルゲンガー(後編) 俺の目の前には、お互いへ敵意を向けた二人の瞳たちがいた。牙を剥き出しにしたライオンのように今にも噛み付きそうだ。俺は今にも喧嘩をはじめそうな二人を止めようとして、二人の瞳の肩に手を置いた。その手に気づいてこちらを一瞥した瞳たちは俺の肩と腹に手を押し付け、二人とも全力で俺を後ろに押し倒した。 「ガァッ」 椅子に頭をぶつけて目の前が真っ白になっていた。 「ねぇ、(俺)がわたしのこと好きだったらさ、わたしも同じくらい(俺)ことが好き」 「もう一人の自分が嫌いなのと、同じくらい(俺)が好き」 俺は頭を押さえながら瞳たちが倒れている俺の上に覆いかぶさってくるのを見る。 「(俺)が気持ちよさそうにしてるの見ると、どうでもよくなってくるんだ」 「私が二人いても気にならないんだ」 「「だから、ちょっと動かないでね」」  瞳たちが言うと、俺の顔に一方が顔をかぶせて、もう一人の瞳が俺のズボンを脱がしにかかる。 「ちょ、ちょっと待ってくれ、ううっ、んんっ、うぁっ、ぁあ、待てって、っあ、んっ、んんっ」 上の瞳は俺の顔にキスを始めた。下にいる瞳はズボンをずらして充分に大きいそれを手で扱きだす。いつもは分身なんか使わずにするから両方とも瞳が俺にしているという状況に頭が混乱していた。俺が射精しそうになるとその反応を察して棒を扱くのを弱める。時々唇で鈴口を舐めその度にゾクッとした感覚が襲って来る。 「なっ、やめろって、んんっ、ぅう、んっ、ふっ、うっ、んん」 上の瞳とのキスは続いていた。上の瞳も俺の弱点を知っているので自分の胸を押し付けながら俺の顔を自分に引き寄せて、舌を俺の口へ遠慮なく突き込んでくる。 目の前に瞳の蕩けた顔があるというだけでもドキドキするのに、もう一人の方がその興奮をギリギリで保ってイカせてくれなかった。衝動に負けてこれまで耐えていた瞳の体に触れることを体が抑えきれなくなったというとき、乗っていた観覧車が降りる位置にまで来てしまっていた。 「ああー」「まだ続けたいのに」 降りる位置になり瞳たちはつまらなそうな顔をして先に降りてしまった。俺は急いで自分の服を整え先に降りた瞳たちの後を追いかけた。 「ああー、(俺)がどっちかはっきりしないから、なんか白けてきた」 「そうそう、(俺)がどっちのわたしが好きか決めてくれないと折り合いつかないじゃん」 さっきの騒動でお互いの気持ちに納得がいったのか、また瞳たちは仲良くし始めた。だが俺にいたずらをしなければ気がすまないのは変わらないらしい。 「そうだ、この後何もないから、このままホテル行こう!」 「そうそう、なんかモヤモヤしてんの収まらないから、(俺)も連れてって」 「「じゃないと、デートじゃないって」」 俺は勝手に進められていく瞳たちだけの会話に言葉を挟むことなく、この後の予定を決められてしまう。瞳は逃げられないように俺の手を固く握りいつも使っているラブホまで強制的に連行される。  部屋に入るとムードとか関係なく押し倒されそうな感じだなと恐怖を感じて、いつもどうりではいられなかった。いつもは瞳が分身したりはしないので三人で入ると部屋に他人が居るようで足音を聞くとドキっとする。どちらが先にシャワーを浴びるかで俺が先に入ることになり、瞳たちはお互いの裸を見ているとイライラするとの理由で別々にシャワーを浴びた。もうどちらが本体かなど見分けの付けようがないほど分身していたため俺は瞳たちの区別が付いていなかった。一方がシャワーに入った瞬間に、瞳が俺の方に抱きついてきて、俺は驚いた。もう一方の瞳が本物だったら、これは浮気じゃないのかと言われそうだからだ。だが、思っていた事と違い、瞳はそれ以上は何もしてこなかった。  ベットにいる瞳とは違う方が帰ってきて、早速俺を独り占めしていた瞳に説教をし始めた。俺に謝りつつ俺の隣にいた瞳がシャワーを浴びに行く。戻ってきた方の瞳は先程説教した内容など忘れて蕩けた顔で俺にキスをしようとする。シャワーの方の瞳からは一人で身体を慰めているのか水の音に混じって喘ぎ声が小さく聴こえてくる。  俺は二人を相手にしなければならないという状況に困惑して頭では逃げ出した気持ちだった。だが身体は言うことを聞かず俺の身体を弄る瞳の前から動けないでいた。  唇と唇が触れて彼女の小さな舌が俺の中に入ってくる俺の舌と瞳の舌が触れるたびに頭がボーとしてくる。瞳は服を脱ぎ、身体を俺に付けてそのすべすべした肌を俺に感じられるようにする。勃起した肉棒も瞳に当たり彼女の舌が一瞬ビクッとなったが、その後さらにとろけた表情で俺にキスをしてきた。  瞳と興奮を高めている時、もう一人の瞳もシャワーから上がってきた。当然体には何も身につけていない。キスをする瞳に隠れてもう一人の表情は分からないが、 「我ながら、手が早いんだから」 と呆れたような声を出して俺に近づいてくるのが見えた。  もう一人の瞳もシャワーの中で自慰をしていたらしく息遣いが荒い。俺の体に舌を這わせて腹や乳首の周りを念入りに舐めてくる。俺は二人の同時攻撃に体が溶けてくる気がして、瞳を触りたくてたまらなくなった。俺の手が瞳の身体を這っていくキスをする瞳は自分の体に感じる俺の手に酔い、その後ろの瞳は自分の分身の体に這う手を見つめて、瞳自身と同じ形の体に自分を重ねて自分が愛撫されているような快感を感じていた。 「はぁ〜、もうあたしの中ドロドロになってきた。」 「うんっ(俺)のこれいれて欲しい」 そう言いながら、後ろの瞳は俺の肉棒を優しく扱きだした。自分のそれに加えられた刺激で興奮は一気に高まり、キスをする瞳に感じさせる刺激も力を増していく。 「あぁ、ぅん、っっあ、ああッ、(俺)の手で乳首ももっと触ってぇ、」 「こっちの瞳の身体がさ、割れ目からドロドロのが溢れてる。あたしも同じくらいきもちいよビクビクしてるの一緒にビクビクしてるっ」  後ろの瞳は自分の体に触りたいのを堪えて俺の身体に奉仕してくる。時々フェラで俺の肉棒を咥えて、俺がもう我慢できないほどイキそうになると、根元を押さえて射精できないようにする。その度に我慢汁が肉棒の先に溢れて、それを瞳が舐めとる。  このままでは瞳の中に出せずにイってしまいそうなので、瞳に言った。 「瞳」 「何っ」 「お前らのやってるとこ見せて」 瞳はええーという顔をしたが 「しょうがないなー」 とハニカミ俺をどけてベットを自分たちで占領した。  瞳たち二人は、お互いの体を密着させて相手の手と自分の手を組んでいた。 「いつも、してるから」 「(俺)に見せるのは恥ずかしいけど…」 と二人は言い自分自身にキスをする。 「わたしの身体すべすべする〜」 「そうだよね、ビクンって体がぶつかってくる。」 瞳はお互いが蕩けた顔になっているのを見て触れ合っている部分から電気が走ってくるのを感じているようだった。長いキスが終わると自分自身の割れ目を相手のものと重ね合わせて、同じリズムで股間を擦りだした。 「あっ、ははぁっ、ああぅ、いぁ、あぅ、んん、んんぅ、あっんっ…」 「はっ、うぅ、んんっ、ああぅ、あっあん、ぅあ、いぁ、あんっ、あっんっ…」 同じ自分同士だからか全く同じペースでお互いの恥ずかしい部分を押し付け合う、出てくる喘ぎ声も、徐々に、シンクロし始め同じ人物が計ったように同じ声を上げているように感じる。 「いやっ、これ、ぁあ、気持ちいぃ、んぁ、はぁん…」 「自分とこれ、いつもやってる、のに、ぃん、はぁ、ああっ、あそこから、ぁぁ、びりびりって、気持ちいいのきちゃう、ぅぅん、んんっ、くるのっー、あぁん、んんっ…」  瞳たちはもっと興奮したいのか、自分で胸や乳首の先を触りだした。喘ぎ声がもっと激しくなる。 「いやぁ、これ、気持ちいい、ぃい、あっんんっ、もっと、気持ちいい、ぃぃん、ぁあ、あんっ…」 「あんっ、まるで、ぇえ、わたし、に、触られてるぅ、みたいっ、ぁあ、ああんっ…」 お互いが自分の手による刺激を相手からのものと勘違いするほど、二人は頭が真っ白になっていた。腰を打ち付ける相手からの快感と自分の胸への愛撫が混ざりさらに激しい快感に変わっていた。そのまま瞳たちは腰を動かすスピードを上げ割れ目の陰核からくる刺激に嬌声を上げ、もう少しでイってしまいそうだ。 「あぁん、イク、イク、イクっ、ぅん、ああああぁ、あっっ、イクっぅんんんあーーーー」 「ああん、イク、イっちゃうぅ、ぁぁあ、っっんぅ、イクぅ、ああっ、イクぅんんんああああーーーー」 激しく腰をビクビク震わせて二人が繋がっているときは一緒にお互いの感触を感じて、離れているときは強く相手の体に戻ろうとあそこをぶつけて、俺に見られながらの絶頂を味わっている。  続けて瞳たちは69の体勢に体を移動させて十分に濡れ敏感になった陰核を舌で舐め始めた。両方の瞳がもっと舐められたいと腰を相手に向けて振り、舌を使って性器の周辺を丹念に舐めている。性感帯の場所も同じなので一方が相手の気持ちいいところを舐めると相手も同時に同じところを舐めてくる。快感がお互いの体の中をループしているようで瞳たちは混乱しているみたいだ。下の瞳が相手の乳首を弄ると上の瞳も同じく下の瞳の乳首を弄ってくる。いつもとは違って人から触られる感触はするが、大きさも形も自分と同じ手なため自分の触っている感触だけが抜けているように瞳は感じていた。  二人は自分自身の割れ目と陰核を舌で撫で口に含み、耐えられない程の快感に腰を何度も振っていた。割れ目から液体がとめどなく溢れてくるようになると二人とも、二回目の絶頂を味わっていた。 「イクっ、ぅっっんん、あんっっ、んんっ」 「イっイクっ、あんっ、ぅんぅんっっ、んんっ」 ビクンビクンと二人の身体が痙攣してそれが治まってくると相手に体を預けて、動かなくなっていた。  俺が二人の体を触っていくと腕や背中を触られるだけで、二人は敏感に反応し小さく声を漏らす。 「ぅん、ぁぁ、んんっっ」「ぁ、ぃぃ、んんっ、っっ、」 俺は瞳たちの一人を仰向けに寝転ばせ、キスをする。その瞳は顔を蕩けさせて、全身を火照らせていた。 「ああん、気持ちいいぃ、んぅ、んんっ」 視線をもう一人の方に移すと、そっちの瞳は俺の後ろに回り込むと怒張する肉棒を柔らかい指で扱き出した。俺は手でその刺激を抑えようとするが、キスをしていた瞳の手が下半身に向かう俺の手を自分の胸に誘導して、そのまま俺の手ごと自分の胸を触り始めた。  前と後ろから、瞳の甘い声が聞こえてどこかへ逃れようにも、挟まれている俺は全く動けそうになかった。 「ねぇ、どっちのわたしに入れたい?」 「どっちのアソコも同じくらい濡れてるのっ」 前に行っても後ろに行っても、瞳の肌の感触がする。俺は前と後ろの瞳から身体全体を撫でられて、いつ出してもおかしくないほどだった。  目の前の瞳に肉棒を入れる、肉棒が中に入るほどにドロドロに濡れた割れ目の中の感触が俺に伝わって来る。 「そっちのわたしか、じゃあ」 と言い後ろにいた瞳が挿入されている瞳の陰核と乳首を弄り出す。 「はぁっ、んんっ」 瞳は喘ぎを増して、ゆっくりと腰を振り始める。 「ぁあん、もう一人のわたし、弱いとこばっかりするから、ぁぁん、あっあぅぅ、」 目の前の瞳は動かしにくそうに俺の体や乳首に指を這わせる。時々思い出したようにキスをして腰がぶつかることで生まれる快感と一緒に頭が真っ白になっていった。 「あぁ、イク、わたしの中で(俺)のがいっぱいになって、もう一人のわたしの指も気持ちいいぃのっ」 前の瞳が、腰を振ってイクっ、イクっ、と叫んでいる。俺も瞳の中で果てようと勢いに任せて瞳の一番奥に肉棒を突き立てる。 「ああぁ、んんぅ、あー、あぁー、イクっ、イクっ、もうイっちゃう、イクッ、イクッッ、アアアアァアアーーーー」 ビクン、ビクンと痙攣する瞳の中で俺も中に溜まっていた物をすべて吐き出した。  後ろの瞳は俺の体を優しく撫で、前にいる瞳は悩ましげな声をあげて時々思い出したようにビクビクと腰を震わせる。 「気持ちよかったよ」 と後ろの瞳が言い 「うん、気持ちよかった」 と前の瞳が言った。 「仲直りしたのか?」 と聞くとどちらからも「元からケンカしてないし」 と生意気な返事が返ってきた。 「「まだ、やる」」 と両方から俺に寄ってきて誘惑する。 「ほどほどにな」 といい、二人の瞳と残りの時間をゆっくり過ごした。 猫よりも私のほうがかわいい! 前編 「ペット飼えば?」  友達の椎奈が私の行き場を失っている情熱に文句を言ってきた。 「でもさ、やっぱり私が撫でたり、抱っこしたり、ご機嫌取ったりな、妹が必要だと思うんだよ」 と私は言う。思春期にありがちな妹や弟が欲しいというありがちな思考パターンだ。人間誰しも一人の空間が続いている環境だと人恋しさも出てくるもの。私、野水 鏡華(のみず きょうか)はその妹欲しさに、友人である黒川 椎奈(くろかわ しいな)に相談をしていた。 「そんな簡単に、子供なんてできないんだから、ペットで我慢しなよ」 椎奈はそういうが、私は人肌の体温や髪のつやつや、肩や胴体の曲線を自分の指先で味わうのが一種の習慣のようになっていて、それ無しでは砂漠で水筒をなくしたように体が乾いていってしまうのだ。 「この、肌フェチが!寄るな!」 私が女の子の肌が好きだというと、椎名は変なものを見る目でこっちを見てくる。普通は男の肌が好きなもんなのという椎名の言葉に納得はするが、私の求めているものはそうではないのだと複雑な気持ちになる。 「妹がいればさ、朝昼晩触り放題じゃん」 と私が言うと 「お前の妹がかわいそうだ」 と椎奈がいう 「そうかな」 私には姉は二人いるのだが妹はいない。私が一番最後に生まれてきたので妹が欲しいと父に頼んでも、そうだなー、と曖昧な答えしか帰ってこない。姉たちは何かと忙しいらしく、いつも一緒にいようというとどこかに消えていってしまう。 「もー、私だっていっしょにお風呂入ったり、髪をとかし合ったり、一緒に眠る妹が欲しいんだよー」 と日頃溜まっていたものを大声で吐き出していると、座っていた公園という場所とは不釣合いな、占い師風なお婆さんがこちらを見ていた。ビクッと背筋が寒くなったけどニタニタと笑うお婆さんが持っていた不思議な雰囲気に私はその場所から動けずにいた。どことなく怖い感じを醸しながらお婆さんは話しかけてきた。 「お嬢さん、なにを悩んどるのかのぅ」 しわがれた声でそう聞かれてどうすればいいのか分からなくなった。 「あの、私、人の女性の肌が好きなのですが、姉たちにもそっけなくされてしまって…」 「そうかいそうかい、大変じゃのー」 お婆さんはそう言い、それから持っていた袋から何かを取り出して 「お前さんにぴったりかどうか分からぬがいいものがある」 とエメラルドの色をした薬のようなものを取り出した。 「これはな、昔の呪術者が作った相手を呪う為の道具だが、お前さんにはそれなりに役立ちそうだから、やろうと思っておる」 お婆さんは私の手のひらにちょんとエメラルドの薬を落として 「これが詳しい説明書じゃ」 と古い紙を手渡してきた。ご丁寧にどうもと心の中でつぶやき 「お婆さん、ありがっ」 と言った時にはお婆さんはその場所にはいなくなっていた。 「なんだったんだろ?」  家に帰ると夕飯の時間になっていて部屋でゆっくりする間もなく 「鏡華、降りてきて」 と二階にいた私は一階へと降りていった。  私と姉二人はよく似ていて母とも私たちはそっくりだった。食事の時の箸使いにしても示し合わせたように、同じ動きをする私たち。それが、ずっと一緒に暮らしていたからなのか、同じ家族だからなのかはよく分からないが私たちの家族は近所の人からもよく似ているとのことで評判だった。  私は夕食を済ませて自室へと戻った。さっそくお婆さんにもらった説明書を読んでみる。 「なになに、“これは呪う相手を分裂させてノイローゼにするための薬です。使用上の注意をよく読んでご使用ください”か分裂ってのがよくわからないけどとりあえず使ってみようっと♪」 ベットに座って手に薬と用意した水を持って自分の肌フェチとしての気持ちを埋められる感動に震えながら、私は薬を飲み干した。飲んだあと試しに手を開いて閉じてとしてみても何も起きない。 「あれ、おっかしいなー」 と少し待つと足の先から妙な感覚がして、それが膝、太もも、腰を伝って、下腹部にまで来た。それと同時に頭からも何かが抜け出していく感じがして、さなぎがからを抜け出しているかのような変な感覚が頭の方から足に向かって動いていった。 「ふぇ、なにこれ、うーっ、ぎゃっ」 いままで、変わるはずのなかった手と頭との距離の感覚が徐々に離れていって、それとは別にもともとの手の感覚はそのままある、胸の感覚も腰の感覚も頭自身の感覚もどんどん腰の方に移動していってそれとは別にもともとの感覚はそのままという変な状態だった。また、鏡華は徐々に降りていくもう一つの感覚に、意識が宿っていることが分かってその存在とも鈍い意識の共有をしているのがわかった。その意識からは自分の感覚が上の方に逃げていくように感じられて実際自分も体が持ち上げられてベットの後ろの方に押し出されているのを不思議に思っていた。鏡華は自分の足がどんどん伸びていくように見えていて足の先から足が生まれ新しい膝が生まれ、太ももと腰とさっきまであった変な感覚が別の体として作られていく様子を目撃してしまった。 「なによ、これっ、はっ、あぁん」  足から生えてきたものは鏡華自身で間違いなく、もう一人の鏡華からも自分が増えたという認識が意識共有で届いていた。 「あんた、だれ?」 「そっちこそ、だれ?」 意識共有の相手からこちらの頭の中を探られているような感覚がしたが、自分も同じように相手の頭の中の探れるところを探っている。これから、この女の子の肌が触れるとなると、変な気持ちになってくる鏡華だったが、相手も同じようにこちらの体の腰やお腹、首筋を見つめるのに従って心臓が飛び出しそうなほどドキドキしているのが伝わって来る。  私が何が起こったのか調べようと、説明書の方に行くともう一人の鏡華も同じようにこちらにやって来る。自分と同じながらいつもはいないはずの存在に変に意識を向けて、説明書を読みすすめた。 「“この薬を飲んだ人は分裂の呪いにかかります。呪いの効果は一生続き”」 「一生、そんなことって」 と言ったのは隣にいたもう一人の鏡華だった。 「続きを読むよ、“どんな薬でも呪いを解除することはできない。呪いを一時的に解除する方法はあるがそれは…”」 「なに、続きは」 「言いにくいよっ、“分裂した二つの存在が同時にエッチな気持ちになることだ…”」 「なっ…、それから?」 もう一人の方はエッチという言葉に動揺したようだったが、私は話を続けた。 「“エッチな気持ちになると、ほぼ一日呪いの効果が解除される。だが、エッチをしてから一日が経つと呪いの効果は元に戻る。”ってさ」 「なによ、あのお婆さんなんてものくれたんだよ」 「ぅう、こんな私が分裂してるなんて姉さん達に隠し通せるわけない。」 「見つかっちゃったら、一生変なもの扱いされる。」 「「どうしようぉーー」」 説明書を放り出して、鏡華たちは姉たちの対処法を考え始めた。 「とりあえず、二人の鏡華がいるから、食事も二倍必要だし」 「トイレも二回行かないとだし着替えも二つ用意しないとだし」 「いつも使ってるのはあたしの化粧水なんだから、あんたは使わないでよね」 「なに、私のだから、そっちこそ勝手に出てきて私の使うなって」 険悪な感じになりそうなのでこれ以上はやめておこう。と二人は思った。 「「あぁ、絶対にばれるよ、なんでこんなことに!!」」 二人とも途方にくれているのに、下の階にいる母から恐ろしい言葉が聞こえた。 「鏡華、お姉ちゃん達終わったから、早くお風呂に入りなさい」 我が家では、姉が一番先にお風呂に入ることが決まっていて、それから次女、私という順番で、その後が母と父だった。つまり、私がここでお風呂を遅らせるというのは家族に対して迷惑になるし、かと言って入らないと言ってしまうと今日一日の疲れをどこに持っていけばいいのかと、鏡華たちの間でケンカになりそうな予感がした。 「見つからないようにしないと」 「あんたは、隠れて降りて私はお風呂入ったこと、母さんに伝えないと」 「なっ、そっちが隠れる方でしょ、私が母さんに伝えるからさ」 「「うぅ、(そっちが納得してくれれば…)じゃあ、ジャンケンで決めよう」」 とジャンケンをしてみるが、何度も相手の腹の読み合いをしてそれでも、同じ人間だからか引き分けが続いてしまう。 「しかたない、そのまま行こう」「ああ、なんで決まんないだよ」 二人は勝負がつかないことに落胆し、ひっそりと二人とも風呂場に向かうことに決めた。なんでこそこそしないといけないんだという思いを二人とも持っていたが、口には出さず見つからないように腰を屈めて静かに階段を下りていった。 「ふぁっ、へんなとこ触んなんないでよ」「だって、この階段が持つ所ないんだよ」 風呂場に入って母さんにお風呂に入ることを伝える。声が二重に聞こえたことに母は疑問を持たなかったのが良かった。だが、こんな寿命が縮むようなこと何回もしていられないと鏡華二人は思っていた。  服を脱ぎ始めると、お互いの体が視界に入ってきた。いつもの自分の体なのだが、これから遠慮なく触ることが出来ると思うと、どことなく変に感じてしまう。胸はBカップで大きくないし腰のくびれも平均的だと思う特に強調されている場所もないのに、その肌ツヤの良さとほのかに香る柔軟剤の香りに心臓だけが別の生き物みたいに感じてしまう。 「よかったの?二人で入ることになったけど」 「そっちこそ、よかったの?」 「私は別にいいんだよ」 「じゃあ、私もいいよ知ってるでしょ?」 緊張からかうわずった声を出してしまう。お互いに緊張してることを知らせているようで何故か悔しい。 猫よりも私のほうがかわいい! 後編  息をすると温い空気が体に入ってくる。湯気のかかったもう一人の鏡華の顔を見るがこちらの顔には目もくれず、私の体を舐めるように見ている。目を合わせないことに不満をもらすが、私の目ヂカラが強いからだと相手にしない。私も目を合わせていられる自信がないゆえにそれ以上何も言わない。鏡華の肌は先程も言ったが、きめ細かくさらさらとしていた。相手の膝などに指を這わせると、こそばゆいと目の前の鏡華は笑みを浮かべ、自分が触られると同じように笑いがこぼれる。体は湯船に浸かっているため温かい。足は相手の足を挟む形で四つの足が横並びにくっついている。  また、どちらが先に体を洗うか(スポンジが一つしかないため)でお互いに言い合いになり、相手をくすぐってどちらが先に声を上げるかで決めようということになる。これで遠慮なく相手の体に触れることができると二人の鏡華は気分が高揚する。 「さきに、笑ったほうが負けだからね」 「言われなくても、そっちこそ、すぐ負けないでよ」  あらためて考えると自分が弱い、すぐ笑う所って、どこだろうかと考えながら相手の肌に指を這わせていく脇の下とか弱いってよく聞くけど、と脇の下に指を持っていく。そこをくすぐると相手も同じく脇の下に指を持っていってくすぐってくる。声を出すまいと口を閉じていると鏡華は太ももで指を這わせはじめた。自分の体にも彼女のくすぐりが染み込んできて思わず笑いそうになってしまう。自分が彼女に与える刺激と同じだけの刺激が自分に味わわされてしまう。胸の下の所を擦られると鏡華は耐えられなくなって小さく悲鳴を漏らしてしまう。相手に聞かれていないと思っていても、向こうも同じように悲鳴を聞かれていないと心で思っていることはバレバレだった。お互いの意識共有をしている二人はそれぞれ本音を言葉に出さず、心を相手に悟られまいと相手のくすぐりに耐え、さらに相手から心の底を勘ぐられまいと必死で相手からの心理戦に耐えていた。  ほんのちょっとの差で私が先に笑ってしまい。勝者の鏡華は勝ち誇った顔をしていた。途端にこらえていた笑いを漏らしだしたが、勝者の余裕からか、こちらを気にせず遠慮なく笑っている。  勝者の鏡華が先に体を洗って、敗者である私はその後に続いて洗う。勝者の鏡華は湯船につかりながら、こちらを見て私の体を目で這っていく。 「そんなに、見られたくないんだけど」 「失礼、後ろから自分の体を見られる機会ってなかなか無いから」 お風呂ではくすぐり合い以外は特に何もなく、お風呂から出ると狭い脱衣所で体を拭き合い、お互いの服を着て、また、静かに二階へと戻っていく。  二階に戻って、最初にしたことはもう一度、薬の説明書を確認したことだ。別の鏡華はベットの上で一日の疲れを癒している。私が 「やっぱり、元に戻るためには両方が……エッチな気分になるしか…ないみたいだけど」 「それしかないなら、仕方ないよー。やるなら早く終わらせちゃおうよ」 「早くって…」 鏡華はこれからするだろうことに、顔を赤らめそんなファーストキスとか自分相手だったりエッチな気持ちになろうとすればいつも恥ずかしくて考えないようにしている場所にも手を触れなければならないだろうし、不安な気持ちより、なんでこんなことにという戸惑いの方が気持ちの大半を占めていた。 「そっちの私は、乗り気なのが癪に障るんだけど」 「私も早く元に戻りたいだけだから、変に思わないでよ」 えーっ、と信用できない気持ちを顔に全面に出すも、相手からの応対は冷たいものだった。同じ自分だから上手に絡みをやり過ごすのはどちらも得意らしい。姉さんからもよくされているから、反射的にしたことだろうけど。  あまり目を合わせないようにして、お互いベットに上がっていく。慣れてない手つきで服の上から相手の体を撫で、時折チラリと相手の顔を見る。嫌そうな顔は私も同じだろうと想像する。変な親近感が逆に興奮を起こすのか相手の体を触っていると変にゾワゾワした感じが背中からやって来る。それは、触られていることよりもサラサラした肌に触れている事からくるものだが、今度は逆に触られていることに、肌から温かい感覚が来る。 「あたし、別に感じてないから」 「あたしだって、そっちこそ変な気、起こさないでよね」 と牽制してスカートの中から太ももに触れる。もちろんそんなこと他人からされたことなどないため、二人は終始、変な感覚に悩まされることになる。相手から愛されているわけでもないのに、触れられているだけで安心感と幸福感がお腹の奥の方から沸き上がってくる。 「バカっ、なにしてんの、早く済ませてよ」 「そっちこそ、変に気持ちいいとこ触らないでよ、声漏れるの嫌なんだから」 二人ともよく知った身体なので、どうされれば気持ちよくなるかは知っている。だが、それをすれば相手から変な気持ちになると非難をされ、どうしたらいいのかという気持ちに二人の鏡華はなってしまっていた。相手の鏡華のシャツの中へ手を差し込むと相手の腕も自分の身体をシャツの中から触ってくる。相手の首元と胸の上を撫でると自分の同じ部分も同じ刺激を受ける。服が膨らまないように気をつけると自然と体同士が近づくことになりお互いの息がかかる位置まで近づく、そうならないように顔を背けてお互いの服の中を触っていく。 「そろそろ、キスとかしたほうがいいんじゃない?」 「奇遇ね、私もそう思ってたところだよ、そっちからしてくれていいし」 「なっ、そっちの私だって、された事ないのに恥ずかしいことさせないでよ」 「えーっ、そんなの私だって同じだし、こんなのすぐできるもん」 お互いキスは気持ちいいという知識は知っていても、経験はしたことなどない。どうなるか分からないことは恥ずかしさのほうが勝るので、それは自分自身相手でも同じなのだ。 目を見ないようにもう一人の鏡華の口の端に唇を押し付ける。ドクドクする心臓とじんじんする下腹から恋人でもないのにキスをしたという罪悪感が責め立て、あんたも同じことするんだよという、被害者な目線を相手に送る。私が目を瞑ると、口の端に彼女の唇が触れているのを感じる。それはすごく長い時間触れていたような感じもあったけど、あっという間にそこから離れていってしまった。限界までバクバク言っている胸の奥は嘘をつけないとどこか冷静に感じながら、意識を盗み見られている感覚から相手も似たように感じているのを察する。 「てっ、こんなに、ゆっくりしてる場合じゃないって」 「なっ、そっちがゆっくりしてるからでしょ」 「そっちだって」 と力なくお互いに責任を押し付けてようやくベットに二人で並んで横になることになる。 「で、どうすんの」 「そんなの、知らないし」 「調べてよ」 「そっちも調べろっての」 スマホごと分裂していたので、お互いのスマホでそれぞれこれからどうするか調べる。  必要な情報に行き着くと、どちらも顔を真っ赤にして 「そんなこと、できるわけないじゃん」 「これ、こんなのしたって、嫌な気分にしかなんないって」 聞かれないように小声で呟いてお互いの様子を知るために質問した。 「そっちは何か見つかったの?」 「あんたも、何かあったんじゃない?」 声の調子がおかしかったが、それには触れない。 「何からすればいいのかな♪」 「そうだね、分かんないよ♪」 見え透いた嘘だが、自分から仕掛けるのは良くないのは目に見えていた。こちらからは何もせずに向こうから自然にそれっぽいことをやってもらうのが一番早い。 「「私、そっちのことは疎いから、あんたがやってくれると嬉しいな」」 最後の方には声が裏返っていた。そんなに言われたら仕方ないと、覚悟を決めて 「「そんなに、言うんだったら仕方ないよね」」 と言い訳を言って、緊張しながらお互いの一番敏感な部分に指を持っていく。 「ここが、一番気持ちいいとこらしいけど、何も感じないよ」 「なんだろ、ここって触っていいとこなのかな」 性知識が小学生から進んでない二人にとって性感帯という言葉も聞いたことないだろうと思わずにはいられない。 「敏感なとこにはいきなり触れないであ、アソコのまっ、周りを触るって」 「……そ、そっか」 初めての相手が自分だというのも因果な話だが、薬をもらって飲んだのは自分だったので文句は言えない。乾燥したそこを擦っていると、先ほどの変な気分がぶり返して心臓の鼓動が激しくなる。明らかに恋をしてるのではないその反応に、戸惑いが増していくが一つ戻るためには仕方ないので考えないでその行為を続ける。皮の中から触って欲しそうにジンジンする敏感なところを押すとジワーっと下から上に快感が昇ってくる。 「今なんか来たっ」 「こんなの早く終わらしたいぃ」 奥から液体が溢れてくるほど愛撫を続けると、二人の興奮も小さな声が漏れるほどに高まっていた。 「あんた、気持ちいいからって手加減してる、早く終わらせてよ」 「そっちだって、手加減してるじゃん、私だけじゃないよ」 鏡華はその言葉で制限を突破らって、気持ちいい所への刺激を加速していった。どちらの鏡華も昇ってくる何かに罪悪感を感じて、早く終わらせたいという気持ちで恥ずかしさを紛らわせていた。時折漏れる声は刺激に快感を感じている声なので、もう一人に聞かれないように服で声を殺して、徐々に高まってくるその感覚を無くそうとイキそうになると別の場所を触り、それが返って二人を生殺しにしてしまっていた。慣れていない二人にとって薬の呪いの解除はそれだけでとても長い道のりだった。 「なかなか、イケないっ」 「うぅ、敏感なとこを触り続けるってできない」 刺激が足らなくてもう一度、唇を合わせてキスをする。身体を触れられて快感は感じているのだが、それがゴールに行かない分、体力ないのに無理だろうという気持ちが強くなる。 「あ〜、早くしてぇよ〜」 「あぁん、あたしにぃい、言わないでぇ、はぁんっ」 体を近づけて空いている腕でもう一人を抱きしめる。胸と胸の距離がゼロになり乳首が触れ合う 「また、変な感じ」 「もうやだよ〜」 極度の興奮に敏感な部分も皮から出てきて、下着が擦れるだけでビリビリが体全体に広がる。こんなに敏感な部分を無遠慮に触れられでもすれば死んでしまうのではないかと言うほどで、もちろんどちらの鏡華も触れるはずもなく。 「早くイかせてよ!!」 「そっちが先でしょ!!」 仕方なく、アソコの周りを撫でていると不意にそこからの感覚が爆発してしまうのではないかという感覚が身体を包みはじめた。 「あっ、あーー、いやっー、んんっ、んんーーー」 「何っ、あぁ、あっ、んんーーー、いあっーーー」 目の前がスパークして小さく腰が動き、二人はお互いの手によって初めてイカされてしまった。初めてのそれに呆然としてしまって、二人は気を失ってしまった。  意識を取り戻すと、鏡華は一人に戻っていた。やったーと感激に浸る間もなく二人いた時の記憶が重なっていることに気づく二人が融合したために記憶も一緒に融合したのだろう。記憶が重なったため相手に抱いていた感情が筒抜けになり、鏡華はまた赤面してしまう。  だが、薬の効果は一時的に解除されたに過ぎない。もう一人の鏡華自身にまた会うのも一日もしないうちに起こることになる。その先のことを考えるとここにいる鏡華は憂鬱になったが、触れていた肌の感触を思い出して、それもいいかと自分を納得させるようにした。 「また、アレしないといけないかな」 鏡華は下を見て二人の液体で湿ってしまったシーツをどうやって母に見つからずに処理できるかを考え始めた。 後日談 「もらった薬って実はあの後、お婆さんがいっぱいくれたんだよねー」 「よし、二人になったから早速使ってみよう〜」 エメラルドの薬をもらってからしばらくたった頃、鏡華はもう一度あのお婆さんに会い、今度はビン詰めされた先の薬をもらった。とりあえず二人で10錠ずつ薬を持って飲んでみようと二人の鏡華は今、話し合っていたところだった。 「どうなるんだろう?」 「一人10錠だから20人に増えるんじゃない。ゴクッ」 「ゴクッ」 と軽い気持ちで薬を飲むと、前の時と同じように身体が上半分と下半分で分かれていき、その別れた身体たちがまた別の二つの身体へと分裂していった。20人で止まると思っていた人数はその数を超えても増えていって鏡華たちは自分たちの分裂した彼女自身たちの数に圧倒されてしまっていた。 「なにぃー、どんどん分裂していくっ」 「まさか、これって20人よりもっと多くなるのっ!?」 「これだったら、あんなにいっぱい飲まなくても良かったのに!!」 「そんなの、今更だよ。こんなに増えたら家の中じゃ収まらなくなっちゃうよっ」 それぞれの鏡華がお互いに言い合い始めて鏡華のいた二階の部屋は場所がなくなり一階へと鏡華が押し出されていく、その全ての鏡華の顔が戸惑いと自分への呆れからくる顔へと変わっていて、それぞれ微妙に違うものの鏡華たちの髪型と部屋着である服と手に持っているスマホはすべて同じものに見えた。 元の一人に戻るためにはそのすべて鏡華たちが同時にイかなければならなくなり、それがもしも偶然に起こったとしてもそれだけで途方もないことだった。 私という主観の考察 「ふぁ〜ん」 会社から家まで帰宅の途を歩いていると、まだまだ、夜は冷えるものだと感じる。家に帰れば、私と同一存在である彼女が自分の疲れを癒してくれるということは私を安心させていた。  家路につく途中に、アダルトショップがあってそれを見て今日するプレイを思いつく。緊張しながらショップの中に入り、店員さんにプレイに必要な物の場所を聞く、お目当てのもの目薬のような小さい容器に入った媚薬を買う。おまけでお試し用のローションも付いてくる。  そのような店にあまり縁のないため、店のレジの作りやおまけなど不満が残ったが目的のものは買えたのだった。  少し遅くなったことを家にいる私は、私のことを心配しているだろうかと携帯で連絡を取り遅くなることを伝える。  家に帰るともう一人の私は、見ていても温かい料理を用意していた。今日の会社でのできごとを話しながら、二人で料理を食べて、後片付けを済ませて着替えをして、まだ出していたこたつに二人で入り軽くキスをしていた。 「やばい、ふわふわする」 「一日ぶりの、私の味がする」 口腔を舌で這って、背筋がぞわぞわする感覚を全身が感じる。家にいた私の甘い匂いが鼻腔に入り、体の奥の敏感な部分がキューと痺れる。 「はぁーー」 5分程のキスを堪能し、私たちは王子様と姫のようにぎゅっと抱きしめ合いながらそれからの時間を過ごした。ホラー映画は怖いので、韓流のドラマでも見ながら、二人は今日一日の疲れを癒す。 「ところでさ」 「ん、何?」 「今日買ってきた物って何っ?」 「あぁ、秘密」 「私と、あんたの間に秘密も何もないけど」 と言いつつ、彼女は存在を消して私の中に潜り込んできた。 (ははぁん、そういうことか、相変わらずエロいね〜) と冷やかしてくる。彼女からすると、私が媚薬を買ってきて一人でHをするのがお気に召さないかと思ったが、そうでもないらしい。 「そういうことだから、あんたは眠っててよ」 と私が独り言をいうと、 (私は快感だけ味わうから) と言って意識の底の方に消えてしまった。 「よし、これで一人きりだよ」 自分が気持ちよくなるための彼女へのスキンシップだと思うと罪悪感が残るがしかたない。  必要なものを用意して私は準備を進めた。  寝室に行って、ベットの周りをシーツで濡れないようにする。ベットの横にバイブを三つとローションを備えて買ってきた媚薬を置いておく。  今日のご都合主義的特殊能力はタイムキープだった。ある時間における物や人を時間平面上から切り抜いて現実の世界で固定する。試しに能力を使ってみると昼間にここで掃除をしていた。私の嫁が掃除機をかけている様子がそこに現れた。その彼女は床のホコリを見つめたまま固まっていて、呼吸もしていないように見える。掃除機のコードは途中で切れていて、コンセントにはつながっていなかった。掃除機と彼女の姿だけをくり抜いて現実世界に投影しているのだ。  試しに、彼女のほっぺたを指で掴んで引っ張ってみると自分のほっぺたに引っ張られた痛みが感じられた。私と彼女の体が融合しているため、彼女の過去の存在に刺激を加えると私自身がその刺激を味わうらしい。  掃除機を持った彼女を消して本題に入る。この能力は過去にその場所にいた物や人物を現在の時間に再現する能力だ。ただし、対象が静止画のように固定されてしまうため、あまり過度に動かしたりはできない。 「よしっ、ゴクッゴクッ」 準備を終えた私は、用意しておいた媚薬を飲んでベットに寝転がり妄想しながら自慰をし始めた。媚薬のせいで血液の循環が速い、心臓の鼓動が速くなり全身から汗が吹き出る。その生理現象と比例して、衣服の上から触る乳首も感覚が鋭くなっている。左手で太ももや腰を撫でて気持ちよくなってきたところでショーツの中に手を潜り込ませる。ショーツの上から指の腹で敏感な部分をなでて、快感が溜まってきたところでショーツの中で爪の先で陰核や陰唇を引っ掻く。思わず声が漏れそうになり右手で口を押さえた。 「ぁぁ、んんっ、ぅぅ」 乳首や秘部の性感を指でくすぐって全身の快感を呼び起こしていく。  媚薬のせいでいつもよりも全身の感度が上がってしまっていた。指で乳首を擦るだけで乳房に体の奥に気持ちいいのが伝わっていって、秘部も陰核を押すと足先まで痺れるような気持ちよさが広がっていく、膣口から液体が漏れてきてそろそろかと衣服を脱ぎさって、湿ってしまったショーツもまとめてベットの隣に置いておく。  時計を見ると10時をまわっていてここでやめて寝てしまおうかとも考えたが、好奇心と興奮に逆らえずに自慰を続けていく。  裸のままベットに仰向けに寝て膝を上げた状態で秘部や、乳首を擦る。目を瞑って、誰かの手で自分のいやらしい部分を嬲られていると想像するだけで、溢れてくる汁がさらに増えていく。乳首や乳房を自分で揉んで同時に見知らぬ誰かにキスを受けている妄想をして、唇からの甘い痺れが脳を溶かしていく。秘部を撫でる指の動きが少しずつ激しくなって、腰が何もしなくても前後に動いてしまう。 「はぁん、――ぁあ、ぅああ、あっ、んんっ」 イってしまいそうな刺激が下半身を突き抜けて、下腹の奥に染み込んでくる。腰を振るのを速くして、イキそうなのを必死で押しとどめる。 「あーっ、あああ、はぁあああんん」 秘部から愛液が溢れて、足に力が入って腰がビクビクする。軽くイってしまったみたいだった。 乳首の先と陰核から全身にイった余韻が溢れてくる。息を落ち着かせて体を起こして、能力を発動した。 『タイムキーパー!!』 そう叫ぶと先程まで自分が寝ていた位置に全裸の私がスーっと浮かび上がった。体は空気に固定されているように動いていない。先ほどのイク寸前の状態で出現したので、顔は快感に歪んで今にもイキそうだった。淫らに突き出したお尻が物欲しそうに誘っている。 「ゴクリっ」 生唾を飲み込んで、私は数秒前の私の体の具合を探ろうと、太ももや内股に手を這わせた。 「はあん、ぁぁ、はっああぁあー」 思ったとおり私の体は敏感な状態でそのままだとイってしまいそうな快感を感覚共有で私に伝えてきた。太ももを撫でると私の体の同じ部分がすごい気持ちよさとともに刺激を送ってくる。 私は秘部を濡らして固まっている体に手をやる。もう一つの体の上に自分の体を重ねて、膨らんだ乳房に手で揉む感触を感じさせた。その瞬間冷め始めた自分の体とは別の、気持ちいい場所から落ちてこないこの私の体からありえない程の快感が私自身の体を包み込んだ。 「きいっ、きもちいぃー、……んっ、はぁ、んん…」 固まった体の上に被さって胸や秘部を擦りつける。そうすると自分の体と、同じ部分に二重の感覚が走ってくる。自分のではないその体の乳首を指で摘むと 「ふぁぁ、ああああぁん」 抑えきれない喘ぎ声が喉の奥から溢れてくる。 「これ、んんっ、変な感じなぁの、ああっ、自分の体じゃなぁいのにぃ、きもちいぃの、どんどんくるぅ、んっ」 媚薬の効果と絶頂寸前の状態を継続している体からの刺激で、私の体はいつもの10倍の刺激を感じてしまっていた。興奮から永遠に冷めない体から伝わる快感は私の体のいつもは感じない部分すらも性感帯に変え、ちょっと撫でるだけでもイってしまいそうなほど体は敏感になっていた。 「もう、イキそうぉ、くるしぃ、いく、いくっ、イクッ、あああああ」 愛液が溢れている動かない私の体の秘部と、自分の秘部を何度も刺激し合って、媚薬によっていつも以上に感じている体二つ分の快感を味わいながら私は淫らな喘ぎ声を上げてイってしまった。 「はぁ、はぁ」 自分と同じ形の身体に被さりながら、私は断続的に来る絶頂の余韻を味わっていた。媚薬のせいでいつもより感じてしまっているこの体と自分が触れているもう一つの体からの感覚が混じり合って脳にとどく。  私はさらに能力を使おうと体をベットの下の方に移動させた。この場所なら能力で増えた体を遠慮なく感じさせることができる。 目の前にはさっきまで自分の秘部を擦り合っていた固まった体がある。その体の秘部からは愛液が垂れていて、閉じた足を少し撫でるだけで自分の同じ部分から快感が溢れてくる。私はもう一度能力を使った。 『タイムキーパー!!』 そうすると、また先程までの自分の体がスーっと出て、そこにある私の体の上に被さって現れた。二人の自分が重ね合わせになっているせいで、一方の体温がもう一方に伝わって、何もしなくても温もりを共有しているように感じる。呼び出した自分もまた、先ほどのイク寸前の体だった。なので、空気が触れているだけで新しく現れた体は快感を私に伝えてくる。二回イった体は一回しかイっていない体と比べても敏感で、見てみると愛液の出ている量もより多くなっていた。  私は両手でその濡れた秘部の両方ともに触れた。 「うぅ、んんぁああ、ああぅ、ああああぁぁ」 敏感なその場所に触れただけで伝わって来る快感が耐え切れないほど増え、腰が快感で消えてしまうのではないかというほどの刺激が襲ってくる。濡れた秘部に指を入れるだけでいやらしい音が出て、全く動かない魂のない体から気絶しそうな程の快感がくる。濡れた場所の近くの陰核を上と下で交互にこすると同じ陰核の感覚が交互に感じられる。通常の二倍の感覚に腰が痙攣して止まらなくなってしまっていた。 「あぁ、これ、やばぃー、きもちっいいぃん、ああぁー」 二つの陰核を交互に擦ると両方から同じテンポで感覚が来るために常に擦り続けているような感覚が気持ちいい場所を刺激する。  上下の膣内に指を差し込むと濡れているそこは私の指を拒むことなく受け入れた。二つ同時に指を入れれば二重に自分の同じ場所に快感が走る。指を抜くときは思わず膣が締め付けているような錯覚が現れるが、空気に固定されている体でそのようなことは起きない。幻の指の感触に私の本物の膣は指が入っているかのような反応を始める。  すでに、度重なる攻めで体はイキそうになっていたが、私はベットの隣に置いていたバイブを持ってきて、上下の私の体と本体の自分の体にバイブを挿入した。スイッチをいれると途端に、三人分のバイブの感覚が私の体に伝わってきた。 「ああああああああぁああああ、っああああああーーー」 媚薬に染められた体で絶頂寸前で止められた私二人分の刺激を一人の体で受けて三人分の快感に頭の中は快感で真っ白になっていた。  固定されている二人の私の上に被さり、繋がっている二人分の乳首を両手で刺激して、四つの乳首からの刺激でさらに貪欲に快感を求める。陰核を自分の裸体にこすりつけて、胸も刺激しながら、私はいつイってもおかしくないほど気持ちよくなってしまっていた。そして、 「ああああああああああっ、ああああああぁ、あああああいいいくくく、イクぅぅぅぅーー、イクイクぁあぁぁああーー、ああああイっくぅぅぅううううう、っっっっっ」 自分の体に自分自身を擦りつけて私はイってしまった。半分ほど失神して意識が消えてしまっているほどの快感で体をガクガクと震わせて愛液を膣口から吹き出してイってしまった。荒い息を吐きながら時々思い出したように自分の体に胸や秘部を擦りつけて快楽の余韻を味わう。私はイったあとの顔を見やすいように仰向けに体を起こし 『タイムキーパー』 イった体で味わう余韻を楽しみ自分とキスをした。 次の日 目を覚ますと、私は隣に自分と同じ身長と体重のもう一人の存在を感じた。 そっちの私も目を覚ましたらしく吐息だけが私の体に降りかかる。 「ねぇ」 「なに?」 「昨日、なにしたの」 ある意味自分の快感だけに固執した私に彼女からの尋問を避けられるスキルはない。 「気持ちいいからいいでしょ」 「はぁー」 「・・・何」 記憶を共有していることで二人の感情は同じものになる。もう一人が私に対して尋問することは質問している当の本人に尋問することと同じなのだ。 「私も、同じことして…」 「ええー、また今度ね」 耳から入る同じ声、肌の空気が感じる同じ形、鼻から入ってくる同じ匂い、それぞれを快楽中枢で感じながら昨日のことを思い返した。 終わり 水鏡という人  昔、一人の祈祷師がとある都の中にいた。その都は人心を失って、今にも滅びそうだったが、この世ならざる力の持ち主によって支えられていた。 「ああ、この都はもう終わりです」 「そうだ、そうだ、この都は天まで達する罪にまみれた。裁かれねばならない。」 「誰にでしょうか、それは誰に?」 「私にもわからぬ、だが天におる人は、それを知っておるはずじゃ」 「では、一体いつ裁かれるのでしょうか?」 そのような問答が、その都の知者達によって行われていた。  だが実際のところは、誰にもわからなかった。明日世界がなくなっていも良いように準備しているものたちにとっては、準備をせず呆けているものたちの身を案ずることに、心力を注いでいた。  そして同じ頃、その都の一人の知者がこの世は終わるのではなく新しく浄化されるのだということを言い始める人がいた。その人の名を安倍晴明という。その都の人には彼の人また、あの人と呼ばれていた。彼は、日に日に力を増し、大いなる浄化のために力をつけねばと自分自身を鍛錬していた。そこに、大いなる鬼と呼ばれる人がやってきた。 「晴明や、なぜそなたは、この世に思いを抱いているのだ。そこから離れようとはしないのか、この世より広い世界を見ないのか?」 そう言った人は不思議な妖術を使う水鏡という人だった。その水鏡は、他の人の目に二人に分かれたり三人に分かれるという身分けの術というのに長けていた。つまり後の分身の術であり、晴明はその人からその術を学んだ。大いなる鬼である水鏡は晴明に再び尋ねた。 「晴明や、なぜそなたは、この世に思いを抱いているのか?」 「黙れ鬼よ、そなたの力など殺して奪い取ってくれる」  水鏡は小さく笑いできるものならやってみろと言うように、短刀を持って晴明に挑んできた。敵の足は速く晴明は目で追うのがやっとである。気を抜いて姿を見失えば、着ていた衣の一つを敵の短刀で裂かれてしまう。今まで、数々の鬼と戦ってきた晴明だったが、いきなり斬りかかられたのは始めてだったので晴明は自分の油断を悔いた。水鏡からの攻撃を避けつつ晴明は馬車に残していた長刀を取りに急いで戻った。長刀を取った晴明はその刀身で素早く攻撃する水鏡の体を返し斬りして斬りかかった。確かに刀身に生身を斬る感覚があったのに当人の水鏡は晴明から数えて晴明が持っている刀4つ分の距離にいて、晴明を嘲っていた。 「ふふ、慢心するわけではないが、そなたにこの術は破れぬ」  晴明は怒りに任せて斬りかかったが、ことごとくその水鏡の足の速さとたとえ斬ったとしても何故か別の場所で再び現れる水鏡にほとほと嫌気が差していた。 「なぜ、斬られぬ!!」  水鏡はそんな晴明をあざ笑っていた。 「だが、流石に見込みのある、これまでわれに斬りかかってこれほど長く生き延びたものもいない」 「何だそれは」  晴明は普段から刀に触れているわけではないので、ある程度斬りかかって晴明自身の体力がなくなれば敵の出方を見て敵の不意をつくということをいつもの鬼退治で行っていた。今回もそのようにしようとしたが、生憎水鏡の方から攻撃を仕掛けてこようという気はないようだった。 「刀を捨てよ、わしもこの短刀をしまおうぞ」 と晴明が見るとさっきまで水鏡の手にあった刀はあっというまに消えていった。晴明もそれを見て刀を馬車の中の戻すべき所に戻した。  だが依然として、この水鏡という妖術使いの女は信用できぬと警戒を緩めずにいた。  そち、紙を持ってはおぬか 「ほれ」 と言って晴明は自分が持っていた紙を水鏡に渡した。  そち、はさみは持っておらぬか 「ほれ」 と言って晴明は持っていたはさみを水鏡に渡した。  水鏡は紙を人形に切りよく見ておれよと自信げに人形の紙を地面において印を結んだ。そうするとその人形はたちまち水鏡と同じ姿になり水鏡と晴明のいた方に歩いてきて 「どうじゃ」 と言った。 「ほれほれ、我慢などせんでよいから術についてわれに訊くのじゃ」 とまるで訊くのがさも当然のように水鏡は言ってきた。  晴明は多少自分の術のほうが優れているという自負はあったが水鏡に身分けの術の真髄について訊いた。  その後、晴明は身分けの術と式神の術を体得し、それを使いこなすまで水鏡に鍛えられた。ある程度水鏡と同等の力を得るまでになると晴明は水鏡に尋ねることをした。 「ことに、この世やこの都というものはなぜに、げに、恐ろしいところなのだ?」 「それはわしも知らぬ、つまらぬことを訊くな」  そうして、晴明は黙り込んだ。 「だが、そちのことじゃからその真髄をも見つけ出すのじゃろうな、そうでなければ面白くない」  その後晴明は都で一番の陰陽師になり後の人の知るところとなった。 終 氷鏡のプロジェクト1 とりあえず、媚薬を空気中に散布する官能小説を書きたかった。 面白いかどうかは微妙です。 ではどうぞー むかしむかし、この日本には水鏡という妖術使いがいた。その妖術使いは歴史書によれば陰陽師で名高い晴明によって倒されて晴明はそののちに式神の術を使い始めたという。 代わって現代ではその昔の妖術使いの水鏡の記憶を受け継ぐ生まれ変わりが産まれることになった。その生まれた人の名前は氷鏡(ひょうか)という。周りの友達からは“ひょう”と呼ばれていた。氷鏡は幼い頃から分身能力をもっていて分身同士の感覚共有や意識共有も得意だった。前世でさんざん悪いことをしたのが今になって生きたのかと生意気なことを氷鏡は考えていた。 氷鏡の父と母は旅行好きだったので氷鏡は幼い頃から日本中を父と母とともに旅した。行く先々で分身能力を悪用し全国の都道府県に自分の分身たちを残していった。その多くは東京にいる氷鏡の自宅に警察に連れ戻されたが、一部の氷鏡は記憶喪失を装ってその都道府県の所にいる養子の欲しい家庭に引き取られた。これは、氷鏡の作戦だったが案外うまくいって、氷鏡の人数は日本全国だけで200人を数えた。それぞれの家庭で多くの友達を作り現代について学び、その結果、氷鏡という個人の境界線はあいまいになった。それぞれの氷鏡が持つ知識を活用しそれぞれの家庭の金で氷鏡は大学に行った。高校までは、別々に勉強していたという氷鏡も多かったのだが、大学に入ってからは3,4人の氷鏡が常にそれぞれの大学にいてわざわざ東大まで来た氷鏡は30人になった。 氷鏡たちはみんな分身能力が使えたので、二つの用事が重なったときは分身して別々に行動したり自分の知識が活用できてないと思った氷鏡は氷鏡同士の金銭の貸し借りを帳簿につけて管理したりその結果出た利益をまた貸付けて儲けようとしていた。 一人の氷鏡は株の売り買いであっと言う間に一財産作って、200人の氷鏡達が一生で使う額の金を手にしてしまっていた。養子に出されていた先でそれぞれ氷鏡たちは戸籍を持っていたので、周りの人々からはよく似た他人がいっぱいいるようにしか見えなかっただろう。だがその間にも、着々と氷鏡がしたいことをするための計画はその片鱗を徐々に現していった。 もちろん、氷鏡自身のため毎晩のように場所を借り切って日頃のストレスを癒すための饗宴を催しそこでも、氷鏡は金を稼いでいた。その饗宴へ入るには氷鏡であることが参加条件だったが、氷鏡たちの饗宴の中にはこの世のありとあらゆる快楽が詰まっていた。ただ、後々のことを考えて常用性のあるものを氷鏡はあまり楽しまなかった。酒もほどほどにしタバコは吸わないし、ただ、身体を交わせる快楽に関しては氷鏡は貪欲だった。その響宴の場所ではどの氷鏡も服を脱いでいたし、あらゆる快楽の為の道具がそこで貸し出されていた。もちろん料金はとったが、その毎夜に開かれる饗宴はもちろん分身たちが行っていたし、帰りに体ごと帰ってくることなど必要ないので、饗宴が終わるとその場所は愛液その他もろもろの液体と、使われたいやらしい道具と少量の酒と雌の匂いで散々な状態になっていた。 だが次の日にはその饗宴の場所は綺麗に元通りになっていて次の日も、その次の日も氷鏡たちは饗宴を楽しんだ。 ある時、氷鏡が25歳になる頃に向けて氷鏡たちは自分たちが最高の快楽を味わっていないことに気づいた。なので、氷鏡たちは25歳の誕生日に向けてコネを使って地下1000メートルの場所に快楽の牢獄を作ろうとプロジェクトを進めた。氷鏡たちは金には困らなかったし、何よりこの世の誰も味わったことのない快楽というものにあこがれを持っていた。氷鏡はその妄想をしただけで興奮していたし、なによりこのプロジェクトは財力と権力と頭数を持っている自分にしかできないことだと、天狗になっていた。そこで使われたお金が日本国民のためになっていればと氷鏡は露ほども思わなかった。  氷鏡は神経科学について知っている氷鏡の分身を呼び出して、建築技術に詳しい氷鏡の分身も呼び出した。人間がどの程度の薬なら死なないのか快楽を感じる適量はどのくらいか、どのくらいの範囲なら分身を作って氷鏡自身が牢獄から逃げないかということを氷鏡は冷酷に計算していった。結果地下1000メートルにエレベーターでつながる部屋を建設しその建物の中のあらゆる場所に体から排出される量と吸収される量を一定にした人体に快楽しか与えない濃度の媚薬を散布し続ける仕組みを作り上げた。この媚薬は日常生活でよく使われるものだが、24時間365日体に取り込み続けていれば倦怠感を引き起こすのに疑いはない。だが、興奮状態の快楽はほかの媚薬に比べてだんちがいだったし、その媚薬一択で楽園の建設を進めていった。トイレの場所は水を使うことはできなかったので宇宙船のように排せつ物を圧縮して外に出す方法にした。排泄を済ませれば自動でそれが行われる。飲み水は地下水を引いてくることにした。だが、ただ水を飲むだけでは面白くないので、水に適量のアルコールが含まれるようにした。これで、毎日お酒飲み放題である。水をワインに変える禁忌も現代の科学技術を持ってすればなんともない。  地上にはモニタリングの設備を整え万が一、私が動けない場合でもほかのスタッフで常時監視ができる体制を作った。電気の配線はエレベーターについているしというか片道なので戻る必要もないことに気づいた。工事が終わったらコンクリで埋めるようにしよう。  完璧な準備をして全員の分身の氷鏡を一箇所に集め楽しいビンゴ大会をした。一等賞が地下への片道切符なのだった。ビンゴ大会を楽しんでそれぞれ商品を持ち帰り浮かれ騒ぎが終わった頃、宇宙へ旅立つ宇宙飛行士のように一人の氷鏡は地下への旅を待ちわびていた。 「じゃあ、がんばってね、私は上でモニタリングしてるからー」 「オーケー、グッバイ」 と別れもそこそこに、氷鏡は地下への旅をし始めた。10分で地下までつく計算なので、氷鏡が部屋に入ったことを確認して、コンクリをエレベーターに流し込んだ。  エレベーターで部屋についた氷鏡は自動ドアをくぐって、まず最初に、部屋の設備がちゃんと動いているかを確認した。  その後、食料が十分にあることを確認し、ダンボールに200人分の性具があることも確認した。もちろんローションも潤沢にあるし、簡単に部屋の掃除ができる自動掃除機も完備されている。部屋に備えられている監視カメラに向かってOKのサインをしてとりあえず疲れを癒すために備え付けのソファーに座った。時刻は午後5時だった。他の氷鏡たちは電車に乗ったりタクシーに乗ったりでそれぞれの家やマンションに帰っていた。待ちきれずに電車やタクシーで隠れて陰部を触っている氷鏡もいて集中するとその快感が地下1000メートルの氷鏡にも伝わってきた。しばらくすると、部屋に常に供給される空気中の媚薬の成分が体の中に入ってくるのが分かってくる。息が荒くなり心臓の鼓動がいつもより早い。  その頃、上のモニタールームでは企画発案者の氷鏡がプロデューサー席に座ってその様子を見ていた。継続的な快感にも値段をつけて他の氷鏡から巻き上げるつもりの氷鏡は投資家の氷鏡からリスクについて十分気を付けるように言われていたし、その通りにしていた。何も心配はないだろうと思っていたが、なんとなく不安だけはあった。モニタールームで地下にいる彼女のバイタルを調べられるよう監視カメラにAIをつないでいる。  美優はこのモニタールームでのメディカルチームに属していた。もちろん私の親戚でもなければ、知り合いでもない。美優の採用理由は真面目なところがあるからだった。 「彼女のバイタルはどうなってるの? 」 「心拍数は上昇傾向です。体温も上昇中、呼吸数は平常時より少し多いくらいです。今のところ問題はないです」 「そう、美優ありがと。あっ、やっとかしら」  モニターの中で、氷鏡はその体を増やしていった。カメラに収まらないくらい(ざっと100人くらいだろうか)に増えると手早く料理の準備をし始めた。料理ができた頃にはカメラに写るどの氷鏡も疲れていて、「今日は寝ちゃおうよ」と言い出す氷鏡もいた。  氷鏡は料理を食べていた。他の氷鏡が食べる料理の味を感じながら、地上に居る氷鏡たちの料理の味も氷鏡には分かっていて媚薬からの興奮でよだれが止まらないでいた。牛乳が飲みたい(地下には牛乳はなかった)と思うと地上の氷鏡の一人が牛乳を飲んでくれて、そのありのままを私に送ってくれた。ありがとうと念を送るとどういたしましてと念が帰ってくる。だんだんそれぞれの氷鏡たちは正常な判断ができなくなっていて、時々スプーンを落とす氷鏡やよだれとともに鼻水や愛液を流したままの氷鏡も席にはいた。服が敏感な部分に触れるだけで変な声が出ている氷鏡もいる。感覚の共有はこのなかの氷鏡の誰に対してもできるので早速壊れている氷鏡も少なからずいた。逆にある氷鏡はどこからか来る倦怠感と吐き気に襲われてトイレに行って何度も食べたものを吐き出していた。イライラが収まらず壁を蹴飛ばす氷鏡もいた。  なんかこの世の終わりに来てしまったのかとつまらない感想を抱く氷鏡は吐き気をこらえながら肉を食べていた。  食事を食べ終わる頃には氷鏡たちはあるものは愛液と黄金水を垂れ流し、あるものはトイレに行って出てこなかった。そこでオナニーをしているのはわかったが・・・ 「大変だなー」 と既に他人事の氷鏡は分身してさらに人数を全部で300人に増やした。動けない氷鏡に変わって食事の後片付けと床にあった零したり吐いたりして広がったりの汁で汚れた場所を自動掃除機できれいにした。倒れている氷鏡は部屋の隅に移して、早速オナニーを始めようとする。  モニターにはすでに人間は写っていなかった。一時間かそこらで人間の理性というものは崩壊するのかとモニターの前の氷鏡は言葉を失っていた。ちょっとその倒れた氷鏡の体を感じるだけで何回分もの絶頂を味わうことが出来ると自分までもよだれがこぼれそうになっていた。すでに下の下着も変えないといけないほど濡れてしまっている。だがしかし、これは幸せなどというものとはちがうだろう。ただ純粋な快楽に雌の匂いと黄金水の匂いと愛液の匂いと氷鏡の汗の匂いが混じっているのが感じられる。急いで接続を切ったモニター前の氷鏡は疲れたのと夕食を取るのとオナニーするのでモニター前を離れた。氷鏡は神様は信じていなかったがさすがにこれを見るとそうも言っていられないと思った。  地下の氷鏡は常時愛液がだらだらと出ていて、呼吸もろくにできない過呼吸の氷鏡もちらほらいた。氷菓の中の誰の頭を覗いてもやばい、やばいとまるで人間じゃないかのような答えが返ってくる。すでに氷鏡たちは快楽でトイレまで行けないか行ったとしても、どのトイレも氷鏡の力ではまったく開かずにトイレの前で耐えきれず漏らしてしまう氷鏡もいて、その度に別の氷鏡が漏れた愛液や黄金水の掃除をしていた。掃除機の性能が良かったのか掃除自体に時間はかからないのだが、精神的な被害は尋常ではなかった。その度に別の氷鏡は胃の中のものを吐き出し、それをまた別の氷鏡が綺麗にしていた。  その間も変わらず媚薬は空気中に散布され壁を叩いていた氷鏡は手を真っ赤にして人語(じんご)ではない言葉を叫んでいた。  ある程度時間が経つとその人語ではない言葉もなくなり氷鏡同士が互いにセックスするイメージだけが頭に浮かぶようになっていた。どこかの氷鏡が性具のダンボールを開けて、別の氷鏡がそれをみんなに配って回った。 私は私で、服が気持ち悪くて裸になっていたし、他の300人(その中でも動けるのは30人程度)に犯されないようにゾンビのような彼女たちから逃げ回っていた。もう正常に脳が働いていないのか他人のセックスを見るだけで快感を共有していてそれだけでイキそうになっていた。飲み水の水道はお酒の味がするのにみんながそれに群がって、キスをしながら口移しをしてそれだけでイっているようだし、お腹に入るだけダンボールに入ったままの生の食料を食い尽くしてしまおうとする氷鏡もいた。 なんかもう嫌になったと氷鏡は思い。舌を噛み切ろうとしたが数パーセントでも脳の中に残っていた生きたいという私がなぜか分身していて、部屋の中の氷鏡の数も一向に減らないでいた。死んだ氷鏡は動けなくなった氷鏡の隣に置いてそれも、屍姦者(ネクロフィリア)の氷鏡たちにかっさらわれていった。屍姦をする氷鏡たちは張型を死人の氷鏡に突き刺し「あああああ」と叫びながら絶頂している。 流石にお酒がないと無理だと思った当の氷鏡は水道に近づいてさっき見たときより数が減っていた氷鏡たちのなかに入って体のいろんな部位を触られながらも、水を飲んだ。あとは死にたての氷鏡の血を飲んで眠気が来るのを待った。時間は12時になっていた。  地上のとある氷鏡の家地下で大変な状況であることを又聞きの又聞きの又聞きで知っていた。この氷鏡はいつもどおり毎夜開かれる饗宴から記憶だけを戻した自分の分身を呼びその氷鏡の記憶を彼女は楽しんでいた。秘部を他の仕事をしている氷鏡に舐められ陰唇を爪の先で触られるだけで体が熱くなるのを氷鏡自身が今されているかのように妄想して同じ刺激をコピーの体を使って再現していた。  この氷鏡の時計の時刻は2時を指し氷鏡は徹夜で明日必要な資料の作成をしているのだった。もちろんパソコンで資料を作成してその合間に饗宴で快感をおやつにする。灯りを消すと氷鏡たちはベットに入った。  次の朝、氷鏡は地下で死んだ氷鏡の記憶に触れ、たったそれだけで、何回分もの絶頂を経験し体を冷ますためにその後10回のオナニーをしなければならなかった。会社に迷惑をかけることになった。これが毎日続くとなると思うと氷鏡は憂鬱になった。  朝、モニタールームのプロデューサーである氷鏡は夢の中で快楽に悶えていた。目を覚ました瞬間地下で死んだ氷鏡の絶頂が彼女を襲いその快感だけで14回程イった。すぐに今日の業務につかないといけない時間に成っていたが、氷鏡はオナニーをせずにはいられずに、その後も10回程度、自分を焦らしながらイった。分身してしたかったがその余裕もない。相変わらず地下では寝る間を惜しんでセックスが続いていたが、確認するには身支度をしてモニタールームに行かないといけなかった。  朝起きると、私は周りで死んでいる氷鏡たちの快楽を全身に受けて、おかしな空想の中で、部屋にいる全員の氷鏡に身体を愛撫されているのではないかと思えるほど至高の快楽を感じた。絶対に自分の陰部には触れてはいけないと触れるようなことがあれば今日中には死んでしまうほど、鬼気迫る快楽だった。だが自分が死んだところで自分の身体はほかの氷鏡に生かされて続いていくのだから関係ないじゃないかと思考して、でも耐えて朝ごはんであるダンボールの中の食料の肉を食べようと氷鏡は食事の準備をした。 「おはよう、美優、状況はどうなったかしら?」 「おはようございます、依然、地下におられる氷鏡さまに変わりはありません」 「バイタルデータをぁ教えてぇ、んんっ」 「氷鏡さま、大丈夫ですか? バイタルは心拍数は常に運動時と同じくらいです、呼吸数はこちらも平常時より大きく上昇しています、各氷鏡さまそれぞれの情報はデータ化していますので、後ほどごらんください」 「わかったぁわ、んんっ、ありっひっがとんんっ(わかったわ、ありがと)」 「今現在、確認できる氷鏡の個数は400体依然として増え続けています。死亡した個体は200体」 「200体ぁぁ、ですってぇ」 もっと少ないはずだと思った氷鏡はそう叫んだが、報告は続いていく 「地下の氷鏡さまの自我は既に限界に達しています。今のところ殺人は起きていませんが時間の問題かと」 「私はっ快楽殺人者じゃぁない」 「すでに氷鏡様の、感覚共有、意識共有ともにオーバーフローしている可能性があります。報告は以上です」  朝ごはんをテーブルで食べようと氷鏡は肉を調理しテーブルまで運んだ。すでにお皿を触っているだけで指からイキそうな快感が脳に来て自分がなくなってしまうという恐怖からの呻き声も喘ぎ声に混ざってしまっているくらい気持ちがいい。  肉を食べ終わったあと氷鏡は分身し性具を持ってきて布団までそれを持ってきた。周りには叫び声と喘ぎ声とよくわからない奇声が上がっていたが気にせず、布団に触れている皮膚からの快感に耐えながら二人で入った布団の中でキスを始めた。 「あぁ、ちゅ、ああぁんん、ああああああ」 たったそれだけで2回イってしまい、腰を何度も振る。 「入れてぇ」 震える吐息を感じて持ってきて張型を目の前の私の一番大事な部分に向かってゆっくりと挿入していった。 「あぁああああ、はやくぁああああああ」 胸を震わせ敏感で今まで生きていて最も勃っている乳首を空気で刺激して目の前の私はアヘ顔を晒していた。 「わたし、にもぉおおお」 イった衝撃でまだ体を揺らしている目の前の私から私へ陰部に張型を突き入れてくれるよう懇願する。 「うん」 と快楽で震える手で持った張型で私自身の秘部にそれを突き入れてくれるのを待った。  彼女の張型が秘部の周りを擦り 「あぁああ」 私は自分で胸を揉んでしまいそうになる。でもこれは彼女からの刺激だけでイくためのレッスンなので手は目の前のもう一人の私の秘部と鼠径部から動かさないようにする。 「もっとぉああ」 そういうと、今度は目の前の私が力いっぱい張型で私の膣の一番奥を突く、私も自分の手を動かして、彼女の陰核を刺激してgスポットを張型で刺激していく。  ツーンと勃った乳首に唾液をまぶして歯と舌で刺激する。ちょっとイキたいと思えば周りの私たちの快感を共有して、むちゃくちゃに腰を振ってイってしまう。お互いの陰核を交互になで、その快感を共有しながらキスをするのも気持ちいい。自分の陰核からの快感が収まったときに相手からの陰核から自分がした通りの私からの刺激が自分の陰核の場所に快感として表れる。 「あぁあああ、いくいくいくあああ」 とイキそうになるのを相手の私が張型を抜いて絶頂に達する寸前で止める。 「なんでぇあああああ」 膣に入ってはいない張型を感じようと何度も腰を振る。そしてまた、自分の快感を外から味わっている目の前の私が張型をゆっくりと私の中に挿入していく。  お返しに目の前の私の両方の乳首を自分の両手でつまんで相手と自分両方の膝で両方ともの陰部をゴリゴリと擦る。 「ああああ、やめてっああ、あああぁぁあああぁあああーーーー」 胸を突き出して彼女はイってしまう。イってイってイキきったあとまだ止まらない快感の刺激をどこかに消そうと何度も私は腰を振ってしまう。空気が愛液まみれの下半身を刺激し過呼吸をすると空気中の媚薬をもっと取り込んでしまう。だが、もう腰を振っていることしかできないほど快楽の虜になった二人は股間全体の快感を解消しようと何度も何度も腰を振る。疲れてもう腰を振れないようになってやっと、その二人の行動は止まり、次は身体を69の体勢に変える。 もう一人の私の陰部は愛液が滝のように溢れて、私が舐めるとビクビクっと彼女が体を震わせる。自分の口からも欲望が唾液になって溢れ出しているのを氷鏡は感じた。  地上では、モニタールームにいる氷鏡が、モニターの先の二人が布団の中でしていることを想像してショーツを濡らしていた。椅子は回転椅子なので体を振り時々椅子を一回転させて次にすることを考えていた。氷鏡の仕事は地下1000メートルの墓の建設事業だけで他に、今早急にすることはないのだった。 「美優」 とバイタル監視が仕事の美優に聞く 「次に何をすればいいかしら?」 「400人の交合を見ながら仕事をするこっちの身にもなって欲しいですね」 「あなた、生意気なこと言うわね」 美優は仕事ができるが少々くせがある。そのため時には扱いづらいこともある。美優は言った。 「これじゃあ、拷問じゃないですか毒ガスでも撒いたらいいんじゃないですか?」 「ごめんね、そういう機能は付けていないの」 「じゃあ、電気を止めてしまって!!」 「それはそれで、かわいそうじゃない? この仕事に飽きたのかしら」 美優はそこまで聴くとぶつぶつ文句をいいながら仕事に戻った。二日でやめられたら雇った身として困る。  氷鏡は氷鏡自身の上に被さり、私自身のその場所と全く同じ形の陰部に見とれていた。同じようにもう一人の氷鏡に自分の恥ずかしい場所が見られているのかと思うと興奮してしまう。唾液が口から溢れ同じくドバドバと液体が滴っている彼女の秘部に液体が入っていく、その氷鏡の体が興奮しきっていて、だらしなく膣口が口を開けていた。彼女の隙間に氷鏡の出した液体が糸を引きつつ侵入していく。彼女はそれを感じてビクビクと身体を震して上に跨っている私の秘部に吸いつこうとする。 「ぐちゅ、ちゅちゅ、うんんうぅ、んんっ、ちゅぱっ」  いやらしい場所からの私の愛液で彼女の上の口はドロドロに濡れ、彼女の鼻息が自分のにかかってしまう。  指を使って彼女の陰核を爪先でひっかく。 「あぁ」 と声が聞こえて、私は興奮し媚薬まみれの空気を吸い込んだ。  指を膣口の中に入れて膣の中から外に向かって陰核の方に刺激を加える。感覚を共有するとぞわぞわする感触が膣の周りに起こって全身に伝わっていく。 「きもちいいぃぃわぁぁ」 もっと触りたかったが、目の前のもう一人の自分に自分の同じ場所をいじってもらおうと 「私のもやって!」 と言った。 小さく陰核をつついて彼女が了解の合図をすると、彼女自身の人差し指を私の中に入れて彼女も同じように内側から陰核を刺激していった。 「あぁ、んんぅ」 彼女の指を引っこ抜いて私は何度も自分の腰を振った。お尻を後ろに突き出して、彼女から離れた場所に移動させる。再び彼女の体に自分の淫乱な部分を近づけ興奮で溢れ出る淫らな汁を彼女の顔に浴びせるように掛けた。私と同じように彼女も腰を振ってイってしまう。シンクロしてまるで同じ紐で引っ張られているように同じ振り方をする私たちのお尻。陰核を刺激しようにも腰は近づいたり離れたりして、やむなく手を下の方にやり自分の目の前の女の子の乳首を愛撫するようにやさしく触っていった。  同じ快感が自分の乳首にも起きて腰の振りがさらに増していく。 「「ああああぁんんんああああああああああ、イクイクイクイク、あああああああああ」」 今までで、一番大きな絶頂の波が体を駆け巡ってそれに耐え切れずに腰を振るスピードもさらに早くなって、 「「あああああああああイクイク、あああああいいいいいいいくーーーーーーー、っっっっっっっっっ・・・・・・・・・」」  全く同じ声が部屋中に響き私の中で一番の絶頂だったものが、この部屋の中でも一番の絶頂に変わっていく。つまり、この部屋にいるすべての私が、私の絶頂をともに共有して私の振り方と同じように腰を振っている。同じように喘ぎ声を上げて、それはイク様子も同じになる。 「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「 「「「「ああああああああああああああああああああ、いやああああああああああああ、あああああああああああああ、はああぁああああぁああああああぁあああああああああ、イくぅぅうううううううううううぅうううぅううううううううう、ううううううっっっっっっんっんん」」」」 」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」 全員が部屋にいるすべての氷鏡がとてつもない快感を身体に感じ、すべての氷鏡が全員全く同じ体で全く同じ逝き方をしていた。 「なんなの、これぇぇー」 「モニター中の氷鏡さまの心拍数が以上に上昇しています。呼吸数も運動時の最大のものです」 「ああああ、はあぁはあぁ、なによ、これええええっっ」 そう言って、地上にいるモニタルームの氷鏡は戸惑っていた。なんせモニターに写っている氷鏡たちがみんな同じ腰の振り方をして、それはまったく同じようにシンクロしていて、絶頂の甘美な液体を愛液や黄金水または口からこぼれている酒臭い液体を、裸の氷鏡たちがこれでもかというほど体に浴びている。同じようにモニター前の氷鏡自身は自分の腰をこれでもかというほど動かしたくて、氷鏡は仕方なくて仕方なくて体を小刻みに震わせてもじもじしていた。今すぐ、自分の気持ちいい場所を触りたい。でも、周りにはいっぱい人がいるし、でもちょっとなら、と自分の手をショーツの中に入れた。 秘部の周りを指の腹で軽くなでると全身を痺れさすような快感が体を襲う。少しだけ地下の彼女たちの身体と共有を強めるだけで、何回でも何十回でもイケそうだと思うほどのもうこれ以上ないほどの気持ちいい刺激が身体全部に施されているように感じる。 「ああああああああああ、イクイクいくイクイクイクいく、あああああああ、ああああんんんんんっっんんっっっっ、あああああああああああああああああああ」 モニタールームの氷鏡の叫び声に周りのスタッフは唖然として、メディカルスタッフの美優はざまあみろとは思いつつもしょうがないからと施設内の医療スタッフに、イきすぎて氷鏡が水分不足にならないように点滴と鎮静剤の手配をした。担架で氷鏡は運ばれてその間もいやらしく腰をくねらせて恥ずかしげもなくイってるさまを周りの人々に見せていた。 「あああんんんんああああああ、イクイクあああああ、っっっんんんああああああ」 日本全国の氷鏡たちはこの日を境に正常に人と会話ができなくなりそれぞれの県立病院、または中央病院で永遠にイキ続ける愛液まみれの女に成り下がってしまった。 「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「 「「「「「「「「あああああああ、いくいくいくいくああああああああああああ、ああああああああいくあああああいくいくいくいくあああいいいいいいいいあぁ、はあはあはああアアアアアアぁああはあアアあああぁァァああぎぎぎぎぎぎゃああゃぁあああぁああ」」」」」」」」」」 」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」 そして、一年後・・・ 体を愛液まみれにした女が都内に出没するという噂が流行りだした、それも女は一人や二人というわけではなく何百人と群れをなして男に襲いかかるという。女の噂は都市伝説になって後々までも語られたらしい・・・ 終 傷だらけの自分同士は電気羊の(ry  ドン、鈍い音が響く。男が女の腹を蹴り上げる音だった。  男はその女の子を睨めつけ「死ね」と吐き捨てる。  男にとってはその奴隷から話しかけられるという事が男の身内にとっての屈辱であり、その奴隷を蹴り痛めつける事が正しい事そうしなければならない事とされていた。女はただされるがままに腹を蹴られる。自分が生きている事が彼らこの国の中での財を成した有力者にとって排除されるべき対象であることを自覚していたからだ。  女は何度も、何度も腹を蹴られる。痛みが快感にあるかと思いながら蹴られていたがどうやらそんなことは無いらしい。  何度も何度も、彼女は蹴られる。なぜここに生きているのだろうと彼女は何度となく考えたことだろう。  あーー、誰かこの蹴られる役目を替わってくれたらと彼女は考えた。  鈍い痛みが体に染み付く。  最初に彼にその有力者に声をかけた時女の子は自分が蹴られる事になるとは考えていなかった。だってそうだろう、その有力者と奴隷の間には何も煩いごとなど無かったからだ。  そこに、一人の別の男がきた。その男はこう言った。 「この女は、奴隷なのだから、蹴られることが当然なんです。」  有力者の男はそれに同意して 「ああそうだよ、こいつは奴隷なんだから、何をしたって俺たちが罪を問われることは無い、こいつが腹の痛みに耐えて苦痛に顔を滲ませるところがもっと見たいんだ。」 「そうだよ、こんなやつ生きてないほうがいい」 隣の男も有力者の男の意見に同意した。  そこに、もう一人男がやってきた。 「あなたたち、何をやっているんですか、こんなことをして許されると思っているんですか?」  有力者と隣にいた男はその男が来るのを見て 「何だ、あんたに関係あるのか?」 「そうだ、俺たちがこの女を痛めつけるのに正当な理由がある。俺たちが有力者で、こいつが奴隷だからだ。」 と有力者の隣の男は奴隷を指差して言った。 「違うっ」 と奴隷の女は声を上げようとするが、すぐに有力者の男に腹を蹴られ黙ってしまう。ドン、ドンと鈍い音だけが響く。 「この奴隷は私が買いますから、もう蹴らないでください」 と後からやってきた男が言って 「なら、払えるだけ金を払っていってもらおうか」 と有力者が言った。奴隷を手放せば、その奴隷の腹を蹴ることができなくなるからだった。 「払います」 と後から来た男が言って、有力者は一年でその有力者が受け取る給与の三分の一を後から来た男から巻き上げた。 「そこの女の人、身体は大丈夫ですか?」 「大丈夫です、もう平気です」 女の奴隷は痛む腹を抑えながら、後から来た男に言った。  後から来た男は、自分をこの国の著述家だと名乗った。  国の歴史や外国の様子を本にして、売り出すのが仕事らしい。 「さあ、もうあなたは私の奴隷なのだから家までついて来なさい」 と著述家の男は言った。 「クリスマス?」 「そうです、文字が読めないあなたはわからないでしょうけど、この国では、それを一年に一回祝っているんですよ」  奴隷の女がこの国に昔からある祭りのことを著述家に聞いて著述家の男がそう答えた。  著述家の男は奴隷の女の腹の傷の手当をして、家に据えてあったソファーに女を寝かせた。 「この国では、そのお祭りのためにみんなが準備をしているんですよ今年のクリスマスは、明日でしたかね」 「明日」 奴隷の女はその言葉に親近感を感じてそれを祝うために何をすればいいか著述家に尋ねた。 「あの、何をすればいいんですか?」 著述家は答えて 「まず家の中にツリーを立てるんです、それからそれを飾りつけるんです。」 「何のために」 「そのツリーの下にその日だけやって来るおじさんがプレゼントを置いてくれるんですよ」 「私は奴隷ですよ、何ももらえませんし、もらったとしてもすぐ汚れて使えなくなってしまいます。 誰かに壊されても自分では直せませんし」 「ずいぶん、ひどい目に遭ってきたんですね。貰えるものは貰っておきなさい。その方があなたの気持ちも優れるでしょうし」 「はい、分かりました」 奴隷の女は静かに呟いた。  奴隷は著述家の男の手伝いでツリーを立てそれの飾り付けを行った。  奴隷は著述家の家で飲ませて貰ったコーヒーという飲み物のためにツリーを飾り付け終わる頃にはトイレに生きたくて仕方なくなっていた。 「トイレどこにあるか、教えてもらえませんか?」 「トイレはそこの廊下の奥にありますよ。待ってますから、ゆっくりしてくださいね」 「はい」 と奴隷は顔を赤らめワンピースの端を抑えてトイレに向かった。  トイレに入ると奴隷の女は、ワンピースをたくし上げ胸にある二つの乳房を両手で揉み始めた。 「あぁ」  この奴隷には自慰癖があり殴られ蹴られた後には決まって体が気持ち良くならなけらば仕方のない性分だった。 「こんなところ、誰にも見せられない」 と言いつつも奴隷は自分の体から発せられる快感に従順に従っていく。 この性癖のせいで奴隷は何度となく家を追い出されてきた。自分の家でそのようなことをして放置しておく主人が誰もいなかったからだ。 「どうせ、この家も私がこんな女だと知ったら、すぐに追い出されるんだろうな」 と女は独り言を言った。 「ああっ、イくっイキそうっ」 女は、何度とない性癖の発散でどのタイミングで自分が絶頂できるかをよく知っていた。 ギリギリで身体を焦らして、何度も何度も欲望を先延ばしさせる。  結局今回は絶頂する(イく)ことができずに耐えていた尿意に悶えながら乳首を摘んで身体を震わせて演技の絶頂を演じてボタボタと熱を感じる股間からの感触に身を震わせて、しばらく後にトイレから出て言った  トイレから出れば、先ほどまではなんともなかった腹部の痛みがまたぶり返す。 「痛いっ」 体が敏感になっている分その痛みが強く感じられた。 リビングまで戻ると著述家の男が 「ずいぶん長かったですけど、大丈夫でしたか?」 と聞いてきた。 快感に上ずった声で奴隷は 「っぁはい、んっ大丈夫っですよ」 と答える。 「それなら、良かったです。ほら最後の飾りつけはあなたがしてください」 と著述家はツリーの一番上につける星を奴隷の女に渡した。  奴隷と著述家は再びコーヒーを飲みつつの談笑をして、奴隷の心は癒されたようだった。  夜遅く、奴隷は再び尿意をもよおしてトイレに駆け込んだ。先ほど絶頂する(イく)ことが出来なかったため、その身体を穢れさせる行為は一時間ほど続く  快感が際限なく湧き出て止めることを知らない彼女の身体は絶頂というゴールへのペースを間違えてまだ一回もイけないでいた。 「どうして、何回もこの刺激でイったのに」 奴隷の女性は自分の体の中に不快感を感じて、唐突に幻影を見た。  それは自分が二人に増えてお互いに陰部を触りあっている光景だった。すぐに、その幻影は消えさって奴隷の身体には絶頂するためには今見た幻影の方法しかないのを悟った。 「でろ、でろもう一人の私っ」 と念じるとなんと目の前に自分の体がぽっと浮かび上がった。 「あれ、私」「そっちも、私」 新しく現れた奴隷の女はトイレに座っている奴隷の女と同じようにワンピースをたくし上げて固定し下半身の恥ずかしい部分が丸見えだった。 「なっ、そんなところ見せないでよ!」 そう言われた女は言い返す。 「そっちだって、変なことして顔も赤くなって恥ずかしいでしょ、早くやめてよ!」 どちらの奴隷の女も今まで自分一人しかいなかった空間に女性が侵入し自分の恥ずかしい部分から目線を外すことが出来ないことに恥ずかしさと怒りを感じた。  でも、しばらくして二人はお互いに自分だということを確認し、目の前にいるのは透明人間なんだと思い込んで先ほどまでの行為を続けることにした。 「あぁぅ、うんぅ、ううっっ、んんっ」 「あぁぁ、ああんぅ、ううんぅ、んんぁ」 どちらも同じように喘いでいる自分の分身を見てこれが私なのかなと不安に感じて、しかし、身体からの快感に抗うことが出来ずに目の前の自分の恥ずかしい部分により色っぽさを感じずにはいられなくなる。 「ちょっと」 「なによ」 「もう、私漏れそうなの」 一方の彼女はトイレに座っている女と違って立ちながら自慰を続けていたので、我慢できないほどになっていた尿意にどう対処したらいいかわからずにもう一人の自分に聞いた。 「そんなの、私だって」 と両手で下腹部を押さえて座っている方の奴隷もいう。尿意に震えて悲鳴を上げている分身を見てそれを悲しんだ奴隷の女はいう 「こっちにきて」 「なにするの」 「きてって」 立っている方の女が一歩もう一人の方に近づくとトイレに座っている方の女は彼女の陰部に唇を這わせた。 「ひゃぁ、やめてよっ、きたないぃ」 「全部飲むから出してぇ」 陰部を舐められた方はそこからくる快感のせいで乳首が信じられないほど硬くなって足の指も緊張でギュッと握って力を緩められないでいる。 「あぁ、イくぅ、今度は絶対イケるし、あああっあああああっああぅぅぅあああっっっっあーーーーーっっ」  天井を向いて陰部を舐められて彼女は絶頂した。その部分からは際限なく液体が溢れ出す。 「いや、こんなのぉぉ、あああー」 もう一人の奴隷の女は彼女の陰部から溢れ出す液体を全て飲み干そうとする。それすらも彼女にとっては快感で立ってボタボタと液体を漏らしている彼女が快感を感じて満足した頃に自分の気持ちいい部分を弄って快感を感じながら彼女が出したものと同じ液体を自分も陰部からボタボタと漏らしていく 「ああああっいいの、イくイくイっちゃうよーーーーーー、ああああっっっっああ、ああああぅぅああっっっ」 断続的にトイレに自分の液体を噴射してその膀胱に入る力にも快感を感じて奴隷の女はイった。  自分の舌で味わった液体が今自分の下腹部から出ているという事実に快感を感じて、乳首も目の前の奴隷の女と同じだけ尖っている。早くそれを目の前の女に舐めてもらいたいと思いながらも彼女は自分の陰部と下腹からくる快感に身体を震わしていた。 翌日 「あなたたち、いつから双子になったんですか?」 「……」「……」 どちらの奴隷の女もその質問に答えられなくて、著述家を困らせていた。 「まあ、いいでしょう昨日あなたを打った男にそれなりの金銭を渡したんですから、あなたが出ていくのを私は止めませんがここに残るのもあなたの自由です」 そう聞くと二人いた両方とも同じ顔の奴隷の女は顔を明るくして二人して抱き合った。 終わり 花壇に咲く青い花 「ふぇ〜、4000円……」  ある女性がいた。名前は和子。いたって普通の成人女性である。顔は童顔で見た目中学生と言われても仕方のない容姿をしているが、誰がなんと言おうと和子は成人している。  通販で電動バイブ?なるものが売られているのを見つけて成人してからオナニーに興味のあった和子はそれを買おうとしていた。  ただ、自分の生活費の中からオナニーのためだけに4000円も使うのはバチが当たらないだろうかとやけに心配しているのだった。  和子に彼氏はいない、今のところは。だが、それにもかかわらず、性欲だけは人一倍ありいつもベットですとんと寝てしまう和子は学生のとき学校の授業中に隠れて自分の陰部を弄っていた。何度もそれがバレそうになったが、そのたびに適当な言い訳をして逃れて今では大人になってしまった。和子は大勢の人がいる場所での快感が好きで、人がいっぱいいる公園のトイレや公共スペースの一人隠れられる休憩場所の椅子などで自分の性癖を育てていった。いまでは人がいっぱいいる場所に行くだけで股間に水が滴ってくるほどだ。  いつも、ベッドの中でする妄想はエジプトのクレオパトラみたいにたくさんの奴隷を抱えて、性欲処理をその奴隷たちに手伝ってもらうことだった。一気にイかせてもらえる巧みな奴隷もいれば、中々うまく触ってもらえない稚(いとけな)い奴隷もいる。美形からダンディな三人の奴隷にあそこと胸と唇を愛される。  そんな想像をして、ドキドキしていた和子だが男運は一切なかった。  仕方なく、成人したのを機会にオナニー道具の一つでも買ってやろうと、いかがわしいサイトを巡回して、これだという商品を探したのだ。 「やっぱり、バイブにも程々の重さがないと〜」  六畳間で独り言をいうのも慣れた。声は部屋の壁に吸収されて帰って来ないが、和子はめげない。むしろ防音が施されているこの部屋でないと和子のいやらしい行為が付近の住民に筒抜けになるのではと和子は恐怖していた。 「うう、せっかく防音対策の部屋に引っ越したんだから、一人Hもできないとだめ……」  和子は思い切ってバイブを買った。  それから程なくして通販のダンボールがアパートに届き、和子は期待と不安の半分半分でダンボールを開ける。中にはちょこんと女性でも扱いやすそうな大きさの、でもちゃんとした重量のあるバイブが入っていた。色は黒でかっこいいと思えるその色は和子のお気に入りだった。 「なんだろ?」  バイブと一緒にローション?って液体が詰め込んであった。なんでも先にこれをバイブに塗ってからつかうらしい。 「ふーん……」  和子は、部屋の暖房を暖かくして適度に紅茶で水分を補給する。いつも一人Hするときはそうしていた。成人してアパートに住むようになったあとは見境がなく狂ったようにオナニーを続けていたのだ。禁断症状のようにバイブを持つ手が震えて口の中に残る紅茶の味が頭の中の快楽の記憶をくすぐる。  和子はベッドに座り、着ていたパジャマとその下のシャツを肩まで上げ、中のブラを上にずらす。これからすることへの興奮ですでにピンとした胸の頂点が空気と触れ快感が脳に伝わる。指の爪のさきで頂点に円を描くようにやさしく引っ掻くと、和子の脳にじゅわっとしたレモンを食べたときのような恍惚した快感が溢れてきた。  胸を持ち上げ軽く重さを量る、胸の横に胴(どう)に沿って指の腹を這わすと心臓のドキドキがだんだん早く強くなっていく気がした。すでに興奮で下の口には触って分かる湿り気が出てきた。 「うう、気持ちいいの」  指の腹で胸の頂点を擦る。両手で左右同時にしたり左手だけで胸をもみ、うずうずする股間の果実におあずけをしてお腹やお尻、腿や足に右手を撫でていく。それぞれの快感のツボに指を絡めて和子は子宮とお腹に力が入り、まるでセックスしているような恍惚感に身を委ねていた。 「いけない! これの事忘れてた」  和子は我に返り、ダンボールからバイブを取り出す。もうすでにぬるぬるのローションを使わずともバイブが中に入りそうだったが 「まっ、せっかくだし」 とローションを容器からだし、バイブのちょっとざらざらした肌に接する箇所に塗っていった。  服もパジャマとシャツを脱ぎブラを外してベッドの脇にたたんで置いておいた。バイブはローションのせいで、てかてかと部屋の光を反射している。バイブのスイッチを弱にして入れ左手の人指し指で陰部にある快感の果実がどこかを探って、触ると声が出てしまいそうなそこをあれの形をしたどろどろに濡れている振動するバイブで軽く撫でた。 「っん、あぁ……」  悩ましげな声が口から出て、快感にひたりしばらく動けなくなる。 「これ、やばいかも!」 とあまりの刺激にバイブを買ったことも後悔したが、時間が経って落ち着くとまたバイブを気持ちいい部分に当てる。 「んん、うぅ……」  濡れたバイブで『つんっ』と快感の源泉にその小さな点に刺激を加える。気持ちよくて声が漏れそうになる。 「やっ、いやっ……」  もう限界までその果実から気持ちいい刺激が溢れても、まだまだとしばらく経てば溢れそうな快感が悩ましい快感に変わる。何度も何度もバイブの先で果実の腹を撫でた。 「あっ、はぁ、いやっ……」  こういうときにしか出さない声が自分のしていることのいやらしさを引き立たせる。また、何度も何度も『つんっ、つんっ』と宝石のような自分の一部を苦しげな声を上げて擦る。バイブの振動を強に変えて、自分の果実を弄るとさっきよりも、もっと大きな声が口から出てあまりの刺激に和子は腰をガクガクと震わせた。 「ガッァァ、あああっ、ああーーーーーー、っっんん……」  しばらく、腰を震わせて平常心に戻ってから 「はぁ、はぁ」 荒い息を上げて、和子は今日の分は終わりとバイブを片付けた。  次の日ネットを散策していると気になる文章が書いてあった。 「『あなたの分身が欲しくありませんか?』 これって一体?」  和子は書いてある文章に違和感を覚えたが、説明書を読んでみるとなんとなく面白そうだった。なので 「ちょっと気になるけど、応募してみよう!!」 と申込みフォームに住所と名前を入れて送信ボタンを押した。  画面には『和子さんの身体情報を読み込み中です。しばらくお待ちください』と書いてある。 「???」  しばらくたっても画面には『読み込み中』の文字だけが表示されている。 「なんだろ。騙されたかな?」 と言うと急にバリバリバリと雷が落ちるような音がしてズドーンとアパートの屋根に何かが当たる音がした。 「何っ!?」 と声を出す暇もなく部屋の天井から雷みたいな光が落ちてきて和子の体に命中した。 「ぎゃっっっっっっっっっっっっっっっっっ」  あまりのことに声を上げる和子だが恐怖に比べて起こったことは大げさなことではなく、先程雷みたいな光が突き抜けた天井も異常はない。だが和子にはその光の意味とどうすればさっきの光が自分に変化をもたらした“能力”を使用できるか分かるようになっていた。 「なんか、分かる」  そう思った和子は声を上げた。 『でろ! 私の分身!!!!!』  和子の身体に宿った雷が与えた分身の能力が発動し、途端にアパートの一室に和子の体は5体も増えた。六人の和子がアパートの一室にいた。 「なにこれ、私?」 「いや、ちょっとまって」 「こんなのおかしいでしょ!」 「みんな、それぞれで喋らないで」 「そうだよ、何言ってんのかわかんなくなる」 「えっ、えええええ!!!!!」  思い思いに声を発する和子たちに本物の和子はあっけにとられていた。それぞれが本物らしく振る舞い、誰が誰なのか見分けがつかない。いや、みんな和子なのだが…… 「ちょっとまって、わかんないからAからFまで印つけてよ!!」 と本物らしい和子が言うとそれぞれアパートにあったマジックを取って各々自分自身の手のひらにAからFまで印を彼女たちは付けた。  本物の和子はもちろんAの印。ほかの和子は威勢がいい順でBからFまで印を付けている。 「さっきの怪しい通販みたいなの」 「うん、アレのせいだよね」 「さっきの本物の和子が」 「ちゃんと、警戒してたら」 「面倒なことにはならなかったのに」 「うるさい! 自分のせいでしょ、私に押し付けないで!!」  最後の和子は本物っぽく振る舞う。案の定最後の和子は和子Aでほかの和子たちは本物をからかっているのだった。  さっきまでネットを散策していた和子は昨日のバイブでの出来事を思い出し、いいオナニー方法はないかとネットを探っていたのだった。なので、ムラムラしているのは一人の和子だけではなく全員がそうで、六人の女性がいる状況でだれからベッドに入って寝ようというのか、お互いを横目で見て彼女たちはお互いの腹の探り合いをしているのだった。 「そろそろさ」 「うん、気がつけばこんな時間だし」 「昨日のこともあるしさ」 「早くベッドに入りたいんだけど」 「何よ」 「あんたら、こんな状況でHしたいわけ?」  最後の本物の和子に今度は味方がいた。手を見てみると和子Bで本物の和子Aは和子Bの横に言ってほかの和子たちを従わせようとした。 「「「「………」」」」  でも多勢に無勢、4対2では話にならない。それぞれの和子たちはほかの和子にわからないように(といってもバレバレなのだが)自らの手をショーツの中に入れて自らの大事な部分を欲望のままに弄っていた。それを見ていた和子Aと和子Bの二人も身体のムラムラが止まらなくなってしまう。 『あんたたち、いいかげんにしなさいよ!!』 と和子Aが強い口調で言うと四人の動きが止まった。ショーツに入れていた手はそのままに、虚空を見つめていてぼーっとしている。和子Aが前に見た催眠の動画みたいな感じだった。隣りにいる和子Bの様子は変わらないようだった。 「なにこれ?」 「和子A、あんたが本物だからこいつらがいう事聞いたんじゃないの?」 「そっか、私が……」  そう言って和子Aは近くにいた四人のうちの一人に近づき、その和子の頬をこれでもかと引っ張ってみた。  手を見るとその女は和子Eらしく、頬を引っ張るという充分に痛い刺激にも和子Eは顔色一つ変えない。 「これ、すごい!」  和子Aは驚き、和子四人と違い意識を失っていなかった和子Bも驚いた表情をしていた。  そんな和子四人に本物である和子Aは命令してみる。 『あなたたちの内二人は私を、もう二人は和子Bを慰めて!』 「んな無茶な」 と和子Bの方は呆れているようだったが、和子Aは楽しそうだ。  意識を失って催眠状態の和子四人は和子Aと和子Bの周りに二人ずつ集まり、和子Aと和子Bのシャツの中に手を入れて中のブラをずらして二人の胸を揉み始めた。 「うっ」「あっ」  催眠状態の一人の和子に背後から胸を揉まれている間に同じく催眠状態の二人目の和子は和子Aと和子Bの正面から和子の唇に強めのキスをして胴を抱き陰部の周辺を巧みに愛撫する。  全員の和子がこれまでの和子の記憶を持っていてオナニーの仕方も覚えているので和子が巧すぎると感じるほど周りの二人の愛撫は巧かった。和子Bも同じ感想を抱いている。 「ちょっと、やばいよ」 「うん、すぐイっちゃいそう……」 と和子ABの二人で言い合うと和子Aは 『私たちをもうダメって言うまでイかせないで!!』 と言った。  すると従順な和子たちはそれまでのすぐイかせようとする愛撫から、全身を徐々に気持ちよくさせるゆっくりとした愛撫へと変えていった。  胸をいつもの和子がオナニーをしている記憶を持った女性に感じさせられるのは、和子が今まで経験したことのない感じ方だった。一晩だけ身体を許した男とも違い(その男との行為の時は挿入まで行かず和子は処女のままだった)力加減はこれ以外にありえないというもので、じれったく責められていると感じた次の瞬間に和子Aが待っていた刺激を与えられるように従順な和子の激しい愛撫が胸に染み込んでいるように感じる。和子Aを責める二人の和子の内の、別の和子からのキスも顔に手を添えられ、まるで赤ん坊に愛しているときのキスをするように繊細にでも感じさせるよう大胆に目の前の自分の記憶を持った存在に行為を行われる。  和子Bも二人の和子の愛撫にとろとろに溶かされていて、和子Aと全く同じ責めを二人から受けていた。和子Aはさらに刺激を増やそうと 『私が二人さらに増えて! しかもこの子たちと同じように私の命令に従って!』  和子Aはそう言って和子Aと和子Bのところに、一人ずつ和子と同じ顔の存在が和子AとBの周りに足された。和子Aはすでに快感で動けないくらいだったが、新しく増えた二人の和子にA、Bといった呼び方が付いていないことに気づいて手に何も書いていない二人の和子にそれぞれGとHと名前をつけた。前の四人に与えた命令はバッファが効いているのか和子Gと和子Hにも与えられているようで『イかせるな!』という命令もちゃんと働いている。   前の和子は和子Aに後ろからの胸揉みと前からのキスを続けている。新しく加わった和子Gは和子Aのズボンとショーツを脱がせて、すでにずぶ濡れになっている和子の陰裂に指を挿し入れた。 「あっあっあぁっんっ」 そのまま和子Gは指で膣内を責め、和子Aはいやらしい喘ぎ声を部屋に響かせた。  同じ責めを和子Bも受けているのか和子Aと同じように喉が張り裂けそうな声で和子Bも喘いでいる。 「「あん、あっあっ、ああああんんんんっっっっ」」  全く同じように喘ぐ和子Aと和子B同じ自分同士だから気持ちよさも体の動きもシンクロしているのか二人は全く同じように腰を振り始める。   充分に濡れた陰裂に和子Gと和子Hが和子GH自身の顔を近づけて舌をその陰核にくっつけた。 「「あっ、あああ、あああ、あはっあはっっ、あっあっんんっ、んんんんっっ」」 男にも舐められたことのない部分のありえない刺激に和子ABはとてつもない声を上げ、全身から快楽を発散させようと上下に身体を振るわせる。それが和子GHの舌を陰核に何度もぶつけるという結果を生み、和子ABはまたむちゃくちゃに喘いだ。 「「ぁぁ、はあっ、ああああ、んんんっっっん、ああああ、っっんん、あああはっはっああああ、あんんっ」」  和子Aに群がる催眠状態のような目の和子CDと和子Gそれぞれが折角の自分同士だというのに和子Aにのみこれでもかと快感の刺激を与えていく。同じように和子Bにも和子EFと和子Hが群がっている。  和子Aは胸を揉まれる刺激、正面からキスされる刺激、下から持ち上げられるようにクンニされる刺激に、その刺激全てに酔っていた。正面の和子からは胴を抱き上げられ優しく愛されていることを感じさせる情熱的なキスを、クンニの和子からは幼いころに父に肩車されたときの守ってもらうような安心感を、胸を後ろから揉む和子からはもう離さないとでも言われているような執着感を味わわせる。周りの三人の和子たちの思い思いの刺激に和子Aはすでに限界を超えるほど感じてしまっていた。 「あっ、ああーー、あっっ、もうーーーー、だめっ、ええええっっっ」  和子Aがそう言うと和子Cから和子Hまでのすべての和子が反応し、限界までエネルギーの溜まった和子ABへの刺激を一気に最高のものへ変化させた。クンニの和子たちは和子AB二人共に舌で膣内をこれでもかと弄り回し、円を描くようにぐるっぐるっと女の汁のあふれる。愛液まみれのそこに限界を超えた刺激を与える。  胸を揉む和子たちも、キスをする和子たちも一緒に和子ABの胸を揉み、空いた手で和子ABの全身をくすぐる。和子ABはあまりの刺激に動けず「あっ、はぁあ、ああん」と短く声を上げると腰を何度も何度も大きく震わせ和子AB同時に寸分違わず絶頂した。絶頂の瞬間、和子ABはもともと一人だったために意識の境界が取っ払われて無限に和子ABが混ざり合っているような感覚を絶頂の意識が朦朧とする間感じていた。和子Aが和子Bの和子Bが和子Aの性感帯や気持ちいい部分、触ると絶頂してしまうポイントに相手の何百何千というキスや愛撫がなされているような、終わりのないエクスタシーが両者の体を苛んだ。  乳首は相手の乳首に何千何万と交わり、豊満な胸も何千何万と相手の和子に揉まれその刺激を彼女はすべて感じた。陰部も何千何万と指を挿し入れられ舌で音が聞こえるように舐められ何千何万と陰部の最奥へ舌を挿れられ突かれる。  その全てがエクスタシーの只中で行われ、二人の和子AとBはエクスタシーの世界で何千何万とイキ果てた。  現実の身体に意識が戻って絶頂した和子Aの身体に優しくするように和子たちの手による後戯が和子Aにされていた。和子Bはまだ意識を失っているようで、和子Bの周りにいる和子たちに体を支えられている。ふと思いついた和子Aは和子Bとその周りの和子たちに命令した。 『和子Bとその周りの子たち、こっちに来て私を慰めて!!』 途端に命令に従順な目を虚ろにした和子BEFHたちが、疲れているような和子Bも含めてこっちに歩いてきた。  和子Aは部屋のベッドに移動し、それを追うように和子BCDEFGHたちがベッドに横たわった和子Aの身体を取り囲んだ。七人の視線が和子Aの陰部に、その濡れている裂け目に集中する。  さっきまで和子Aと全く同じ愛撫を受けていた和子Bの股間は、愛撫が止んだ今でも液が垂れてきそうなほど、どろどろとしていた。和子Aが扇情的な仕草をすると和子Bや他の和子たちの股間が震え中に閉じこもっていた液が溢れ出てくるみたいだ。 「あんたたちも興奮してるのね」 和子Aは両手で左右にいる和子GとHの股間に手をやり両手の親指でGとHの陰核を、人指し指で陰裂の中から中心に向かって刺激を加える。 「あっ、ああっ、はぁんっ」「あっ、ああっ、はぁんっ」 二人の和子が左右どちらからも喘ぎ我慢していたラブジュースを溢れさせ和子Aの手をぬるぬると汚していく。 (この溢れ方、いつもの私みたいだわ、興奮してる顔もそっくり)  和子Aは和子GHの顔を見比べてどちらも女性が興奮しているときの顔をしているのをドキドキしながら見た。満員の女性専用車両と似たようなでも興奮した女の匂いの溢れる空間が和子Aの周りに作られていた。 『二人は乳首を舐めて、二人は足の指を、別の二人は交互にあそこを舐めてちょうだい。一人は本物であるこの私にキスよ!!!!!』  和子たちは命令を認識し、おまんこに指を挿れられている和子GとHは和子Aの胸に口を当て唇で和子Aの乳首2つに口づけをする。二人はそのまま乳首を口に含み唇と歯を使って優しく責め始めた。EとFは和子Aの足の指を口に含み、手で腿や太もも足の裏を両足にいる和子が撫でじっくりと感じさせるような動きをし始める。和子AはEとFの愛撫に頭が蕩けそうになっていた。  和子CとDは自分たちの身体を支えつつ、自らの口を和子Aの敏感な股間へと近づける。CとDは片方が陰核に「ちょろちょろっと」刺激を加えると誘惑するようにもう一方は焦らしながらまた「ちょろちょろっと」舌で陰核を刺激していく 「あ……、あ……、ああぅうっ……、ぅうぅんんんっっっ……」 舐められた瞬間、和子Aは敏感なその場所の刺激に耐えられず、はしたなく声を上げる。顔は多すぎる刺激に対処しきれず快楽に歪み、両方の乳首の刺激や足元の指を舐められる感触に背中がぞくぞくし、和子A自身の全身の震えが止まらなくなる。  残った和子Bは左手でバイブを持って、和子Aが喘いでいる唇に和子Bの唇を重ねてバイブを腹や腰になぞらせる。バイブの電源を和子Bが入れて弱い振動が和子Aの身体に刺激を送る。 「あん……、あん……、あぁあぁ……、ああんっ……」  短い喘ぎ声を和子Aは上げ、身体をビクン、ビクン、と大きく震わせる。和子Aが下を向いたところで和子Bのもつバイブを、和子Cと和子Dがバイブの女性器に触れる所に舌を這わせ、唾液をまんべんなく付けていく。和子Aは興奮で腰を浮かせ、それでも他の和子たちの2つの乳首や2本の足の指への愛撫は止まず。  二人の和子に舐め回されたバイブが和子Aの女へと遠慮なくくっつけられた。 「あああああああーーーーーーーーっっっっっっっっ…………………………………………」 それだけで和子Aは3回も絶頂し、腰をがくがくと何度も痙攣させた。その絶頂の最中、和子Bは無遠慮に和子Aの口内へ舌を侵入させ和子Aの口腔に自らの舌を這わせる。 「むむむううぅううううんっんんんんんっんんんっ………………………………」 バイブの刺激に耐えられず和子Aは乳首と足の指と口内と女の部分の快感に飲み込まれ、4回もイってしまう。和子たちは同じ自分だからなのかバッファに情報がまとめられていて、あるときは全く同時に、あるときは寸分違わず交互に乳首や足の指を舐めてくる。真正面にいる和子Bもそれに合わせて乳首や陰核と同じタイミングで舌を舐めてくる。和子Aにはそれが気持ちよすぎてそれからも何度も何度も絶頂を発散させるしかない。合計で15回もイったあとで和子Aは 『もうダメ、もう無理ぃ……、ストップ!!!!』 と言って彼女たちを止めた。全員が感覚を共有しているのか和子Bと同じくたらたらと女の汁を陰裂から流して、足の先まで液がつたっている。それが七人分なので和子Aはそれを見ただけでじゅるりと喉を鳴らした。あまりの快感に和子Aは疲れてしまいそのまま他の和子たちを放っておいてベッドの上で眠ってしまった。  和子Aが寝静まったあとに和子BからHまでの七人がその部屋で乱交したのはまた別の話 終わり 私という主観の考察  目覚めると朝だった。  窓から差し込む日差しが目に痛い、毎晩のようにスマートフォンを使い眠っているので目にダメージが溜まっているのだ。  起きたのはダブルベッドだった。しばらく、身体を交わしていなかった自分の分身との交合を久々にしなければと、ここ最近ずっと思っていたのだが、なかなか行動には移せなかった。 「そっか、しばらくぶりだもんねー」  ダブルベッドの隣にいる自分と同じ顔、同じ身体、同じ仕草の自分自身が横で眠っている。  寝顔に口の端からよだれを垂らしている。その顔に人差し指を突き出し彼女の口の中に入れる。赤い舌の縁を指先でなぞり、舌の裏を爪の先でひっかく。 「はぁ、んんっ」  その口から声が漏れ、私自身の身体が緊張でビクッとなる。その後も眠り続けているもう一人の自分の身体に満足し指先で舌を犯し続ける。 「なんで、起きないのかな」 と疑問を持つも、きっと疲れが溜まって眠っているのだろうと当たりをつけて、その行為を続ける。 「ぁあはー、ぁあはー、んんっ」 犯す側である自分は、この寝顔が快楽に染まっていくのが快感になっているのをやはり自覚せざるを得ない。だって、相手を指先でなぶっているだけなのに興奮で私自身の性感帯が敏感になっているのだから 「気持ちよさそう」  実際には舌が触られようとも気持ちよくなることなどないはずなのだが、彼女が夢の中で私に犯されているという妄想が自身を快楽に染める。  舌を犯す手はそのままにもう一方の左手を自分の快楽の源泉に沈める。 「あぁ、んんっ、はぁん、きゃっ、んんぃ、あんっ」  敏感な粒を快楽の源泉である陰核を自分自身のそこを触る。  実際には緊張して気持ちよくならないその部分は自分と同じ存在が隣りにいる事実だけでいつもとは違い快楽器官となる。 「はぁ、んん、あぃんん、はぁはぁ、いいんっ、ううぁ、ああはぁ、ぃぃんっ」 時に優しく、時に激しく、自分の陰核を擦る。息が荒くなって燃える過程で舌に入れていた指を胸まで寄せ 「はぁあああ、んんんっっ」 乳首の先を円を描くようにゆっくりなぞる。  彼女の唾液で濡れた指で私の私自身の乳首は濡れ皮膚の感覚は快楽に染まる。  なんでこんなに気持ちいいのだろう。それはきっと私が変、だからだと思う。 「はぁっ、はぁっ」  もう一人の彼女は舌を触られ隣で自慰をしている自分の分身のことなど知らずに静かな寝息をついている。 「あんたが、悪いんだからね!!」 と、もう一人の自分に自分が生み出されたと被害者づらをして私は彼女の衣服の中に下から手を侵入させる。  布団の中に衣服の中に彼女の子供を育てる大事な器官に自分の欲望のために手を侵入させる。  たぶん、自分の快楽のせいで周りが見えなくなっているだけだろう。私は、  だって、今ここにいる私は私じゃないかもしれないし、いまここにいるもう一人の私ももう一人の私じゃないかもしれないから。どんな行為も許されるしどんな行為も許されない。  私は私を犯してはいけないのだ! だが、それすらも快楽になってしまえば動物的な本能からは逃れられない。 「はぁーーー、んんっ、すーーーー」 寝息をたてているもう一人の自分の形の良い、だが発達途上の乳房にドロドロになった唾液に濡れている右手、愛液に濡れている左手で捲し上げたシャツの中の乳房を指先で擦る。 「ああっ」 とほんの少し喘ぎ声が聞こえたかと思ったが、どうやら私の勘違いらしい。  そのまま、乳房を持ち上げるように、親指で乳首の先を擦りながら両手とも親指以外で乳房を包み表面をドロドロにしてしまう。すべて液体が乳房に付くとまた、私自身の愛液ともう一人の私の唾液で指が濡れるように指が濡れるまで自分の身体を熱くさせる。  彼女にとっては舌を触られるのは快感を感じる脳の中で休憩になっているようで快楽の余韻を感じて恍惚とした表情で舌を触られている。 「はぁ、あああ、ああっ、ああ、んんっ、んっ」  私はというと、自分の愛液で自分の陰核を触り焦らし、一人でイってしまいそうなのを堪える。 「あんたが、私と同じなのが悪いの」  そう言って、再び彼女の乳房に2つの液体で濡れている両手を忍び込ませる。 「ああっ、はあっ」 と今度は、しっかり感じているのが分かる声を口から出して、彼女はその刺激から逃れようと身体を捩った。自然な反応なのだが、そうされてしまうことに自分は愛されてないのだと彼女をいじめる。 「へー、逃げるんだー」 と歪んだ愛情を快楽として相手に染み込ませようと、汚く濡れた両手を彼女の2つの乳房に刺激を加える 「ああー、はぁーー、ゃっああっーーああぁーーー」  ちょっとずつ感じてきたもう一人の私の身体をさらに高ぶらせ、私は自分と同じ気持ちよさを味わうんだと強引に彼女の快楽器官を揉んだ。乳房がじんじん痛くなるほど揉んで、その喘ぎ声が鳴き声に変わったところで、乳首の先を上に下に何回も往復して擦る。 「はぁあああ、いゃあああああ」 もう起きてしまっているのではないかというほどの鳴き声を上げて、彼女は大きく身体を捩らせる。しかし、私自身は手を休めず未だに触れていない彼女の陰核をとっておきに残しておいて乳首を攻める。そして、 「んんっ、んんんんぁ、んんんんぅぅ、ああああぁああっっ」 眠っているその唇に自分の唇でキスをして、唇にも快楽を染み込ませる。 「んんんっ、んんんんぃぃ、ああああああ、んんんぃんぅんんんんっ」 無意識で反応する彼女に、私は舌を侵入させていく自分と相手の2人分の舌が一つになり、快楽を脳に送り込む。彼女の快楽による反応は生娘のようで、その初めてのような何も感じられないキスでも私の心は満たされていく。相手からの感覚が一切ない“私の形をした人形”へのキス。  彼女の乳首を一瞬だけ摘むと私の舌へと彼女自身の舌を押し付ける生理反応が返ってくる。  彼女の脳内の快楽物質を増やしたところで私自身と同じ程度彼女の身体も濡れるようになった。彼女の陰核を私の人差し指で触ると、ドロっとした液体が人差し指にまとわり付く。陰核を擦って中指を膣内に入れる。それだけで、「ぁぁああッ、ああああっっッッアアーーー」 と彼女の咆哮が小さく私の耳に入る。キスを継続してまだ未踏の一番奥に指を入れて両方の手で抱きしめるように彼女の中を刺激する。  それでも、彼女の意識は起きず時々生理的に示す快楽の声と舌や乳首に現れる快楽の反応のみを頼りに彼女をその快楽の中枢を私は責める。 「イキそうなの?」 と眠っているその女に声をかけて、返ってこない反応を楽しむ。きっと、彼女はイきたがっているに違いない。私の、胸の奥の疼きがそう訴える。鼻をくすぐる女の匂いや、赤く染まる肌、激しく鼓動する彼女の心臓と呼吸がそう訴える。  膣内に埋めた人差し指、乳首を攻めている中指、彼女の咥内を責める私の舌で一気に刺激を送り、その女を絶頂に至らせる。 「んふむっんふっ、ふぁふぁガっああぁ、はああああああああぁぁぁぁぁぁああぁああァアァァアあああ、ぃぃああああィィィィイイイあああああぁぁっぁつぁっぁつあーーーー」 ガクガクと腰を痙攣させて彼女が絶頂する。その快楽を知らないままにイキ顔を晒して。それで満足したのか、また恍惚とした表情に戻り彼女は穏やかな寝息を立てる。私自身の人差し指を自分の口で舐め彼女の愛液を舌で味わう。意識がないせいなのかいつもより濃い味がする。 「うん、まずい」 べーっと舌を出してまずさを口から逃して、これからする行為のために彼女と私のパンツを脱ぎ脱がせる。  布団の中に入り彼女の秘部に私の秘部を合わせる 「んんっ」 「……」 彼女の両手を私自身の乳房まで動かしてその指で私の2つの乳房を握らせる。  私自身の身体を上下に動かして自分の陰核で相手の陰核を責める。意識の通っていない手が私の胸と乳首の先端を撫でて「あぁあっ」と私の口から声が漏れる。既に蕩けきった。頭で彼女の指から生まれる快楽に身を任せ彼女と私の結合部ではどちらとも分からない愛液がお互いの下腹部を濡らしていた。  そのまま気持ちいい部分をこすりつけて動かない彼女の指で自分の胸の先を責めた。女性の指である彼女のそれは同じく女性の自分の指と全く同じはずなのだが感覚が通っていない分刺激として新鮮で、自分の胸を責められているような、でも相手のいない感覚に倒錯した気持ちがこみ上げてくる。 「あっ、はぁっ」 秘部と秘部でキスをするのはそのまま、私は分身を作成し彼女の頭を足で挟み込むようにもう一人の私の秘部を彼女の顔に上に乗せる。ドバドバと彼女と私の愛液が混ざり合ったものが付着した秘部そのままで私たちの愛液が彼女の顔に私の興奮した匂いとともにべったり付く。分身した私は彼女の口から出る息を秘部に感じて身体を震わせている。胸にある手を分身した私に任せて二人が跨る彼女の乳房を揉み先程自分が気持ちよかったのを真似てそれを弄る。 「があ、あああっあああ、あああっっががあがああ」 と秘部の下でくぐもった声を上げ彼女は身体の快感を表現する。私と分身した私は全く同じリズムで跨られている彼女の口と陰核を犯して、その手を私の唾液と愛液で汚れた乳房で汚し、分身二人して眠っているその二つの入口を快楽の味に染め上げた。秘部と秘部でキスする私の膣内に愛液が入り込めば、同じ量だけ唇と秘部でキスする分身の私から愛液が吹き出す。まるで私と分身の私の中で秘部同士が繋がっているような気がしてくる。何度とない擦り付けで感覚がマヒしたのか、秘部と唇でキスしている分身の私から彼女の唾液が私の秘部を通して彼女の膣に還っていくようにも感じる。私と分身の間に遮るものが何もないかのような出来事に私たちの頭は快楽で蕩けて分身と二人で手をつないで同時に絶頂しようと身体がシンクロして反応していた。 「「イク、イクイクイクっ、うぅ、っんん、いくのおおオオオオォオオオっっっっっんんんんっっ」」  腰を前後に激しく振って身体が感じる快楽を分身と私二つの身体でめいいっぱい味わった。同時に潮を跨っている女性に「「シュバババッーーーーーー」」と浴びせ口と秘部に同じだけの力を与える。私も分身も絶頂で目がイってしまっていてぼーっとして何も考えてない様子だった。数秒遅れて跨られている彼女も潮を「ビューーーババババッッッ」と秘部から吹き出して、生暖かい感触に私は溺れそうになった。 後日談 「なんだろう、気持ちいい夢を見た気がする。何か知ってる?」 寝ている間の適度な運動でぼーっとしたような感じの彼女が起きた途端、そうやって話しかけて来た 「何の話、いやだなー何もしてないって」 と煙に巻くが 「あやしい」 ともう一人の私は勘が鋭い。 「明日になれば、思い出すって」 といったのは私記憶が統合されるからというのとそれまで黙っておこうというわがままだった。 訝しむ彼女の表情も明日までの期限付きなのだ。 家にドッペルが居候したらこうなった……  25歳になりました。子供が出来ました。今のダーリンは大学の飲み会で知り合った人で、あっという間に年収1000万のプログラマになっちゃいました。大学を卒業してから、私は専業主婦でバイトをしていたのは大学にいたときぐらいです。  いつもダーリンは私の予定に合わせてくれて、私がめんどうくさい事を言っても「うんうん」っていつも聴いてくれるんです。それが、好きになったところですね。私の趣味ですか、家事全般が趣味みたいな感じですけど、読書とかコーヒー屋さんめぐりとかはよくします。  コーヒー屋さんでナンパとかされるんですけど、(指についている指輪を見せて)結婚指輪を見せたら「すみませんでした!!」って言って走って逃げて行っちゃって、かわいいナンパ師さん。まあそんな感じで今は幸せですよ。  ええ、今回の取材は別の話で来られた?  なんの話です? 近頃あなたのドッペルゲンガーが目撃されている? 近所の奥さんが見たって? そうですか、その話はしたくなかったのですが、 しかたないです。実は私……  子供が出来て大変なことが増えた。 ダーリンは仕事に行ったっきりで帰ってこないし、ダーリンと私両方共が、親も親戚も遠い九州にいる。転勤族のダーリンは大阪や北海道、東京とここ三年でマンションを転々として、一処に止まったことがない。  3回に1度ほどの割合でベビー用品などかってきてくれるダーリンだが 、普段は私がおむつやミルクなどを仕入れている。外は夏になりたて、初夏なので外を歩くだけでひたいに汗が滲んでいく、化粧はそれなりにするので、あまり外に出たくないのだ。  そんなときに私は昔から常用している能力を使う。『ドッペルゲンガーの能力 』自分と同じ姿のもうひとりの私を創造する能力だ。例えるならダイヤだ透き通った。 値がつくダイヤもあれば黄ばんでいて売り物にならないダイヤもある。私の『ドッペルゲンガー』もそんな風に役立つときと役立たないときの差が激しい。  私はたまーにドッペルにお遣いを任すのだが、反骨的な私に似たドッペルは私と協調せずに私の趣味であるコーヒー屋巡りで興に入る。  いつまでもお遣いから帰ってこないもうひとりの私にしびれを切らしたため 、自分で外に出ると少し歩いた道の脇で、私のドッペルがアイスコーヒーを啜っていた。ナンパされながらドッペルの薬指にある結婚指輪を自慢げに晒して、私は殺意にも似たものを湧かせ 「帰るよ!!」 とドッペルの首根っこを掴んで家まで連れて帰った。もちろんお遣いの買い出しをするのも忘れずに。  今週分のおむつとミルク、手袋やウェットティッシュなどもついでに買って、私とドッペルは家に帰る。嫌われるかもとダーリンにはドッペルの姿は見せていない。早くこのドッペルには消えてもらわないと。私にはドッペルに対してマスターの権限がある。いつもと同じように難なく私はドッペルを消すことができた。もし私とドッペルの距離が離れすぎていると消すことは出来ないので 、めんどくさく感じながらドッペルを家に連れ帰ったのだ。ドッペルの服も当然ながら消えてなくなる。 どういう理屈で自分の存在が二人に増えるのか私にはわからないのだが、能力の便利な部分だけ利用させてもらっていた。 「わーん、わーん、ひぐっ」  帰ってすぐ、赤ん坊は泣き出しておむつか、ガラガラで赤ん坊の機嫌を戻す。 「はーい、よしよし、いいこいいこ〜」 その日は、いつもより早めにダーリンは帰宅してそれなりのスキンシップを頂き、女の子らしい仕草に自身の体を染めていく。  こんな日がいつまでも続くのかある日ぷつんと途切れてしまうのでは、と不安にもなるがそれなりに幸せなので満足である。  場面は再びインタビューを受けているところだった。きれいに写るように、気合を入れて化粧をしてしまった。インタビューのスタッフさんのなかにメイクさんもいたので手伝ってもらってだったが…… 「ところで、話は変わって奥さんの近隣の人たちが度々奥さんと同じ顔の人物のことを複数人目撃しています。それについてはどういう意見をお持ちですか?」 「私の意見ですか? 詳しくはわからないのですが、私には『ドッペルゲンガーの能力』みたいなものがあるみたいで」 「ええ」 「その『ドッペルゲンガーの能力』で複数人の自分の分身みたいなのを作り出すことができるんです。」 「なるほど、近隣の方々が目撃されたのはその一部だったんですね!」 「そのようです」 「具体的に奥さんの体にはどんな事が起きているんですか? 何か魔法みたいなものなんでしょうか?」 「それは…… わかりません!」 的を突いた質問に狼狽(ろうばい)してしまった私は、そこでインタビューを打ち切りにして帰途(きと)についた。なんでもM○(MU)だとか、超古代の〇〇(ちょうこだいのしんぴ)だとかの雑誌に乗るらしいが掲載料だけもらって、私のことが世の中に知られることはないらしい。 「ただいま〜」 「おかえり〜」 家にはダーリンが待っていた。今日は休日だったっけ。いつも赤ん坊の世話を任せてすまないと言われ「そんなことないよ」と気を遣ってしまう。  晩ごはんを済ませてダーリンは私室へと戻っていった。私は私で、食器の片付けをしたり、テーブルを拭いたり、軽く洗濯をしたり、家事をこなすことに忙しい。 こんなときに手伝ってくれそうなドッペルはあまのじゃくなのかでてこない。夜中のミルクを用意だけして私も寝室へ帰る。最近働き詰めなのか肩が重い。寝室で横になる。少し目を閉じる。眠れない。そうだ夜這いに行こう。 そう思いたち、10分ほどのベッドでの休憩から起き上がり、ダーリンの私室のベッドまで行く。  だが、あいにくダーリンはスースーと寝てしまっていて、何をしても起きそうにはない。自分の膝小僧に手を置きその様子を中腰でみる。連日の疲れでうとうとしてしまって、意識が遠のいているとき後ろに誰かいる気配がして、誰かの手がジーンズの中に入ってきた。股の間、敏感な部分をショーツの上から撫でられる。 「はぁ、だれ!」 ぼやけた目で後ろを振り向くと普段鏡でよく見る顔がそこにあった。 「ダーリンは寝ているから私が相手してあげる」 「いらないって、そんなこと!」 ドッペルを突き放そうと揉み合いになり、ショーツに触れているドッペルの手を抜こうとするが、後ろから抱きつかれてしまって力が入らないようにされてしまった。 「いい女の匂い」 「そういう趣味ないけど」 「あってもなくても関係ない」 「図々しい」 「どっちもね」 ドッペルの人差し指でショーツの上から敏感な部分をゆっくり撫でられ、呼吸が早くなっていた。普段ダーリンしか触らない場所に男の指とは違ったより柔らかい指でガツガツとではなく優しく責められる。背徳感が湧いて、興奮が冷めない。  自分の意思とは関係なく、刺激を受け続けている股の敏感な部分はピクッピクッと細かく痙攣して、「はぁ、あぁ」と切なげに吐息と声が漏れる。ドッペルは左手で陰核を刺激して、すでにとろとろになっている中へと右手の指をずるっと挿入してきた。 「いっ、あぁ、うぅ、うっ」  性的な興奮を感じているときの声が口から勝手に出てくる。ドッペルが陰核を撫でるスピードを速くして、興奮した私の体は中に入っていたドッペルの指を咥えこんでは放し、また咥えこんで放しを繰り返しもうすぐやってくる絶頂に対して準備をしていた。 「はっ、やっ、くっ」 「なんて?」  ドッペルは刺激を弱めて指を入れていた右手も入り口だけを焦らすようにいじっていた。刺激が弱まったことで急に恥らしい気持ちが出てきて、声がさらに上ずる。 「いい加減にして、早く終わらせてよ」 「そんなせっかちにならなくても」 とドッペルは、焦らすように陰核と陰唇を撫でた。 「はぁ、はっ、っっっっあぁ、何ぃ、感じててっ、あぁ」 「声が大きすぎたら、ダーリンに聞こえるかもね?」 「いや、そんなっ、そんなことになったら!」 ダーリンへは説明はしているもののこんなことになっているのを見られてしまっては生きてはいけない。それをわかっていながらドッペルは私を責めてくる。屈辱的な快感が全身に走っていく。  ふと、ドッペルの顔の方を見ると不敵な笑みを浮かべて 「あとひと押し」 と言って、さらにドッペルを増やしてきた。ベッドと私達二人の間にドッペルが二人現れて、身体を交わせ一方のドッペルがもう一方の陰核をショーツの上から触り、もう一方も触った方のドッペルの陰核をショーツの上から触った。  不思議なことに、ドッペルが触った陰核の感覚、触られた方のドッペルがお返しにと触る陰核の感覚、2つともがまるで自分が触られたかのように、私の感覚として還ってきた。 「感覚の共有もしておいたよ。これで感じ放題」 「余計な!」 私を動かないように抱きついて拘束しているドッペルが、両手で陰核と中への刺激を再開する。いつもは一つしかないそこにさらに感覚が上乗せされてしまう。  私達とは逆に幸せそうに抱き合ったドッペル二人は、すでにとろとろの膣内に指を入れて、慣れた手付きで相手の陰核を刺激していった。最初はショーツの上から、だんだんと焦れったくなってくると直接に敏感な部分をいじっていく。片方のドッペルの人差し指の腹が、別の身体のドッペルの愛液に濡れた小豆のようなそこを丹念にこすっていく。膣内も女の子の細い指が中の感じるところを突いて腰が崩れてしまいそうになる。 刺激を受けている方のドッペルも攻めているドッペルの膣内に指を入れて敏感な部分を必死に突いている。喘ぎ声を出して息の上がった呼吸を繰り返して、こちらのドッペルも濡れている陰核の一番気持ちいいところを人差し指でじっとりと粘りつくように撫でていた。  2つのドッペルの刺激と自分の分を3つとも受けている私は、腰が跳ね回って吹き飛びそうになり、それでも後ろから押さえつけられているため、動くことが出来ない。感じているところに更に別の刺激が加わり、その刺激が収まる前にさらに別の刺激が加わる。それでいて刺激に飽きることはない。送られてくるのは感覚だけだからだ。3つの膣がそれぞれ別々にうねり、3つの陰核が別々の興奮を与えてくる。 「イきそうっー、ぅぅ、ぅああー」 「そうなの〜 まだお預け〜」 と言ってドッペルが指示を出し、絡まり合っているドッペルたちは動きを止めた。 「へっ? はぁ、はぁ」 「せっかく出し、あれやってみよ」 「はぁ、はぁ、何よ?」 「これこれ」 そういって、絡まり合っているドッペルが動き出した。お互いの口が動いていき、その目的地は相手のドッペルの乳首だった。 「そんな、やめっっっ、あっ、っっっ!?」 「「すっ、んんっ」」 快感で硬くなっていたそこを、ドッペルが口に含んだ。 「なんか、変っ」  刺激を受けたそこは、出産してからそう時間が経過していないために、液体を分泌していく。しばらくするとそこからは乳が漏れ出し、ドッペルの口の中は生暖かい液体で満たされていく。 「やっ、やっ、こんなのだめっ」 舌にべっとりと絡みついた自分の味が2つ分。ドッペル二人が二人に与えるために乳首から液体が染み出していく。 「体勢きつそう」 と絡まるドッペルたちはダーリンが寝ているベッドに乗り、隣でダーリンが寝ているのもお構い無しで、続きを始めた。  胸の周辺は、白い液体で汚れてベッドもその白で汚れていく。部屋が液体の匂いで溢れ始め、嫌でも自分の匂いだと実感しなくてはならない。 「えぐっ、えぐっ、んんっん」 と半泣きになりながらも甘い快感を受け止めて胸から出る液体の感覚と、それを口で味わう感覚を私は感じた。硬くなった乳首をドッペルが舌で転がし、 唾液を含めた唇で音を立てて吸う。 恥ずかさで私の愛液は刺激を受けていないのに、更に量が増えてショーツに絡みついてべっとりと股間を濡らしていた。 「はあっ、はあっ」  ミルクで染まった口腔同士でドッペルはキスを始めた。キスをし始めてしばらくすると、ドッペルの視覚が私に共有されていた。 (私こんな顔でキスするんだ)自分は行為に参加してない分、冷静に観察できて、とろけたような表情で、唇に吸い付く自分の顔が恥ずかしく思えてきてしまう。聴覚も共有して自分の口内で発せられる音が2つ分耳に入ってくる。 相手のものと自分のもののミルクの味が混じって舌の上で先程の恥ずかしい行為を思い出させる。自分のではない舌を唇で食み、舌先を自分の舌でくすぐる。ちりちりとした快感が頭で発生しどちらのドッペルから来たものなのか判別できない。どちらのドッペルも脳がとろけているように脱力していて、一心に相手の舌を気持ちよくさせようとしていた。  ミルクを舐め終え、ドッペルたちは近づけていた顔を離した。 「ようやく終了? お疲れ」 「終了なんのこと?」 「えぇ、まじ」  私の後ろのドッペルは更に二人ドッペルを増やし、二組四人でベッドの上を占領するようにドッペルを配置する。 ベッドの上の四人すべてが私との感覚共有を続けていて、ベッドの上のドッペル全員の視覚(しかく)と聴覚(ちょうかく)、嗅覚(きゅうかく)、味覚(みかく)、触覚(しょっかく)を私は共有していた。 「今度は何するの?」 「見てればわかるって!」 そういって私の後ろのドッペルはそれぞれに指示を出した。ベッドの上の二組四人は先程と同じようにドッペルに操られて、下着を脱ぎ捨てお互いの陰核と陰核をくっつけ、松葉崩(まつばくず)しの貝合わせを始めた。陰核と陰核が擦(こす)れ、さらにもう一組のドッペルたちも加わり、合計4つの陰核が別の陰核と擦れる刺激を強制的に味合わされていた。 「あんたのも含めると5つの刺激どうなるかしら?」  ドッペルは合図を出し、相手のドッペルの足を握りひたすら股間を相手に押し付けてドッペルたちは身体を動かし始めた。秘部をぶつけ合って、陰核を外側と内側から刺激する。まるでセックスしてるような荒々しさで二組の淫液にまみれた女性が腰を振りぶつけ合っている。すでに硬く勃起している陰核が相手の陰核と擦(こす)れ、女性の性感帯の中で一番強い刺激が重なって襲ってくる。二人の別の人間の刺激が同時に一人の女性にさらに二人分、合計四人分の刺激が一人の身体へと伝わっていた。後ろのドッペルが私自身の陰核を撫でるとじゅわっとその下の膣から液体が溢れる。 「ふだんなら、こんなに気持ちいいことなんてないね? どう?」 普通なら四人分、合計五人分の刺激なんてありえない。だが実際に、四人が相手の陰部に自分の陰核を押し付ける刺激がすべて私の身体に伝わってきていた。四倍の速さで四倍の刺激で、四倍の感度で四倍の熱さで、快楽器官だけが増え処理は一人分の脳なので追いつけるはずがない。 「ふーん、まだイかないんだ。せっかくだしこの部屋いっぱいにあなたのドッペル出してあげる」  不穏(ふおん)な声のあと、体の感覚が更に増えていく。四人が八人、十人、五十人、二百人、四百人、部屋とマンションの一室いっぱいに増えたドッペルはそのすべてが、一人の人間へと感覚を共有していた。 「ちょ、やめぇ」  十人、二十人、徐々にペアを見つけ相手の股間に自分の陰核をこすりつけるドッペルが増えていく。  やがて、全員が相手を見つけ四百人が一秒に一回毎秒400回の速さで感覚が集中する私の陰核が刺激されていく。 それでいて一回分の刺激は鈍(にぶ)ることはなく、とろけるような甘い刺激が400回伝わってくる。 「イクイクイクっ、ううううううううっ」  腰を何度も痙攣させて、本気汁(ほんきじる)を跳ばして絶頂してしまう。一度イっても刺激は収まることはなく 「またっ、イクイクっ、うううううう、ぁあああああ、イクイクっ、イクイクイクっっ、ううっ」 400人分の愛液の出口となって私の秘部からは壊れた蛇口のように愛液がドバドバとでてくる。手と足は緊張で常に力が入り、目はこれ以上開かないほどに開いている。 「イクっ、イクイクイクっ、ああああああっ、イクイクイクああああああ、イクっっっっっ」   「私の声も聞こえないくらいにイってるね、じゃあついでに、今のあなたの人格をこの家の400人にコピーして双方向でつまり400人全員で感覚を共有してあげる。もちろん動きは私が指示した松葉崩(まつばくず)しの貝合わせのままで、せっかくだから感覚共有も相手に伝わったら刺激が1.2倍になるようにするわ。刺激が減衰(げんすい)しないから面白そう」 その瞬間、400人のドッペルの身体は一瞬で私の人格を上書きされ、 一瞬で400人が400人と双方向に感覚と意識と感情(かんじょう)とを共有して、それでも松葉崩(まつばくず)しの貝合わせをする身体は一切動かすことは出来ずに400人分の刺激と400人分の感情をそれぞれが脳で感じて、あまりの気持ちよさにイってしまい、さらにそのイった感覚を400人の脳で感じて400人が感じた私達400人の性的絶頂を400×400の160,000人分の絶頂を私という人格は感じてしまっていた。イった私から別の私に快感が伝わるとそれは1.2倍に増幅される。更に別の私に1.2倍で伝わり1.44倍になる。やがて最初の感覚の2倍になり4倍になり一人が感じる感覚の人数も160,000、64,000,000、25,600,000,000 と増えていく。あっという間に、全人類とセックスしても足りないほどの感覚が襲い、一人が気絶しても別のドッペルからの快感に起こされ果てしない快感の連鎖は続いた。400人は同時に 「イクイクっ、イクっ、お願いぃもうやめてっっ」 と声を出すが他のドッペルの声にかき消されて届かない。一度人間の記憶を通す都合上、苦痛は抜けて快楽だけがフィルタリングされていく。1兆(ちょう)回1京(けい)回陰核と陰核が擦れる刺激を味わい。叫んだ声もダラダラと膣から出る愛液の感覚もなくなることなく、一秒の間に400人へと別の一秒でまた400人へと倍々ゲームのように感度を増しながら伝わっていく。実際には一秒で1億人分以上の感覚を脳が感じているがそれは400人のドッペルの脳でも処理できないほどの情報量だった。ドッペルたちの脳の中の人格は完璧にオリジナルをコピーしているためオリジナルと全く同じ思考に陥る。コピーであるドッペルの操作介入を制御できそうなものだが、それはオリジナルには無理な話だった。 あくまでオリジナルをコピーするのはドッペルの仕事、ドッペルの完全なコントロール下に状況は落ち着いている。 「ああああああああああああああああああああ、いいいいいいいいいいい、イクイクイクイクぁぁぁぁぁぁぁああぁあぁあああああーーーーーーーーー」  ドッペルでないオリジナルの私はこの状況を心底軽蔑していた。 別の自分が手でも足でも動かそうものならそれは何百倍もの快楽の刺激になって身体のいたるところの性感を刺激する。誰かが呼吸をするだけで胸の上下による快楽が伝わっていき、腰をふるだけで僅かな膣とその周辺の快感が倍増して別の私に襲いかかる。全員の感情を覗けるくせに誰一人としてこの状況から抜け出すことができない。快楽とパニックとできるだけ体を動かさないようにという気持ちだけがそこにはあった。キスなどすればまた違ってくるのかもしれないが全員が全員松葉崩しの貝合わせのままで陰核からはマシンガンで撃たれているような連続した刺激が続いていた。それも400人別々の撃たれ方をしていて、刺激でイクころには地球の全人口が集まっても足りないほどの人数で撃たれ絶頂している。  別の私の絶頂で私は絶頂し更に別の私が絶頂をする。終わりのないループが続いてそれはドッペルの気まぐれでやっと終わった。  愛液と服とショーツで散らばった室内で私とドッペル、あと全然起きなかったダーリンがどうやって片付けようかと話し合っていた。ダーリンは 「400人に増えられるならそれで片付けなよ」 「いやよ、何考えてんのよ、頭どうかしてる?」 「まあ、そうなるのも納得だね」 とドッペルは当事者でありながら傍観者を気取り、部屋の片付けは3人で一週間掛かって終えたのだった。 同僚だった男に勝手に分身させられた件  薄暗い部屋、カーテンは閉まったままで電球もオレンジ色の豆電球しか点いていない。部屋のベッドの向かいにはパソコンとデスクがあってサイズとしてはでかいペンタブもパソコンにくっついていた。パソコンの隣にはベッドが置いてあり、身長160cmほどの女が眠っていた。女はもぞもぞとしながら起き上がり、ベッドに広がったストレートにしては長すぎる髪をゴムで束ねて、玄関の近くの冷蔵庫、中にはいっている清涼飲料をコップで飲む。頭をカリカリと掻きながら、シャワーに向かいシャワー室でお湯を使い身体を洗い流す。胸も平均的に育ちCとDの間くらいだと彼女は思っている。  彼女の名前は米倉緋衣子(よねくらひいこ)、職業はグラフィッカー、エッチな方向性のゲーム会社に絵を納品している。絵のうまいだが緋衣子だが年中仕事があるわけではない。幸い女である緋衣子はネットで絵の配信をして視聴者からもらったお金で多少なりとも生活できているのだ。  シャワーを終え髪をドライヤーで乾かして、緋衣子はまたベッドまで戻ってきた。テーブルの上のメガネを付けて身体を拭いて一休みすると、パソコンの前に移動する。  緋衣子が今描いているものは女性のエルフだ。線画を終えて色塗りをしている。エルフはお姉さん風で胸は巨乳、おしりのサイズも通常よりも大きく緋衣子は描いていた。ミニスカートは小さすぎてお尻を隠せていないし、パンツは紺で布地はお尻の六分の一も隠せていない。それでいてエルフのお姉さんの顔はパンツとお尻を下から見られていることに恥ずかしさを爆発させた顔をしているのだ。緋衣子はこんな絵を普段から描いている。今は朝なので配信はしていないのだが夜になると1000人ほどは緋衣子のお絵かき配信を見に来るようだ。緋衣子の描いているエルフの腰は骨の形を残しつつなだらかな曲線を描き、絵の四分の一を占めるお尻の膨らみは男性であれば必ず性的な反応をしめすほどの大きさだった。 「ふへぇ、かわいいなぁ、エルフのお姉さん」  緋衣子は若干理性を失いながらも右手でペンを左手でコマンドを触り作業を進めていく。前にいつ美容室まで行ったのかというほど肩から腰までの半分ほどに伸びた髪は、ゴムで止めなければすぐ身体の前方へと垂れて来てしまう。お尻の大きなエルフを描いている緋衣子はウキウキしているようで、髪の束の先がちょんちょんと跳ねている。そこから小一時間ほど作業を続けて、緋衣子は八割ほどの塗を終える。疲れからか休みたくなりベッドでまた小一時間ほど眠った。日が傾く時間になり、緋衣子は小さくチッと舌打ちを鳴らす。お金のためだが配信もやっている自分として雑魚の視聴者にあーだこーだ言われるのが緋衣子は毎回キレそうになりながら、その場をやり過ごしていたからだ。食料を近くのコンビニまで買いに行き、帰ってきて買ってきたものを食べると、配信の十分前となってしまった。作業の進捗を動画ライブの説明欄に書き加え、緋衣子は「キレるなキレるなキレるな」と自分に言い聞かせる。  マイクをセットし、スクリーンショットでライブに画面を映す。ライブ動画のコメント欄には「進んだ進んだ!」「俺が描いたほうがいい」「いい尻」「結婚して」など思い思いのコメントが流れていた。  お姉さんエルフの絵は塗りの終盤の状態で、レイヤー分けしたエフェクトの部分にキラキラやもわもわしたエロチックなものを描き加えていく。30分ほどして絵は完成して、動画のコメントには質問やお疲れと苦労をねぎらう言葉が流れていく。質問の中には「エッチな絵を描くにはどうすればいいですか?」だったり「エロく見せるにはどうすればいいですか?」だったりざっくりとした質問が来たりする。緋衣子はその一つ一つに丁寧に答えていったが、そのうち飽きてしまってライブ動画の配信を終了した。 「今日も疲れた」  オフレコなのをいいことに緋衣子は愚痴をこぼした。  次の日、緋衣子のマンションの扉がどんどんと叩かれる音で緋衣子は目覚めた。 「何っ、うるさいわね」  インターホンから誰がいるのか見てみると以前同じ職場だった知り合いが玄関に立っていた。インターホン越しに話しかけてみる。 「なんの用?」 玄関に立っている男は言った。 「ちょっと、寮追い出されて、しばらく止めてくれない?」 「なんでうちに、他にも泊まるとこあるでしょ?」 「いいじゃんな他に行くとこないんだよ!」 帰ってほしいが帰るとこがないらしい。面倒くさいが中に入れることにした。何かあったら焼こう。消し炭にしよう。  あまりスペースがない家に背が高い頭の良さそうなだが、人によく騙されそうな顔の男が座っていた。 速見コウ、エロゲーのシナリオライター、緋衣子より一年早く入社して一年早く会社を辞めていった。三年ほど一緒に働いている。おごってもらった恩などもあり、無下にはできない人物だ。 「なんの用?」 そう緋衣子が聴くとコウは 「泊めて?」 と言ってきた。 「床で寝てね」 と冷たく返事をして、緋衣子は新しく絵の下書きを描き始める。 カリ、カリ、サッ、サッ  ペンタブを擦る音が唯一の音になり部屋の中は静かな時間がすぎる。コウは 「しばらく出かける」 と言って持ってきた荷物の中から銭湯にいく道具を出して、部屋を出ていった。  しばらくすると、コウは帰ってきて 「ちょっと手伝ってくれ!」 と言ってきた。 「燃やすか?」 と小声でつぶやいてから 「何手伝うの?」 と緋衣子はコウに返事をする。緋衣子はコウの近くまで行きコウは 「シナリオを書いているときにな」 「うん」 「ふと気になったんだが、俺の書いているシナリオは現実では起こらないようなことばかりを書いてるわけだ」 「うん」 「そこで、いくつかこれは俺には書けないってシチュエーションをピックアップしてみたんだが」 「うん」 「その中に分身ものってのがあってな」 「うん?」 「俺はこの前会社を首になって寮から追い出されたんだが……」 「大変」 「夜に橋荷つったって呆けていたら、異世界の俺的なのが現れて」 「うん??」 「気づいたら俺には、異世界の俺の力が発動できるようになっていたんだ」 「そう」 ということは、コウは何か変な目的でこの家にきたんだろうか? 「じゃあ、ここにいるのって」 「ああ、シナリオの参考にお前に分身ものを味あわせてやろうと」 「帰ってください!!」  緋衣子は、遠慮なくコウを玄関まで押しやり、あっという間に扉の向こう側にコウの身体を押し込んだ。 「まて、俺は宿無しなんだ! なっ、待て! 待ってくれ!」 「燃やすぞ」 と威勢を張った緋衣子だが、コウの顔が青くなるのを見てコウを家の中に戻すことにした。  再び緋衣子の家の床に座るコウ 「じゃあここに目を閉じて立っていてくれ」 との声に無言で緋衣子は従う。 「異世界の俺っ、力を貸してくれ」 とコウが言うと緋衣子の額から光が溢れて、緋衣子自身の身体が二重にぼやけていった。緋衣子が目を開くと二重になっている自分の腕や身体が見え 「ひぃっ」 と小さく叫んでしまう。  時間が経つと緋衣子の立っていた位置が右の緋衣子は元の位置から右側に左の緋衣子は元の位置から左側にずれていった。緋衣子は自由になった身体で周りを見回し、自分と同じ顔の存在に気づく。 「はぁ、何? 私ぃ」 「なんであんたがそういうの、私っ」 見れば見るほど似ていると感じてしまう。お互いの同一存在に緋衣子は興味津津だった。 「ふっふっ、これが異世界の俺がいた場所で使われていた魔法。村の便利屋魔法使いだった異世界の俺はこの魔法で村の手助けをしていたんだ。これを使えば洗濯とお使い同時にできるしな」 (じゃあ、こんなことしなくてもいいのでは)と緋衣子は思ったが、目の前の自分に似た存在を見つめる目は輝いていて、コウの話などどうでもいいと思っていそうな様子だった。 「つぎは……」 「何、これ以上なにかしろって?」 「あんた、泊めさせてもらってて、立場をわきまえなさい!」 緋衣子は二人に増えてそうそう自分との抜群のコンビネーションで居候のライターをとっちめた。 「まだ、やることがある。エロゲーシナリオに必須のもの“性行為”それ以外にやることなんてないだろ!」  そこまで言うと、緋衣子二人は恥ずかしい気持ちになり同時に頬が紅くなった。 「そっちの緋衣子はシャツを上げてベッドに倒れこんで、こっちの緋衣子は倒れたほうに覆いかぶさるようにシャツの中に手をいれて」 「「えー、ったく面倒くさい」」 「シナリオのためだ頼む!」 嫌だなと思いながら緋衣子は言われたとおりに動いた。一方がベッドに倒れて、もう一方が上から覆いかぶさるように動き、下になっている緋衣子のシャツの中に手を入れる。 「あっ、いっ」  シャツの中に手を突っ込まれた緋衣子は片割れの手の感触に声を出してしまい、自分の形の手であることを再確認していく。 「そのまま緋衣子の胸をブラジャーの上から揉む、で太ももにも左手で触る」  コウの言葉通りに攻める緋衣子は動く。眼の前の女は自分であり反応そのものもいつもの自分のもの、変な罪悪感を感じ呼吸が高まっていく。緋衣子はブラジャーの上から胸を揉み、感じて逃げようとする片割れの太ももを撫でやすい位置に移動させ、積極的に撫でる。 「うっ、うっ、いっ、いひぃ、ああ、なんか変な感じする!? 変だよぉ!」 攻められている緋衣子はそうコウに訴え、だが当のコウは動じない様子だった。攻めている緋衣子はコウからの指示なしに片割れの胸を感じるように揉み、太ももから秘所の敏感なところまでをズボンの上から丁寧に擦る。  十分に高ぶってきたところで、攻めている緋衣子は片割れのズボンの中に手を入れ、湿っているショーツの上から敏感な部分を擦った。 「ひぃぃ、ふぁっ、ぁぁ、ぃひぃ、っっ」  身体が強張り、攻められている緋衣子は恥ずかしさと気持ちよさで目から涙が出てくる。自分の身体を一番知っている人間からの攻めで緋衣子のショーツの中は爆発しそうなほど気持ちよくなっていた。  攻めている緋衣子は徐々に感じられる秘所から出る液体とそこからの匂いに頭がボーッとし始めていた。指で触れているショーツからはそこを撫でるほどに液体が出てきて、右手で撫でている胸も先端が硬く尖り始めている。自分自身の肢体に緋衣子は興奮し始めていた。  攻められている緋衣子の身体は「ひぃ」だとか「んぁっ」だとかの声が出るのに合わせてびくっぎゅっと身体を捻っている。自分に愛撫されているという手と性感帯の相性の良さが予想以上に身体を紅潮させ、相手の手が触れている皮膚を敏感にしていく。  攻めている緋衣子は攻められている緋衣子の顔を見るしかないが、すでにそれは平常時とは違って、性感帯からの快感に頬は上気し、目はとろんとして、唇はへの字に変化していた。時々思い出したように「はぁっ」「あぁん」「うぅぃえへ」と艶っぽい声を出し性交渉の相手を誘惑している。  情景を見ていたコウは緋衣子に言った。 「そろそろ、下半身の服を脱がしてお前のそれを舐めるんだ」 まじエロゲーシチュだなと緋衣子は思ったが言われたとおりに片割れの自分のズボンを脱がし、濡れて引っ付いているショーツを脱がし、行為に邪魔なものを取っ払った。普段描いている分、見慣れて入るもののそんなに見ることは多くない女性の下半身、ビクビクとヒクついている秘所や周りの陰毛、足の付根やおへそまでの皮膚などもフェチの緋衣子にはたまらないものだった。見ているものが自分のものだと思うと背徳感は鍋を煮るようにグツグツ湧いてきて、その秘所がヒクつく度にゾワッと背筋をなぞる。 「他の誰でもないお前自身のだから遠慮なくしゃぶれ!」 とコウは言う。  緋衣子自身も乳首が硬くなってしまったことを自覚して、それでも愛液の酸っぱい匂いのするそこに徐々に顔を近づけていく。舌が秘所に達した瞬間まるで自分自身の同じ場所も舐められているような錯覚を緋衣子は感じて、幼稚ながら片割れが気持ちよくなるように縦筋に沿って小さな舌を走らせる。舌からは酸っぱいし微妙に甘い粘つく愛液が感じられる。鼻から空気を吸う度に秘所からの興奮した女の匂いが肺に供給され、自分も頭が真っ白になっていく。  舌で舐めると「ひぃ」「ひゃっ」とかわいい声を上げ、秘所で舐めている緋衣子の顔を突き上げてくる。ベトベトのそこを鼻や鼻筋に付けられ緋衣子はどきどきしてしまう。音を立てて吸えるほどまで分泌された愛液をずっーずずっーと吸うと攻められている緋衣子の顔の方から「やめてぇっ」と腹に爆弾を抱えて泣きそうになっている声、更に猫撫で声で言われ攻めている緋衣子の心臓はどきどきでどうしようもないほどになっていた。緋衣子は舌で片割れの秘豆を転がす。緋衣子自身もそこを舐められているような感覚が同じ部分に走り声が漏れそうになる。 「んんっ、んむっーーー……、ぁああひぃぃーー……」 と片割れは声を上げビクンビクンと何度も腰を跳ねさせる。 「攻め手を増やすか」 とコウが言うと緋衣子が二人しかいなかった空間にさらに二人増え合計四人の緋衣子がベッドを囲むことになった。 「「増えた?」」  片割れを攻めている緋衣子の記憶を持った新しい緋衣子二人は攻めている緋衣子の思考を察し、攻められている片割れの緋衣子の上半身を脱がせ、2つの硬くなった乳首の先端に喰い付いた。 「あっあっ、ああああっっ、んんんんぐぅ、むっ、いいぃぃぃいいーー」 更に2つ増えた刺激に攻められている緋衣子は叫び声を上げ、攻めている三人の緋衣子は更に頭がとろけていく。秘豆を責める緋衣子は甘くなってきた愛液を感じ、乳首の先端を口に含む緋衣子は汗とわずかに感じる独特の濃いバターのような味のそこに唾液を付けて吸ったり舌でいじめたりする。  乳首につく緋衣子二人はお互いによりこの身体を気持ちよくさせようと競い、我先にと乳首に刺激を加える。片割れの攻められている緋衣子は2つの乳首からのランダムな刺激に腰を振って声を上げ、その気持ちよさを全身で表していた。秘豆を舐める緋衣子は新たに増えた二人の女の尻に挟まれその股の匂いと汗の匂いの混じった匂いを両サイドから浴びせられ、緋衣子の興奮は最高潮に達しているようだった。乳首を2つ舐められる刺激が染み渡り片割れの攻められている緋衣子の秘所からの液体は量を増し、匂いも味も濃くなっていく。どろどろ口に残るのに甘く感じてきて、秘所のビクビクは7秒に一回ほどのペースで動いてしまうほどだ。  秘豆を舐めている緋衣子が秘所の蜜壺の方を舐め始め、とろとろのそこの奥の方に向かって舌を伸ばす。きゅっきゅっと肉壁が舌を締め付けて、壁についている液体が舌と唇に溢れてくる。秘所と秘豆を舐めている緋衣子は興奮に負けて緋衣子自身の身体の秘所に手を伸ばす。自分の愛液が溢れてきそうになっているそこに両手を伸ばし、右手の人差指を中に付き入れた。 「はぁぁぁんっ」  発情した吐息が感じている緋衣子の秘所を刺激し、ビクビクっと秘所が震える。緋衣子自身が感じる声が漏れながらも緋衣子は緋衣子の秘所に更に舌を這わせた。  乳首を口に含む緋衣子二人は右側は左手、左側は右手を使って、緋衣子の腹と胴を撫でる。ときに別々にときに重なった2つの手を同時に使って緋衣子身体をそのゾクゾクする部分を狙ったかのように攻撃する。こちらも絶妙なコンビネーションで、感じる部分に的確に手を移動させていく。反対側の手では、抑えきれなくなった秘所の愛液を啜る緋衣子と同じように、自らの快感の源泉に指を移動させた。右の緋衣子と左の緋衣子が同時に自分の秘所に指を入れ、親指で秘豆を擦り始める。 「「あああっっ、ぅぅんーーー、んんぃぃひぃぃぃっっーー」」  全く同じ鏡写しで自分の同じ部分に指を這わせる二人、二人の緋衣子は手をつないで快感に耐えながら自らの秘所を弄る。快感に跳ねるのも同時、緋衣子の乳首を口に含むのも同時、快感をさらに感じようと自らの秘所の指のストロークを早めるのも同時だった。自分の快楽目的に行動し始めた緋衣子たちにコウは指示を加える。 「上の二人の緋衣子はそのままお互いの秘所を攻めろ、だが先にイってはいけないからな!」 「「うぅー、わかったっ」」  乳首を舐めていた二人の緋衣子はベッドの上でお互いに向き直り、相手のすでにとろとろの秘所に指を挿入する。反対側の手は相手の胸を揉み顔と顔同士でキスをする。 「「んんぅ、ふむぐっ、うううんんくちゅっ」」  鏡で写したようにそっくりな二人が、自分を愛撫するように相手の気持ちいいところを責める。その刺激はそっくりそのまま自分にも帰ってきて、胸と秘所からの快感で相手への愛撫に集中できない。弱まったりまた強まったりする攻撃で二人はいつまでもイクことができず、快楽絶頂への寸止めを繰り返す。二人のキスから漏れた唾液がさっきまで乳首を舐められていた緋衣子の胸に落ちてきて、敏感な部分を唾液が濡らしていく。 「ひゃんっ」 と甘い声が漏れその緋衣子の秘所に顔を埋めていた緋衣子はどろどろの液体に濡れた股間を顔に擦り付けられる。べたべたなそこの感触に緋衣子の秘所はビクビクと痙攣しそこに入っていた自分の指を締め付けてしまう。  部屋の中は女の秘所の匂い、胸から溢れる女の独特の匂いで溢れ、緋衣子同士が絡まる光景はどんな男が見ても興奮せざる負えないほどだった。  二人でお互いに絡まる緋衣子たちは相手の秘所に指を突っ込み、相手の乳首の先をぐりぐりと摘み、擦り付け、押し込んでいた。コウからイクなと言われている以上簡単にイクことはできない。相手をイかせてからイクんだと相手を極限まで責めると自分も極限まで高められてしまう。 「「はっ、わっ、あああぁあんん、ああっぁっあああーーー」」 「はぁああ、あああっ、あああぃぃぃぃっぃぁあああ」 「あああはぁ、あああっぃぃぃ、あああんんんっっ、ああっっ」  叫び叫ばれ興奮のままにキスをして、緋衣子は緋衣子を攻め上げ、相手の緋衣子も緋衣子のことを攻め上げていた。ビクビクとイきそうになると、腰を痙攣させなんとか行かないように踏ん張る。相手も同じようにぎりぎりで耐え相手を先にイカせようとこれ以上無理という速さで相手の秘所を刺激する。  まったく同じように攻められた緋衣子二人の身体はまったく同じ快感を蓄積し、まったく同じタイミングでイくことになる。決壊しそうなギリギリで耐えに耐え忍んだ。秘所と乳首からの快感を緋衣子は限界まで感じ、舌と舌が触れるとろけそうになるキスの中二人は限界まで溜め込んだ快感を開放する。相手の指と自分の秘所が痙攣するのを感じて相手の舌の感触と自分の唾液の味を感じて、緋衣子はイッた。 「はぁぁぁぁああぁぁあぁあああーーーーーーーー、ががぁあぁがあああああああああーーーーーー」 「はぁああぁあああぁあああぁあーーーーーーーー、ぃぃぃががあぁがあぁがあああぃーーーーーー」  あなたが先、いやあなたが先と指を相手の秘所の一番奥にまで差し込み、緋衣子はイク。快感で緋衣子は失禁し、秘所から溢れた尿は下の緋衣子と秘所を口に含む緋衣子を濡らしていく。下にいた緋衣子は乳首に愛液と尿が当たることで絶頂し、下の緋衣子から吹き出した愛液と絡まる二人の愛液を被った最後の緋衣子も同じく秘豆を限界まで擦り自分の愛液と自分の尿の匂いを感じながら絶頂した。 「「「「はっ、はぁ、はぁぁ、はっはっああ」」」」  緋衣子は全員裸の自分の身体に顔を埋め絶頂の余韻に浸りながら眠ってしまった。  深夜、目覚めた緋衣子は自分と同じ姿の人間が他に3人いることを確認し、汗ともろもろの液体を流すためシャワーへと向かった。一人がシャワーに向かったため、他の緋衣子たちも目覚め同じようにシャワーへと向かう。狭いシャワーには四人の緋衣子が集まりまだ汚れが取れきれていないからだからは、性的な気持ちを催すフェロモンが緋衣子たちの鼻を直接刺激していた。 「あんた、私なんだったら、私を先にして出ていきなさいよ!」 「あんたこそ、私なんだったら私を先にしろって言いたいね!」 「そっちの二人だけで争わないでよ、出ていくならあんたたちが出ていって!」 「うっさいのは、あんただろおまえらがでていけよ!」  緋衣子は緋衣子と組み合わせるととことん仲が悪くなることを察した。 「あんあん、って喘いでたくせに!」 「そっちだってヨガってたじゃんか!」 「あれは、やばかったからで、そっちもだろ!」 「なにいってんだよ、お前だって!」  緋衣子たちは相手に体をこすりつけるほどに密着し、威嚇してシャワーそっちのけで言い争いを続けてしまった。 終わり 家に帰ってきたら眠くなってエッチぃことを分身に任せた話  プレミアムフライデーとは最近できた日本のイベントのようなものだ。  決まった日付の金曜日に会社員を早めに退社させて、余った時間やエネルギーで消費を促すことが目的である。会社であれば希望する人が集まり飲みに出たりもする。  私は日頃の疲れを取り、他の社員との親睦を深めるためにも会社の飲み会に出席する気持ちが弾んだのだった。初めの方は、女性の人数も多くバラエティが豊富な人材がいる社の輪に混ざり、私はよく気を利かせて自分もハメを外してお酒を楽しんだ。だが、女とは底の浅い樽のようなもので酒をある程度身体に入れると気持ち悪くなったり、疲れて眠ってしまったりするものである。一人また一人と酒の席をリタイアしていく同期たち、私は意外とお酒が入っても普通でいられる体質なので、テンションの高い営業の方や、それを統括する気前のいい悪く言えば大柄な上司に昭和に絶滅したかのようなセクハラをされ、にこにこしてるのをいいことにお尻を触ったり、頭をなでたり、私の頬を掴んで左右に動かして「べっぴんさんやわ」と謎の言語を発し、挙句の果てにミニスカートでガードされている股の間を手ではたいてきた。私は 「いいかげん、酔いが回ってますよ。今日はこの辺にしましょう。ほら、私も結婚してますし……」 セクハラ常習の上司は 「ああ、そうだな、、、zzzzzz……」 と気が済んだのか眠ってしまって、しばらく後にラストオーダーのお知らせに焦り眠っているみんなを起こして回った私の苦労は、現在は言葉に尽くしがたい心痛へと変わっている。子供が生まれて育休後の主婦というのは、それはそれは心的に不安定な状態なわけで不安とかで押しつぶされそうなのに、うちの上司はあまりそういうことまで気が行かないようだ。  そういえば忙しかったせいもあり、性的欲求の解消は二の次、三の次になっていたのだ。一ヶ月、いや二ヶ月も会社や家庭で働き詰めであり、休みはあまりなかった。私も女であり女の中では、他人よりは行動力もあると自負している。女の中でも特殊な人種なのか頭の中では上司にぺしぺしされた股の感触がリピートされていた。脳汁がどばどば出て、好き好きホールド(名称は私だ)と呼ばれる(自分で呼んでいる)現象が下半身を侵食していく。  私は興奮すると、まるで膣と子宮が雑巾絞りされているような感覚に陥る。痛いといったわけではなく歩いているときも、走っているときも会社で座って働いているときも、脳内の興奮に比例して雑巾絞りで出てくる水のように、膣から子宮から快楽を感じさせる物質を分泌するのだ。ネットで調べるとノーハンドオナニーとかいう奴らしい。性器に手で触れなくても、膣と子宮周辺の筋肉が緊張したり緩んだりと、その運動だけで身体が快楽を貪るらしい。  家に帰る途中、脳汁と変な汗がたくさん出て、ダーリンに連絡を取ると、安心する返事が返ってきた。安心したのもつかの間、また頭の中で脳汁がどばどば分泌されて、電車の中だというのに膣は熱くなって広がり、乳首の先はピンっと存在を主張していた。  喉からは喘ぎ声が微かに出て、服の袖で必死にそれを隠そうとする。酒の飲み過ぎで尿意が下半身から脊髄を通って上半身に延髄、小脳、海馬、視床下部を刺激したあと大脳に達する。それは、私の身体が排泄物を処理できる場所を求めていることを意味し、アルコールと性的快感で通常の思考を維持できない脳に麻薬のように作用する。  あと二駅、一駅と途中でトイレのある駅で降りてしまおうかと悩み、降りてしまえばその次に来る電車はもう人が一人も入れないほど満員電車なのだから、そんなことはしてはいけないと理性が本能を攻撃し、私はやっとのことで自宅の最寄駅に到着した。トイレを済まし、バスで自宅へと帰還した私は、ダーリンと娘、居候である私に似た女性の歓迎を受けて、寝室へと行き、そこにあったベッドへと沈んでいった。  ベッド横の時計を見ると時間は9時を指していた。プレミアムフライデーのせいで早めに宴が始まり早く終わったのだ。睡眠を貪るにはまだ早い。  だがベッドから起き上がる気力もない。私は疲れている。  そうだ、性的欲求を処理しなくてはならない。  まるで男子のような発想に突き動かされ、だが止まることはなく私は身体を起こした。  私の能力は自分を増やす能力だ。居間にいた居候の女性が私に似ていたのもそのせいだ。以前作成した私の劣化コピー、本人には悪いが家事と育児に労力を提供してもらっている。本人は笑顔なので、この奴隷扱いも私には罪悪感はない。一方作成された自分の分身には、私の記憶、人格、性格、趣味、思考、好きなこと、嫌いなことがトレースされる。分身の存在を消す時には分身の経験した記憶が私自身に統合される仕組みだ。  この能力自体は便利なので、たまになのだが力を借りている。一人人数を増やせば私の代わりになるし、十人増やせば十人力、百人増やせば百人力である。制限は特にない。200人より多くは増やしたことがないのでどうなるかわからない。200人の召喚は川の土手で夜中にしたことなので、他の場所では人目があってできそうもない。あのときは客観的に自分の体臭を200人分吸い込み頭がどうかしたのか、はたまた面倒な性癖に目覚めたのか好意と恐怖と背筋を沿うびりびりとした寒気を感じて(実際寒かったのだが)依存症になってしまう適性があるのだろうと思った。なので能力を最大限発揮する事は遠慮している。  話がずれた。つまり、性的欲求を処理する方法、私の得意な能力を使っての処理に必要なものは特にはない。あるとすれば覚悟と、後に残る後悔と恥辱に対する耐性だろう。  冷蔵庫まで行き水をごくごくと飲む。身体の中に残っている酒を薄めるためと、毒を吐き出すデトックスのため。バナナを一房冷蔵庫から取り出し、三本あるうちの一本を向いて食べる。 「先に寝るね」 リビングで家族に挨拶して、片手でバナナの残りを掴んで寝室まで運んだ。  自分の肉体、精神を構築するときは、あまり意識しないがまるで神にでもなったような気になる。当然、罰当たりなので微かに頭をかすめる程度のエゴだ。  光を帯びた“モヤ”が舞い。二つの塊にまとまって、それが人の形を形作る。仕組みさえ作れば生命に似たその構成物は勝手にまとまり始め、私が力を加えなくても自分で形を整えていく。二つの別々の塊が人の形になったぐらいのころで、私は能力を使うのを辞め、成り行きに任せることにした。 「ふぁぁ……、おやすみ」 と私は静かにベッドで眠った。  にぎにぎ、手を開いて閉じ動きを確かめる。目の端には同じことをする私に似た人物がいる。右手で自分の右頬まで手をやって、めいっぱい引っ張ると目の前の私に似た人物は「痛たたたたたっっ」と彼女自身の右頬を抑えて悲鳴を上げた。今度はお返しにと彼女自身の左の頬を彼女は左手を使って目一杯引っ張った。 「痛たたたたたっっ」  触れられていないのに触れられている。触っていないのに触っている。もう一つ別セットで存在する頬と左手の感覚が私に痛みを与えてきた。  ベッドの方を見ると先程まで尿意を我慢して電車に乗っていたオリジナルが造物主たる余裕を持った顔を見せて、すーすーと眠っていた。生意気そうな顔をいじめてやりたいのは山々なのだが、生憎明日も明後日もオリジナルは家の家事などで忙しいらしい。私の自己同一性が保たれているうちは、それは私にも関わる出来事であるので、いま休眠を必要とするオリジナルの身体に刺激を加えるのは遠慮するとする。  客観的に見た先程の自分の表情、アルコールのせいでとろんとした目と頭の操作と身体の動きがアルコールのせいで阻害されている。脳も侵食され車に乗ればおまわりさんに引っ張られていくのは間違いない。  服は乱れ、体の緊張は解け、下半身の快楽を発する器官はしきりに性的欲求の解消を身体に、脳に求めてくる。呼吸をするごとに膣を覆う筋肉はそれを潤わせて、まるで熟んだ果実のように人に食べられることを望んでいるようだった。  唐突だが、最近の私には悩みがある。私は女であるのだが、同時に好きになる対象が女である場合も多いのだ。もちろん結婚もしているので、種類的にはバイに入る。たまにかわいい女の子がいると社会通念に反してお近づきになりたいだの、一緒に買物に行きたいだの変な空想を抱いてしまう。  そうそう、自分の身体が好きなわけではない。断っておくが私は鏡に写っているもしくは、自撮りした自分の体に性的な興奮を覚えるわけではないのだ。私という自己が限定的な人間創造の能力の恩恵を受けているのは癪なので、ぜひ能力を半分でも全部でも譲渡したく思う。公平の観点からそれが望ましく思う。  であるから、自己の投影としての接触より、相互理解の促進を目的としているのであって、時間が無意に進むことを良しとはしない。  長くなったがつまり、相手の身体の性的不活性を解消するのが目的である。だがその中に、女性性への欲望を含める私を誰が責められよう。  例えば、街なかに歩いている女の子に女の子である私が好意を抱いたのであるなら、まず最初にする行為といえばつまり相手の胸に自分の顔を埋めるという行為であろう。実際にしてみる。  私の女の整った顔つきを、別の女の胸の脂肪と皮膚が包み込む。呼吸をすると胸の汗の匂いを感じ微かに乳腺から出る。乳成分を嗅覚が感知する。  身体を預けるほうと同じように体を預けられるほうも、感覚の共有を通して同じ体験を味わっていた。それに加え別の女の髪の匂い普段なら気にならないものも百合というフィルターを通してみると脳をとろけさせるには十分だ。  意識と感覚を共有している者同士、言葉はいらない。胸に顔を埋めていた私は、もう一方を押し倒し女になったもう一人の私の唇を舌でこじ開けた。目をつぶり、相手もつぶる。舌で相手の歯茎を舐め、疲れると休憩して、相手の唾液混じりの空気を自分の肺に注ぎ込んだ。キスをずっとする。そう決めていた。また歯茎を舐め、鼻で呼吸をして、相手の口腔と喉の空気を吸い込み、真ん中をつないだ真空ポンプのように相手に自分に唾液と喉の筋肉でセックスしていく。百合という目的上ここで相手の最も敏感な蜜壺に指を突っ込むようなことはしない。服を着たまま目をつむりする行為を続ける。もう一人の私の肩に後ろから手を回して力を加え自分に引き寄せる。二つの身体の接する場所が増えてお互いの舌が緊張でおっくうになっていた。  舌先をくっつけて、つんつんと何度も触れさせる。構成物質的にはまったく同じオリジナルのコピー水分もミネラルもコレステロールもミトコンドリアも地球が始まったときから同じ軌跡をたどってきた物質が2つに分かれて同じ接点で接している。呼吸から漏れる水分も汗から滲み出る塩分もまったく同じという理屈を超えた結果がここにある。なのにお互いの精神は攻めと受けを演じ、まったく同じ動作一つ鏡相手にするようにはできそうにない。私が彼女の唾液を飲むと私にはプラス一点、彼女が私の唾液を飲むと彼女にプラス一点、私にはマイナス一点。そうルールを決めても 相手が気持ちよくなるように自分が気持ちよくなるようにルールはなかったことになっていく。また舌で歯茎をなぞり、相手からの唾液を飲み込んでいく。もう一人の私からまるで何よりもほしいと言わんばかりに私の唾液を自分のものにしようと、もう一人の私の舌が歯茎を刺激する私の舌を舐め回していく。  また先程のオリジナルの水分補給のせいで尿意がぶり返し、相手も相手の膀胱から同じだけの刺激を感じている。自分の形の口腔、舌の根元、興奮した息を感じて、名残惜しく私はキスを中断した。  次にすることは、敏感になった乳首に刺激を加えること、押し倒していたもう一人の自分の体の上でくるりと上半身続いて下半身を180度反転させて向かい合っていた体制から相手の身体に仰向けで乗る形に体制を変えた。  彼女の上に覆いかぶさった私は何もしない。バックの体制でなにかできることがあるかといえばやっぱりなにもないわけで、私は彼女に体を委ねる。  もう一人の自分の手は胸を円を描くように移動して時々、胸の頂点を一瞬だけ通過する。私は顔を覆い誰に見られるでもない胸で感じている自分の顔を隠す。  私の背中にはもちろん位置的に彼女の胸がくっつきその頂点も限界まで勃っている。私が感じれば彼女は身体をくねらせ結果乳首の先が私の背中を擦る。彼女の乳首が擦れたことで私は更に快感を感じて上半身を動かせば動いた背中が彼女の乳首を擦ることになる。背中が動くという行為が乳首を刺激するという倒錯性に興奮して胸の頂点もずっと下にある秘豆も感じ始める。また二人とも服を着ているので、乳首はブラその上のシャツに擦れて細い糸、ブラの生地に犯されているような錯覚に陥ってしまう。  弱すぎる刺激に、待つことができない私は身体を上下に動かしてわざと背中を後ろの自分に擦りつけてしまっていた。 「はっ、ぁぁ、はっ、はぃっ」 くぐもるような音ではなくて呼吸に喘ぎ声が軽く乗っかっているだけのような、だがその実自分の快楽のために相手の乳首に対する凄惨な責めが二人のやりとりとして存在した。下の自分のほうが相手の乳首に対するじっくりとした責めが続けられる分有利だったが、上の自分もがむしゃらに背中を相手の乳首へとこすりつけて、自分の乳首への刺激と合わせて捨て身であろう自虐的な刺激を続けた。  膣と子宮と秘豆は何の刺激も与えられないため自ら腰を振ることでしか、溜まったフラストレーションを開放する方法はない。下で責める同じ女も上の女から伝わる秘豆の刺激をなくそうと床と上の女性との間で空いたスペースを必死に腰をふるために使う。 「「はっ、はっ、あぁ、はっ、あっ、あ、あ……、ああ……、っっ……、ぃぃ……、ぃぃいいいぃぃ……………………」」  生殺しの責めを自覚なく受け、二人の同一人物はまったく同じように快楽を発する場所に与えられない決定的な刺激を求めていた。  興奮と快感は最大限に高まり、下の自分は上の自分の乳首をぎゅぎゅっと強く摘む。刺激を共有している二人はたこのように相手の気持ちいいところに的確に刺激を加える。ぎゅっと摘まれた乳首は想像を絶する快感を脳に供給する。片思いや失恋で胸が詰まるあれの何百倍もの刺激だ。  同じものが下にいる自分にもあるため、圧迫された胸の頂点から秘豆と背筋と脳内の快楽中区を刺激する物質が神経に放出されていく。上の自分は身体を上下に揺らし、下の自分も自分の胸の乳首が擦れるように、身体を上下に揺らしていく。  息の合ったコンビネーションで下の自分の乳首も刺激されていく。上の自分と同じだけ勃起し膨らんだそこは上の自分の服との摩擦でとろとろになったかのように形を変えていく。  下の自分の手は上の自分の陰部に、上の自分の手は下の自分の陰部へと伸びていた。服の上から二人はそこを勢いよく風に撫でられているかのように刺激し、あっというまに絶頂直前の所まで来た。男であれば射精というゴールがあるのに対し、女性にゴールはない。イカない程度の微かなしかしこれ以上ないほど速い刺激で、二人の秘豆と花弁の周辺は刺激され続ける。  乳首で膨らんでいた胸の風船と同じだけ、下半身の風船が急速に大きさとかさを増していく。相手は自分であって自分ではないので手加減はない。自分のものではない手が最も敏感な場所を這い回るのに自分は拒絶するでもなく快楽を甘受している。二人の私の心に罪悪感が這い回り、同じだけの快感がその周りを包んでいた。 「「あっ、がっっ、がああああ、ああ、ああ、あああああ、がががぁぁあがあ、んぐぐぐぐんぐぃぃ、いいいいい…………、ぃ…………、ぃんんんんっっ………………」」  限界まで高速の刺激を前に絶頂はすぐだったが、すんでのところで二人は手を陰部から離した。  腰は何度も痙攣し、受け取るはずだった刺激を求めて刺激の元などない空気を擦る。  何度も身体を痙攣させたあと私たち二人はお互いに向き直る体位に戻り、私と彼女は上下にずれ私の顔が彼女の股を覗く格好になるように移動した。  彼女の股間は時々ビクビクとはなるものの、まだズボンやショーツはシミで濡れているわけではなく、私たち二人の脳が感じやすいようにできているのだと人体の神秘に恐怖を感じる。  左手をもう一人の私の右足の付け根にそえ股が開くようにする。右手で普段誰にも触らせることのないズボンの膨らんだ部分を指先で擦り秘所と秘豆に刺激を加えていく。  ゆっくりだが確実に刺激を加えていき、すでに興奮している身体はときどきビクンっビクンっと快感の源泉の存在を主張する。  私はその股の間に顔を埋めズボンとショーツとその奥にある自分の股間の匂いに恍惚となる。  顔を埋めている間、両手でもう一人の私の太ももや足の付け根に手を這わせていって寸止めに耐えかねた秘所はそれ自ら股間を自分自身の顔に押し付けてくる。  鼻に押し付けられる自分自身の感覚はもう一人にも共有されているわけで、不安定な体勢の中、彼女は自分自身の鼻に手を押し当て倒錯した匂いの刺激に興奮を隠せないでいた。  顔を離し私はまたもう一人の私の股間に指をこすりつけていく。  一往復をゆっくりゆっくり移動させていく。  刺激されるだけのもう一人の私は両手で乳首をいじろうとするが必死にその欲求に耐えている。快感でどうにかなりそうだと秘所からの刺激に反応して顔を歪ませていた。  私自身の秘所にも自分と同じコピーが股間に張り付いているかのように自分が秘所を擦る刺激と同じ刺激が股間にはしっている。  その股間をいじっているコピーにもまたコピーが張り付いているような数珠つなぎの光景を想像して、一層小さな刺激を何度も何度ももう一人の自分の股間に対して感じさせてしまう。同じだけの刺激が自分の脳にも響き私はついに耐えきれなくなり手を動かすのを中断した。  私は身体を起こすとズボンとショーツをめくり指で秘所が濡れているかを確かめた。ショーツにはねばねばしたもののせいで縦に筋が入り、試しに指を秘所の中に入れると粘っこい液体の感触と膣の締め付けを感じた。  私はベッドの脇に置かれたバナナを一本取って、もう一人の私に手渡す。  もう一人は体位を入れ替え私を犯す格好で私のズボンとショーツを脱がせにかかった。薄っすらと湿ったそこが外気に触れる。  体位を入れ替えたことで攻守は逆転し、彼女の指が私の露出した秘所をその縁をなぞっていく。  この体位でなければバナナを自分の中にいれることなんてないし、ましてや男の棒の代わりに入れたり出したりすることなんて絶対にない。  もう一人の私はゆっくりゆっくり膣の横幅よりも絶対に太いそれを中に押し込んでいく  ゆっくりゆっくり、膣が満たされたように感じるまで1分2分掛けてゆっくり挿入していく。  ときどき思い出したように秘豆を指先で跳ねるように撫でて、蜜壺の周辺をゆっくりゆっくりなぞっていく。  先の穴の細いピストンで油を吸い込むようにゆっくりゆっくりバナナを穴から抜き出しまた押し込んでゆっくりゆっくり挿入していく。  バナナのカーブが秘所の奥の裏側をを刺激して脳がまた尿意に汚染されていく。バナナがゆっくり抜かれるとそれは収まり入ってくる途中で我慢出来ないほど、何かが漏れそうな感覚が下半身を支配している。  しばらくそれを続けていると、入れている途中にぞわぞわした快感が背筋から全身に走り池に広がる波紋のように何度も身体の快感の中心である秘所、乳首、胸、耳や首筋にもぞわぞわが移ってくる。挿入がまた始まるとぞわぞわが全身に伝わっていき、それぞれの性感帯が脳に向かって快感に対する反応を報告してくる。  刺激が強くなりすぎると交代してもう一つあった別のバナナで彼女の秘所を責めた。  ズボンを脱ぎショーツを脱ぎ十分に湿ったそこに別の形のバナナを入れていく。  自分のとは違う刺激が彼女の膣から脳へ、彼女の脳から私の脳へ伝わりこちらもゆっくりゆっくり、挿入と抜くことを繰り返す。  膣圧でバナナが落ちないよう支えている奇妙な格好の私が言えたことではないが、もう一人の私がバナナに感じているさまは非常に滑稽だ。  秘所の奥の裏側を擦り、秘豆と秘所の入り口を左手でいじっていく。  ビクビク、ビクビクと腰が痙攣し、秘所の入り口もビクビクと痙攣している。  熟れてきた身体に満足しバナナを抜くと私はもう一人の秘所に自分の唇を繋げた。ひときわ大きく声を漏らし彼女は私の頭をもっと吸ってというように股間に押し付けていく。  体位を変え私自身の秘所も彼女の口につくように69の姿勢になり、二重の刺激に震えて相手を籠絡するように敏感なそこに刺激を加えていった。  クライマックスとばかりに秘豆に対して舌で集中して刺激を加えていく。  腰の痙攣がとまらなくなり、ふだんならありえないほど愛液が秘所から溢れていく。  その液体を口に含み、代わりに舌で唾液をこびりつけていく。  私と同じようにもう一人の私も愛液を飲み込み唾液を秘所にこすりつけ秘所に舌を入れてそこを舐め回していた。  ツンツン、ツンツンと連続してこつこつと秘豆をノックした瞬間に私の理性は限界に達してそれはつまり彼女の理性も限界へと達して、同時に同じ快感を感じて二人はビクビクしながらイってしまっていた。  尿意を感じた私は急いで、トイレへと向かった。時間は遅くなり11時半で、すでにこの家の人間は私たち以外寝静まっていた。トイレに先に入るもう一人と外で待つ私、彼女はトイレを済ましオリジナルが待つベッドへと帰っていった。  私はまだ満足していなくて、トイレの中で分身を作り分身にトイレをさせ、合体して記憶を読み取り、また分身を作ってを繰り返して尿意をそのままに何回も何回もトイレをしていた。贖罪のような、強欲を貪るような感覚のまま10回、20回とトイレをしてまだ興奮が残っている身体で、乳首を摘みながらイッてイきながら放尿してしまうほどだった。  トイレが私の匂いでいっぱいになるくらいに続けた後、嫌な匂いまみれの所で分身とキスをしてトイレを流し、私たちはその存在を消滅させた。  オリジナルへの嫌がらせとしてこの記憶は残るのだ。  表面が濡れた二つバナナとベッドに二人の人間を残して彼女たちは朝を迎えた。 なんか身体が増えたから最近できた彼氏をみんなで襲った話  桜川 結衣(さくらがわ ゆい)は、地元の映画館で働いている26歳だ。  大学を卒業してから、映画が見たいが故にバイトを始めて、現在も同じバイトをしている。  最近の映画館は忙しいときは忙しいが、暇なときは暇な感じで特にすることがないので、SNSやソーシャルゲームを普段はよく遊んでいる。  夏休みに入ったから、子供向けのアニメや3DCGの映画がよく上映されている。基本配置されるポジションが決まっているので、忙しい時に私はポップコーンを売ったり、チケットに穴を開けたり、後輩の面倒を見たりしている。  バイトが終わると映画を見たり、ショッピングモールで買い物をしたり、何もしないで家に帰ったりすることもある。家は職場から5kmほどの場所だ。  父が車のローンを払いその代わりに私は家にお金を入れている。  父と母は職場結婚で母は今もその会社で働いている。平日は二人とも仕事をして、休日も毎週のようにどこかへ遊びに行っているため家にはいない。  私には姉が一人いるがその姉も最近彼氏ができたとかで休日はほとんど家にいなかった。  家の中の非リアが私だけというのも癪なので、最近バイトを始めた後輩をターゲットにそれとわかるようにアプローチを掛けている。  明日はその後輩が暇らしく、後輩の大学が夏休みということもあって私の方からデートに誘ったのだった。  当日、スマホでゲームをいじって待っていると後輩が来た。割り勘で寿司を食べ、ゲーセンで音ゲーを死ぬほどやってから三時頃にパフェを食べに近くのパフェ屋に入った。後輩はすやすやと寝ていて、それを叩き起こしてから後輩を連れてゲーセンに戻りハイスコアを更新して満足した後にレースゲームとシューティングゲーム、メダルゲームを後輩と一緒に楽しんだ。  夕方になるとショッピングモールの外の一角が夏休みの子供のために金魚すくいや、たいやき屋などの出店が多く設置されていたので、射的と金魚すくいとわたがしと、わなげをして後輩が取ったぬいぐるみを横取りして車に詰め込んで、夜になった。  予約しておいたムニエルのタラがおいしいお店で夕食を済ませる。  ショッピングモール近くで高かった(それでも普通のホテルよりは安かった)ラブホで 「ここで寝る?」 と後輩を誘い「はい」なのか「いいえ」なのかよくわからない(半分寝ている顔での)返事をよそに軽く無理やりに中に連れ込んで最上階の部屋に入った。  互いにトイレを済ませ、風呂に入り、テレビを小1時間ほど見て落ち着いた後 「する?」 と後輩に直球で聞いた。  桜川結衣は小学生から性的な方面の興味が人一倍ある女だった。グラウンドにある鉄棒に股間をこすりつけて気持ちよくなって遊ぶ女の子だったし、中学生のころはレズの友達とオナニーの見せ合いっこをしていた。友達のイキ顔を見ながらオナニーをすると気持ちよかったし、結衣は音ゲーと映画とオナニーしか趣味がない女だった。  雰囲気作りに後輩にキスして舌を使って歯や口腔を丹念に舐めていく。  後輩は遠慮がちに応じていたが、しばらくして私の歯や舌に舌を絡めてきた。 「んっ、んちゅ、んー、はむっ」  段々と勢いづいてきたので、激しく胸を揉んだり、陰核を手のひらで撫でたりしつつ、キスを継続する。 「はふっ、あうっ、んんっ」  喘ぎ声が漏れ、腰を痙攣させて結衣はキスをしていた。  しばらく行為を続けていると、段々と陰部が濡れ始め、指が入るようになったので、指を入れて奥の気持ちいい部分を弄り始めた。 「もう、濡れてるし入れていいよ」 と後輩の耳元で囁くと後輩はまだあたふたしているようで、結衣は仕方なく右手で自分の中を弄り、左手で布団の中の後輩のを扱いた。大きくなったのを手で感じると 「入れるね」 と後輩に囁き結衣の身体を後輩に近づける。はずかしくなったのと共に尿意が出てきて 「ごめんっ!」 と言って結衣はトイレに駆け込んだ。 ********************************************************  一方、その頃後輩は人生で初めてのセックスに興奮していたが、人生で初めてのセックスがこんな形でいいのかと悩んでもいた。 「3pしてぇ」  そう、後輩がひとりごとを言うとなぜかその願いは叶った。  後輩が呟いたことを忘れてしまうと結衣はトイレから出てきた。 ********************************************************  結衣はトイレから出たとき違和感を感じた。トイレから自分が出てきたのにまだトイレにだれかいるような音がしたからだ。結衣が振り向くとトイレから結衣と同じ顔の人間が出てきた。 「はぁっ!?」 「うそっ!?」 よくわからない状況に結衣は困惑した。  結衣はトイレから出てきた結衣に似た人間に注目した。同じ髪型同じ服同じ体型だった。身体の紅潮具合も同じで結衣は気味悪さを感じた。  後輩の方を見ると頭に3つぐらいはてなが浮かんでいるようだったが、大して何も考えてないように見えた。  結衣は何かを見たが何も見ていないような振る舞いでベッドに戻り後輩のを再度扱き始めた。  ものを扱く手に誰かの手が重なり結衣は自分と同じ形の手だとなぜだか感じた。隣に増えた人間に一瞥するとこちらにもガンを飛ばされ、ものを扱くスピードを結衣は更に速めた。  結衣はなぜか増えた自分と同じ人間に先を越されるのがイヤだったので、ここまでお膳立てしたのに別の人間に後輩のを盗られると思うと無性に腹が立ち後輩に 「おっぱい触っていいからね」 と囁くと、隣の女も 「私のも触っていいからね」 と後輩に囁いていた。  後輩が両方の結衣の胸に手を寄せDほどの大きさのそれに指を絡めると怒りで有耶無耶になっていた快感が頭に戻ってきた。 「あんっ、あっあっあっ、んっ」 「あっ、あんっあんっ、あっあっ」  隣の同じ顔の女も快感に顔を歪めていて、結衣は自分の気持ちいい顔ってこんな感じかとはずかしくなった。  左手で陰部の中に指を入れて奥をついて自分のそこを気持ちよくさせる。隣の女も全く同じように女のそこを弄り、はだけてきた服から見える乳首が硬く尖っていて快感を感じていることがよくわかった。  自分の同じ場所も尖っていて後輩が指を這わせると「あっ」と声が漏れた。  段々と横に女がいるのがイヤになったので、女を風呂場に連れて行って話し合おうとした。服を整えてベッドを離れる。  風呂場に行くとお互い何から話していいのかよくわからないので、しばらく黙っていて、「あ」とか「え」とか感嘆符だけが出てくる状態だった。 ********************************************************  一人になった後輩は結衣たちの聞こえないところで独り言を言った。 「6pもしてぇ」  風呂場から声が出ないことを後輩は不気味に感じた。 ********************************************************  結衣は風呂場から出てきた。結衣が先程感じたのと同じ奇妙な感じを後ろから感じて振り向くと、結衣が一人、直後に結衣が二人、合計五人の結衣がベッドと風呂場の間にいた。 「ちょっと」 「なによ」 「勘弁してよ」  残りの結衣はため息をついたり、WHYの仕草をしたりしていた。これだけの人数がいると他人とかぶらないように感情を表現することに疲れてしまう。  ベッドに来た五人の結衣はそれぞれを間違えないようにABCDEとそれぞれ呼称を決め、全員が服を脱いで棚にまとめ(服のたたみ方もコピーしたように同じだった)ベッドの中に入っていった。  五人が全員右手を後輩のものに寄せ、恥じらいながら胸を揉んでいいというアピールをしている。  同じ重さ、同じ形の胸が左手で持ち上げられ軽く揉まれながら見せつけられう状況に結衣たちは興奮で頭がどうにかなりそうになっていた。  結衣の内の一人が後輩の唇にキスをして、二人の結衣が後輩の両耳を舐め、二人は後輩のものに両側から舌を這わせ始めた。その間にも空いた指が後輩の足や太ももに這い、乳首や肩にも誰かしらの指が這っていた。  全身を刺激されている後輩は時々ビクビクと痙攣して、喘ぎ声にも似た声を発していた。  しばらくして、また結衣たちは後輩を一人占めできないことにもどかしくなって、他の自分たちを風呂場に集めた。服を脱いだ結衣たちは名残惜しそうに風呂場へと向かう。 ********************************************************  一人になった後輩はまた言った。 「11pしてぇ」 ********************************************************  しばらくすると、五人になった結衣たちが風呂場から出てきて、背筋が寒く感じた結衣たちがまた後ろを振り向くと、何事もなかったかのように風呂場のドアを開けて五人の結衣たちがぞろぞろと出てきたのだった。  見ていた結衣たちは顔から血の気が引いていくのを感じて、数瞬後、後から結衣たち五人も同じ顔になった。十人の結衣たちが、水でも飲もうとキッチンの蛇口を捻り紙コップを分けゴクゴクとそれぞれ喉を鳴らす。その間も肌色からピンク色のそれぞれの肢体を嫌でも見てしまい。いよいよどうなってるのかよくわからなくなってきた。と結衣たちは思い始めた。五人分しかない衣服に座る人間は十人もしこの現象がここで収まるものでなかったら、こんな結衣は置いて帰るしかないと結衣は思っていた。  後輩の所へ戻り、先程の位置に戻ると新たに増えた結衣たちは表面を専有して乳首や足や手の指を口に食み、片方の手で後輩の身体を撫で、もう片方の手で自分の陰部を撫でていた。 「あんっ、んんっ」 「ああっ、あっあっ」 「あっ、あっ…………っ」 「んっ、あんっあんっ」 「んあっ、あっ、あーっ」 「あああっ、ああっ、んっ」 「んんっ、あーっ」 「あ……、ん……っ」 「あっあっあっ……」 「んんっ……、あっ……」  それぞれがそれぞれ自分の陰部を的確に愛撫することで結衣たちの興奮は加速度的に増し、全員に責められる後輩もまた、いつ絶頂してもおかしくないほどに声を発し、痙攣していた。  誰かが、他の結衣たちの敏感な箇所に指を這わせると堰を切ったように、別の結衣も他の結衣の敏感な乳首や陰部に指を這わせて十人にそれぞれを責められ始めた十人の結衣たちは別の身体に触れられることに興奮して、喘ぎ声を強めていった。  後輩は全身を這う舌と唇の感覚に耐えられなくなり、「んっ」と喉から声を絞りだして十人の中の一人の結衣の口に暑い液体を吐き出した。 「んっ、んんんんっ、あぅ、あっあっあっ、ちゅ、ずずずっ」  一人の結衣の口にある液を周りの三人の結衣たちが交互に結衣にキスをしてその口内から液を舐め取ろうと必死に液を吸い合っていた。  後輩の液に触れている四人の目はとろけていて、別の結衣たちはおかわりをもらおうと耳や指や乳首を必死に吸って舐めていった。  後輩のものにまた舌を這わせ始めた結衣二人は結衣同士で乳首を擦り始め、後輩の足の指を舐めていた結衣たちも相手の結衣の陰部を自分のものなので的確に気持ちよくなるように弄っていた。  乳首同士を擦り合わせていた結衣たちも陰部を相手の同じところに擦り始め、相手の乳首や陰部の中に無理やり指を入れていく。  別の結衣は陰部を後輩の足に擦りつけぬるぬるになっているそこの液を後輩に塗りつけるようにしている。  耳舐めをしている結衣たちは片方の手で、別の結衣が舐めていないときに後輩の乳首を弄り、もう一方の手で後輩の別の耳を舐めている結衣に乳首責めをして、結衣を感じさせていた。  キスをしている結衣は別の結衣に陰部をクンニされ喘ぎ声を後輩の口に漏らしながら、後輩の口も気持ちよくしようと口技を施す。快感で結衣のキスが弱くなるとその結衣の乳首を後ろから責めていた結衣が代わりに後輩とキスを始めた。 「あんっ、いいっ、いいよっ」 「あっあっ、ああああ……」 「いい、それっ、あああ…………」 「あーっ、あっあっあっ、あん…………」 「いい、いいのぉ、んっ……」 「ああああ、あっあっあっ、いいぃ…………」 「いいっ、あああっっ、あ…………」 「あんあん、あっあっあっ、んっ……」 「んっ、あああ、あっあっあっ…………」 「ああああ、あっあっ、あっあっ、ああ…………」  結衣たち全員がそれぞれのまたは自分の愛撫に耐えきれなくなって、後輩や結衣自身、別の結衣たちに身体を擦り合わせながら絶頂に達する。  真っ白い意識の中で結衣たちは別の結衣たちの身体を手や足や胸や陰部で感じて、その刺激でまた何度も絶頂する。 「あっあっ、あっあっあっ、ああああ…………」 「あっあっ、ああああ、んんんんっ…………」 「あああ、あああ、んんっ、んっ…………」 「んんっ、ああああ、あっ…………」 「あっあっ、ああああ……、あっ、んっ…………」 「あっ、んっ……、んっ、あっあっ…………」 「んっ、あっあっ、あっ…………、あっぁ…………」 「あっ、ああああ、ああっ、あっ…………」 「ああっ、ああっ、んっ……、んんっ…………」 「んっ、ああっ、ああああああっ、ああっ…………」  結衣たちは一人一人それぞれ思い思いに絶頂して、しばらくしてすべての結衣たちが後輩と共にその上で眠った。  しばらく日にちが経って、結衣は前回の後輩とのデートが忘れられないものになってしまったので、次のデートをいつしようか後輩と相談がなかなか切り出せないでいた。  結衣のほうは十人の結衣の記憶が統合されてよくわからないうちに後輩の耳から唇、手から足までの味を覚えるほど舐めてしまったため、その記憶が頭にこびりついていた。  思い出すと頭がカッと熱くなって前後不覚に陥ってしまう。  それ以来、自分でもトイレに行ったと思ったらベッドで寝ていてトイレから帰ってくる結衣自身にばったり会って二重の悲鳴を上げてしまったり、後輩に増えてと言われてわけがわからないままバイト先で増えて三人や四人で受付をさせられたり、何度も何度も双子ですかとか三つ子ですかとか聞かれても苦笑いしかできないこっちの身にもなってほしいと何度となく思った。  そんなこんなで、次のデートなんて考えていなかったのだが、家にいてもやる気が失せていくだけだったので、思い切って後輩をデートに誘った。  場所はプール夏っぽい場所だった。  水着は以前友達と買いに行った。上下オレンジのビキニを着た。  後輩と流れるプールのプールサイドで後輩と合流すると、結衣は浮き輪をふーふーと膨らませて少し人気が少ない場所でそれを浮かべた。  後輩が大人なのに子供っぽく浮き輪に乗っている結衣を見ていた。  後輩がプールに入ってきて膝小僧を抱えている結衣の両手に手を添えると左右にかき分ける気づいたときには結衣はオレンジの水着と浮き輪を伴ったまま二人に分裂していた。 「はっ!?」 「えっ!?」  結衣たちはお互いの顔を見て何事かと驚いてしまう。後輩は更に二回同じことを行って、最終的に四人の結衣が同じ浮き輪と同じオレンジ色のビキニを着てプールに浮かんでいた。 「お姉ちゃんあの人達四つ子だよ」 と子供に指をさして、恥ずかしくて結衣たちは顔を隠した。  後輩が上から流れるスライダーを指差し、結衣たちはしゃーないという顔でそちらに泳いでいった。階段を登って浮き輪と一緒にスライダーに落ちていく。   結衣たち四人全く同じように悲鳴を上げて、全く同じように悲痛な顔をしながら落ちていった。  四人の結衣たちが終わった後、後輩は特に印象に残らないような落ち方で下まで着いた。  その後は四人の結衣たちで誰が一番速いか競争をしたり(結果同着だった)、  結衣たちでビキニの上から胸を揉み合ったり、後輩を一人残してかくれんぼをしたりした。  一通り遊んだあと車で前のラブホテルにまた来て、休憩+宿泊で部屋に入った。  ドアをくぐると四人+六人がどこからか部屋に入ってきて、全部で合計が十人になった。 「またか……」  結衣にうちの誰かがそう呟いた。  仕方なく全員服を脱いで、丁寧に棚にたたんで置き、十人でかわりばんこに後輩にキスをして、一周したところで後輩の乳首やものを指や手で扱いていった。  前回と同じように後輩の両耳と唇と両乳首、両手の指、両足の指を結衣たちの口が咥え、股間のものに二人分の舌が這いまわった。  また、結衣たちは右手で自分の陰部に手をやり、陰核や陰部の中に手を這わせたり入れたりした。  慣れた手付きでその場所の快感を膨らませて、あっというまに十人の結衣たちの喘ぎ声が部屋に反響するほど大きくなった。十人の結衣たちの陰部の液体の匂いが部屋に充満して、結衣自身や後輩の興奮を煽っていく。  結衣たちが吸う後輩の乳首が硬くなっていき、結衣たち十人の乳首や陰核も硬さを増していった。  後輩のものも硬くなっていき、結衣たちは後輩の顔の周りに集まり濡れそぼったその場所を後輩へ近づけていく。  十人の結衣たちは敏感な場所を後輩の唇にくっつけ液を啜らせたあと別の結衣たちに席を譲り、別の結衣たちが後輩の唇に敏感な場所をくっつける。  液を吸われ終わった結衣たちが自分の陰部の中をまたぐちゅぐちゅとかき混ぜると、また液体が溢れ出して、それをまた後輩の唇に押し付けていった。  十人の結衣の愛液を喉に詰め込んだ後輩はその淫猥さに顔をとろけさせて、股間のものも限界まで膨らんでしまっていた。  ベッドに寝ている後輩に結衣たちは騎乗位で交合し、二十回ほどピストンをすると別の結衣たちに交代した。  結衣たちは後輩のものを中に入れ、興奮するとともに快楽で歪んだ顔を見せ、気持ちいい部分を直接弄られることで愉悦を感じていた。細かくピストンすることで陰部の奥の気持ちいい部分を小刻みに刺激し、その刺激が後輩のものにも引っかかり後輩を気持ちよくさせた。  頻繁に交代する結衣たちの中は後輩からすると常に新鮮な脈動をして後輩のものを気持ちよくさせていく。  結衣たちは今交わっている結衣にキスや口での愛撫を乳首を含め全身に施し、刺激が深くなったことで、交わっている結衣は中や腰の部分で痙攣を起こし始めた。 「あんっ、あんっ、あんっ、あっあっあっあっ…………」 と小刻みに喘いで結衣は絶頂を迎える。  結衣の中の刺激に反応して後輩のものも欲望を吐き出し、欲望が結衣の奥を何度も叩きつけた。  結衣が後輩のものを受けて満足すると別の結衣が半分ほど膨らんだ後輩のものの上に覆いかぶさり、またピストンを再開する。一人が快感で脱落したあとも、九人の結衣たちを後輩は満足させなければならない。  後輩の乳首を両手で摘み、後輩に跨った結衣はピストンを続ける。早くも硬度を取り戻した後輩のものに結衣は全力で自分の中をこすりつける。 「あんっ、あんっ、あんっ、あっあっあっあっ…………」  また、別の結衣たちの快楽責めに結衣が白旗をあげ激しい痙攣のために後輩の欲望を中で受け止める。 「うっ、うっ、んっ、あっあっあっああああ……っん…………」  そして、また別の結衣が後輩のものの上に跨った。  九人の結衣たちを一巡しても、最初の結衣はまだ後輩を犯し足りなかった。  後輩は一度受け入れられた結衣の中にもう一度自分のものを突き刺し、圧迫してくる中でもう一度、欲望を吐き出した。  結衣は結衣で先程受けた自分以外の自分の責めを身体中に感じていて、全身が結衣からの愛撫に溶けてしまっているようだった。  結衣がまた絶頂すると、別の結衣たちをもう一巡し、最後の最後に最初の結衣の中で後輩は欲望を吐き出し果てた。  後輩が動けなくなったことで、結衣たちも諦め、眠りについた。すでに時刻は夜遅くになっていた。  朝起きると、結衣たちはまだ一人に戻っていなかった。  結衣は裸のまま起き始めた別の結衣たちを見て、一人また一人と別の自分を襲い始めた。日頃のストレスのせいで、結衣は後輩だけでは満足できなくなっていて、目の前にいる自分を性的対象として交わり始めた。  起きているとろんとした目の結衣自身に、結衣がキスを重ねる。  両手で自分の胸を持ち上げ、乳首を相手の結衣の乳首に擦り合わせる。  相手も同じようにキスを自分に押し付け、舌で口内を蹂躙し、乳首を同じ形の自分のものに擦りつけていた。  八人の結衣たちは自分を相手にして、九人目は後輩を寝ているまま犯していた。  キス音が部屋のなかで反響し、喘ぎ声が結衣たち全員の耳に淫らに聴こえた。  結衣は感じ始めた結衣の中に指を挿入し、耳元に相手の唇を近づけて自分の淫らな喘ぎ声を脳に注入していく。  指を入れた先の液体の量が増え、自分の同じ場所も同じように液体が分泌されていった。  触れればイッてしまうとわかっている一点に結衣は狙いを定めて、何度も何度も小突いた。 「ああああっ、イクっ、イクっ、イッちゃう〜〜……んっ、はぁっんっ…………」 「あっ、ああっ、イクっ、んんっ、イッちゃう〜〜、んんっ、ひゃぁ、あっ、あっ、んっんんっ…………」  結衣は結衣自身のイクときの声を耳で浴びながらイッてしまった。 「あっ、あああっ、イクっ、みんながイッてるとこ見ながら、外こすりつけてイッちゃう……ん、んっ…………」  後輩に敏感な部分を擦りつけて九人目の結衣はイッてしまっていた。周りの結衣が結衣自身を相手にしているのを横目に後輩の身体で自慰をして、結衣たち八人の喘ぎ声を浴びながら結衣はイッてしまった。  結衣は結衣同士をとりかえっこし、他の結衣たちの身体も体を擦りつけて堪能する。  全員が全員の身体を感じ終え、だが結衣はまだ満足していなかった。  円になって、九人が一堂に会し、自分以外の八人の結衣が、はしたなく自分の局部を股を開いて丸出しにして、他の結衣たちを誘惑するように全員が全員他の結衣たちの目線の先に淫猥な局部を見せ、その鼻に、濃厚な女の色香を送っていた。  誰がということもなく、目で自分の局部を楽しんだ結衣はそれぞれ指でそこを弄り始めた。  あっ、あっ、とそれぞれの喘ぎ声が漏れ、脳の中の快感が、目の前の光景を凌駕していく。結衣がクンニと乳首責めを誰かにされたいと思うとその瞬間、更に18人の結衣たちが現れ、結衣の乳首を後ろから両手で摘まれながら、指で犯している局部には、結衣の舌が触れ「ずずずっ」と溜まったジュースを啜る音がそこから聞こえた。  九人が18人に犯されている光景に、結衣は高まり、局部と胸部の快感は結衣の脳を焼き、結衣は激しく全身を痙攣させてイッてしまった。他の八人の結衣も同じようにイった。  結衣たちは、車で3人、交通機関で13人、徒歩で9人、残りの2人はタクシーで家に帰った。多すぎる結衣たちに家族が驚いたのは言うまでもない。  後輩は一日一人とデートしても、結衣のことを知っていても結衣のことを知らないという状態が長く続いた。 終わり 快感工場  電話でインタビューのアポを取る。  世界有数の大企業なのに、身分証明書と経歴だけで、インタビューが許可されてしまった。 「この会社の警備、ザルじゃなきゃいいけど……」  会社の人間ではないため、そこまで心配するほうが、余計な徒労の気がするのだが、これから取材をする大企業は、世界的な需要に応えている企業なので、嫌でも緊張してしまうのだった。  世界8ヶ所に大規模な工場を持つその企業は人間の性を主な商材としている。  人間の性的欲求に応えるために、この企業では主に男が8つのモデル、女が8つのモデルのクローンを所有している。遺伝子データはデジタル化されているので、工場の施設内でクローンの生産が可能だ。  当初は倫理的な問題があったが、この企業が、ロビー活動をして法律を通してしまってからは、誰も何も言えなくなってしまった。 「民主主義より、資本主義だね」  クローンは各女性モデル、男性モデルとの組み合わせで、それぞれ8モデル、合計16モデル存在する。  (16×16-16)/2+16の136パターンの組み合わせが存在する。引いて足している16パターンは同じ顔のモデルの組み合わせである。  三人の組み合わせ、四人の組み合わせ、五人の組み合わせでは更に数が多くなる。三人で816パターン、四人で3876パターン、五人で15504パターンもの組み合わせが生じる。  つまりこの企業の工場は1万5千パターン程の組み合わせの彼ら彼女らをさらに100万パターン用意し、100億の実験室、500億のクローン人間を工場で稼働させているということになる。  お客は快楽を求めている人たちだ。男女、男々、女々の組み合わせで、快楽を味わいたいという需要がこの世の中には一定数存在する。  女に生まれ変わってセックスをしたい。男に生まれ変わってセックスをしたい。などの願望だ。  そのバーチャル体験が月当たり500円で可能になる。  そんな商売が売れないはずはなく、株はうなぎのぼり、政界にも癒着が生まれ、法律はないに等しかった。  私も、家で数回、専用のデバイスを借りて体験してみたが、非常にリアルなため、実際に起きている感覚のように間違ってしまう錯覚がした。  実際に敏感な部分や、口や舌などが別の人間に触れている感覚を家にいて誰とも会わずに感じることができたのだ。不思議な感覚は今でもの唇に残っている。  この度取材に向かう企業はそんな企業だった。  取材当日、私は朝早く起きて、取材用の原稿を確認して、それから出発の準備をした。  車で、3時間と遠い場所ながら、大規模な土地には一つの街ほどもあるかというほどの大きな工場がそこにあった。  受付も機械、ガードマンも機械、大きな工場ながら、人間が実際に管理する部分は非常に少ない。  初めて企業の内部の人間に会えたのは、オペレーションセンターに通された後だった。  見た目は、ほんとに研究員という出で立ちの年齢は三十代手前の男性が、オートメーションされた機械の管理をしているようだった。 「はじめまして、ようこそ」 「こちらこそ、はじめまして、本日はよろしくおねがいします。」  丁寧な挨拶にこちらも応対する。 「こちらは、研究助手の新美です。何かありましたらこちらに聞いてください」 「初めまして、新美と申します」  隣からきれいな女性が白衣を着た格好で話しかけてきた。 「ああ、こちらからも、どうぞよろしくお願いします」 「彼女は、このオペレーションセンターにいますので、まずは私が工場内を案内いたします」 「はい」 と私は応えた。  エレベーターで2階まで降りると、工場は全体が白色で作られていて、酸化チタンで殺菌を行う。こちらも全体が白い医療室みたいなエリアを抜ける。  白い刑務所のようなエリアにつくと大きなドアの中には男女複数人が中に入っていた。 「こちらで、彼ら彼女らの脳から性的快感を抽出しています」 「なるほど」 「アクリルの窓から中を覗いてみてください」  私は窓から閉ざされた部屋の中を覗いた。中では、男女が組み合っていて男が女の中に肉棒を挿入し、ぎしぎしとベッドがきしむ音と、女の喘ぎ声がドア越しに聴こえていた。 「彼らの頭についているセンサーが無線で快感の情報をコンピュータに送ります。また、部屋にそれぞれ設置されているコンピューターが内部の温度、湿度、空気の振動、どのように物質が運動したか、どのように電磁気が発生したかを記録します」 「この部屋内に、様々なセンサーが設置されているということでしょうか?」 「ええ、そうなんです。センサーで得た環境情報と彼らの肉体のコンピューターが管理しているデフォルトの情報を組み合わせ、それに脳から抽出した情報を加えると、どのように脳が肉体と情報をやり取りしたかが判定できます」 「それをエッセンスにしていると」 「そうですね」  この部屋の中の人間はクローン人間ではあるが、意識が存在するということは人権がある。 「彼らは、この状況を苦痛に感じているんですか?」  私は、一番気になっているポイントを所員の人に聞いた。 「彼らの遺伝子提供者は、かなりの確率でセックスを好む遺伝子の保持者です。ですから、部屋の中の彼らがセックスを好むか好まないかという二択で言えば、二十四時間セックスを続けていても飽きないほど好きだと言って大丈夫でしょう。もちろん、人間ですから眠りますし、栄養は腕輪や首輪についている点滴の管から彼らに送られます。栄養のバランスも問題ありません」 「はあ、彼らの人生がこの中で完結されていると考えると、不憫に思ってしまいます」 「逆に考えてみてください。ここでは食べ物に困らず、いつまでもセックスをしていられる。そのような状況を体験したいユーザーは多いでしょう。ですから、我々の商品が売れるのです」 「はあ」  私は、聞いた内容をメモし、ネットニュースに上げる段取りを考えた。すくなくとも、彼らクローンの仕事は別のクローンとのセックスであり、私達の仕事は記事を書くことだ。  所員さんが話し始めた。 「次は、ここから、しばらく進んだところに、クローンの女性のみが集まっているエリアがありますから、そちらに行きましょう」  また、しばらく白い大きなドアが並んでいるところを歩いていくと、やがて所員さんは一つのドアの前で止まった。 「こちらが、女性のみの集まった部屋となります。世間的にはレズつまり女性同士のセックスをする部屋となりますかね」  私は中を覗いてみた。中では、アジア系の女性とインド系の女性が、組み合っていて、自分の股に相手の股を押し付けていて、恍惚としていて自身の絶頂感に彼女らは浸っているようだった。 「隣の部屋は更に人数が多いようですよ」  所員さんが言って、隣の部屋に移動すると、部屋の中では、先程のアジア系の女性と、インド系の女性、更にヨーロッパ系の女性が三人で相手の恥部にキスを落としていた。 「流石に、この情景にはクラっと来てしまいますね」 と私が言うと 「ええ、これが我々が、人間の所員を多く雇わない理由となります。男性であっても女性であっても、人間に似たクローン人間がセックスしているところに割って入らない保証はありませんからね。できるだけ工場内の人間の数を少なくしています」 と所員さんがコメントした。  私が、別の窓を更に覗くと、今度は、アジア系の女性、ヨーロッパ系の女性、スラブ系の女性が三人で相手の恥部に自分のものをがんがんと押し付けていた。三人で抱き合っている光景は、私の脳をクラクラさせるのには充分だった。 「やはり、刺激が強いです。少し休憩を頂いてもいいでしょうか?」 「はい、構いません。休憩所はあちらです」  私は所員さんと共に、休憩所兼物置のエリアへ移動した。  しばらく休憩を挟んだあと、取材を再開した。  次の部屋を覗いた私は少し戸惑い驚いてしまった。見たところヨーロッパ系の女性の相手をしているのは同じヨーロッパ系の女性だった。見た目は同じで同個体だということが理解できた。 「この部屋は、同じ個体、モデル同士でのデータを抽出しているのですか?」 「ええ、こちらの個体の性的趣向や、抽出するデータはサーバーからダウンロードされる需要に従って人工知能が自動で変更しています。反映されるまで、一年ほど時間が必要ですが、その分閲覧数は上昇傾向を続けています。弊社の利益の最大化に人工知能は大きく貢献していますね!」 「なるほど」  見るとヨーロッパ系の、女性は同じ顔のヨーロッパ系の女性に股を合わせ股を相手の股に擦り合わせていた。同じ筋肉量、同じ形なので、共鳴するように同じ揺れ方で二人は揺れていた。私は思わず生唾をゴクリと飲み込んだ。  その後、インド系の男性一人、ヨーロッパ系の先程の女性が四人というハーレムの状況を窓から覗いた後、今日の取材は一度終了ということを、所員さんに伝えた。また一週間後、この工場への取材の予定が入っている。  所員さんに挨拶を伝えて、私は車で帰路についた。  家で記事をまとめて、撮り溜めた写真をどこに配置するか指示書を書いてある程度作業が進んだところで、取材の2日後の午後4時に休憩も兼ねて私は外に気分転換に出た。  この前取材した企業のライセンス店が繁華街にあったので、そこを訪ねてみることにした。もちろんICレコーダーとカメラを持って……  ライセンス店に着いてみると、まず受付があり、受付で高めの料金を支払ってから、30分コースでバーチャル体験を買った。建物の2階にはカラオケボックスのような専用の個室とベッド、専用のヘルメットが置いてあった。  ヘルメットを被ると、明るくないのに明るいという感覚を感じる。ヘルメットの裏が光っているというわけではない。直接視神経に電気的な刺激を送って、映像を脳に認識させている。指を左右にフリックさせると脳からの電磁波を認識したヘルメットが、ガイドを表示させて続いて20秒ほどのサムネ動画を表示させる。  気になっていたヨーロッパ系女性同士のモデルの交わりを検索すると希望のデータが10000件ほどヒットした。  その中から、ビュー数が多いものを選択して早速試してみる。  工場で見た白い空間に、自分と女とが二人でいた。すでに、足を一部交わらせていて、近づいてくるヨーロッパ系の女の発情したアソコの匂いも鼻に直に感じられた。ヘルメットが脳に信号を直接送っているからだった。自分の股間の秘豆も勃起していて、同じ匂いを発している。自分の匂いではないのに、その部分から匂いが鼻に届くことに私は違和感を感じた。録音されたデータなのにリアルタイムで生の女性に秘部を撫でられ、円を描くように秘唇に刺激を加えられているように感じた。指を秘唇の中に秘裂の中に入れられて、人差し指と中指で支えられながら、親指で秘豆をこりこりといじられると、頭が真っ白になって、全身の力が抜けてしまうような感覚に身体中が襲われた。  爪の切り方まで管理されたクローンによる刺激に、また、自分が感じたことのない他人の身体での快感のため心臓がどくどくと動き、恥ずかしさと、ドキドキでどうにかなってしまいそうだった。  自分が動かしたでもなく、自分の手に指に相手をしている同じ顔のクローンの秘豆の感触が伝わってきて、指を秘唇、秘裂の中に入れられると途端に、ヨーロッパ系の女性のクローンは、顔を快楽に歪めて、私の中に挿入している指の動きを激しくした。  お互いに相手の指の感触に激しく喘ぎ、クライマックスにキスをしようとしたところ唇と唇が触れるか触れないかのところで、時間制限となり画面が暗くなり、刺激がなくなった。 「はぁ、はぁ、すごいっ」 と思わず声に出してしまった。まだ続けていたかったが、金額もそれなりなので、今日はお暇することにした。  家で、ライティングをしたり、別の取材先に行ったりしている間に、あっという間に時間は過ぎていき、あっという間に一週間という時間が過ぎた。  私は再びドライブをして遠い工場まで足を運んだ、記事を読む多くの人のために自分の才能を生かすんだと常日頃から思っていたことに準じて。  記事にはいろんな読者がいる。肯定的に捉えたり否定的に捉えたり、自分の心情を強固にしたり、柔軟に新しい見解に見識を深めたりとさまざまだ。  クレームのメールはすべて出版社から私のもとには来ないようにしているので、どんな記事を書いたところで、私の評価が下がることはない。下がることはないということは上がることもないということで、編集記事に書いてあるペンネームだけが私が書いたことの証となっている。  追加のインタビューで私が取材したかったのは、オペレーションセンターにいた元クローンだった。工場についたら、以前話した管理職員に挨拶をして、オペレーションセンターで職務に従事しているクローンに話を聞いた。 「改めまして新美です。よろしくお願いします。」 「新美さん、単刀直入にお聞きしますが、あなたはこの工場で生産されたクローンですよね?」  新美はびくっと体を震わせてから、応えた。 「どうしてそう思われるのですか?」 「ヨーロッパ系のクローンの方と行為を行われていたアジア系の方の顔があなたそっくりだったからです。詳しいお話聞かせてもらってもいいですか?」  私は、メモをとる準備をしてから訊いた。 「実は、私は、5年前工場で新規に生産されたクローンでした。初めは、セックスが楽しくて、どんな方とでも、それこそ、男性であれ女性であれ、体の扱いに慣れていらっしゃることに加えて、皆さん体を大事にされて、愛のある行為を行ってくださったので……」 「ええ」 「とても、充足した、日々であったと感じています」 「それがどうしてオペレーションセンターに?」 「私ももちろん、人間の性的充足のための仕事のことを誇りに思っていました。女性であれ男性であれ、私が愛したまた愛された行為が記録となって残っていくのですから、誇りにもなります。ですが、」 「ですが?」 「ある時から、何かがおかしいと思い始めました。我々の仕事が、一方方向に向いすぎていたといいますか。例えるなら、人間は生存のために、様々な個性の個体を誕生させます。形質の違った個体をです」 「ええ」 「ですので、その人間の本能が私に語りかけたのかわかりませんが、これは違うということがはっきりわかったのです」 「なるほど」 「うまく説明できないのですが、その気持ちが、つまり、皆が同じ方向にむいている全体主義のような体制が心地よくなくなってしまったのです。ですので、私は仕事には適さないと判断されてしまいました。でも、その過程で良かったのは、廃棄処分であった私を施設の管理職員の方が拾ってくださったことです」 「いつも、応対してくださるあの人ですか?」 「そうです! それが、四年前、生まれてから一年目、そのために生み出された、仕事を放棄した私に恵みを与えてくださいました」 「いい話ですね」 「ですが、これは非常に例外的な措置です。皆が私のような処分になれば、この場所はあっというまに私のような顔で一杯になってしまいます」 「なるほど、それは……」 「あくまでも、私は例外的であるということは揺るぎません。そしてその出来事は、一層私の自尊心を刺激してくれます。より誇りをもって仕事に取り組めるというものです」 「なるほど、そのお話をお聞きできてうれしいかったです。肯定的な記事にするよう努めます。ところで、このオペレーションセンターへは何時から? 以前のお仕事を辞めてからすぐなんでしょうか?」 「ありがとうございます。いえ、すぐというわけではなく最初は、一年ほど廊下の掃除などや、施設内の庭などのお手入れなどをしました。オペレーションセンターでの配属は、三年前からですね。管理する彼らクローンは私の同類なので、施設の方たちからも私は重宝されています」 「なるほど、お住まいは?」 「実は、お金が出るようになってからは、工場の近くよりも、都会に住んでみたいという思いが強くなって…… 実は、〇〇街の△△エリア□□地域に住んでいます。」 「それは驚きました。私もその近くに住んでいます。今度お酒にでも行きませんか? あなたからの他のご意見も伺いたいです」 「ありがとうございます。またお誘いいただきましたら……」  新美は照れているような表情で答えた。  その後、記事を書いた私は、新美と親しい仲になり、一緒に酒を飲んだり、一夜と言わず、二夜、三夜と数を重ねていき、挙げ句結婚して、今も一緒に住んでいる。アジア系のクローンはすべて新美と同じ顔をしているので、そのクローンとセックスしても新美の中を感じるし、全世界の男や女に妻を寝取られているようで最近は夜しか眠れない。 終 夜夢の多重セックス(無限に増える女の子が女の子を犯す話) 「今日は遊ぼうかなー」  金曜日の夕方、キャスター付きの台車で食料品を運ぶバイトをしている高崎夜夢(たかさきよむ)は、週末になったので、リラックスを兼ねて遊ぼうとしていた。  仕事が終わってから、暗いところにある、とある場所に行き、とある買い物をしてから、夜夢は別の場所についた。  外見を見るとライトに照らされた入りやすい雰囲気の建物で、一見ホテルのようなところだが実はよく見るとラブホテルだ。 「ふふっ♪ ふーんっ♪」  ただ、一人でラブホテルに来ていて、夜夢は何をするつもりなのだろう。実は夜夢は体を分身させることができる。いつも声を出しても大丈夫なラブホテルでオナニーするのが溜まったときの夜夢の定番になっていた。高校のころからテニス部に所属していた夜夢は引き締まった体をしていて、腹筋や背筋、大臀筋もきれいな形をしていた。  ラブホテルで受付を済ませる。部屋の中に入って中を確認する。十畳くらいの部屋にダブルベッドとテレビが置いてあった。内装はピンクっぽく端にある超音波加湿器でアロマを炊いていた。 「よーし、始めますか〜」 と夜夢は言って 「分身!」 と言った。  すると、夜夢の体から離れたところに感覚的に1メートルとのところに夜夢と同じ姿をしたもうひとりの夜夢が現れた。  夜夢の姿をしたもうひとりの夜夢はもともとの夜夢がいた場所に数歩歩いていくと 「っん、んぁむっ」  夜夢にもうひとりの夜夢はキスして、左手に右手を重ねて組み、手を引っ張って自分のところに寄せるようにして、唇と唇をもっと近づけた。唇と唇、鼻と鼻、胸と胸が触れ合い女性と体を交わせているせいで体が熱さを増していく。  夜夢は夜夢の唇にキスして、舌を使って相手の夜夢の舌と絡めていき、左手で相手の夜夢の胸を軽く人差し指で触っていく。 「ぁん、ぅん、っ、くちゅっ」  軽く夜夢は喘ぎ声を出して、音を立てて相手の唇を吸った。  夜夢は、右手でもうひとりの夜夢のお腹からシャツの中に手を肌を直接、指の腹で愛撫していく。 「んっ」  夜夢は夜夢に愛撫されている脇腹の快感に悶え、声を上げた。  目を閉じてキスを続けると相手からの背中に指を這わせている刺激、自分が相手の胸を服の上から愛撫している刺激などが敏感に感じ取れる。  キスを止めて夜夢が夜夢の相手の夜夢がこちらの夜夢の耳に口を近づけて言う。 「もうショーツ濡れちゃってるよね」 「そっちだって、ショーツ濡れてるのわかるよ」  お互いに言い合うと、胸の奥がくすぐったくなり、再び唇と唇のキスを再開して、夜夢は左手で相手の夜夢は右手でパンツの中に遠慮なく手を入れてショーツの上からおま○この縁を擦り上げた。 「あああっ」 「んんんっ」  口と口を話して相手の目の奥を見て夜夢は言う。 「ここは敏感なのね」  言われたほうの夜夢も相手の夜夢のおま○こをショーツの上から撫でつつ 「あなたも敏感みたいだけど」 と言い返す。  夜夢たち二人のショーツはおま○こからの液体でシミが広がっていてどろどろぬるぬるしたものが二人の指先にも付着していく。  夜夢は夜夢と交わることで夜夢の体に発情するようになり、相手の夜夢も夜夢を犯していくことで発情してしまうように体がなってしまっていた。長年のやりとりのなかでどうすれば夜夢の体が熱くなるかが夜夢には手に取るようにわかっていた。 「夜夢の胸さ、後ろから責めてあげよっか?」 「えぇ、いいけど」  相手の手練ぶりにげんなりした夜夢はそれでも、相手からの愛撫で発情する体に逆らえなくなり 「んっ、んんっ」 と喘ぎ声を何度もキスしている口から漏らす。 「夜夢の背中に分身!」 と夜夢が言うと分身を作った夜夢に対面するように夜夢の背中に夜夢の分身が生まれた。 「じゃあ、頼むね」 「了解、夜夢の気持ちいいところはどこかなー?」 と夜夢は言って、後ろから夜夢の服の中に手を入れる。 「あっ!?」  夜夢は驚いたが何もできず。胸と乳首の周辺をブラジャーの上から夜夢の手で感じさせられていった。  形勢が変わり、一人の夜夢だけがより激しく喘いでいき、その分、体を赤く染めて快感に浸っていく。  キスも夜夢が夜夢に一方的にしていくようになり、ショーツの上から撫でられるおま○こも夜夢が夜夢に対して一方的に愛撫をしていくようになる。  夜夢は自らの乳首から生まれる夜夢の両手による刺激に快感を感じていき、次第に頭の中が真っ白になっていく。その中で夜夢は夜夢にももっとキスや愛撫をしたいと思いその分身を作った。 「夜夢の唇にキスする分身と濡れてるおま○こに唇で吸い付く分身」  夜夢がそう言うと言った夜夢のすぐとなりに夜夢と同じく服を乱れさせた分身が現れて夜夢と交代で夜夢にキスを始めた。二人の夜夢の唇の刺激に夜夢は興奮して、一層おま○こからの汁を出してしまう。夜夢が自分のパンツやショーツをずらされていることに気づくと、下半身にも正面の夜夢と同じく服をはだけさせている夜夢がいて、あっというまに、おま○こをショーツの外に出されてしまい、何もまとっていないその場所を「ずずずずっ」と唇で吸われた。  腰を引きその快感から逃げようとする夜夢だが夜夢の手で唇に引き寄せられて、唇は唇に下のおま○こは夜夢の舌に無理やり吸われていってしまう。 「あっ、あっあああっ、んっ、んくっ」  夜夢は夜夢の口を借りて夜夢の耳に 「そんなことで気持ちよくさせられると思うの?」 などと言い、一方で夜夢のおま○こを舐める夜夢は夜夢に 「おま○こ、甘いわよ、きっと夜夢が感じているのに自分自身が感じてる変態なのよね?」  夜夢はそれを聞いて愛液がさらに増えていくのを感じて、夜夢の後ろにいる夜夢と一緒に夜夢の胸をさらに激しく揉んでいく。  夜夢も夜夢のおま○こを激しく吸って、舌で夜夢の膨らんだクリ○リスを刺激していく。 「あっあっあっ、それっ、すごいぃ」  夜夢も夜夢に後ろから揉まれる胸の快感に自然と声が出てしまう。 「んっ、あっあっ、やぁん、夜夢のう、ますぎぃ、っあっ」  夜夢は胸を撫でられている夜夢のおま○こにも夜夢を分身させて、夜夢に気持ちよくなるようにする。 「あなたのっ、おま○こを舐める分身をっ、作って!」  そうすると、とたんにおま○こを舐める夜夢の隣に夜夢が現れて別の夜夢のおま○こを舐めるために、パンツとショーツを下まで脱がせて、あらわになった部分を夜夢は遠慮なく音を立てて舐めていった。 「じゅっ、ずずずっずっ、ちゅーー、んっ、れろれろっ、んっ」  中に溜まっていた愛液を存分に夜夢は吸うと何度となく舐めた自分のそこを丁寧にときに大胆に舐めてすすっていく。  どこからともなく夜夢の分身が現れると、夜夢がラブホテルに来る前に買ったラブグッズをビニールの袋から出してきて、股間を舐める夜夢たち二人に2つずつ、胸を後ろから撫でている夜夢にも1つ、取り出したディルドを渡してきた。夜夢は1つをいじめている目の前のおま○こに、もう1つを自分の中に突き入れていく、抵抗なく入っていくそれはおま○この中を満たしていき、言葉に表せない快感が、夜夢の脳を汚染していく。 「ああっ」「んんっ」「あっ」「んっ」  四人それぞれがディルドの快感を自分の中で感じて、一瞬動きが止まってしまう。おま○こを舐めていた二人の夜夢はそれぞれ分身を作って、自分の中に入っているディルドをその分身に抽挿(ちゅうそう)するように指示する。 「やって」「中をもっと」  生まれた分身はディルドを受け取ると突き刺している夜夢の乳首を服の中から指で刺激して、もう一方の手でディルドを抜き差ししていく。おま○こを舐めていた夜夢たちも顔がとろけていき、おま○こを舐める動きとディルドで抽挿する動きがゆっくりになる。  部屋の中は胸やあそこをいじられる夜夢四人のカルテットが流れ、腰からの快感から逃れようと腰を引く体制の女四人がときどきびくびくと体を痙攣させて、あられもない姿になっていた。あたらしくキスをしている三人の夜夢に一人あたり三人ずつ、夜夢が夜夢を取り囲み何も身に着けてない姿に夜夢をしていく。  裸になった三人の夜夢は衣服を着ているまわりの夜夢たちに肌を胸や背中お腹や脇腹を唾液をつけられ舐められ吸われていく。引き締まったお腹には時に二人の服を着た夜夢が群がり硬いその場所を気持ちを込めて舐めて溶かしていく。九人の夜夢が三人の夜夢に群がり、体を吸っている様子は女体風呂のような情景で、中央の夜夢たちはほかの夜夢の体温ですでに肌がやけどをしそうなほど熱くそれらを感じていた。  さらに夜夢は増えていきそれぞれの夜夢たちが両耳を甘噛されたり、股間に三人夜夢が集まり、足の付根2つと、おま○こを同時にやわらかい唇で吸われていたり、首筋に二人の夜夢がキスを落としていたり、乳首2つやお腹に同時にキスをされていたり、足の指を五本の指が五人の夜夢に舐められ、さらに足の裏を追加の三人に舐められたり、夜夢は体中に夜夢のキスを受けていた。  中央の二人の夜夢はある時を境に夜夢たちに数え切れないほどのディルドで体をなぶられ、おま○この中にいれたディルドで激しく中をこすられて、腰を痙攣させてキスをしながら同時にイってしまう。  痙攣が収まるとさらに溢れ出てきた愛液を他の夜夢たちが残らず吸っていき、お互いにキスをすることで、中のどろどろのそれを全体に行き渡らせていく。  乳首をぎゅっと握られると中央の二人の夜夢はまた絶頂して、本日二回目の真っ白な幸福感を体験する。  続けてまた乳首をぎゅっと握られ絶頂して、真っ白になってふわふわと雲の上に浮かんでいるような気持ちになって、二人が戻ってくると、ディルドで激しく膣内をえぐられ、四度目の絶頂を迎える。愛液が溢れ出てくると先ほど愛液を吸った夜夢とは違った夜夢が出てきて、愛液を残さず吸っていく。また、全体に行き渡るように口渡しで運んでいき、それが全体に行き渡る頃にはまた、夜夢たちは体全部を愛撫されていることでイッてしまう。 「「んっ、んんんっんんんんーーーっーーんんんっ、んっーーアーンッーーーーーーーーーアアッアアアッアアアアーーーーーーーー」」  夜夢はさらに快感を感じたいと思い、半径10kmにいる人間を夜夢に変換するということをした。夜夢がそう思うと、夜夢の周りにいる人間はすべて夜夢に変わっていき端の10kmにいる夜夢にもまわりの人間を夜夢化させる呪いを適用させて、100km、1000kmの引いては地球上すべての人間がドミノ倒しのように夜夢になっていった。人格がインストールされていないロボットのような仁王立ちの夜夢たちが一家に三人、二世帯住宅に五人現れ、パソコンの指示待ちのような状態を取っていた。  先程ディルドを配った夜夢は今度はローターを夜夢たちに配り100個以上あるローターを夜夢の乳首やクリ○リス、その他全身に医療用テープでくっつけていく。その、配り係の夜夢は全人類にかかった呪いを操作して、彼ら彼女らの夜夢たちの感覚や快感が、二人の夜夢たちに集中して伝わるようにした。  なので、全人類が夜夢化したため、70億人の夜夢の刺激が一斉に体をローターまみれにした夜夢たちに伝わるようになっているのだ。  端の夜夢が指令を送ると全人類の夜夢化した夜夢たちは一斉に、動き出す。  まず、夜夢どうしで、キスをさせると70億人が相手を見つけてキスをし始め、夜夢は夜夢の口に夜夢は夜夢の口の中に舌を突き入れ、または、突き入れられる。35億人が舌を突き入れられ、また、35億人が舌で侵される感覚に夜夢は震え一瞬で一人がキスする快感の何倍もの快感を受ける。  35億人が夜夢の指示で全く同じように、相手の夜夢の舌先に吸い付くと35億人の相手の夜夢は夜夢に舌を吸い付かれる感触を感じて、なんのフィルターもないまま二人の夜夢に同時にその刺激が伝わる。リアルタイムで二人の人間の口腔セックスを実況され、35億倍になって脳に入ってくるそれに、夜夢は一瞬で絶頂するしかなかった。 「…………っ」「…………ぁ」  夜夢は35億人の夜夢に同時に犯され、35億人の夜夢を同時に犯してしまっていた。35億人の夜夢たちが時間をずらして夜夢の唇を吸うと一秒で5000万回以上0.1秒ごとに夜夢は連続でキスされ、快感がインフレーションを起こして爆発しているかのように脳が35億人のキスでとろけていた。  また、70億人が一斉に服を持ち上げ乳首を指先で擦り上げると、それは70億人が同時に小さな刺激を感じているだけにも関わらず、快感を受ける夜夢たちにはどうしようもなく長い時間70億人の指先でなぞられる乳首の感覚を処理していかなければならず、長いロード時間にコンピューターがずっと動きを止めているように、夜夢の脳はずっとその残響を処理し続けるように乳首の快感を感じていた。たった一瞬が、長く長く伸ばされてまた、次の70億人の刺激が一瞬で夜夢の脳に到達する。一擦り一擦りが永遠のように夜夢の脳に乳首が擦られる快感を与えて、その一度一度で間違いなく体を震わせて夜夢はイッてしまう。  70億人の夜夢がキスで興奮しておま○こを濡らすと、それは70億倍になって二人の受信する夜夢の股間を濡らしていき、70億人の夜夢が他の70億人の夜夢たちにいっしょにいるために幸福を感じていると、二人の夜夢には70億倍になってその幸福感が伝わる。35億人が35億人の夜夢の乳首に自らの口を這わせると二人の夜夢の乳首は35億人に同時に舐められ、35億人の夜夢が同時に喘ぐと35億人の夜夢の声が夜夢自身の喉からなっているような感じがする。  快感を受信する夜夢はずっと頭がとろけているような感じがして、常に体中が快感を感じて何度も何度も絶頂で愛液を吹き出しているような状態だった。  23億人が23億人の夜夢の左乳首を吸い23億人が23億人の夜夢の右乳首をすって、各家庭にいる23億人同士の夜夢が責められる23億人の夜夢のおま○こに同時に手を入れて、23億人が左から、23億人が右から、責められる夜夢のおま○こを弄る。  まったく同じタイミングでピストンする夜夢たちの指の刺激におま○このなかはまるで濁流でえぐられるような快感を感じて、快感を受ける夜夢二人は抱き合って快感に叫びながらイッてしまっていた。  また、70億人のおま○こから染み出してくる愛液を夜夢は呪いを改変することで、快感を受信する夜夢のおま○この中にテレポーテーションさせることをして、その瞬間何もつけていない夜夢のおま○こから滝のように愛液が吹き出して、唾液をテレポーテーションさせるとキスをしている夜夢たちは70億人の唾液で一瞬溺れそうになり、70億人のおしっこを二人の膀胱にテレポーテーションさせると、一瞬で人生で流れることがないほど大量のおしっこを尿道を経ておま○こから出し、まるで霧のようにおしっこを吹き出した。  70億人が同時に潮を吹くと70億人分の潮をスキーン腺にテレポーテーションさせて、70億人分の潮を二人は同時に吹き出した。複製されて二倍になったそれらの液体が、ラブホテルの床をぐちゃぐちゃに濡らして、部屋の中にいた夜夢たちは十センチ以上残っているそれらの液体をぐびぐびと飲んでいく。  70億人がそれぞれ相手を見つけセックスし始めると、キスの感覚、手淫の感覚、クンニリングスの感覚、正常位、後背位、その他ここにあるディルドをそれぞれの夜夢たちの家庭でコピーして使っている感覚、それぞれの家庭でローターで夜夢を感じさせている感覚などが、集まり示し合わせたように全く同じタイミングで70億人全員の夜夢が絶頂し、70億人分の夜夢自身の絶頂を夜夢二人は感じてしまう。一秒間または0.1秒間に一回絶頂し、体では追いつかない量の快感を脳で感じていく。脳で100万回ドライオーガズムを迎えて、それでも70億人の絶頂を処理し終えてはいない。  70億人がまた同時にイクとまた体の生理的な絶頂は0.1秒間に一回夜夢は絶頂し、脳での精神的な絶頂は100万回以上絶頂を迎える。  何万人、何十万人、何百万人に同時にあそこを舐められ1000万人以上の吹き出した潮や愛液がおま○こから鉄砲水と霧のように吹き出してくる。ホースから出た水のようにそれらは壁や天井を濡らしていく。  ある程度時間が経つと、二人の絶頂は収まっていき、管理者の夜夢は一人また一人と夜夢となっていた人間たちを元の姿に戻していく。70億人がもとの姿に戻ると、夜夢は職場の同僚全員の家や職場での自分の情事を思い出し恥ずかしさを感じて、 「はぁ」「はぁ」とため息をつく。  時間は夜中の1時を回っていたが、このあとも夜夢は夜中じゅう夜夢同士のセックスを楽しんだ。 スマホでできるエロいプログラミング講座 「スマホでできるエロいプログラミング講座?」  スマホを見ていたところ、面白そうな広告が出ていた。 「やってみよー」  そう言って広告のアプリをインストールする。 「このアプリは性感開発または、初心者向けのプログラミング教材になっております?」 とアプリの説明には書いてある。 「ボードの左には色わけされたブロックと説明のようなものが書いてある」 ------------------------------------------------------------ 青【処理:〇〇ならば】if 赤『処理:繰り返し回数』for ピンク[出力:快楽値]print オレンジ〈絶頂:強さ:性感帯〉return ------------------------------------------------------------  試しにオレンジをボードに移動させ初期値を入力する。 □〈絶頂:弱い:股間〉return  途端に股間にじんわりとした快感が集まり、私は一秒と経たずに軽くイッてしまった。 「あれ、これっ、本物?」  じんわりとにじむ汗が今実際に快感が走ったことを物語っている。 「今度は……」 □【〈絶頂:弱い:股間〉return:10秒経ったら】if 実行すると十秒後に先ほどと同じ快感が股間にあふれてきた。 「すごい……、じゃあ」 □『【〈絶頂:弱い:股間〉return:1秒経ったら】if :10回』for 「あっああっ」  一秒ごとに股間に軽い刺激が走った。股間から弾けていった快感が脳を何回も襲う。頭の中をスパークが飛び跳ねて、やっとそれは終わった。 「すごい……、これ……、この出力ってなんなんだろ?」 □ [出力:40%]print  実行すると快楽値の部分が40%に変わった。 「40%くらいの快楽ってことなのかな?」 試しに履歴から先程の機能を実行してみる □『【〈絶頂:弱い:股間〉return:1秒経ったら】if :10回』for 「あっまたっ……何回もイッちゃう……っ」  一秒ごとに軽い絶頂を感じ、股間はすでにぬるぬると濡れてしまっていた。  履歴から出力を選ぶと □ [出力:60%]print 数字が変わっていた。 「さっきよりも、気持ちよくなってるんだ……、これ百回くらいイッてみてもいいかな?」 私はそう思って □『【〈絶頂:弱い:股間〉return:0.1秒経ったら】if :100回』for とボードを書き換え実行する。  途端に股間で小さな花火が何回も弾けて小刻みに何回も何回も身体がイッてしまう 「あっあっあああっ、あっまたまた、ああぁっっんんっ」  身体を大きくくねらせ、十秒があっというまに終わる。股間には百回分の絶頂の余韻がうっすらと残っている。 「これ、気持ちいい……」  すっかり気に入ってしまったので他にもなにかできないか考えてみる。 「これ面白いかも」 □【〈絶頂:弱い:乳首〉return:まばたきをしたら】if  実行を押すとまばたきをするたびに乳首が軽く絶頂してしまう。 「あ……、っん……、ぅん……」  乳首を高速でこすられて快感が溢れているかのように何もしていないのに乳首が絶頂する。継続的なプログラミングなので、実行の下の終了を押してプログラムを終わらせる。 「はぁっはぁっ」 息を整え次の処理を作る。 「次は……」 □【『【〈絶頂:弱い:股間〉return:0.05秒経ったら】if :100回』for:指で股間をなでると】if  こうすることで股間を指で撫でるだけで100回分の絶頂を味わうことになる。  指でショーツの上から股間を撫でる。その瞬間100回の絶頂が五秒の間股間で続いて、また軽く股間を撫でると100回の絶頂が股間から溢れてきた。  一回、二回とさらに指で撫でていき最後には股間を何度も往復して擦るようになった。 「あっ、あっ、あっ、イクイクっ、いくいくいくっ…………ぁっ」  すごく気持ちよかったので出力を出してみる。 □ [出力:100%]print やっぱり一番気持ちいい状態なので、気持ちよさも100%を指している。 □ 【イケない:出力が100%ならば】if 気になって処理をボードに書いてみた。別タブを開いてそちらで実行してみる。試しに股間を指で撫でる。 「あれっ、イケない」 弱い快感のようなものは感じるが、イクことができない。  しばらくすると、また 「あっ、イクっ、んんんっ」  股間で100回分のスパークが弾けた。  出力を確認すると □ [出力:99%]print 快感が99%になっていた。 「あっ、あっ、イクイクっ、またイクっ……」  股間を何度も何度も指で往復する。100回の絶頂が五秒で来て、次の100回の絶頂が前の絶頂と重なってまた来る。  でも、しばらくするとまたジリジリと焼くようなイク直前の快感が股間を満たしていく。 「あっ、またっ、イケないっ、もっとイきたいのにーーっ……」 □【『【〈絶頂:弱い:乳首〉return:0.05秒経ったら】if :100回』for:指で乳首をなでると】if  また別タブでプログラムを実行して、今度は乳首を撫でていく。でも、イケないと書いてあるプログラムのせいでイクことができない。  乳首で寸止めを何度も感じて、股間でも寸止めを何度も感じるが、それ以上の最後の絶頂を感じることができない。 「あっ、あっ、イケないのっ、んっ、あっ……、っっ」  寸止めをある程度味わった後にイケないと書いたプログラムを停止して、再び股間と乳首を撫でた。 「あっ、イクっ、イクっ、あぁああああっっっ…………」  腰を何度もがくがくと震わせてイッてしまう。待ちわびたように、何度も何度も股間を擦り、乳首をつねるようにこねてイク。両手で交互に乳首を擦るとどちらの乳首もこすった瞬間に100回分の絶頂を発生させて、脳に快感を何度も送る。 「あっ、両方からっ、くる、んっ……」  何度もイッたあと新しいプログラムを書く。 □ 【『絶頂:強い:脳』return:100回】for:頭の中でイクと思うと】if  こうすると、頭の中でイクと思った瞬間 「あっあっ、“イク”っ、あっああああっ、“イク”あああああああぁぁぁあぁぁ…………んっ」 イクと思うことで脳が快感を発しイッてしまう。さらに“イク”を認識して、更にイッてしまうというループが始まっていた。 (“イク”っああああ、また、“イク”っ、んんんっ“イク”“イク”“イッちゃう”…………)  脳で快楽を生み出し、また脳がそれを感じることで、さらなる快楽を生み出していく。何回も何百回もイッてしまい、最後には失神して、ようやく絶頂は終わる。 「はぁはぁ、疲れた」 大の字に横になって私は眠ってしまった。 スマホでできるエロいプログラミング講座 2コマ目 ------------------------------------------------------------ 青【処理:〇〇ならば】if 赤『処理:繰り返し回数』for ピンク[入出力:出力 or 入力 or 書き込み:快楽値:対象(読み込み書き込み対象)]print or read or write オレンジ〈絶頂:強さ:性感帯〉ignition 追加 緑《複製作成:数:精度》copy or duplicate 紫〔変換:変換 or 拡大 or 縮小:〇〇から〇〇へ or 〇〇から〇〇まで〕convert or escalation or de-escalation 藍色{記録:状態(再生 or 記録 or 巻き戻し or 繰り返し)}play or record or rewind or repeat ------------------------------------------------------------  スマホに身体を自由に操作できるアプリを入れてからしばらく経った。  久しぶりにレズの元カノが近くに遊びに来るらしくて、家に泊めることになった。 「久しぶりだし、“ヤらない?”」  そう誘われて断れなかったのは、アプリを試してみたかったからだ。  元カノの名前は麻衣と言う。 「これ、身体を操作できるアプリなんだっ! 使ってみない?」 と麻衣にアプリを見せた。 「最近機能が追加されたからそれのテストも兼ねてるけどね」 と私は言う。 「いいけど、これって変なアプリじゃないよね」 「大丈夫だって」 麻衣を安心させて、シャツのボタンを外す。麻衣もセーターを脱いで端に畳んで置いた。 「じゃあ、さっそくアプリの機能を使ってみるね!」 と言い、私はアプリの左側にあるメニュー欄から緑、紫、藍色と3つ追加されたパネルの中から緑のパネルをボードに持ってくる。 「あれ、対象をしてしてくださいってエラーが出た」 「へぇー、しっかりしてるのねそのアプリ」  えーっと、読み込みを先にすればいいのかな……  私は、ピンクの入出力用のパネルをボードに持ってきて、 [入出力:入力:麻衣]read とテキストを入力した。 「えーっと、次は」 [入出力:入力:麻衣]read -《複製作成:1:1%》copy とボードを書き換えて右上の実行を押した。 「えいっ」 と麻衣の身体から別の身体が浮き出てきて、麻衣の前方にバタンと倒れた。 「ひぃっ……、これ何」 「たぶん、麻衣だと思う精度が低いから身体だけコピーされたんじゃないかな?」 「えぇっ、これがあたし……」  麻衣は自分から分離した麻衣そっくりの身体を触ってみる。 「うわっ、ちゃんと弾力があるし、温かいっ」  麻衣は気味悪がって、すぐに触るのを止めてしまった。 「まあ例えばなんだけど」 「例えばって?」 「このコピーを対象にして、アプリの使い方説明してあげるね!」 「いいけど……」 [入出力:入力:麻衣のコピー]read -〈絶頂:100%:全身〉ignition  私はボードに変更を加えて右上の実行を押した。そうすると、麻衣のコピーが一瞬全身を震わせてびくびくとしたあと、また動かなくなった。 「このオレンジのが絶頂の機能で、」 「ああ、あとは言わなくても分かるよ……」  麻衣は機能を使うとどうなるのか理解したみたいだ。 「これ、使いやすいようにコードのパレットってのがあるんだけど、そこに普段使うのをまとめて入れてるんだー」 「あははっ、あんたもよくやるね……」  麻衣は苦笑いをしていた。 「でもさ、これ使ったら手を使わなくてもできるから良くない?」 「また使う時に、試してみるわ……」 「むむむぅ」 「ところで、このコピーはいつになったら消えるの?」 「時間が経てば消えるし、実行を停止したら消えるよ」  そう言って、私はプログラムを止めて、コピーを消した。 「ああ、ほっとした」  私はにやにやしながら麻衣を見ていた。 「なんか、やな予感がするよ」 「あたってるね〜 で次は麻衣のすごーいそっくりさんを作るんだけど……」 [入出力:入力:麻衣]read -《複製作成:1:100%》duplicate 「で、実行っと」  実行を押すと麻衣の身体から再び人が分離し、バタンと床に倒れた。そして、それは起き上がって 「痛ったっ、ぅ」 「なにっ、あたし!?」  麻衣は起き上がってきた麻衣に驚く 「えっ、やばっ、あたし!?」  しばらくお互いを見つめあって固まっていた麻衣たちだったが、私から声をかけて現実に戻ってくる。 「どう?」 「「どうって、んっ?」」 麻衣たちは両方が返事をしたことに違和感を感じて言う。 「「あんた、あたしが言ってるからいいって!」」 「「はっ、真似すんなって」」  ケンカになりそうなところで、私が止める。 「たぶん、現在進行系で脳の状態とかもコピーしてるんだよ。性能の良いディプリケイトの機能だから」 「「うむむっ」」 じゃあ、こっちが麻衣Aでこっちが麻衣Bでいいよね 「「いいけど、はぁっ」」  麻衣はお互いに向き直って牽制し合う。 「待ってって、あはは」  すぐに私が止めて、落ち着かせる。 「じゃあ、このアプリのすごい機能見せてあげるね!」  私はそう言うと、ボードにパネルを貼っていく 【お互いを好きになる:麻衣が二人ならば】if 「そして、実行!」  実行ボタンが押されると、麻衣がお互いにお互いのことを意識し始めるようになった。 「あれ、なんか変」 「なんか、あたしが、すごく色っぽい女に見えてきた……」  数秒後には二人は濃厚なキスを交わし始める。 「んっ、んっ、はむっ、あっ、んっ、んんっ」 「はっ、んんっ、あむっ、あっ、んんっ、あぁっ」  お互いの後頭部や背中に手をやり、お互いを抱き合いながらのキスが行われている。 「「ああっ、あっ、あっあっ、はむっ、んちゅ、ずずずっ」」  十分身体が温まってから、麻衣Aは麻衣Bのショーツの中に手を差し込む 「んっ! ああっ! だめっ、えぇっ!」 だが、反応したのは麻衣Bだけではなく麻衣Aもだった。 「んっ! んんっ! あたしの指あたしに入ってるのにあたしにも気持ちいいのが来るっ!」 「たぶん、リアルタイムで脳の状態をコピーしているから、快感もお互いに伝わってるんだよ」  麻衣Bは麻衣Aの胸を揉み乳首をブラジャーの上から擦る。麻衣Aは麻衣Bの背中に手を這わせて麻衣Bの唇に激しいキスをして、麻衣Bの秘部の中で指を抽挿する。 「「んっんっああっ、ああっ〜〜♡♡」」 「じゃあ次の、やつ入れるね!♡」  私はボードにパネルを動かし、プログラムを組み上げていく。 〔変換:拡大:麻衣がお互いを好きなところから大好きになるまで〕escalation と書いて実行する。麻衣たちはお互いが更に好きになっていき、キスは口と口、唇と唇がよりたくさん触れ合うように、股と股、胸と胸はより相手と気持ちいい部分が擦れ合うように身体を動かし始める。 「「あんっ、んんっ! あっあっあっ! ああっ〜! んっ! ああああっ〜〜〜」」  麻衣Aが麻衣Bの中に指を入れると麻衣Aも麻衣Bと一緒に麻衣Bの中を感じて、快感を味わう。麻衣Bが麻衣Aの両方の乳首を両手でつまむと、麻衣Bも麻衣Aの快感を感じて、胸を震わせる。 「「好き、しゅきしゅきしゅき、麻衣のことしゅきいっぱいしゅきー」」 「ぅ、めまいが……」  私は、あまりにも淫らな光景にめまいを起こし、この恥戲を終わらせようとボードを変更する。 〔変換:縮小:相手が与える感覚が今から一番小さくなるまで〕de-escalation  プログラムを実行すると、麻衣たちの様子がおかしくなる。 「「あれっ、麻衣の中にっ、指を入れてるんっ、のに、気持ちよくんっ、ないっ!?」」 「「ああっ、おかしいっ、もっと、さっきはっ、気持ちよかったっ、のにっ」」  麻衣たちはお互いが大好きで仕方がなく、相手を慰めたくて仕方がないのに、それが叶わないとわかってくると、どんどんおかしくなっていった。 「「ああっ、もっと、もっと感じてほしいぃ、の〜〜っ、あたしの指で、あたしの中まで〜〜、もっと〜っっ」」  相手の中を抽挿するスピードはどんどんと速くなっていくが、お互いの快感は急速に冷めていってしまう。 「「あっ、あっ、あたしのっ、ゆびでっ、いきそうっ、なのにっ、足りないの、もっとしてっ、よっっーーーーーっ」」 「うぅ、可愛そうだな、よし、こうしてみて」  私はボードを操作する。 〔変換:変換:痛みから快感へ〕convert {記録:記録}record to file01 「「あっ、まだ、まだ、足りないぃ」」 {記録:記録}record to file02 「「いけないのっ、こんなのじゃ、ぜんぜんっ」」 {記録:記録}record to file03 {記録:記録}record to file04 {記録:記録}record to file05 「そろそろ、いいかな?」 〔変換:拡大:お互いの与える快感と感覚が最小から最大まで〕escalation 『〈絶頂:100%:全身〉ignition:10000』for  実行されると、麻衣たちの身体が痙攣し始め、 「「あああああっ、きた、きた、これ、これきたっ、ああああっんぁーーーー!!!!!!」」 二人の麻衣が共に腰をぶつけあって、恥骨の部分を何度も何度も相手の同じ部分へ触れさせながら、全身でイッてしまっていた。  1万回の絶頂を一秒で終えると、スマホを持ってボードを操作する私は、先程までのレコードを再生する。 {記録:再生}play to file01 {記録:再生}play to file02 {記録:再生}play to file03 {記録:再生}play to file04 {記録:再生}play to file05  その瞬間、二人の麻衣の身体には全身を手や別の麻衣の身体でこすりつけられている感覚を感じ、一瞬で何度もイッてしまっていた。 「「何これ、なにっ?????」」  麻衣が、戸惑っているので、私が教える。 「さっきまで、麻衣たちのセックスをスマホで記録してたの、一気に再生したらなかなか気持ちいいでしょ!」 「「あああっ、きもちいいぃーーー!!!!」」  あ、そろそろ、レコードが終わっちゃうもったいないから、また流しちゃお 『 {記録:再生}play to file01, {記録:再生}play to file02, {記録:再生}play to file03, {記録:再生}play to file04, {記録:再生}play to file05, 〈絶頂:100%:全身〉ignition :10000』for  こう書けば、イキながら自分たちの愛撫を味わえるわよね  麻衣は、麻衣自身が過去に自分に施した愛撫を何度も何度も味わった。最後には、麻衣が感じられる最大の絶頂を感じ、それが何度もリピートされる。 「「あっ、いくいくっ、あああっ、また、っん、いくっ、んんっ、ああああっああああっああんっ、んんんっ」」  麻衣たちはお互いに向かってキスを、全身を震わせて、快感を味わう。 [入出力:入力:麻衣]read -《複製作成:10:100%》duplicate [入出力:入力:麻衣]read -《複製作成:40:100%》copy [入出力:入力:麻衣]read -《複製作成:100:60%》copy [入出力:入力:麻衣]read -《複製作成:200:30%》copy  私がボードを操作すると、麻衣の身体から麻衣が新しく生成される。麻衣を完全にコピーしたディプリケイトの麻衣はあとから現れる、麻衣のコピーたちに、襲われ全身を愛撫されていく。 [入出力:入力:麻衣のコピー]read - 〔変換:変換:麻衣が好きから麻衣を愛したいへ〕convert [入出力:入力:麻衣のディプリケイト]read - 〔変換:変換:麻衣と同じから麻衣とまったく同じへ変化し麻衣同士の境界がなくなる〕convert [入出力:入力:麻衣のディプリケイト]read - 〔変換:変換:お互いがキスしても意識が同期していなかったところから麻衣がディプリケイターの麻衣にキスすると麻衣は麻衣にキスされている感覚と意識をリアルタイムに感じる〕convert  12人の麻衣とほかのコピーたちは、ディプリケーターと本体の麻衣たちを中心に、30人が一人の麻衣とディプリケーターたちに群がり、その身体をたくさん慰めた。  コピーの麻衣たちが、オリジナルとディプリケーターの麻衣のショーツを脱がせて、秘所をずずずっと音を立てながら舐め始める。  また、別の麻衣のコピーは「気持ちいい?」「もうすぐイけるでしょ?」と麻衣に尋ねながら、麻衣の乳房をゆっくりと揉み、麻衣の乳首を唇で舐めてすすった。  オリジナルと、ディプリケーターは意識を共有しながら、コピーの麻衣に耳を舐められて、額やまぶた、首筋や、うなじなど、肌が見えているあらゆるところを麻衣の唇で吸われ、舐められ、甘噛されてしまっていた。  もくもくと、舐め吸いを繰り返す精度の低いコピーもいれば、麻衣の言葉を発し、麻衣と同じ性格のコピーが麻衣の気持ちよさを麻衣にささやいて実況する。精度の高いコピーたちが寝ている麻衣のオリジナルやディプリケーターの顔面に覆いかぶさり、びしょびしょに濡れた秘所を麻衣の口にくっつけた。 「「「「「舐めて」」」」」  複数の麻衣たちに、言われた命令は麻衣にとって至高のもので、麻衣は麻衣のコピーのまったく同じ形のそこに舌を付けた。自分自身の秘部が別の麻衣たちに舐められているため、まるでそれらの麻衣たちの舌が自分の中を通って目の前の麻衣の秘所に移動しているかのような錯覚を感じ、麻衣は必死に麻衣の秘所を舌で愛撫した。 「「「「「んっ、んっ、あっ、あっ、ああああっ、いくっ、んっ、あああああっあああああああああ!!!!!!!!————————————〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!」」」」」」 12人の麻衣たちオリジナルに最も近い麻衣と麻衣たちは麻衣自身の愛液の味を口の中で感じて、12人それぞれの違った味をお互いの脳で交換した。オリジナルとまったく同じ麻衣たち全員が、全員の麻衣の秘所の味を感じて、愛液の味を味わった。 【{記録:記録}record to file06:次に麻衣がイッたら】if  私は、ボードを実行して、麻衣がイクのを待つ。 「「「「「「「「「「あっ、いく、大事なとこっ、舐められながらっ、♡♡ イッちゃうっ、みんなに、いろんなとこっ、舐められて♡♡♡ あっあっああああーーーー!!!! っん、ああああああああっ、イッちゃううううううっっっ!!!!!!〜〜〜〜〜〜〜〜〜」」」」」」」」」」 『 {記録:繰り返し}repeat to file06 :10000』for 「「「「「「「「「「あっ、いく、大事なとこっ、舐められ」」」」」」」」」」 「「「「「「「「「「あっ、いく、大事なとこっ、舐められ」」」」」」」」」」 「「「「「「「「「「あっ、いく、大事なとこっ、舐められ」」」」」」」」」」 「「「「「「「「「「ながらっ、♡♡ イッちゃうっ、みんなに、いろんなとこっ、舐めら」」」」」」」」」」 「「「「「「「「「「ながらっ、♡♡ イッちゃうっ、みんなに、いろんなとこっ、舐めら」」」」」」」」」」 「「「「「「「「「「ながらっ、♡♡ イッちゃうっ、みんなに、いろんなとこっ、舐めら」」」」」」」」」」 「「「「「「「「「「あっ、いく、大事なとこっ、舐められ」」」」」」」」」」 「「「「「「「「「「あっ、いく、大事なとこっ、舐められ」」」」」」」」」」 「「「「「「「「「「れて♡♡♡ あっあっああああーーーー!!!! っん、ああああああああっ、イッちゃ」」」」」」」」」」 「「「「「「「「「「れて♡♡♡ あっあっああああーーーー!!!! っん、ああああああああっ、イッちゃ」」」」」」」」」」 「「「「「「「「「「れて♡♡♡ あっあっああああーーーー!!!! っん、ああああああああっ、イッちゃ」」」」」」」」」」 「「「「「「「「「「あっ、いく、大事なとこっ、舐められ」」」」」」」」」」 「「「「「「「「「「あっ、いく、大事なとこっ、舐められ」」」」」」」」」」 「「「「「「「「「「あっ、いく、大事なとこっ、舐められ」」」」」」」」」」 「「「「「「「「「「あっ、いく、大事なとこっ、舐められ」」」」」」」」」」 「「「「「「「「「「あっ、いく、大事なとこっ、舐められ」」」」」」」」」」 「「「「「「「「「「あっ、いく、大事なとこっ、舐められ」」」」」」」」」」 「「「「「「「「「「ながらっ、♡♡ イッちゃうっ、みんなに、いろんなとこっ、舐めら」」」」」」」」」」 「「「「「「「「「「ながらっ、♡♡ イッちゃうっ、みんなに、いろんなとこっ、舐めら」」」」」」」」」」 「「「「「「「「「「ながらっ、♡♡ イッちゃうっ、みんなに、いろんなとこっ、舐めら」」」」」」」」」」 「「「「「「「「「「ながらっ、♡♡ イッちゃうっ、みんなに、いろんなとこっ、舐めら」」」」」」」」」」 リピートが何度も繰り返され、1万回もそれが行われる。リピートは実行を停止しなければ終了しないので、麻衣は麻衣たちがイク瞬間を何回もその、一番気持ちいい瞬間を何回も味わわされなければならない。 「「「「「「「「「「あっ、いく、大事なとこっ、舐められ」」」」」」」」」」 「「「「「「「「「「あっ、いく、大事なとこっ、舐められ」」」」」」」」」」 「「「「「「「「「「あっ、いく、大事なとこっ、舐められ」」」」」」」」」」 「「「「「「「「「「ながらっ、♡♡ イッちゃうっ、みんなに、いろんなとこっ、舐めら」」」」」」」」」」 「「「「「「「「「「ながらっ、♡♡ イッちゃうっ、みんなに、いろんなとこっ、舐めら」」」」」」」」」」 「「「「「「「「「「あっ、いく、大事なとこっ、舐められながらっ、♡♡ イッちゃうっ、みんなに、いろんなとこっ、舐められて♡♡♡ あっあっああああーーーー!!!! っん、ああああああああっ、イッちゃううううううっっっ!!!!!!〜〜〜〜〜〜〜〜〜」」」」」」」」」」 「「「「「「「「「「あっ、いく、大事なとこっ、舐められながらっ、♡♡ イッちゃうっ、みんなに、いろんなとこっ、舐められて♡♡♡ あっあっああああーーーー!!!! っん、ああああああああっ、イッちゃううううううっっっ!!!!!!〜〜〜〜〜〜〜〜〜」」」」」」」」」」 「「「「「「「「「「あっ、いく、大事なとこっ、舐められながらっ、♡♡ イッちゃうっ、みんなに、いろんなとこっ、舐められて♡♡♡ あっあっああああーーーー!!!! っん、ああああああああっ、イッちゃううううううっっっ!!!!!!〜〜〜〜〜〜〜〜〜」」」」」」」」」」 「「「「「「「「「「あっ、いく、大事なとこっ、舐められながらっ、♡♡ イッちゃうっ、みんなに、いろんなとこっ、舐められて♡♡♡ あっあっああああーーーー!!!! っん、ああああああああっ、イッちゃううううううっっっ!!!!!!〜〜〜〜〜〜〜〜〜」」」」」」」」」」 〔変換:拡大:麻衣の感度が今から今の1万倍まで〕 escalation  私は、最後のおまじないをして、全身が極限まで敏感になった麻衣に、最後にして最大の絶頂を与える。 『〈絶頂:100000000000%:全身〉ignition:100000000000』for 「「「「「「「「「「あっ、いく、大事なとこっ、舐められながらっ、♡♡ イッちゃうっ、みんなに、いろんなとこっ、舐められて♡♡♡ あっあっああああーーーー!!!! っん、ああああああああっ、イッちゃううううううっっっ!!!!!!〜〜〜〜〜〜〜〜〜」」」」」」」」」」 「「「「「「「「「「あああああっ、やめてぇーーーーーーー、いく、いくっ、いくの!! また、イッちゃうぅーーーーー♡♡♡♡♡♡♡♡!!!!!!!!!!!! んっんっんっんっんっんっんっんっんっんっんっ♡んっ♡んっ♡んっ♡んっ♡んっ♡んっ♡んっ♡んっ♡んっ♡……………………………………………………………」」」」」」」」」」 スマホでできるエロいプログラミング講座 3コマ目 ------------------------------------------------------------ 青【処理:〇〇ならば】if 赤『処理:繰り返し回数』for ピンク[入出力:出力 or 入力 or 書き込み:快楽値:対象(読み込み書き込み対象)]print or read or write オレンジ〈絶頂:強さ:性感帯〉ignition 追加 緑《複製作成:数:精度》copy or duplicate 紫〔変換:変換 or 拡大 or 縮小:〇〇から〇〇へ or 〇〇から〇〇まで〕convert or escalation or de-escalation 藍色{記録:状態(再生 or 記録 or 巻き戻し or 繰り返し)}play or record or rewind or repeat ------------------------------------------------------------ 「麻衣はさー」 「何っ?」 「えっちとかどんな感じでするの?」  私は久しぶりにあった麻衣にそう聞いた。麻衣は、 「そんな、話すようなことじゃないでしょ」 という 「えー、でも知りたいじゃん」 と私はしつこく訊くと、麻衣は 「まあ、見せてあげなくもないけど……」 と言った。 「じゃあ、せっかくだからこれ使おうよ!」 と私はスマホを取り出して、以前から使っている身体を操るアプリを開いた。 「それっ、また使うの?」 「もちろん!」  そう言って、パレットからボードへとパネルを動かしていく。 《複製作成:4:100%》duplicate  コマンドを走らせると麻衣と同じ顔のディプリケーターが生まれ麻衣が合計五人に増えた。さらに 【麻衣は別の麻衣のおま○こにむしゃぶりつきたくなる:麻衣が五人ならば】if 〔変換:拡大:麻衣が麻衣のおま○こにむしゃぶりつきたい気持ちが現状から極限まで高まる〕escalation 〔変換:変換:麻衣のおま○この愛液の味がおいしい苺味に感じる〕convert {記録:状態(記録)}record to file001 「これくらいでいいかな?」 「あのさ、これ……」 「あたしたち……」 「お互いのこと好きになって……」 「今すぐにでも……」 「あたしの、あそこにむしゃぶりつきたい……」  そう言いながら、麻衣たちはお互いのズボンを脱がせあって、ショーツを剥ぎ取り、麻衣のおま○こにキスをし、舌を這わせる。 「んっ」 「あっ」 「あ゛あっ」 「ん゛う゛っ」  お互いがお互いのおま○こにむしゃぶりつくと、みんなが床に横になって、麻衣たちの身体で輪を作るように身体を重ね合っていった。  麻衣が別の麻衣の股間に吸い付くと愛液が溢れ出して麻衣はそれを飲み込んでいく。 「これ、ちゅ、ずずずっ、いちごの、ずずっ、あじがする、ずずっ、んっ」 「ほんと、あたしの、ずずっ、なのに、ずずっ」 「あたしの、これっ、おいしいぃ、くちゅ」  興奮が増すごとに、麻衣たちの心と身体はシンクロしていく。 「あっ、いま誰か、クリト○ス、吸っちゃったぁ」 「いまは、だめぇ」 「そうよっ、きもちよすぎるのぉ」 「ただでさえ、自分の舐められて、イキそうなのにぃ」  だが、言葉とは違って、麻衣の腰はおま○こを麻衣の顔に押し付けていく。足で、麻衣の肩を抱き寄せ、自分と相手のおま○こと唇が一切離れないように力を加える。麻衣の舌で、麻衣の肉壁を撫で、入り口を小刻みに擦っていく。  麻衣は自分自身の巧みな責めに喘ぎ声を強める。  いちご味の甘い愛液をもっとおま○こから分泌させようと、麻衣は自らの身体の弱い部分である、内ももや、鼠径部を手でやさしく撫でていく。 「あっん」  全員が、同じ部分からの刺激に喘いだ。全員が全員、鼠径部を手でやさしく撫でられ、内ももを小刻みにこすられる。 「「「「「あっあっ、そこ、ああっ、だめぇ、んっーーーー」」」」」  そして、間もなく 「「「「「あっ、あっ、いくっ、いくっ、麻衣におま○こ舐められて♡ イッちゃうぅーーーーーー」」」」」  麻衣たちは潮を吹いて絶頂した。  だが、私はそこでやめるわけがなく {記録:状態(繰り返し)}repeat of file001  先程の絶頂をリピート(繰り返し)にして流した。 「「「「「あっあっ、そこ、ああっ、だめぇ、んっーーーー」」」」」 「「「「「あっ、あっ、いくっ、いくっ、麻衣におま○こ舐められて♡ イッちゃうぅーーーーーー」」」」」  同じところだけ 「「「「「あっあっ、そこ、ああっ、だめぇ、んっーーーー」」」」」 「「「「「あっ、あっ、いくっ、いくっ、麻衣におま○こ舐められて♡ イッちゃうぅーーーーーー」」」」」  何度も何度も 「「「「「あっあっ、そこ、ああっ、だめぇ、んっーーーー」」」」」 「「「「「あっ、あっ、いくっ、いくっ、麻衣におま○こ舐められて♡ イッちゃうぅーーーーーー」」」」」  傍観者が満足するまで 「「「「「あっあっ、そこ、ああっ、だめぇ、んっーーーー」」」」」 「「「「「あっ、あっ、いくっ、いくっ、麻衣におま○こ舐められて♡ イッちゃうぅーーーーーー」」」」」  絶頂が繰り返される 「「「「「あっあっ、そこ、ああっ、だめぇ、んっーーーー」」」」」 「「「「「あっ、あっ、いくっ、いくっ、麻衣におま○こ舐められて♡ イッちゃうぅーーーーーー」」」」」  麻衣たちの精神が五回目の絶頂を感じているのに、 「「「「「あっあっ、そこ、ああっ、だめぇ、んっーーーー」」」」」 「「「「「あっ、あっ、いくっ、いくっ、麻衣におま○こ舐められて♡ イッちゃうぅーーーーーー」」」」」  身体は一回目の絶頂とセリフを正確に反映している。 「「「「「あっあっ、そこ、ああっ、だめぇ、んっーーーー」」」」」 「「「「「あっ、あっ、いくっ、いくっ、麻衣におま○こ舐められて♡ イッちゃうぅーーーーーー」」」」」  同じセリフ、同じ舐め方、同じびくびくを感じて 「「「「「あっあっ、そこ、ああっ、だめぇ、んっーーーー」」」」」 「「「「「あっ、あっ、いくっ、いくっ、麻衣におま○こ舐められて♡ イッちゃうぅーーーーーー」」」」」  麻衣は何度も何度もイク 「「「「「あっあっ、そこ、ああっ、だめぇ、んっーーーー」」」」」 「「「「「あっ、あっ、いくっ、いくっ、麻衣におま○こ舐められて♡ イッちゃうぅーーーーーー」」」」」 「じゃあこれで、この絶頂は終了」 と私は言って、ボードの実行停止を押して、終了する。 「でも、まだまだ、いけるよね?」  そういって私は再度ボードを操作する。 {記録:状態(繰り返し)}repeat of file001  私は再生エリアを選択し、麻衣がイク寸前のギリギリで繰り返し中の再生を止めてループの最初まで戻すようにする。 「「「「あっあっ、そこ、ああっ、だめぇ、んっーーーー」」」」」 「「「「「あっ、あっ、いくっ、いくっ、麻衣におま○こ舐められて♡ イ…………」」」」」 (((((なんで、いまイキそうだったのに……))))) 「「「「あっあっ、そこ、ああっ、だめぇ、んっーーーー」」」」」 「「「「「あっ、あっ、いくっ、いくっ、麻衣におま○こ舐められて♡ イ…………」」」」」 (((((あっ、また、また、イキそうっ、だったのにっ……))))) 「「「「あっあっ、そこ、ああっ、だめぇ、んっーーーー」」」」」 「「「「「あっ、あっ、いくっ、いくっ、麻衣におま○こ舐められて♡ イ…………」」」」」 (((((イク寸前で、感覚がなくなって、))))) 「「「「あっあっ、そこ、ああっ、だめぇ、んっーーーー」」」」」 「「「「「あっ、あっ、いくっ、いくっ、麻衣におま○こ舐められて♡ イ…………」」」」」 (((((何回も何回も、イキそうな感覚だけくるっ……))))) 「「「「あっあっ、そこ、ああっ、だめぇ、んっーーーー」」」」」 「「「「「あっ、あっ、いくっ、いくっ、麻衣におま○こ舐められて♡ イ…………」」」」」 「「「「あっあっ、そこ、ああっ、だめぇ、んっーーーー」」」」」 「「「「「あっ、あっ、いくっ、いくっ、麻衣におま○こ舐められて♡ イ…………」」」」」 「「「「あっあっ、そこ、ああっ、だめぇ、んっーーーー」」」」」 「「「「「あっ、あっ、いくっ、いくっ、麻衣におま○こ舐められて♡ イ…………」」」」」 「「「「あっあっ、そこ、ああっ、だめぇ、んっーーーー」」」」」 「「「「「あっ、あっ、いくっ、いくっ、麻衣におま○こ舐められて♡ イ…………」」」」」 「「「「あっあっ、そこ、ああっ、だめぇ、んっーーーー」」」」」 「「「「「あっ、あっ、いくっ、いくっ、麻衣におま○こ舐められて♡ イ…………」」」」」 「「「「あっあっ、そこ、ああっ、だめぇ、んっーーーー」」」」」 「「「「「あっ、あっ、いくっ、いくっ、麻衣におま○こ舐められて♡ イ…………」」」」」  じゃあ、最後はイク瞬間だけ味わわせてあげる! 「「「「「ッちゃうぅーーーーーー」」」」」 「「「「「ッちゃうぅーーーーーー」」」」」 「「「「「ッちゃうぅーーーーーー」」」」」 「「「「「ッちゃうぅーーーーーー」」」」」 「「「「「ッちゃうぅーーーーーー」」」」」 「「「「「ッちゃうぅーーーーーー」」」」」 「「「「「ッちゃうぅーーーーーー」」」」」 「「「「「ッちゃうぅーーーーーー」」」」」 「「「「「ッちゃうぅーーーーーー」」」」」 「「「「「ッちゃうぅーーーーーー」」」」」 「「「「「ッちゃうぅーーーーーー」」」」」 「「「「「ッちゃうぅーーーーーー」」」」」 「「「「「ッちゃうぅーーーーーー」」」」」 「「「「「ッちゃうぅーーーーーー」」」」」 「「「「「ッちゃうぅーーーーーー」」」」」 (((((アアアア! アアアアッ! アッアアアッ! アアアッアアアッ!))))) 「「「「「ッちゃうぅーーーーーー」」」」」 「「「「「ッちゃうぅーーーーーー」」」」」 「「「「「ッちゃうぅーーーーーー」」」」」 「「「「「ッちゃうぅーーーーーー」」」」」 「「「「「ッちゃうぅーーーーーー」」」」」 「「「「「ッちゃうぅーーーーーー」」」」」 「「「「「ッちゃうぅーーーーーー」」」」」 「「「「「ッちゃうぅーーーーーー」」」」」 「「「「「ッちゃうぅーーーーーー」」」」」 「「「「「ッちゃうぅーーーーーー」」」」」 「「「「「ッちゃうぅーーーーーー」」」」」 「「「「「ッちゃうぅーーーーーー」」」」」 「麻衣、このスマホ使ったら何回でもイッちゃうねっ!」 「「「「「ッちゃうぅーーーーーー」」」」」 「「「「「ッちゃうぅーーーーーー」」」」」 「「「「「ッちゃうぅーーーーーー」」」」」 「「「「「ッちゃうぅーーーーーー」」」」」 「「「「「ッちゃうぅーーーーーー」」」」」 「「「「「ッちゃうぅーーーーーー」」」」」 「「「「「ッちゃうぅーーーーーー」」」」」 「「「「「ッちゃうぅーーーーーー」」」」」 「「「「「ッちゃうぅーーーーーー」」」」」 「「「「「ッちゃうぅーーーーーー」」」」」 「「「「「ッちゃうぅーーーーーー」」」」」 五人の麻衣たちが、まったく同じ動きで、まったく同じ痙攣をして、まったく同じ快感を味わいイッている。 スマホでできるエロいプログラミング講座 4コマ目 ------------------------------------------------------------ 青【処理:〇〇ならば】if 赤『処理:繰り返し回数』for ピンク[入出力:出力 or 入力 or 書き込み:快楽値:対象(読み込み書き込み対象)]print or read or write オレンジ〈絶頂:強さ:性感帯〉ignition 追加 緑《複製作成:数:精度》copy or duplicate 紫〔変換:変換 or 拡大 or 縮小:〇〇から〇〇へ or 〇〇から〇〇まで〕convert or escalation or de-escalation 藍色{記録:状態(再生 or 記録 or 巻き戻し or 繰り返し)}play or record or rewind or repeat ------------------------------------------------------------  ある日麻衣の弟が遊びに来た。 「おっす!」 「こんにちは。麻衣の弟くんかな?」 「そう」 「名前は?」 「陽太」 「そっか、陽太くんかー、お姉さんの家でいっぱい遊んでね」 「あんがと」  陽太を居間に通す。ゲームが沢山あるので、片っ端から遊んでいくみたいだった。ちょっと遅れて麻衣がやってきた。 「遅れた、ごめん!」 「ううん、いいよ」 「陽太ちゃんと来た」 「うん、来た来た」 「そうか」 「麻衣そっくりだねー」 「あっ、そうでしょ」  麻衣は軽く笑みを浮かべた。 「では、さっそく」 「ん? 何が?」 「これこれ」  そういって見せたのは私のスマホだった。 「えっ」  といぶかしがる麻衣、私は麻衣を置いておいてスマホをいじり、コマンドを発動させる。 [入出力:書き込み:麻衣に陽太の人格を書き込み]write  そうすると、麻衣に陽太の中身が上書きされる。プログラムを終了するまで、麻衣は陽太になってしまったままだ。 「あれ、ここは、俺ゲームしてたのに、ってうわ、これねーちゃんのからだ、ごくっ」 「陽太くん、君はいまお姉ちゃんの身体にいるんだ、正確にはお姉ちゃんの人格を陽太くんの人格で上書きしたから、お姉ちゃんとしての記憶も思い出せるし、これが終わったあと陽太くんの記憶が陽太くんの体に戻るってこともない、お姉ちゃんの身体にずっと残るんだよ、わかるかな?」 「俺、は今ねーちゃんだけど実はねーちゃんで俺は陽太じゃないのか?」 「うん、そうだね。じゃあ、次は2階のベッドルームにいこっか?」  そういって、ベッドルームに麻衣の身体にいる陽太を来させた。 「ここで何するの?」 「それはねー」 《複製作成:1:100%》duplicate  コマンドを走らせると、麻衣の身体をした陽太は二人に増えた。 「「あれ、ねーちん、いや俺か」」 「でだねー」 【お互いを犯したくなる:麻衣が二人以上ならば】if 「こうかな」  コマンドを走らせた結果、陽太は相手の陽太に対して、劣情を抱いていく。 「あれ、ねーちんの身体なのに、なんか」 「俺も、ねーちんの身体見て変な気持ちになってきた」  そう言いながら、麻衣の身体にいる陽太は相手の麻衣の服を脱がして、肌を晒していく。すべての衣服が床に落ちると、全身が露わになった。麻衣の体の陽太二人が立っていた。愛撫もないまま、おま○こに指を入れていき、ピストンを始める。 「うっ、痛っ」「なにすんだよっ」「悪い」「こっちこそ」  ピストンのスピードを緩め、相手の乳房を揉みながら、喘ぎ声を発し相手を犯し始める二人。ムードがでたところで、目を瞑ってキスを始める。 「うっ、ねーちんの唇と舌の味」 「変なこというなよ、俺だってねーちんとは嫌だ」  そういいながら、積極的に舌を絡める陽太二人。 「あれ、ちん○ん大きくならない」 「まじっ、ほんとだ」 「代わりに、豆みたいなのがでてる」 「うっ、触るなってなんか頭真っ白になるっ」 「うっ、おれもっ」  陽太二人はキスを続け、時々相手のクリト○スを触り、相手をしびれさせる。  女の身体に慣れたのか自分で胸を揉み、積極的に相手にキスをする二人。 「ああっ、ねーちんの身体気持ちよくなってきた」 「おれも、ねーちんの身体こんな気持ちいいなんてっ」  二人は自分で、おま○こをいじり、自分のクリト○スをこすり、おっぱいと乳首を相手の同じところにこすり合わせて、ときどき激しいキスをする。 「あっ、あっ、気持ちいいっ、んっ」 「あっ、あっ、これやばいって、ねーちんっ」  同じ人物だからか、通じ合ってお互いに股間をこすり合わせる貝合わせをしようとする。ベッドに乗り、股間と股間を重ね合わせる。 「うっ」 「うっ」 「あっ、あっ、ねーちんの身体でこんなこと、っん」 「うっ、うっ、ねーちんありがと、こんなに気持ちよくて、っん」  陽太は姉の身体で、快楽を貪っている。敏感な皮膚を相手に触られるたびに喘ぎ声を出し、快楽を供給する。陰部に、相手と自分からの刺激を加え、その快感を全身で味わう。 〔変換:拡大:陽太二人のシンクロ率を最大まで〕escalation  コマンドを入れると陽太二人に反映される。 「「あれ、俺二人いたのに、今は一人になってる。2つ身体があるみたい」」 「「右手と左手みたいに同時に二人分動かせる」」  陽太はそう言って、胸を揉み、股間をもうひとりの陽太にぶつけ合いながら、両方の感覚を同時に感じる。 「「あっちのねーちん、おま○こがすごく敏感だけど、こっちのねーちんは乳首が気持ちよすぎるっ」」 「おま○こ敏感な子をいじめてあげたら?」 と私が言うと二人は 「そのほうがいいか」「そうしたほうがいいな」 と言って、体制を変えおま○こが敏感なほうの陽太のを別の陽太が舐めることになった。 「ねーちんのなんだから大事にな」 「いまさらじゃん」  陽太は姉の股間に舌を付ける。普段のトイレの匂いとお風呂上がりの姉の匂いが口の中で感じられる。 「うぇっ」 「ねーちんに失礼だぞ」 「わるい」  陽太は麻衣の気持ちいい部分を積極的に責める。すぐに舐められている陽太は喘ぎだし、舐めている陽太にもリアルタイムに自分のおま○こを舐められている感触が感じられた。 「きもちわりぃ、俺が舐めてるのに、俺も誰かに舐められてるっ」 「あっ、あっ、おまえの舐め方むちゃくちゃ、きもちいいって」 《複製作成:3:100%》duplicate 〔変換:拡大:陽太二人のシンクロ率を最大まで〕escalation 「数足したよ」 「うっ、ねーちんがやってるとこ」 「見るのはさすがに」 「くるものがある」  陽太は五人に増えお互いがシンクロしているために、すぐに、別の陽太の気持ちよくしてもらいたい場所に指や舌を這わせていった。  陽太は陽太のおま○こを舐めている陽太のおま○こに指を入れ、クリト○スを親指で触りながら、おま○この中に中指と人差し指を抽挿していく。  途端に全員が全員、自らの中に指が入ってくる感触を覚え、その部分に力を込める。別の一人は犯されている陽太にキスを始め、麻衣の身体の陽太の乳房をゆっくりこねて揉んでいく。さらに別の陽太は、真ん中の陽太のおま○こを舐めている陽太の乳房に、近づき乳房を揉み、乳首を口に含んで、舐めていく。  時間が経つ毎に、陽太たちのシンクロが強まっていき、キスをしながら、おま○こを舐められ、同じおま○こに人差し指と中指の抽挿を感じ、乳首を揉まれ、揉まれながら乳首や乳房を舐められ、また、自分の手で、乳房を揉まれ、余った手が、全身をくまなく這っていくように感じられた。 「「「「「あーっ、あっ、ねーちんの身体気持ちいいぃ、なんか来そうっ」」」」」 「「「「「あっあっあっ」」」」」 「そろそろイキそうだねぇ」 {記録:巻き戻し}rewind 「「「「「あれ、さっきほど、気持ちよくない」」」」」 「巻き戻しをつかったからねぇ、体の状態が全部さっきの状態にもどるんだ」 「「「「「あっ、あっ、また来るっ、あっあっあっあっ」」」」」 {記録:巻き戻し}rewind 「「「「「あっ、またっ、気持ちよくないっ」」」」」 「んっ、ふっ」 「「「「「あっ、また、来そう、今度こそ、来るっ、何かっ」」」」」 「「「「「あっ、あっあああああああっっっっっっっっーーーーーーーーーーっっっっっッッッッッッ」」」」」  陽太たちは全身をびくびく痙攣させて、イッてしまった。 {記録:巻き戻し}rewind 「「「「「あっ、あれっ、なんで、あっ、また、来そう、今度こそ、来るっ、何かっ」」」」」 「「「「「あっ、あっあああああぅぅぅぅぅぅああっっっっっっっっーーーーーーーーーーっっっっっッッッッッッんんんっ」」」」」 {記録:巻き戻し}rewind 「「「「「あっ、またっ、うっ、またっ、いくっ、あっ、いくっいくっああああああっッッッッッッッッッあああ゛あ゛あ゛ア゛ア゛あ゛ああーーーーーーーー」」」」」  何度も、同じ反応でイク陽太たち。姉の身体で始めてイク感触を身体が覚えるまで感じさせる。 『【{記録:巻き戻し}rewind:現在時間が陽太がイッた2秒後ならば】if:1000000』for  これで、しばらく陽太は始めての絶頂を繰り替えしていく。しかも主観時間は同じ時間を繰り返してしまうため、まったく経たない。 「「「「「あっ、またっ、うっ、またっ、いくっ、あっ、いくっいくっああああああっッッッッッッッッッあああ゛あ゛あ゛ア゛ア゛あ゛ああーーーーーーーー」」」」」 「「「「「あっ、またっ、うっ、またっ、いくっ、あっ、いくっいくっああああああっッッッッッッッッッあああ゛あ゛あ゛ア゛ア゛あ゛ああーーーーーーーー」」」」」 「「「「「あっ、またっ、うっ、またっ、いくっ、あっ、いくっいくっああああああっッッッッッッッッッあああ゛あ゛あ゛ア゛ア゛あ゛ああーーーーーーーー」」」」」 「「「「「あっ、またっ、うっ、またっ、いくっ、あっ、いくっいくっああああああっッッッッッッッッッあああ゛あ゛あ゛ア゛ア゛あ゛ああーーーーーーーー」」」」」 五回目 「「「「「あっ、またっ、うっ、またっ、いくっ、あっ、いくっいくっああああああっッッッッッッッッッあああ゛あ゛あ゛ア゛ア゛あ゛ああーーーーーーーー」」」」」 六回目 「「「「「あっ、またっ、うっ、またっ、いくっ、あっ、いくっいくっああああああっッッッッッッッッッあああ゛あ゛あ゛ア゛ア゛あ゛ああーーーーーーーー」」」」」  絶頂を経るごとに、陽太が麻衣の絶頂に慣れていき強すぎる快感に中毒症状がで始める。 「「「「「あっ、これ、ねーちんの身体くせになるっ、あっ」」」」」 「「「「「あっ、またっ、うっ、またっ、いくっ、あっ、いくっいくっああああああっッッッッッッッッッあああ゛あ゛あ゛ア゛ア゛あ゛ああーーーーーーーー」」」」」  何度も何度もおま○こを舐められ、指でピストンされ、陽太は次第に陽太自身の愛撫に溺れていく。 「「「「「あっ、またっ、うっ、またっ、いくっ、あっ、いくっいくっああああああっッッッッッッッッッあああ゛あ゛あ゛ア゛ア゛あ゛ああーーーーーーーー」」」」」 「「「「「あっ、またっ、うっ、またっ、いくっ、あっ、いくっいくっああああああっッッッッッッッッッあああ゛あ゛あ゛ア゛ア゛あ゛ああーーーーーーーー」」」」」  乳首を撫でる感触、舌と舌が触れ合う感触が陽太の頭をショートさせていく。  強すぎる快感に陽太の身体は潮を吹き始め、陽太のおま○こを舐めていた陽太にそれが浴びせられる。が次の瞬間には、時間が戻り、浴びせられた潮自体が、陽太の身体の中に戻り、再びイク瞬間に吹き出て陽太の身体を濡らしていく。 「「「「「あっ、またっ、うっ、またっ、いくっ、あっ、いくっいくっああああああっッッッッッッッッッあああ゛あ゛あ゛ア゛ア゛あ゛ああーーーーーーーー」」」」」 「「「「「あっ、またっ、うっ、またっ、いくっ、あっ、いくっいくっああああああっッッッッッッッッッあああ゛あ゛あ゛ア゛ア゛あ゛ああーーーーーーーー」」」」」 「「「「「あっ、またっ、うっ、またっ、いくっ、あっ、いくっいくっああああああっッッッッッッッッッあああ゛あ゛あ゛ア゛ア゛あ゛ああーーーーーーーー」」」」」  十回以上、陽太はイッてしまい。さらにイク回数を重ねていく。 「「「「「あっ、またっ、うっ、またっ、いくっ、あっ、いくっいくっああああああっッッッッッッッッッあああ゛あ゛あ゛ア゛ア゛あ゛ああーーーーーーーー」」」」」 「「「「「あっ、またっ、うっ、またっ、いくっ、あっ、いくっいくっああああああっッッッッッッッッッあああ゛あ゛あ゛ア゛ア゛あ゛ああーーーーーーーー」」」」」 「「「「「あっ、またっ、うっ、またっ、いくっ、あっ、いくっいくっああああああっッッッッッッッッッあああ゛あ゛あ゛ア゛ア゛あ゛ああーーーーーーーー」」」」」  別の陽太相手に飲ませた唾液が、巻き戻りと同時に自分の口の唾液腺の中に帰ってきて、あまりの快感に失禁した、陽太のおしっこが次の瞬間に、陽太自身の膀胱に戻ってくる。  あまりに長い時間イキ続けた陽太は、最後の方は声にならない声を発し、ようやく絶頂は終わった。  私がプログラムを終了すると、陽太から麻衣に戻った麻衣が話しかけてきた。 「陽太でイクのはないわー」 「ない?」 「ないない」 「弟になってどう?」 「私の弟だわ」 「そっか」  今度は麻衣をどういじめようか考えていた私だった。 スマホでできるエロいプログラミング講座 5コマ目 ------------------------------------------------------------ 青【処理:〇〇ならば】if 赤『処理:繰り返し回数』for ピンク[入出力:出力 or 入力 or 書き込み:快楽値:対象(読み込み書き込み対象)]print or read or write オレンジ〈絶頂:強さ:性感帯〉ignition 追加 緑《複製作成:数:精度》copy or duplicate 紫〔変換:変換 or 拡大 or 縮小:〇〇から〇〇へ or 〇〇から〇〇まで〕convert or escalation or de-escalation 藍色{記録:状態(再生 or 記録 or 巻き戻し or 繰り返し)}play or record or rewind or repeat ------------------------------------------------------------  今日も麻衣が、遊びに来た。 「おっす」  やあ、と左手で敬礼ににたポーズを取る。 「ひさしぶりー」 と私も返事をする。 「またスマホのやつする?」 と私がいうと 「やだよw」 と麻衣は返事をした。 「本音は?」 と訊くと 「する」 と言い出した。かわいい 「この前の陽太くんのデータ残ってるから、それ使うね」 「えぇ」 と麻衣はそっけなく返事をする。 [入出力:書き込み:麻衣に陽太の人格を書き込み]write  コマンドを打ち込むと麻衣が陽太になった。 「うぇ、ねーちんの身体だ、でもおれ家にいたはず、じゃなかったっけ」 「陽太くん久しぶりー」 「あ、ねーちんの友達じゃん、ひさしぶりー」 「陽太くんはね、いまおねーちゃんの身体の中にいるんだ」 「へぇー」 「で、私は麻衣が淫れてる姿が見たいから、陽太くんに頼み事したいんだ」 「なにっ?」 「まず、これしてからね」 《複製作成:4:100%》duplicate 「うっ、おれがいっぱい」 「あれ、あっちもおれでこっちもおれ」 「ねーちんばっかで気持ち悪いな」 「うぅ、ねーちんの匂いがすげぇする」  陽太が一通り話したあとに、私が 「はい、注目っ、今から陽太くんには麻衣の身体を使って、えちちなことをしてもらいます」 「えっ」「まじっ」「ねーちんのでっ」 「なので、まずは、基本的なこと女の子の身体の秘密その1、いきなり挿入しない」 「なんでっ」 「女の子の中は普段は濡れてないの感じ始めたら濡れるから、それまでは中じゃなくて外を感じさせることっ」 「わかった」 「次っ、秘密その2、女の子はコミュニケーションを求めていまーす。せっくすするときには相手の目を見てしましょー」 「了解」 「その3、恥ずかしいことをすると、女の子は興奮します。せっきょくてきにやりましょー」 「了解」 「ではっ」 【お互いを犯したくなる:麻衣が二人以上ならば】if 「始めていきましょー」  麻衣の中の陽太たちは、緊張しているのかなかなか動こうとしない。  ようやく一人が、別の陽太の胸を揉み始める。そうすると、みんなが動き出し、陽太の唇を奪ったり、陽太同士二人で集まってキスをし始めた。 「っん」 「あっ」「んぁ」 「んっ」「うっ」  微かな喘ぎ声を漏らして、麻衣の中の陽太たちがお互いに行為を始める。  3人の組と2人の組ができて、お互いに目を合わせたり、身体をこすりつけあったりして、相手との感触を楽しんでいる。  3人の組は、一人が麻衣の股間に顔を埋め、女の匂いのするその場所に、吸い付くように舌を這わせる。以前に経験した記憶が戻ったのか、的確に自分の麻衣の弱点を責める陽太。  一方舐められている陽太は、別の陽太と、目を合わせキスをする。とろけた顔を見せ、陽太からの胸や、肩、腕に至るまで撫でられる愛撫に、身体がとろけているように感じている。キスを施している陽太も、自らのおま○こを自分で弄り、クリト○スをこするとキスの合間に声を漏らす。  2人でキスをしている組は相手の肩に手を這わせ抱き、胸と唇を相手にこすりつけている。シャツの裾から手を入れるとブラジャーの中に指を入れ手を入れて、お互い相手の胸を揉み始めた。 「んっ」「あっ」  声を漏らし、相手の指が自分の乳首に触れたことを相手に伝える。2人は胸と胸をこすりつけて、顔と顔を近づけて、より濃厚なキスをする。 《複製作成:5:100%》duplicate  人数を増やすと、陽太は2人でキスをしている陽太たちに2人、陽太3人で絡み合っている陽太たちに3人、それぞれ加わっていった。 「感じすぎて、おっぱい揉むの大変だろ」 「おれたちが代わってやるよ」  そういって麻衣の胸を揉む陽太2人の代わりに、新しく加わった陽太2人が、2人の胸を後ろから揉んでいく。背後から挿入される腕に、陽太は感じてしまい、喘ぎ声を漏らす。 「んっ」  キスを交わし合っているもう一方の陽太も同じだ 「あぁっ」  一方3人の組の方には3人が加わり、後ろから、陽太の胸やおま○こをいじり始める陽太たち3人。中央でキスされ、おま○こを舐められている陽太は、新しい陽太に乳首を舐められ 「気持ちいいだろ」 「あぁっ」 と自分同士で一番気持ちいいところを触り触られてしまう。  おま○こを舐めている陽太は後ろから、胸を揉まれ、クリト○スを擦られてしまい、にげるように身体をくねらせている。 「あっ、やめろって」 「んっ?」 「あっ、気持ちいいっ」  陽太の本気の愛撫に陽太は身体をくねらせ、耐えきれないと声を発する。  濡れそぼった自分の分身の蜜壺に陽太は遠慮なく愛撫を加える。  責めている陽太の人差し指が淫蜜でびしょびしょになってしまい、おま○この周りにも蜜が滴っていく。 「あっ、あっ、やめっ、あっ、んっん」 「うっ、すごく、びしょびしょ、俺のおま○こ」 「はぁはぁ、おれのキスすごく、うまいっ」 「おれのねーちんの乳首舐めてたらねーちんの味してうまいっ」  陽太たちはお互いの身体に染まってしまっているようだ。じゅぼじゅぼ、くちゅくちゅと淫らな音だけが、部屋の中に響いている。 「おれの、クンニっ、舌で舐められてうますぎっ」 「おれの胸の揉み方もすごく気持ちよくて、すぐイキそうになる」 「乳首擦られたら、イッちゃいそうになるんだよ」 「そうだろ」 「うまいだろ」  そう言いながら、陽太は陽太の乳首をさらに激しく擦り上げた。 「あっあっ」 「んっんっ」 「イクっ、もうっ、いくっ」 「おれに、舐められて吸われてイッちゃうっ」  舐められ、責められていた陽太五人は、陽太の愛撫に負けイッてしまった。激しく身体をくねらせ、びくびくと痙攣させて、女の絶頂を味わう。クリト○スを舐められ、頭を真っ白にさせて、陽太は何度も何度もイッた。淫蜜を吹き出し、舐めたり、指を挿入したりする陽太を濡らしながら、何度もイッた。 「あっ、あっ、イクっ、いくいくっ、んんっ、んんんんんんんーーーーーーーー」 「ああっ、あっ、ああああああっ、いく、いくっ、あああああああっっーーーーーッーーーーーーっ」 「「「「「あっ、あっ、ああああああっ、あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛っっっっっっっ、ああっ、いくっ、いくっいくいく、あああああああっーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」」」」」  全員の陽太が陽太の快感を感じて、身体をくねらせイッてしまう。ディプリケーターのシンクロのせいだ。すべての陽太が麻衣の身体でイッてしまう。 「「「「「「「「「「あっ、ねーちんの身体でいくっ、いっちまうっ、ああああああああっ、おれに舐められて、吸われて、気持ちいいとこ弄られていっちまう、あっあっあっあああああっっっっっっっっっっっーーーーーーーーーーーーー」」」」」」」」」」  絶頂に絶頂を重ねて最後には気絶してしまった陽太たち。時々びくびくっと身体を拗じらせて、体に残った快感を発散させている。陽太たち十人がお互いに身体を重ね合って、女の体をこすりつけあっているところを見て、私は興奮してしまった。陽太と麻衣には悪い事したと思っていたが、反省はしてないのだった。 スマホでできるエロいプログラミング講座 6コマ目 ------------------------------------------------------------ 青【処理:〇〇ならば】if 赤『処理:繰り返し回数』for ピンク[入出力:出力 or 入力 or 書き込み:快楽値:対象(読み込み書き込み対象)]print or read or write オレンジ〈絶頂:強さ:性感帯〉ignition 追加 緑《複製作成:数:精度》copy or duplicate 紫〔変換:変換 or 拡大 or 縮小:〇〇から〇〇へ or 〇〇から〇〇まで〕convert or escalation or de-escalation 藍色{記録:状態(再生 or 記録 or 巻き戻し or 繰り返し)}play or record or rewind or repeat ------------------------------------------------------------  ある日、また麻衣が家を訪ねてきた。 「よっ!」  明るい呼びかけに私は応える。 「よっ! ひさしぶりー」  麻衣は玄関に上がって 「今日はいるかなって思ってきた」 「いつでもいるでしょ」  麻衣は私がいつでも家にいる出不精なのを知っていて休日に遊びにやってくる。 「今日は何するの?」 と聞く。麻衣は 「えっちかな」 と答えた。 「たまにはあんたとシたいんだけど……」 「それは、私は麻衣が淫れてるとこが好きだから」  麻衣には悪いが私は麻衣が淫れているところが見たい。 「まあ、あたしとヤるの癖になってきたんだけどね。実は……」 「だとおもったっ」  じゃあ、まず 【麻衣の身体は敏感になる:麻衣がいれば】if 「うっ、いきなり身体が…… 敏感になってるっ」  麻衣は身体をこわばらせ、うつむき気味になる。 〔変換:拡大:麻衣の敏感さが極限になるまで〕escalation 「うっ、あっ、あっ、気持ちいいっ、もう、イキそうっ、んっ」  麻衣は2つコマンドを走らせただけで、もうイキそうになっていた。身体を震わせ、股間を隠すように手で抑えている。 「じゃあ……」 《複製作成:1:100%》duplicate 「「あっ、あたしっ」」 【麻衣はお互いの性感帯をいじりたくなる:麻衣が2人ならば】if 「「あっ、あたしのっ、いじりたいっ」」  コマンドを走らせると麻衣はそう言い、自分の分身の服を剥ぎ、ショーツを脱がせていく。 「「あたしのっ、もう、こんなに」」  麻衣の秘部はすでにぐっしょりと濡れていた。間を置かずに麻衣は自分の分身の秘部に指で触れる。 「「あっ……」」  自分の秘部が相手に触れられ、相手の秘部を自分が触れている。自分が触れているのと全く同じ触れ方で、相手も自分の秘部に触れていて、まるで自分で自分のものをいじっているような感覚に麻衣は陥ってしまう。  床に座り相手と足を重ね合う麻衣たち、右手が相手の秘部に届く距離で、指で相手の麻衣の秘部の中に指を突っ込み、麻衣は別の麻衣の中を遠慮なくいじくる。 「あっあっ、んっ、あっあっ……」「あっあっ、ゃあ、あっんっ……」  膣内の敏感な部分をいじられ、身体が敏感になっていることもあり、麻衣はすぐにイキそうになる。 「「あっあっ、いくいくっ、あっあっああああ…………」」  腰を小刻みに震わせ麻衣は別の麻衣に股間を弄られてイッた。余韻が残るなか、麻衣はまだ麻衣の秘部をいじろうとしていた。 「「まだ、いじらなくちゃ…… あっんっ……」」  コマンドの効果で麻衣は相手の麻衣の性感帯をいじりたくて仕方がなくなっている。一度絶頂したくらいではその命令は解除されないようだった。 「「あっ、あっ、あたしのっ、なかっ、あったかくて、ゆびっ、締め付けてくるっ」」  麻衣は麻衣のおま○こが麻衣の指を締め付けてくることに喜びを感じてさらに、麻衣のおま○こを刺激する。 「「あっ、あっ、きちゃう、またっ、あああああ…………」」  二度目の絶頂を迎え、麻衣はまたびくびくと身体を震わせた。膣内をいじる指が止まり、膣を痙攣させ絶頂だけを味わう状態に入る。  疲れているようなので、気付けにコマンドで絶頂を浴びせる。 〈絶頂:100%:クリト○ス〉ignition  途端に 「「あっ、あっああああああっ…………」」  クリト○スからの快感に麻衣二人はいとも簡単に絶頂してしまう。 「じゃあ……」 〈絶頂:100%:両方の乳首〉ignition  コマンドが実行され…… 「「あっ、今度はっ、ちくびぃ…… あっっっっうっぅっ…………」」  腰を前後に振り耐えきれないほどの快感を外へ逃がそうとする麻衣の身体、だが、乳首からの快感が先程のクリト○スからの快感が冷めないままに、全身に快楽を運ぶ。 〈絶頂:100%:両方の耳〉ignition 「「あっ、あっ、いくっ、ああっ、んっ、くっ…………」」 〈絶頂:100%:唇〉ignition 「「ああああっ、あああっ、またっ、あっ、んくっ、あっ、あっ、いく、いっちゃうっ、ぅん…………」」  相手を責めている手はすでに止まり、自分の身体の中での一番の性感帯をコマンドでいじめられている麻衣。だれにも触れられることなく身体を震わせ、普段は絶頂するなんてありえない箇所でイッてしまう。 《複製作成:1:100%》duplicate  人数を一人増やす。 【麻衣はお互いの耳の性感帯を舐めたくなる:麻衣が3人以上ならば】if  びくびくしている身体を起き上がらせて、麻衣は座っている方の麻衣の耳に近寄り唇でそれを舐めた。新しく生まれたディプリケーターも麻衣の反対側の耳に、近づき唇で咥える。 〈絶頂:100%:両方の耳〉ignition 〈絶頂:100%:唇〉ignition 「「「あああああっ…………、んっ、んくっ………………」」」  麻衣は麻衣の耳の快感で絶頂し、咥えている方の麻衣は麻衣の耳を舐める唇の快感で絶頂する。耳を舐めていない中央の麻衣の唇も共に絶頂し、左右の麻衣の耳を舐めている麻衣の両耳も絶頂してしまう。 〈絶頂:100%:両方の耳〉ignition 〈絶頂:100%:唇〉ignition 「「「んくっ…………、あっ、はぁん、んっ…………っ」」」  また先程と同じように、耳と唇でイッてしまう麻衣たち。ディプリケーターのシンクロが始まり麻衣は咥えていないのに、麻衣自身の耳を咥えているように感じてしまい。左右の麻衣たち二人は、咥えられていないのに、二人の麻衣たちに両耳を咥えられているような感覚を感じてしまう。 〔変換:拡大:麻衣たちのシンクロが限界まで高まる〕escalation  コマンドを走らせると、麻衣たちは、耳を咥えると自分の耳が刺激され、耳を咥えられると自分の唇が耳を咥えているように更に強く感じ、体重がかかる腕や足の感覚、3人別々の呼吸の感覚も同時に感じてしまう。 〈絶頂:100%:両方の耳〉ignition 〈絶頂:100%:唇〉ignition  コマンドがまた麻衣たちを震わせ、麻衣たちは3人分の絶頂を一人の脳で感じて、またそれを3人に共有し境界のなくなったお互いの脳内を快感だけが何度も往復した。耳と唇の快感が混ざり合い、一つになってそれぞれの脳内に入っていく。もう声も出ないほど、快感に染められ、快感で歪められた顔だけが、お互いに同じ快感を感じていることを示していた。 「耳舐めもいいけど」 【麻衣はお互いにキスをしたくなる:麻衣が3人以上ならば】if 【麻衣はお互いのおま○こを指でいじりたくなる:麻衣が3人以上ならば】if 「こうしようか」 「「「あっ、あっ、おま○こぉ、いじらなきゃぁ…………」」」  麻衣たちは体制を変えお互いに向き直り三人が顔を寄せてお互いにキスをし始めた。同時に、指で右隣の麻衣のおま○こに指を入れ、どろどろになっているそこをぐちゅぐちゅといじり始めた。 「「「んっ、んちゅ、はぁはぁ、ああっ、んっ、んんっ、んんぅ…………」」」  気持ちよすぎて、相手の指から逃げようと腰は後ろに下がり、指は逆に相手の麻衣の中を気持ちよくしようと、逃げている麻衣のおま○こに必死で届くように腕を伸ばしていた。中腰で濃厚なキスをして、おま○こを責め合っている三人。シンクロはまだ続いていて、どの麻衣に指が入っていても全員の麻衣が、まるで自分の中に指が入れられているように声を上げた。 「「「あっ、ゆびっ、そこっ、ああっ…………」」」 〈絶頂:100%:両方の耳〉ignition 〈絶頂:100%:唇〉ignition 〈絶頂:100%:Gスポット〉ignition 「あっ、ああああっ、いくっ、ああっ、耳でぇーーー…………」 「あっ、あたしもっ、口でいっちゃうぅ、っん、あああーーっ…………」 「あっ、おま○この奥でこすられてぇ、ああっ、いっちゃうっ、んっ…………」  三人が三人とも、耳と唇とGスポットに快感を直接受けてイッてしまう。Gスポットは膣内に入っている指の感触と一緒に感じられ、耳は先程なぶられた余韻も合わさってとろけてしまいそうになり、唇は他の二人とくっつけ合わせてその感触をまざまざと感じさせられているので、3つそれぞれでもイッてしまっているのに同時に刺激が襲っているため、3倍以上の絶頂を感じてしまう。 「うーん、まだまだ行けそうだなー」 と私は言い、コマンドを走らせる。 【片方の麻衣は麻衣の口の上にもう片方の麻衣は麻衣の下半身の上に重なる:麻衣が3人以上ならば】if  そうすると、麻衣たちは絶頂で動かない身体を無理やり動かして、一人はベッドの上で横になり、別の二人はそれぞれ、麻衣の口と股間の上に覆いかぶさった。上の麻衣たちは先程と同じように濃厚なキスを始め、下の麻衣は、股間を後ろの麻衣に、口を前の麻衣にこすられながら、前の麻衣のおま○こにキスをして、舌でクリト○スと膣口の中をくちゅくちゅと舐めていた。  全く同じ麻衣と麻衣なので、股間を重ね合う部分は全く同じ動きで、クリを擦れ合わせていて、全く同じタイミングでぶつかり合うその場所は、シンクロした二人の同じクリの位置に、同質の快感をもたらしていた。まるで、一つにつながってしまったような感覚を二人の麻衣たちで感じていて、顔はこれ以上ないほどとろけてしまっていた。  そのクリを擦り合わせる感覚と同時に、クンニを受けている麻衣は舌でなめられる感触も同時に感じて、いつイッてもおかしくないほどだった。 「あっ、あっ、ああっ、いくっ、いっちゃう、ああんっ」  そう、おま○こを舐められている麻衣が言うと、クンニをシている麻衣の顔に、大量の愛液と潮がおま○こから吹き出してかかった。口に含まれた自分の味はもちろんクンニを受けている麻衣も感じている。愛液と潮でぬめぬめした口で、クンニと貝合せを受けている麻衣たちはキスを始める。  ねばねばした口で相手の口腔を責めると、自分自身の愛液を舐めている用に感じてしまい。さらに、膣から愛液を分泌させてしまう。それが、クンニをしている麻衣の口の中に滴り、クンニを受けている麻衣と貝合せをしている麻衣たちが、それを自身の口の中で感じる。  クンニをしている麻衣が、舌の動きを早めつつ、貝合せをしている麻衣との交合も激しくし始めた。  上の麻衣たちは2倍の快感を感じて、お互いがしているキスの快感も相まって、すぐにイッてしまう 「「ああっ、ああんっ、イッちゃう、あそこ舐められてぇ、おま○こぐちょぐちょに擦られてイッちゃうううっーーーーーーーーーーー」」  下にいる麻衣も二人の快感を感じて、激しく腰を震わせてイッてしまう 「ああん、イッちゃう、あそこ擦られて、おま○この汁感じてイッちゃうううっーーーーーーーーーーーー」 「「「ああああああっああああんあああああっあああっあああーーーーーーーーーーっ」」」  全員がそれぞれ、思い思いに腰を痙攣させ、声を震わせ、身体のあちこちに快感を感じて、イッてしまっていた。  このあとも、麻衣三人の性交は夜遅くまで続いた。 スマホでできるエロいプログラミング講座 7コマ目 ------------------------------------------------------------ 青【処理:〇〇ならば】if 赤『処理:繰り返し回数』for ピンク[入出力:出力 or 入力 or 書き込み:快楽値:対象(読み込み書き込み対象)]print or read or write オレンジ〈絶頂:強さ:性感帯〉ignition 追加 緑《複製作成:数:精度》copy or duplicate 紫〔変換:変換 or 拡大 or 縮小:〇〇から〇〇へ or 〇〇から〇〇まで〕convert or escalation or de-escalation 藍色{記録:状態(再生 or 記録 or 巻き戻し or 繰り返し)}play or record or rewind or repeat ------------------------------------------------------------  近所の有名なボクっ娘がうちに遊びに来た。 「お姉さん久しぶり〜」 「ああー、沙織久しぶりー、よく来たねー」  沙織は見た目は16くらいだがこれでも二十歳を超えている。貧乳で、お尻も出るとこでてないのに肌の感覚だけは敏感な女の子だ。 「なんか、面白いおもちゃないぃー?」  二十歳を超えているのに、家でゲームばっかしてるので、私の家にゲームをねだりに来たのだ。 「うーん、おもちゃはないかなー あるっていったら、スマホのやつだけだけど」 「スマホのって?」  沙織は興味を引いたようだった。しめたっ! このまま沙織には気持ちよくなってもらおう日頃の行いのせいにして…… 「それわねー」  そう言って沙織の目の前に、アプリを見せた。 「これで、えちちなことができちゃうんだ」 「へー」 「例えば」 [入出力:出力:10%:沙織]print 「こうすると、沙織の今の気持ちよさが数字でわかるってわけ!」 「へぇー 面白いね!」 「話は変わって、世の中ドッペルゲンガーってのがいるらしいけど、沙織は見たことある?」 「うーん、ないなー 家にずっといるからかな?」 「じゃあ、お姉さんが沙織のドッペルゲンガー見つけてきてあげるね。これで!」  私はスマホを指差して、そう言った。 「えぇ、できるの? お姉さんが・・・」 「できるっ、できるっ」 そう言って、私はコマンドを走らせた。 《複製作成:1:100%》duplicate そうすると、沙織のとなりに沙織そっくりの子がひゅっと現れた。 「「すっ、すごーい。ほんとにぼくそっくりー」」  沙織と新しく現れた沙織の二人はそう言って、お互いの顔を触り合ったり、撫であったりしている。 「じゃあ、二人の沙織ちゃんに聞くけど、どっちが本物の沙織ちゃんだと思う?」 「「えっ、それってぼくだよ」」  お互いから聞こえてくる声に、沙織たちは戸惑った。 「えっ、ぼくが沙織だろ」 「いやっ、ぼくが沙織だって」  沙織たちはお互いに手を組み合って、「ぼくだろ」「いいや、ぼくだろ」と言い合っている。 「だから、本物の沙織ちゃんなら〜 えちちなことしてもイかされないよね。本物だもんね。偽物にはイかされたりしないもんね〜」 と私は、明後日の方向を見ながら言った。 「そうだよ、本物だったらえっちでイかされたりしないって」 「そうそう、本物のぼくだったら、イかされたりしないって」  沙織たちはそう言い合って、お互いに服を脱がせ始めた。わかってるーさおりん 「ぼくのほうが、えっちだろ」 「ぼくのほうが、えっちだって」  沙織はお互いの身体を見せあってそう言う。未発達の乳房や、まっすぐな棒のようなお腹からお尻、太ももにかけてのライン、魅力がないように見えて、魅力しかないような光景だった。 「ごくっ」 「じゃあ、ほんもののぼくだったら、ここは触れても気持ちよくないよね!」  そう言って、一方の沙織が別の沙織の乳首を右手で摘む 「はぁっ」  摘まれた沙織は、一瞬びっくりして悲鳴を上げた。自分以外の手で触れられたことのないような場所に遠慮なく触ってくるもう一人の沙織に、沙織はすぐさまやり返す。 「そっちだって、触れられても気持ちよくないよね!」  そう言って、されるままだった沙織も、もう一人の沙織の乳首を指で摘んでいく。 「はぁっ」  先程、沙織が上げた悲鳴と同じ悲鳴を上げて、沙織も感じているようだった。  つねったり、爪の先で引っ掻いたり、指の腹で撫でまわしたり、相手の乳首にこれでもかと刺激を加える二人。その刺激はお互いの身体に跳ね返ってきて、徐々に身体を敏感にしていってしまう。 「はぁ、んっ、ああっ、いやぁ……」 「はぁ、ああっ、んっ、あっ、いやぁ……」  両方の沙織の顔が蕩けてきて相手の乳首を責める動きがゆっくりになっていく。 「じゃあ、ここらで一回イッてみますか」 と私が言うと沙織たちがこちらを振り向く前にコマンドを走らせる。 〈絶頂:100%:乳首〉ignition to [入出力:入力:二人の沙織]read 「あっ、いくっ、あああああっ」 「あっ、ぼくもっ、いくっ、あああああっ」  お互いの乳首を抓りながら、沙織は腰をがくがくと揺らせてイッてしまった。顔ではイッてないように振る舞いながらも、腰をびくんびくんとさせる仕草や、乳首が敏感になっていることをさとられないように、前傾姿勢になっているのも、沙織が先程イッてしまった証拠だった。  さっきよりも、敏感になってしまっている乳首をお互いが触っているが、すぐにイッてしまうほど敏感になってしまったそこをお互いが腫れ物に触るかのように、ゆっくりゆっくりと触れるようになってしまい、傍から見ていた私は、もっとお互いに気持ちよくなってほしいと思っていた。 「沙織ちゃん、まさか“イッた”の?」  沙織たちはびくっと驚いて 「イッてないよ、こいつに弄られてイクなんてないない」 「そうだよっ、イッてないって、こいつに弄られてなんて」  お互いにもう一人の沙織を指差して言う。 「じゃあ、ベッドに行って、お互いにキスし合いながらだったら決着つくかもねぇ」 と私は言った。 「そうね」「そうね」  沙織たちは確認し合って、ベッドに行きお互い抱き合いながら寝転がった。  沙織たちは敏感になってしまった乳首や、クリト○スを庇いお互いに胸とおま○この距離を離してお互いにキスを始める。 「「んっ、んちゅ、あっ、んっ、むちゅ」」  距離を離してはいながらも、先に相手の沙織がイッてほしい沙織たち。右手で、相手の敏感になっている乳首を抓り、指の腹で薄べったい乳房を撫でていく。 「んっ、あっあっ」 「あんっ、いやぁ、やぁ」  キスをしながら、くぐもった声で快楽を伝える二人、自分の口の中で聞こえる相手の声に、沙織は頭がくらくらしてしまう。  じょじょに、快楽を受け入れてきた沙織は、離れていたおま○こ同士を近づけていき、互いに足を重ね合って、その距離を0にする。お互いのおま○こがキスをする瞬間、クリト○スが相手の同じ部分に擦れあって沙織は快楽で悲鳴を上げる。 「いやぁっ、んっ」 「ひゃっ、んんっ」  おま○ことおま○こを擦れ合わせるセックスなどしたことがない沙織だったが、身体は自然と気持ちいい部分を擦れ合わせるように、動いてしまう。 「ひゃっ、ひゃっ、あっ、あっ」 「ひゃっ、ああんっ、あっ、あっ」  おま○こを擦り合わせて、えちちな匂いを漂わせている二人のその場所。シーツはじょじょに濡れていき、二人の動きでシワがでてきている。おま○ことおま○こが触れ合うたびに、快楽を感じているように、首を反らせる沙織たち。相手に触られている乳首でも、お互いを擦れ合わさっているおま○こでも、沙織は快楽を感じてしまう。  お互いの沙織が空いている左手で、相手のおま○こを触ろうと、手を近づけると、相手も同じように自分のおま○こに手を近づけている。指の腹とおま○この間隔が0になると 「ああっ、」 「あっ、ああっ、」  お互いが一際高い喘ぎ声を上げ、お互いの身体の距離が更に縮んでいく。擦りつけ合うおま○こはそのままに、指の腹でクリを擦り合い、中指をおま○この入り口に這わせている沙織たち。全く同じコピーのため自分がした刺激が、全く同じように自分に返ってくる。沙織がクリを撫でると、もう一人の沙織もクリを撫で、沙織がおま○この内側を擦っていくと、もう一人の沙織も同じ所を擦ってくる。鏡合わせの自分をいじっているかのような錯覚に陥り、沙織はまるで、自分を気持ちよくしているような感覚に陥ってしまう。  お互いが高まってもうイキそうという段階で、私はコマンドを走らせた。 〈絶頂:100%:クリト○ス〉ignition 途端に 「ひゃぁあああああっ」 「きゃぁあああああっ」 と言って沙織たちが、びくびくと身体を震わせて、イッてしまう。入れられていた相手の指を挟み込んで、相手の舌を唇で咥えながら、身体を痙攣させて何度もイク。クリト○ス自身が何にも触れられていない間にイク感触を感じ沙織は、だれにイかされたのかわからないまま、身体を何度も震わせる。  ようやく落ち着いたときに、沙織は隠せないほどお姉ちゃんの目の前でイってしまっていた事に気づいた。 「あれれぇ、沙織ちゃん偽物だったのかな?」 とわざとらしく沙織に言うと沙織は 「違うのっ、ぼくっ本物なんだって」 「ぼくだって、本物なんだって」  沙織たちはまた、お互いに向かい合って、相手のおま○こに全力で行為を行う。 「そっちが、偽物だろっ」 「なにいってんのっ、そっちが偽物だろっ」  すでにどろどろに濡れているおま○こに、遠慮なく指を入れる沙織たち。相手の沙織からの刺激に、沙織は腰を引き快感から逃れるように、だが、相手に快楽を与えなければならない一心で相手を責める。  やがて、二人は絡み合いながら相手のおま○こに狙いを定め、直接唇で、相手のおま○こを責めに行く。クリト○スを直接舌で舐められ、沙織は快感から逃れようと必死で、腰を引くが相手の両腕がそれを阻んでくる。  舌で敏感な部分を転がし、おま○この筋をゆっくり焦らすように撫でてくる沙織、自分も同じように撫でていくとあっというまに、自分のその同じ部分が、気持ちよさで溢れてくる。 「あっ、ああああっ、ああああっ、いくっ、あああっ、イッちゃうん、あああっ…………」 「あっ、ああああっ、ぼくもっ、あああっ、いくっ、あああああっ、イッちゃうぅぅーー、あああああああっ…………」  腰をびくんびくんと波打たせて、おま○こを相手の顔と舌に擦りつけるようにして沙織は絶頂を味わう。舌と唇では沙織自身のおま○この味を感じていて、股で挟まれている頭に自分の感触をこれでもかと感じさせられ感じてしまう。時々びくんびくんとまだ震えている自分のおま○こを舌と唇で沙織は感じて、気持ちよさで意識を手放しそうになってしまう。  私はその一部始終を見て、もっと楽しいことをしようと 「いいこと思いついたっ」 と言う。お互いにお互いを責めるのが上手な沙織たちならお互いの感覚をお互いに送り込めばもっと気持ちよくなれるんじゃないだろうか?  そう思って、私はコマンドを走らせる。 【全く同じ刺激を別の沙織が一秒後に感じる:沙織の一方が快感を感じたら】if  コマンドを動かしたところ、変化が起こった。 「あっ、おかしいっ、ぼくっ、舐めてるのにっ」 「おかしいぃ、舐められてるのに、舐めてる感触がぼくの唇にっ」  視覚では一方が一方を舐めているだけなのに、感触は両方が同じ感覚を感じてしまっている。それも、きっかり一秒後に。  つまり、沙織がもう一人の沙織のおま○こを舐めるときっかり一秒後にもう一人の沙織に、おま○こを舐めている感覚が伝わる。沙織はまだおま○こを舐められているのにだ。 「あっ、おまんこ舐めてるのに、また舐めてる感触が来たっ」 「ぼくもっ、舐められてるのに、ぼくからまたおまんこ舐められてる感触が伝わってくるっ」  感覚が伝わる処理はそれだけでは終わらず、お互いに伝わった刺激が、さらに自分にもまた返ってくるようになっている。一回目二回目三回目と、自分の刺激が自分に、相手の刺激もまた自分に返ってくるため、何度も何度も同じ刺激を感じることになる。 「あっ、これっ、舐めるのやめても続くよぉ」 「触られてないのに、おま○こと舌と唇が気持ちいいよぉ」  たとえ、刺激をやめても沙織たちは過去の自分に刺激を与えられ続ける。何人もの沙織たちにずっと自分のおま○こを舐められてしまい、何人もの沙織のおま○こを舐め続けることになってしまう。  沙織が、おま○こを舐めるのをやめて、沙織の乳首を吸い始める。そうすると吸われている沙織も、次の瞬間には唇に自分の乳首の形を感じて、何人もの沙織に別々に乳首が吸われているように感じてしまう。 「ああああっ、やめっ、そんなにいっぱいっ……」 「あああっ、ぼくもっ、いっぱい咥えられてぇ、いやぁ……」  おま○こを何人もの別々の沙織に舐められながら、乳首を十人、二十人の別々の沙織が舐めていき、自分が舐められているその乳首を、自分の唇で、何度も何度も感じさせられてしまう沙織。  沙織と沙織は、乳首を気持ちよくしたあと、唇と唇で、キスを始める。気が遠くなるほどキスを続け、その一瞬も忘れられることなく、唇で舌と舌の交わりが繰り返され、何度も同じ刺激を一秒ごとに感じてしまう。舌で喉を突かれれば、一秒ごとに何度も何度も沙織に喉を突かれている感触を感じ、舌と舌を触れ合わせて、相手の舌を感じさせれば、何度も何度も、相手の舌に一秒ごとに、同じ刺激を感じさせられてしまう。  沙織が沙織のおま○こに指を入れると、沙織ももう一人の沙織に指を入れて、最初はゆっくり、次第に加速して、おま○この奥まで指を出し入れする。  一突き一突きが、相手の伝わって自分に返ってきて、抽挿が一回だけでなくて、何度も何度も重なって襲ってくる。引き抜くときは、何百人の沙織が一斉に指を引き抜くし、差し込むときには、何百人もの沙織が一斉に気持ちいい場所を突いてくる。沙織が再び、おま○こに近づいて、舌で、クリト○スを舐めると、先程の一突き一突きの刺激と合わさって、奥を突かれながら、クリも一緒に舐められるという普通ではありえない刺激を感じてしまう。続いて両方の乳首も交互に舐められ、目を瞑れば、両方に沙織の舌の感覚を感じてしまい、唇と、乳首と、クリと、おま○こと、ありとあらゆる場所に沙織の指と舌を感じていってしまう。 「ああああっ、あああっ、いくっ、ああっ、いくっいくっ、あああああっっっ…………」  身体を小刻みに痙攣させ、おま○こから快楽が爆発しているのではないかというほどの刺激を感じて、沙織はイッてしまう。  私は、その沙織を見て、さらに気持ちよくなってもらおうと言った。 「もっと、感じたい?」 「うんっ、ぼくっ、もっともっとぉ」  頭を抱えながら、沙織は言った。  私は、コマンドを操作して部屋いっぱいに沙織を出すことにする。 《複製作成:500:100%》duplicate  そうすると、沙織がぽんっぽんっとあらゆるところから現れ、現在の沙織と同じように裸のまま、一秒後には沙織たちの快楽を自分の体で感じてそれが、お互いにお互いの快感を感じていくという結果になっていく。一人のもしくは二人の快感が502人全員の沙織たちに伝わっていくと、何百人もの沙織にキスをされ、おま○こを舐められ、クリを舐められ、乳首を両方とも吸われてしまい、密集した場所でお互いが触れ合っている部分も快感に感じてしまい、沙織たちは快感のやまない性感帯をお互いにこすりつけ合おうと別の自分を捕まえて、行為を始める。松葉崩しで貝合せを始める沙織たち、キスをしながら、貧乳の乳首を指でこすり合う沙織たち、三人でお互いのおま○こをそれぞれ、クンニし合っている沙織たち、三人の沙織たちのおま○こを目の前に並べられて、順順にそれを味わっている沙織もいる。沙織の後ろから沙織のおま○こと乳首を責めている沙織もいれば、身体中を別の沙織八人に舐められている沙織もいた。  全員の感覚が混ざり合うことで、沙織はもはや、一つ一つの刺激を認識できないほどに、全身に刺激を感じていた。おま○こ同士を遠慮なく指で責め合っている沙織たちに、おま○こを潮が吹くほど気持ちよくされて、全く同じ、2つの乳首の刺激に、乳首の刺激だけでイきそうになり、耳や唇、鼻や首筋を舐められて、何人もの沙織が顔中を舐め回しているように感じて、イッてしまい。何百人もの沙織に同時におま○こを吸われてすぐイッてしまう。 〈絶頂:100%:全身〉ignition to [入出力:入力:全員の沙織]read  唐突に快感を感じると沙織は全身でイッてしまう。一秒後には502人全員の絶頂が沙織の身体に伝わってきて、乳首を意識してイッた刺激、おま○こが気持ちよくてイッた刺激、二人に同時に乳首を舐められてイッた刺激など、様々な“沙織”たちの絶頂が身体中で感じられる。次の一秒にもまた、別の沙織たちの感じた刺激が伝わってきて、沙織はまたイッてしまう。おま○こを何人もの沙織に舐められてイッてしまった沙織、脇腹と、おへそと、太ももを沙織に舐められながらイッてしまった沙織もいた。乳首を舐められながら、高速で手マンをされてイッている沙織もいて、ただ二人抱き合ったまま全身の快楽に身を委ねている沙織もいて、沙織同士で触れている肌の感触が自分のもののように感じてしまっていた。 〈絶頂:100%:全身〉ignition to [入出力:入力:全員の沙織]read  また、全身で快感を感じて、一秒後に沙織たち全員の快感が、身体を襲った。  身体が小刻みに震え、おま○こがきゅぅきゅぅと収縮する。全身に沙織の舌を感じて、沙織の身体全部を自分の舌で感じていた。吹き出すおま○この汁の感触も、何人かから出ている潮の味も、沙織に伝わってきていた。あたり一面には、沙織が交わっている様子が見られて、それはすごく官能的に見える。 〈絶頂:100%:全身〉ignition to [入出力:入力:全員の沙織]read  また、絶頂が身体を包み、全員の快感を感じて沙織は、身体を快感で震えさせながらイキ続けた。  全員が気絶すると、快感はなくなっていき、502人の沙織たちが起き始めると、お互いの身体を触り合ったり、くすぐり合ったりして、楽しんでいた。 「おかしいっ、ここくすぐったらぼくも気持ちよくなっちゃう」 「四人でキスしたら誰がだれかわかんなくなっちゃう」 「おまんこ擦り合わせるだけで、気持ちいい幸せぇーー……」  沙織たちの第二ラウンドは始まったばかりだった。 スマホでできるエロいプログラミング講座 8コマ目 ------------------------------------------------------------ 青【処理:〇〇ならば】if 赤『処理:繰り返し回数』for ピンク[入出力:出力 or 入力 or 書き込み:快楽値:対象(読み込み書き込み対象)]print or read or write オレンジ〈絶頂:強さ:性感帯〉ignition 追加 緑《複製作成:数:精度》copy or duplicate 紫〔変換:変換 or 拡大 or 縮小:〇〇から〇〇へ or 〇〇から〇〇まで〕convert or escalation or de-escalation 藍色{記録:状態(再生 or 記録 or 巻き戻し or 繰り返し)}play or record or rewind or repeat ------------------------------------------------------------  近所のボクっ娘、沙織がまた訪ねてきた。  今度は一緒に男の子もいた。名前は駆(かける)くんと言うらしい。駆は沙織を送ってどこかへ遊びに行くらしいので、一瞬だけ顔を合わせて駆は行ってしまった。 「沙織は、駆のことどう思ってるの?」 「別にー 普通の男の子だよ」  なんとなく沙織は駆に気があるらしいが、私に感づかせないようにしている。 「じゃあ、駆くんになっちゃおっか?」 「へっ」 と沙織が言う間もなく [入出力:書き込み:沙織に駆の人格を書き込み]write とコマンドを走らせた。すると 「あれ、ここ」 「駆くんかな?」 「あっ、お姉さん、ここお姉さんの家だよね? なんで戻ってきたんだろ」 「それよりも、身体見てごらんよ」 「えっ、えっ、おれ、沙織になってる」 「そうだよ、このスマホで沙織に駆を上書きしたんだー」 「すげーじゃん!」 「これで、駆くんがさおりんを好きにできるね〜」 「えぇ、いいのかな?」 「いいよいいよー」 「じゃあ、」 と沙織のなかの駆が言い服の裾から手を入れ、ほぼない胸を揉み始める。 「うぉ、すげぇ、ちっちゃいけど膨らんでるっ」 沙織が自分の胸を揉む光景に私は一瞬くらっときたが、駆に言う。 「上にベッドがあるからそこに行きなよ」 「わかった!」  移動してきた沙織の中の駆に私は言う。 「さおりんは身体はひらべったいけど敏感だから気をつけてねー」 「わかった」 と駆は答えた。  服を脱ぎ、ブラを外して、沙織の身体を顕にする駆、乳首を両手で撫でると、 「んっ」 と鼻にかかった声を出す。それからしばらく沙織の乳首を丁寧に弄り、爪の先で乳頭をこりこりこすっていくと不意に 「ああああっ」 と言って身体を震わせた。 「さおりんの身体でイッちゃった?」 「イッたこれが?」 「そうだよっ、女の子は乳首でイケちゃうんだー」  駆は沙織の快感を感じ、全身を震わせて余韻を味わう。 「じゃあ、そろそろ」 「なにっ、ねーちゃん」 「スマホを使って駆くんを増やしちゃおうかなって」 「えっ、おれを?」 「そう!」 《複製作成:1:100%》duplicate  コマンドを走らせると、沙織の身体の駆が二人に増えた。 「「あれ、これっておれ?」」  お互いに指を指し合いながら、私に訊く駆 「そうだねっ」 「「でも、見た目は沙織じゃん」」  そう言って、相手の乳首を指で摘む 「「ひゃんっ」」  相手に触られたことで、駆は乳首からの快感で喘いだ。 「中身は自分なのに」 「沙織としてるみたいでエロい」  そう言い駆二人は沙織の顔にキスを始める。 「「んっ、んちゅ、はぁ、んっ、んくっ、はぁはぁ」」  駆は足で相手の駆のおま○こを擦り、相手も同じように自分のを擦り始める。 「あっ、そんなっ、つよいっ」 「ああっ、あしで、こすらないでっ」  器用に足を使ってお互いのおま○こを責め合う駆たち。  相手にキスをし、乳首を摘み、足でおま○こを擦り合っている。  だんだんと、快感が膨らんできて、沙織の乳首の先がびりびりとしびれてくる。クリに足を当てながら、乳首を強く捻ると駆たちはあっけなくイッた。 「いくっ、ああっ、んんっ、あああっ、んっんっーーーー…………」 「いくっ、あっ、んんっ、あっあっ、ああああぁんーーーーー…………」 「はぁはぁ」 「はぁはぁ」 「どうっ、さおりんの身体でイク感じ?」 「やばいっ」 「くせになりそうっ」  じゃあ、もっとお互いが好きになるやつ入れちゃうね 〔拡大:駆同士のお互いに対する好きが限界まで高まる〕escalation 「んっ」 「はぁっ」  駆たちはもじもじしながら、沙織の顔の自分に言う 「もっと、沙織の身体とヤりたい」 「おれも、沙織の身体めちゃくちゃにしたい」  駆たちはお互いに近寄り、キスをして、相手の濡れているおま○こに手をやり、指を一気に中に押し入れる。 「んんっっ」 「んぁあんっ」  二人同時に指を差し入れ、二人とも指の感触を中で感じる。  そのまま、激しく相手の中を責める二人。 「あっ、あっ」 「んっ、ぁあっ」  いままで、感じたことのない部分からの快感に、二人とも快感を味わい尽くそうと激しくお互いを責め上げる。  駆の視点では沙織が男言葉で自分にキスして、おま○こをこすり合わせているように感じられ、それは逆の駆でも同じだった。男の駆がするキスが沙織の身体では耐えられないほどに気持ちよく感じてしまい、お互いへの好きが溢れて身体から気持ちよさが溢れて出ていきそうなほどだった。 「あっあっ、あっあっあっ、きもちいいっ」 「んっ、あっ、んっんっ、あっあっ、もうイキそうぉ」  二人はお互いがイキそうなのを感じて、クリト○スを手で激しく擦り上げる。そうすると、身体がびくんっと大きく跳ね上がり、二人は快感に耐えきれなくなってイッてしまう。 「あああああああっあああああああーーーーーーーー…………………………………………」 「ああああぁああぁああああああーーーーーーーー…………………………………………」  腰をびくんびくんと痙攣させて駆たちはイッた。沙織の手で沙織のおま○こを撫でられる感触で駆はイッてしまう。沙織の舌とのキスでもイッたし、沙織の乳首を擦られる感触でもイッた。  しばらくすると、駆たちは動けなくなるほどイッてしまい。 「しょうがないな」 と私は駆たちを増やすことにする。 《複製作成:4:100%》duplicate  四人が新たに増え、合計六人になった駆たち 「これから」 「おれたちが」 「ぐちょぐちょになるまで」 「犯してやる」 「からな」  そう言って、一人の駆に群がり、一人はキスを、一人はおま○こを、一人ともう一人は乳首を、一人ともう一人は脇腹からへそに掛けてを全員が全員熱心に舐め回す。身体中に這い回る舌の感触に駆は一瞬でイかされそうになる。 「はぁあああっ、あああっ、したぁきもちいいぃ、ああぁああっ、ん、っ、っ…………」  唾液で濡れたクリを駆の手で擦られると、自分自身だからか的確に気持ちよくなる場所を念入りに擦ってくる。舌で舐められながら、指の腹で乳首の先を擦ってくる駆たち二人は、ただでさえ敏感な沙織の身体を自分たちも乳首をいじめられたからか正確に気持ちいい部分だけを擦ってくる。全員が全員沙織の顔で犯してくるので、駆は気持ちよすぎて気が気でなかった。 「あっ、あっああっ」  キスとクンニをされながら、両方の乳首と脇腹やお臍を舐められる駆。一つ一つの動きが駆が自分でするような激しい動きで、沙織の身体を容赦なく燃え上がらせる。 「もうちっと増やすか」  そんな声が聞こえたかと思うと 《複製作成:10:100%》duplicate  どこからか十人の沙織の身体の駆たちが現れて、犯されている駆に集まり始めた。 「今度はどこを気持ちよくしてほしいんだ?」 「同じおれなんだから気持ちいいとこぐらいわかるよな」 「びくびくしてる沙織の中に入ってるおれかわいい」 「おま○こから汁吹き出してるぞ。やらしいー」 「おれはキスしてやるぜ」  そう言って、すでにキスしている駆の横に割って入るように新しく来た駆がキスをしてきた。両方に交互にキスをすることで、犯されている駆は休む暇なくキスさせられてしまう。 「んちゅ」 「はむっ、んっ」  二人の沙織に両方からキスを迫られているように感じて、駆の興奮は限界まで高まっていた。スマホの効果で駆は駆の身体を犯したくてたまらなくなっている。そんな駆たちが15人も周りにいることで、足の指から手の指にいたるまで、駆のあらゆる場所が舐められしゃぶられ、唾液をべっとりとつけられている。 「ぺろぺろ」 「んちゅ、はむっ」 「れろれろ」 「くちゅ、んちゅ」 「はむっ、むっ、っん」 「あっ、乳首また勃ってきた」 「こっちも、かわいいね駆」 「クリも膨らんできたよ」 「指も舐めてたらびくっびくってしてる」 「耳舐められるの気持ちいい?」 「こっちの耳も舐められるのいいでしょ?」  沙織の声で、囁かれると駆はおま○この汁をとめどなく出して、全身をびくびくと揺すってしまう。喘ぎ声がとどまることなく漏れ出して、耳から入ってくる沙織の声に背筋が寒くなる。  乳首を円を描くように左右両方の駆がなぞり始め、ふーっと息を吹きかけられると、気持ちよくて駆はびくびくとしてしまう。  全く同じ自分のため、全く同じ軌跡をたどって指は元の乳首の先に戻ってくる。  全身を舐められ撫でられる感触に駆がイキそうになっていると、 「イキそうで気持ちいいよね。イかせて上げてもいいけど、今度は寸止めしてあげる」 とねーちゃんの声が聞こえ 【絶対に絶頂に達することができない:駆たちがイキそうならば】if 「あっ、あっ、いくっんーーーー…………、あれ、イけてっない? ああっああ…………」  スマホのせいで駆はコマンドが発動している間イけなくなってしまった。試しに別のコマンドを走らせると 〈絶頂:100%:全身〉ignition 「あっ、あああっいくっ、いく゛っあ゛っ゛、ぁあ、またっ、イけないぃ……」  やはりコマンドのせいで絶頂できないようだった。駆は到達できなかった刺激を求め腰を前後に振り、おま○こを舐めている駆たちにさらなる刺激を求める。 「うむっ、全身が敏感になればもっと気持ちよくなれるかもね」  そう私が言って 〔変換:拡大:駆たちの性感帯が最大限まで敏感になる〕escalation  コマンドが走ると駆たちの身体がびくんっと跳ね自らを舐める動きや快感を感じる動きがさらに色っぽくなる 「んっ、ああっ」 「んっ、あああっ」 「ああっ、んっ、んくっ」 「ああっ、うぅ、んっ」  全員の駆がもじもじとお尻をくねらせ、駆の足や手に自分のおま○こを擦り付けようとしている。顔を舐められながら、今までキスをしていた駆のおま○こを顔に擦りつけられ、腕や足、胸にまでおま○こが擦り付けられる感触を感じて、駆はいつイッてもおかしくないほど快感を感じていたが、スマホのコマンドのせいでイクことができないようになっていた。 「あっ、ぜんしんで、沙織のおれのおま○こ感じてっ、イッちゃいそうなのにイキそうでぇ、イけないぃのぉぉーー…………」  どろどろの汁を流してびくびくしているおま○こが駆の目の前で、怪しい色香を放っている。 「んっ、あむっ」  駆の目の前のそれに、駆は舌を這わせて汁を舐め取る。びくんびくんと目の前のおま○こは飛び跳ね、より濃厚な汁を駆の顔に向かって流してくる。あぶれていた駆たちが、駆の顔に乗っている別の駆に群がりだして、その身体を快感で染めていく。うすっぺらい胸を後ろから揉まれ、乳首をこりこりと擦られている自分。キスを迫られ、おま○このすぐ上にあるクリト○スを後ろから指で責められてしまっている自分。それでも、絶対に絶頂には達することができず、ただ寸止めされた快感だけが、身体の中を駆け巡っていく。  一気に快感が増えたことで、おま○こからの愛液の量も増え、駆は駆からの汁で溺れそうになっていた。沙織の匂いのする液を口の中に溢れるほど浴びて、まだまだ、感じたりない駆たちによって、感じさせられて駆のおま○この汁は洪水のようにおま○こから吹き出してくる。沙織の体重を唇で感じて、興奮で自分のおま○こからも汁を吹き出してしまう駆。  その汁をまた、別の駆に飲まれてしまって、駆は恥ずかしさで顔を赤くしてしまう。  おま○こにキスをしていた駆が起き上がり、自分のおま○こを犯されている駆のおま○こに擦り始めてきた。クリとクリが擦れ合い、おま○ことおま○こがキスをしているようだった。乳首と乳首が舐められ唾液にまみれたその場所がおま○こを擦り合わせている駆の乳首と擦れ合う。  左右からキスを迫られて、クリを自分のクリに擦り付けられている駆がキスに割って入り、三人と交互にキスをするようになった駆。上から駆のおま○こが降りてくると、その味も一緒に感じて、沙織の唾液と愛液の味を交互に感じてしまう。左右の駆たちに乳首を拗じられ、キスを交互に受けている駆。  擦れあっているクリが興奮からさらに大きくなって、表面が擦れ合うことによる快感が、頭の中を真っ白に染めていく。 「うーん、そろそろ、他に何かあったほうがいいよねぇ」 とねーちゃんの声が聞こえると [入出力:書き込み:沙織に元の沙織の人格を上書き]write to [入出力:読み込み:駆の半分]read  そうすると、駆のうち何人かが、声を上げた。 「なんで、“僕”っ、セックスしてるぅ、のっ?」 「僕と、してるみたいなのにっ、この僕男の子っぽいよぉ」 「僕のおま○こ舐めてるのに、反応がかわいい、僕じゃないみたい?」  駆たちのうちの半分つまり、八人程度が元の沙織に戻ってしまっていた。駆として、お互いに交わり合っていた記憶はそのままにだ。 「あれっ、“僕”って駆くん?」 「駆くんが僕の身体でせっくすしてたんだぁ」 「ぼくも、駆くんのこと好きだからいじめちゃうねっ」  そういって沙織の中にいる駆のおまんこを元に戻った沙織たちは舐めしゃぶり始める。もともとの自分の身体だからか、刺激は的確で、身体の弱点を寸分違わず刺激してくる。 「駆くん敏感ー」 「ちょっと舐めるだけで、お汁垂れてくるよー」 「ぼくの身体そんなに気持ちいい?」 「二人のぼくに舐められるの気持ちいいでしょ?」 「駆くんからぼくの味してるっ」  また、もともとのディプリケーターの能力で、同じ性質のもの同士快感と意識の共有をし始めてしまう。 「あっ、駆くんの心読めちゃうなー」 「ぼくのこと好きって思ってえちちしてたんだー」 「照れるなー」 「感じるとこもっと責めてあげるねー」  そう言って、沙織は駆の感じるところを舐め回す。駆は駆で目の前の沙織に交わろうと男の本能からおちん○んを突き刺そうとするが、あるはずの器官がないため、身体が空を切ってしまう。 「えぇ、クリ擦り合わせたいの?」 「しょうがないなー」  腰を振っていた駆に気がついて、沙織はおま○ことおま○こを擦り合わせる。敏感な部分が、擦れあわされて、お互いに同じ喘ぎ声が漏れ出す。 「んっ、んくっ」 「んっ、ああっああぁ」  漏れた喘ぎ声を飲み込む勢いで沙織は駆にキスを始める。キスをする沙織を気持ちよくしようと、連携した駆たちは、沙織の身体に手を這わせる。その駆たちも別の沙織たちが、胸や股間を刺激して、こちらも沙織たちが連携して、駆たちを気持ちよくしていた。同時に乳首を弄り、唇とおま○こを同時に舐め、全身を何十本もの手が敏感な肌を気持ちよくしようとして這っていた。 「あっ、あっ、沙織に舐められてイッちゃうっ…………」 「あっ、ぼくもっ、駆くんに舐められてイクっ…………」  駆と沙織の二人の絶頂すらも重なってしまい、ディプリケーターの身体同士がシンクロしていく。全く同じ等質の絶頂が二人の脳内を行き巡って、乳首や、おま○こなどの性感帯から快感が爆発する。 「ああああぁ、あああああっあ、あああっ、ああんん、んんっっっっっっくっーーーーーー………………」 「あああっ、ああああぁあぁ、いくっ、んっんんんんっ、んんんんんっっっっっっっっっっーーーーーーーーー………………」  全ての駆と全ての沙織が同時に絶頂し、腰を振り互いにおま○こを擦り合わせて全身を痙攣させてイッてしまう。イッている最中にも乳首や身体中を舐められているのを感じ、沙織もたくさんの駆たちにあらゆるところを舐め回されている。  駆の上に乗っていた駆も入れ替わってしまって、もう駆なのか沙織なのかわからなくなってしまっていたが、快感をいっぱい蓄えた愛液だけが口からとめどなく駆の中に注ぎ込まれていった。  交わりが終わったあと、駆たちの人格が消え全員が沙織に戻ったあとに、 「駆くんになって、えちちしてたの楽しかった」 「おちん○んぼくに入れたかったなー」 「男の子になるの新鮮」 「駆でぼくとキスするのすごく気持ちよかった」 「もちろん、おま○こ舐められるのも、おちん○んあるのにどっか行っちゃったって感じがずっと続いて」 「そうそう、もう一回、駆でえちちやりたいなー」  駆でせっくすするのがなかなか沙織にとって好評らしかった。 催眠と分身  夕方、部屋にいた私は急にオナニーを始めたいと思ってしまった。  服を脱ぎ、ブラジャーを外して、全身をあらわにする。  普段から使っている分身の能力で、自分の分身を生み出すと、現れた私と同じ姿の女が、ベッドで女の子座りをしていた。  口の端が尖っていて、興奮したからか唾液の塊がついていた。  近くの棚から五円玉と紐を取り出すと、私は紐を五円玉に取り付けた。  簡易的な催眠道具の完成だ。  紐の端を人差し指でつまんで、目の前の自分そっくりの女に向けて催眠術をかける。 「あなたは、オナニーがしたくなります。必ずそうなります。ほら、手が勝手に動いて、クリトリスと、膣口を触りたくなります。必ずそうなります」  暗示をかけていくと、私そっくりの女性は、腕を動かして、クリトリスと、膣口を右手と左手の人差し指と中指で、触り始めた。  分身とは感覚を共有しているため、自分の同じ場所にも、つまり、クリトリスと膣口にも触られている感触が伝わってきた。  最初はこそばゆいそれが、少しずつ快感に変わっていくと、10分ほど後には、明らかな快感になって、それは私の下半身に襲いかかってきた。  次に、私は、新しく分身を作った。クリトリスと膣口を触っている分身とは別の分身だ。  同じく全裸の私と同じ顔の女は、私の声を聞いて催眠にかかっていく。 「あなたは、オナニーがしたくなります。必ずそうなります。ほら、だんだんと手が動いて、自分の気持ちいいところを攻めてしまいます。両手の人差し指と中指があなたの胸の敏感な場所。乳首の先端を触り始めます。必ずそうなります」  分身が催眠にかかると、手が彼女の胸に移動して、胸の先を人差し指と中指でこすり始めた。 「んっ」  私はつい、口から喘ぎ声を漏らして、だんだんと強くなってくる快感に、耐えようとした。二人目の分身からも感覚が伝わってきて、それは、胸の2つの頂点で暴力的なまでの感度で快感を与えてくる。  びくびくと身体を痙攣させて、5分ほど快感を堪能すると、また私は分身を作り出した。  今度は、二人分身を作り出して、両方ともを私の方に向かせた。 「あなたたちは、お互いのことがすきですきでしかたなくなります。必ずそうなります。ほら、お互いの顔がすごく愛おしくなります。だんだん、好きになってきますね。好きな気持を解消するにはどうすればいいでしょう? 相手に好意を伝える方法はキスがいいかもしれません。相手にキスをするとあなた達は気持ちよくなります。必ずそうなります。キスがやめられなくなります。必ずそうなります」  そう、暗示をかけると二人の分身たちは、お互いの背中に手を回して、キスを始めた。  二人からの感覚が、唇に伝わって、興奮と快感で体が爆発しそうになっていた。  唇と唇、舌と舌が絡み合って、乳首や股間の刺激と相まって、快感が鍋の沸騰した泡のように湧き出してくる。 「んんっ、はっ、……っん」  頬が熱くなり、顔が快感で歪んでいく。  間髪入れずに、再び分身を二人作り出すと。 「あなたたちは、お互いのおまんこを舐めたくてしかたなくなります。必ずそう思います。だんだんと、口が相手のおまんこに近づいていってやがて、くっついてしまいます。簡単には離れられないので、しかたなく舌が唇が相手のおまんこに触れてしまいます。必ずそうなります。おまんこが気持ちよくなって、あいてのおまんこにキスをすると自分もキスされることに気が付きます。そうなるともっとキスをしたくてしたくてたまらなくなります。必ずそうなります」  そういうと二人は、相手のおまんこに口を近づけていって、やがて、そこにキスをした。シックスナインの体位に両方の分身は満足し、唇と舌で相手のおまんこに快感を与えていく。 「あ゛あ゛あ゛、あっあ゛あ゛、い゛い゛いくっ、い゛くっ、んっ、ん゛ん゛ん゛っ…………」  全身を手や唇でなぶられる感触に身体が絶頂を迎える。  何度も何度も逝ってしまう。 「あ゛あ゛あ゛あ゛、い゛い゛い゛くっ、んっ、ん゛ん゛ん゛っ…………」  催眠がかかっている分身たちは、どれだけ本体が絶頂しようとも、自分たちの身体から愛液や潮が吹き出しても、暗示の命令をやめようとはしない。 「あ゛あ゛あ゛あ゛、い゛い゛い゛くっ、んっ、ん゛ん゛ん゛っ…………」  また逝く。 「あ゛あ゛あ゛あ゛、い゛い゛い゛くっ、んっ、ん゛ん゛ん゛っ…………」  何度も逝く。 「あ゛あ゛あ゛あ゛、い゛い゛い゛くっ、んっ、ん゛ん゛ん゛っ…………」  何度も逝く。  愛液が吹き出しながら、私は更に分身を二人増やして、暗示をかけた。 「あなたたちはお互いに一心同体です。でも、一方は相手におまんこを犯されることが一番好きで、一方は相手のおまんこを犯すことが一番好きです。二人が一緒にいると、お互い相手に犯されたくて、相手を犯したくてたまらなくなります。必ずそうなります。なので、一方は全力で相手のおまんこを手まんして、もう一方は相手の指におまんこを手まんされてしまいます。必ずそうなります。手まんされてる側は絶対に逃げられません。手まんしている側も絶対に途中でやめることはできません」  そう、暗示をかけると、一方がもう一方のおまんこに身体を寄せ、人差し指と中指でおまんこを高速ピストンし始めた。  私の膣からは、刺激で愛液がぴゅっぴゅっと漏れて、腰を震わせて何度も逝き狂ってしまう。 「あ゛あ゛あ゛あ゛、い゛い゛い゛くっ、んっ、ん゛ん゛ん゛っ…………」  また逝く。 「あ゛あ゛あ゛あ゛、い゛い゛い゛くっ、んっ、ん゛ん゛ん゛っ…………」  何度も逝く。 「あ゛あ゛あ゛あ゛、い゛い゛い゛くっ、んっ、ん゛ん゛ん゛っ…………」  何度も逝く。 「あ゛あ゛あ゛あ゛、い゛い゛い゛くっ、んっ、ん゛ん゛ん゛っ…………」  何度も逝ってしまう。  夜中じゅう何度も逝ってしまった。 空間歪曲能力を持つ女 私はぶどうジュースを飲みたいと思った。普通であれば、コップにぶどうジュースを入れて、そのぶどうジュースの入ったコップを口に運ぶという方法を使う。  だけど、私には違ったこともできる。空間を捻じ曲げてジュースを飲むことができるのだ。  まず、右手の人差し指で左手の手のひらに円を描く。次は、逆の左手の人差し指で右の手のひらに円を描く。  そうすると、2つの円の面と面の空間が繋がって、右手の人差し指を左手の手のひらの穴に差し込むと右手の手のひらに“右手の”人差し指が顔を出す。  この能力は自分が発動したいときに発動できるし、間にものが刺さっている間はキャンセルできない。もしキャンセルしたら指がちぎれてしまうから、強制的に指を入ってきた面に押し出してからキャンセルされる。  ぶどうジュースのコップにストローをさして左手の手のひらの穴に入れると右手の手のひらからストローの端が飛び出してきた。  それを口に運び、手のひらから突き出ているストローを口に咥えて吸う。そうすると、テーブルに置いてあるコップからぶどうジュースがストローと手のひらの穴を通って口の中に流れてきた。 「うーん、おいしい」  ずずずっ、とテーブルの上でストローが残りのぶどうジュースを啜る音がした。 「あーあ、暇だなー」  今日は親が仕事で家にいなかった。外は暑いので、クーラーの効いた部屋で涼んでいたかった。  私はベッドで寝ていたけど、誰もいない家の中で寂しくなって自分の胸を揉み、ショーツの上から陰核とアソコの入り口をなぞって気持ちよくなろうとした。  荒い呼吸が出始めたころ、空間歪曲能力で自慰をしたら気持ちよくなれるのではと思いついた。先程までの行為によって心臓がドキドキしていて、股間のアソコからはじゅわっと快感に染まったために出る汁が出ていた。  まず、うつ伏せに寝たときの両胸の位置を右手の人差し指で丸で囲み、左手の人差し指で枕に同じサイズの丸を描く。これで空間が繋がって中を覗くとまるで鏡のように天井と灯りが写っていた。  一度その接続をキャンセルして、今度は寝たときに股間がある位置を右手の人差し指で円を描くように囲み、同じサイズの円を今度は左手の人差し指で枕に、顔がある位置に描いた。今度もどちらの穴から覗いても、天井が写って枕のほうから覗くと部屋の中心に近いので、灯りがより眩しく穴の中にあった。  いよいよ、興奮してきたので、ブラジャーとショーツを脱ぎベッドの下に放り出して私はベッドにうつ伏せに横になった。  チャンネルを切り替えるように両胸が見えるように空間を繋げ直す。すぐに枕の中には私の両胸が写っていて先程までの行為のために、その先は硬く尖っていた。両胸と腕の付け根、下乳の影と筋肉のない胴が直で見ることができた。  試しに、乳首をつまんでみようとして手を枕の中に入れる。  乳首に人差し指が触れると自分の胸の先から触られたという感触が伝わってきた。枕の中の乳首をつまんでみると、自分の胸の先からも誰かに摘まれている感触が来る。  反対の乳首に指を移動させて、こちらも指の先で乳首の先端を擦り、くすぐったいくらいに感じさせる。また同じ様に、さっき触っていたのと逆の乳首の先から布団の外の涼しい空気と微かにする自分の喘ぎ声と荒い呼吸の息が当たる感触、誰かに触られているという感覚などが感じられた。  生の左手で股間のアソコを擦りながら、私は枕に顔を埋めて、硬く尖った右乳首を口に含む 「んっ」  声が漏れ自分の同じ場所から誰かの唇の感触がやって来た。  自分が自分にする性戯だからか、丁寧に乳首を口に食んで、ざらざらな舌で敏感な先端を擦って刺激する。 「んっんっ、んはむっ、んっんっ」  刺激をして欲しくて胸を突き出すと唇や鼻に柔らかい脂肪が主張してくる。  まるで、枕の向こう側に淫乱になった私が胸を舐めてもらいたいと胸を突き出している様に感じて、さらに股間が濡れてしまった。  私は舌で乳首を固定しながらその脇に軽く歯を立て、そのままぬるぬる濡れた左手で激しく陰核を擦った。 「あんっ、んっんっ、はぁっ、んんっ、んちゅっんちゅっ、あっあっ、んっ」  乳首からの刺激と陰核の刺激が重なり喘ぎ声が抑えられなくなる。  自分の胸の部分からも興奮した女性が喘ぎながら乳首を咥えている音が聞こえて、初めてのその経験にはずかしさと興奮で頭が何も考えられなくなった。  真っ白な中で陰核を激しく擦ると 「あっ、いく、いくっ、ああん、あああっ、ううっ、んんんっっ、っっッッンンンーーーー」  腰が大きく痙攣してベッドに陰核とアソコの周りを擦りつけて、私はイッてしまった。 「はぁ、はぁっ」 次は興奮してぼーっとした思考で私は空間歪曲のチャンネルを切り替える。  枕の中には成人した女性の輪郭があった。  細い腰から、大きい太ももまでが直線を描いてその後ろには曲線が影を付けていた。  目の前の場所からは割れ目を覆うように陰毛が茂って、すでにそこは見違えるように濡れてしまっていた。  濡れて液体が溢れている場所の頂点には微かに液体がついて部屋の光を反射して、てかてかとしていた。   先端に舌を這わせると自分の同じ箇所からその快感の頂点にとろけるような刺激が伝わってくる。  腰を左右に震わせて身悶える。  触れていた舌とその場所が離れて、また近づいて擦れ合う。 「ずずずっ」 と音を立ててぬめっとしたその場所を啜る。  液体の味が舌に広がった。それは甘い味がした。  腰はその舌と唇で吸われる刺激でがくがくと震えてしまう。  放置していた胸の頂点を両手の人差し指と親指で二つとも摘む。 「ああっ」 と声が口から漏れ、甘い吐息を零れさせる。  股間にある快感の先端を唇で吸って、両手で胸の二つの頂点を捩る。  頭の中が真っ白になってその刺激が脳に入るだけで何も考えられなくなった。  普段吸われるといった刺激に耐性のない場所が何度も何度も感じたことのない刺激のために、びくびくと痙攣する。  左手の人差し指で胸の先から腰に指の腹を這わせつつ、股間の敏感な頂点にたどりついて指の腹で撫でる。  普段自分の指とその場所が触れているシーンを見ることなどないため、画面の中で行われているような行為に顔が熱くなっていく。  枕の向こうの指を吸い指が触れている快感の先も同じく扱う。  左手で敏感な割れ目を広げると「くぱぁ」と湿り気を帯びたその場所の周辺が外気の感覚を脳に伝える。  普段はショーツの中に隠されているそこが枕を通して入った室内灯に照らされて隠すもの無しに見える状態になっている。  唾液を落とすと空間のゆがみのせいで唾液は落ちていかず枕の境界に固まってとどまっていた。  唾液には目の前の場所から出た分も混ざっていて、鼻の一番近い場所で自分のその場所の匂いを放っていた。  玉になった液体を再び口に含み、舌で転がす。  再び、割れ目を開いていた親指と人差し指に力を込めて体温で温められた空間を冷たい外気で満たした。  右手も皮をかぶっている敏感な股間のアソコを広げその場所も外気が触れ敏感なそこは冷たい刺激を脊髄から脳へと送ってくる。  視覚からは目の前にその女体の普段隠されている場所があるように感じられ自分の身体からはお腹の下の股の間にその部分が存在するという不思議な感覚だった。  割れ目と陰核が両手によって開かれている。  口から舌を突き出して、上部の右手によって晒されている快感の頂点を舌で舐める。  悪寒が脊髄を走って、脊髄反射で腰を突き出し舌とその箇所が激しくぶつかり合う。  右手を快感の源泉から離し、その下の大きな割れ目に移動させた。  右手と左手二つの人差し指で割れ目の両側を引っ張り、グロテスクな中身を自分の目に映るようにする。  溜まっていて漏れ出した液体を舌を使って啜り、幾度となくその箇所の味を確かめる。  枕越しに舌を熱い肉の中に埋める。  自分の同じ場所に何かが入ってくる刺激が走った。  とっさに引き抜くとその場所は何かが侵入したという感触を残して、いつもの状態に戻った。  落ち着いてからまた、枕越しに生い茂った茂みに向けて舌を突き出した。  親指で皮をかぶった上部の敏感な場所を擦りその形を変えるその場所を視界にとらえながら、精いっぱい長くした舌で奥まで舌の先を伸ばした。  親指で上部を弄ると外気と接する内部は舌を包み込み、まるで実際の口でのキスのように咥え込んでは放しを繰り返していた。  唇で割れ目を覆い中の液体が出てくるようにバキュームすると溜まっていた快感に染まった甘い液体がこれでもかとそこから出てきた。  私はそのことに耐えられなくなり、枕から顔を離して一度その淫らな匂いの場所からベッドのほかの部分へと目線を変えた。  普段は下着に隠されている場所に触った両手の指を自分の口に持っていき、それを舐める。  一呼吸置いて枕とベッドの股間の部分の穴をキャンセルし、私は次に何をしようかと考え始めた。  また、私はぶどうジュースを飲みたいと思った。普通であれば、コップにぶどうジュースを入れて、そのぶどうジュースの入ったコップを口に運ぶという方法を使う。  だけど、私には違ったこともできる。空間を捻じ曲げてジュースを飲むことができるのだ。  まず、右手の人差し指で左手の手のひらに円を描く。次は、逆の左手の人差し指で右の手のひらに円を描く。  そうすると、2つの円の面と面の空間が繋がって、右手の人差し指を左手の手のひらの穴に差し込むと右手の手のひらに“右手の”人差し指が顔を出す。  また、今度は、喉の舌の周りに右手の人差し指で円を描き、コップのストローを端に寄せてから、コップの内側を一周ストローのプラスチックも含めて左手の人差し指でなぞる。舌より内側に飲み物が入っていかなくなって、また、コップに飲み物が逆戻りする仕組みだ。  忘れてた。中の気圧が外の気圧と同じになるように液体が浸っていない内側の面と外側の面をワームホールでつなげた。口よりも高い位置にコップを置くと気圧の関係で勝手にストローに液体が上がってくる。 登ってきたぶどうジュースを下で受け止めると重力によってぶどうジュースは再びコップの中に戻った。つまり流れてくるぶどうジュースの味をずっと味わうことができる。  これの残念なところは、飲み込むことができないので、ゴクゴクという飲み込んだときの味を感じられないことだが、仕方がない。  ある程度ぶどうジュースの味を感じたところで、本題に移る。  私は、また、ある実験をしたくなった。自分の上あごで、口から入ってくる自分の舌を感じれれば、ディープキスをしているような錯覚がするのではないかということを検証しようとした。  そのために、スプーンを使う。  スプーンの掬うほうの面と、その裏の面を右手の人差し指、左手の人差し指で、交互に円を描く。  そうするとスプーンの掬うほうから侵入した物体は、裏側のスプーンの裏面から出てくる。ただ底が抜けただけのように感じるが、この能力は、指を最初に置いた位置から、ワープの面を形成するために、例えば、180度回転させてワープの面を作ることができるのだ。試しに、スプーンに斜め方向に、ストローを入れると、Vの字を描くように、突き込んだ方とは逆側に、ストローが出てきた。  このスプーンを口の中に入れるとどうなるだろうか?  つまり普段自分が舌で触れている方向とは逆に、口から入ってくる側の方向で、舌を使って、上顎や歯に触れられるということなのだ。  早速やってみよう。 「んっ、あっ、あっ」  スプーンの裏側に舌を当てる。抵抗なくスプーンを通り抜けて、掬う側から上に出ると、すぐに上顎に突き当たった。  「んっ、はむっ」  上顎を舌で撫でると、まるで、他人に撫でられているかのような感触が感じられる。と同時に、いつも触れている上唇が喪失したかのような感触がある。  なぜかというと人間にはボディーイメージというものを認識する脳の部分がある。その脳の一部を損傷すると、まるで幽体離脱をしているかのような感触や、また、他人の一部が自分であるかのような、いわゆるドッペルゲンガーのような現象を体験したという報告も、あるのだ。  つまりその脳の一部が正常に動いているため、普段触れている上唇がまるでなくなってしまったかのような感触を感じているのだ。  奥まで、スプーンを入れて、舌の根本までがスプーンの中に入るようにする。  そうすると、舌の筋肉で、スプーンから突き出てきた舌をある程度自由に動かすことができて、喉の奥や、舌の根元を舌先で撫でることもできる。 「んっ、あっ、あっ、んーっ」  虚空の相手とキスをすることで、脳は発情していき、下半身の真ん中、股間のアソコから、液体が噴き出してくる。一旦履いていたショーツを脱ぎ、染みができている内側の部分に、左手の人差し指で円を描く。  同じ大きさの、円を床に描くことで、即席の床オナホの完成だ。 「これに、指を入れたら…… ごくりっ……」  中指を床にできたオナホに入れると、ショーツの裏面からその中指が出てきた。抵抗なく、股間のアソコの中に入ってきた中指が、膣を内側から刺激していく。 「あっ、あっあっ、いぐっ、ああっ、いっ、ぐっ」  フローリングの床の中に女の子の膣が埋まっているかのような錯覚が、右手の中指から伝わってくる。液体が噴き出してきて、床にまで溢れてくる。陰核を右手の親指で擦ると私自身のお尻がビクンッと跳ねて、でもショーツにピッタリと膣がくっついているため、入っている中指が抜けることはない。  ぐじゅぐじゅしている中に、更に指を突っ込む。親指で床の陰核を更に擦っていき、私はあっという間に果てた。 「イクっ、あっあっあっ、いくっいくっ、ああああああ、んんっんんっ…………」  腰を前後に振り、まるで、中に精液を送り出すように、突き刺さった棒に更に刺激を加えるように、腰を振り快感を甘受する。  一度、膣のワームホールを消すと、今度はショーツの穴はそのままに、持ってきたメモ帳に、円を書き込んだ。どうするのかというと、このワープ穴の出口になったメモ帳の紙を折りたたむとどうなるか考えてみてほしい。  メモ帳の先が、ショーツの穴の出口になっていることを確認してから、私はメモ帳の直径の部分で紙を2つに折りたたんだ。そうすると、右側の出口は左側の出口に繋がり、左側の出口は右側に繋がるのだ。 つまり、左の穴の先には、穴の右側へと抜ける出口があり、逆に右側に何かを入れると、左から出てくるということになる。  膣をショーツの穴の中に入れると、穴の向こうにもアソコがあり、陰核がある。陰核は陰核自身に擦れるし、陰唇は陰唇自体に擦れることになる。  つまり疑似貝合わせをしているということになり、陰核自体の挿入運動で、陰核自体が刺激されるということなのだ。鏡に擦り付けるような無機質なものではなく、ちゃんとした、生の人間の陰核と陰唇の感触がする。 「はあっ、はっ、ああっ、あっあっ、……んっ、あっ、……んっ」  陰核を擦り付けることで、陰核は勃起していき、さらに感度を増したそれが、陰核自体に擦れていく。  さっきの指による刺激とは違って、羽毛で擦ったような刺激が続いていく。 「あっ、あっ、いぐっ、あっ……、あっ、いぐっ、イクっ、イクっ、んんんんっ、ああああ、あーーーーーー、あぐっ、っん………っ……………」  腰を細かく痙攣させて逝ってしまう。  何度も、何度も痙攣させて、そのたびに、またその刺激で逝ってしまう。  「あっ、あっ、あああああ、んっんっ、うっ、うぐっ、んっ…………」  頭が真っ白になって、何も考えられない。  ふと、メモ帳に目を落としてみると、そのなかでは、紙の透けた先に、股間のアソコが、写っていた。試しに指を入れてみる。  そうすると、指の指紋の方と爪の方の2つ両方に、女のアソコの感触が会った。  閉じた2つのアソコのどちらともに、指を擦りつけて、再び快感が溢れてくる。  Vの字に曲がった陰核が、指に擦られて快感を発する。まるで、指を陰核でサンドイッチしているかのように、また、陰核自体に大きな溝があるかのように指には感じられて、指の腹で擦るたびに、私は逝ってしまいそうだった。  今度は、舌を折りたたんだメモ帳の中に入れる。入れながら、体重をかけてショーツを床に擦り付けると、今度は、舌が陰核やアソコ自体にサンドイッチされていった。漏れ出てきたエッチな汁を舌で感じて、舌自体も、陰唇や陰核に刺激を加える。 「あっ、あっ、イッちゃう、んっ……」  愛液と潮を噴き出して、私はイッてしまった。舌で、そのアソコの味を感じて、2つのアソコに挟まれながら、私は眠りについてしまった。 ワームホール・オナニー 同キャラのレズ鬼 https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=11379655  とある世界に研究家の女が存在した。  黒髪を伸ばしており、顔立ちはクール。胸も平均より大きく、彼女に見惚れ告白する人間は多かった。  彼女は一言でいえば天才で、空間について研究しており、いつかは四次元の存在を観察してみたいと思っていた。  だがどれほど天才であったとしても進捗は芳しくなく、理論上不可能だという現実にぶつかるのは時間の問題であった。  だが。彼女は『世界を渡る存在』と出会ってしまった。その存在は男の姿をしていた。その存在は木で出来た剣を背負っていた。  天才である女は本当に偶然、その男が虚空から現れる所をみたのであった。 「あなた、今何処から出てきたの!?」 「……」  男は迷った。この女をこの場で消すかどうか。  しかし少しの逡巡の後、自分を見つける事の出来たこの女は普通でないと判断。消すにしても様子をみてからにする事にした。  となれば男が取る行動は限られる。取り敢えず理性的に、自分がどこからやってきたか、どうやってこの世界に来たかを説明した。  ただ、それはあまりにもでたらめで、およそ理性の欠片もないファンタジーな内容だ。デマカセだと思ってくれるならよし、よしんば信じたとしても他人に教える事も出来ないだろう。  そう思っての説明だったが、事態は想像の上をいく。  女は理解出来たのだ。男自身でさえ理論的でないと思う説明を、なんらかの科学的な内容に当てはめられたのだ。  女は感激した。興奮のあまり男に対してハグしてしまうほどに。男は表情一つ変えず、女の肩を掴んで引き離す。  そのまま、淡々と、言葉を紡ぐ。 「どうやら君は随分と優秀なようだ。僕には君を止める事は出来ない……けど、一つだけ注意しておくよ。恐らく君なら次元の隙間を創れるだろうけど、むやみやたらに隙間を創らないでね。この世界が不安定になる。  それと、他の世界に行くのは止めた方がいい。その世界次第では、君はすぐに……死ぬからね」  当然、女にその忠告は不要だ。女は意気揚々と自身の研究室へと帰り研究を始めた。  そして資金難に頭を悩ませつつも、数年後に世紀の大発明をするのであった。  それすなわち、『小型ワームホール』である。  しかし、女は苦悩していた。  女の作成した『小型ワームホール』は、二つある指輪型のワームホールの片方に指を入れると、その指が対となるワームホールから出てくる装置だ。ここまでは当初の予定通り。  問題は、そこからワームホールの大きさを広げることが難しいということ。指輪型とは言ったものの、ワームホールの維持の為に巨大な機械が取り付けられている。  そして、女の元々の目的である『四次元の確認』とはほど遠いものが出来上がってしまったことだ。  これでは、ワームホールではなくただのワープ機器。しかも商業化には向かない。 「維持装置の小型化は……難しいわね。電気的な反応ではなく物理的な反応だから、これ以上小さくするとワームホールが消えてしまう。  それに、別の世界というのも見付けられない……。いったいどうすれば……」  女は一人酒をあおる。研究仲間も居るが、彼らは既に帰っていた。  いくら天才といっても未知の領域には手も足も出ないのか。何度もあの時出会った男の説明を思い出すが、これ以上の展開は――― 「……そうよ、『次元の隙間』は自然発生する。そのメカニズムは分からないけど、自然発生したというのなら維持装置は必要ないはず。……けど、ならどうやって。これ以上の維持装置の小型化は不可能。……なら、逆に大きく?  ……あっ! 違う! 自然発生した『次元の隙間』に維持装置が無いのではなく! 世界そのものが維持装置だとすれば!」 「あぁ……」  そのため息には、達成感と諦念の気持ちが入り交じっていた。  女が選んだ方法は小型化ではなく施設化。つまり広めの部屋を建て、その中で自由にワームホールを生成できるようにしたのだ。  あまりにも大掛かりな研究に、何度も圧がかかった。仲間たちもある者は引き抜かれ、ある者は着いてこれず、ある者は逃げ出し、女は始まりと同じく一人になっていた。 「これが……私の限界。金銭的にも、研究的にも」  結局、ワームホールはこの部屋の中のみで繋がった。他の世界へと繋がる事はなく、従って四次元の観察も不可能だということになった。 「はーぁ。何やってたんだろう、私」  研究に没頭していたせいでろくな恋愛はしてこなかった。思い返せば何度か仲間たちと食事にいった事はあったが、合コン的な何かだったのだろうか。  まあ、どちらにせよ今女の隣に居られない時点で女の彼氏となるには不適格だっただろうが。 「……」  そしてそれはつまり、随分とご無沙汰しているということで。 「……あー。そう言えばワームホールを調べてたあの時、エロ本が検索に引っ掛かってたわね」  それは普通では出来ないオナニー。これを考え付いた人こそ天才なんじゃないかと思うような、セルフクンニ。  要するに自分の下半身をワームホールに入れ、自分の顔の前に出し、舐めるという行為。 「おちんちんだけをワープさせるっていうのもあったわね……私には無いし、生やす薬なんて創れないんだけどね、ふふ」  この女、若干性癖を拗らせていた。天才とは往々にしてそういうものなのだ。 「じゃあ、やってみましょうか」  女は一度風呂に入る。いくら自分のものとはいえ臭い所を舐めたくない。……恐らく臭いのだろう。そんなことを考えていたらまんこが濡れてきてしまい、思わずその場で弄ってしまおうかと考えてしまう。  というか洗う途中で擦れてしまい体洗いが遅々として進まず、そこそこの長風呂になってまった。  丁寧に、敏感な部分を触らないように体を拭き、部屋へ。どうせ脱ぐのだからと服は着ない。  そして女はワームホールを一対生成する。片方は床に、片方はその上の空間に。 「ふ、ふふふ……こんなに胸が高鳴るの、あの人に会った時以来ね……」  幸い、ワームホールの生成に必要な気温は暖かめで風をひく事はなさそうだ。  女は床のワームホールに座る。すると腰がワームホールにはまり、空中のワームホールから出てくる。 「こ、これ……けっこう……きつ……」  そう、座るとは言葉の上だけ。ワームホールに腰かけるということは、すなわち無茶な体制で穴にはまるということ。普段使わない腰や背筋、太ももの裏の筋肉などが悲鳴をあげる。 「ぐ……調整しなきゃ……」  女はそう結論づけワームホールから出ようとする。しかし、どうにもうまくはまってしまい脚が動かせない。  抜け出ようともがくが、突然頭と腹に衝撃が走る。 「うっ!? ……あ」  目の前に自分の腹。当然だ、そうなるようにしたのだから。  だが想定よりも下におりてきている。舌を伸ばせばギリギリクリトリスには届きそうだが、膣までは入りそうにない。  そもそも立ち上がりたいのに自分の下半身が邪魔で立てない。ちょうど、おでこを抑えられると椅子から立てなくなるようになっていた。 「こ、この……!」  思わず苛立ちまぎれに頭突きをしそうになったが自分の体なのだと抑える。むしろ下から押し上げれば脱出できるのでは?  手でお尻を支える。当然、自分のお尻を触られる感覚がある。 「く……よっ、んっ!」  女は相当混乱していたのだろう。作用反作用の法則により、自分のお尻を押し上げても動かない事に気付けない。  むしろ力を入れる為に硬くなったお尻をほぐすような手の動きとなってしまう。 「あっ、やっ……やめ、力入らなく、なっちゃ うぅ!」  元々興奮で体は敏感になっていた。そこでお尻を揉まれてしまい感じていく。ついつい止めてくれと懇願してしまうが、その手は自分の意思でなければ止まらない。  そしてこうしているとあえぎ声が、熱い息が、下腹部に当たってしまいまんこがよりうずいていく。 「はっ、はっ、くぅ……すぅ……!?」  口の中に生暖かい空気が入り、思わず口呼吸をやめて鼻で息を吸う。その匂いは脳をとろかせるような、それでいてガツンと堕とすようなメスの匂い。  自分のまんこの匂いだった。 「あっ、あぁっ、はぁ、すぅ……んんっ!」  息を吐くと腹に息がかかり興奮する。興奮すると呼吸がつらくなる。そうしてあえぐように――あえいでいるが――呼吸をする。そうすると息を吐くしかなく、快楽のループに入ってしまう。  その間も必死にお尻を揉まれていく。頑張って押し上げているのに、押し上げれば押し上げるほどに揉まれる。 「あ、んん、やめっ!」 (気持ち、いい……けど、もどかしいっ!)  吐息がかかる。お尻を揉まれる。けれどもっと直接的な性感帯には触れてもらえない。  すでに頭が回らなくなっている女は、自分のお尻を揉む誰かに懇願をしてしまう。 「あぁ、せつないの、焦らさないで! もっと弄ってぇへぁっ!」  懇願の途中で舌を突き出してしまう。それによりぷっくりと腫れ上がったクリトリスを舐める事となり、変な声が出てしまった。  あまりに突然な事に軽くイってしまう。体から力が抜け、後ろに倒れる。 「あ……はあ、はぁ……ふうぅ」  まるで椅子が後ろに倒れたような格好。女はそこから横に転がる事でようやくワームホールからお尻を抜くことに成功する。  くらくらする頭でもっと位置調整が必要だと考え、直後にまたやるつもりなのかと自分自身に苦笑する。  当然。すぐにでも始める。だって調整が必要なんだから。  もう女はワームホールに囚われた。そこから生まれる快楽を、それだけを求める存在へとなったのだ。  今はまだ性に対しては素人だ。だが女ほど頭のいい人間ならば、すぐに上達していくだろう。  女の、女による、女の為の、性行為。  きっと他人では味わえない、極上の快感を知る事になるだろう。だが、今は――― 「あっ、ん、んむ! んんんんっ! いくうぅぅぅぅっ!」  がむしゃらに。自分を求める。 空間湾曲 紫藤霞 https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=11367869  空間湾曲  空間を捻じ曲げることが出来る技術でワープなどに良く用いられる方法である  とある科学者が生み出したそれは画期的なものとして広く用いられるようになった。  そして此処にその恩恵を受ける1人の女性がいる。  本来であれば、物の輸送などに用いられるそれを全く別のことに用いてみよう、と言うのである。 「えっと、これがこう?あ、計算が違う。こうだ」  かたかたとパソコンに何かを打ち込み続けていく  さらに手元にある鉄?のワッカ状の何かを手で曲げてはパソコンを打ち込み、パソコンに打ち込んではそれを手で広げたり小さくしたりしていく 「うん、こんな感じで良いかな。さぁて、先人のワープ博士には感謝しないとね」  ワープの方法を見つけた人がワープ博士だった、と言う事でつけられた移動方法がワープ、である。  彼女、ミカはそのワープをさらにに一段階技術を押し上げるものであった。  といってもこれを公表するつもりは無い  何しろこれを作った理由は自慰をするために作った物だからだ。  ワッカ状のそれを唇の前に固定してパソコンを起動すると空間がゆがみ 「わ、ちゃんと上手く行っている行っている」  ワッカの先に自分の唇が見える。  赤い口紅を塗っている唇  それが今、目の前にあるのだ  口を動かせば同じように動き、声を出せばワッカの中から声がステレオになって聞こえる。  心臓をバクバクさせながらその唇に触れると、自分の唇にも自分の指が触れる  思わず、生唾を飲み込んでしまう  これから行うことを考えれば  自分がいかに変態的な行為をするのかを想像してしまうからだ  ぺろりと、唇を舐めてからゆっくりとワッカに近づける  そしてワッカの中の唇に自らの唇を押し付ければ 「んんっ!んぁ、んちゅ、れろ、ぺろ」  自分自身の唇とキスを、口づけを行ってしまうのであった。  柔らかい唇  熱い舌が舌に絡みつく感触  さらに舌を口内に入れてかき回す感触  そのどれもが自分ひとりで行っていると考えるだけで頭が壊れてしまいそうになる 「あぅっ♡あ、あぁ♡ひたが、ひたがひたに絡まりゅぅぅ♡」  自らの舌に舌を絡める  自分のざらざらとした舌の感触を舌でじかに感じる  口内をかき回される。  舌を伸ばせば舌の根元を舐められ唾液をすすられていく  甘い、甘い唾液の味を自分同士の舌の上で絡めあいながら飲み込んでいく (凄いぃ♡これ凄いのぉ♡こんなキス、こんな情熱的なキスはじめてぇ♡)  してほしいと思うことをすればして貰える。  考えないでただただ身体に任せるように、舌の動きを合わせるように動かすだけで女が欲情を始めていく。  すする唾液が自分同士の唇の端から流れ落ち、白衣の上に零れ落ちる。  荒い息をしながらゆっくりと、名残惜しそうに離すミカ。  キスだけでこれなのだ。  これから行うことがどれほどの快感を与えてくれるのかを想像するだけで濡れてしまう。  ただ、愛液を漏らすだけでは勿体無いとばかりにワッカの円を大きく楕円形にする。  そして服を脱ぎ、ブラジャーを脱ぎ捨てると豊満な胸があらわになる。  ワッカの位置を調節して、乳房の所に持ってくれば今度は唇ではなくて乳房がワッカの中に見える  乳房の、その爆乳同士の乳合わせをしようというのである。  今までの女性は自分の乳圧に耐え切れず壊れてしまう者が多かった。  だけど自分なら  自分の乳房なら自分の乳圧に耐え切れるはず  それどころか全く互角の乳房の押し使いが出来るはずと思った。  意気揚々とそのまま押し付けようとしてふと目の前のワッカの中の乳房を見る。  もちろん、そちらも自分の乳房なのだが、乳首が見えない  陥没乳首  彼女のコンプレックスのひとつであり、どうにかしたいと思っているもののひとつであった。  このまま乳房同士の押し付け合いをしても面白いけどどうせならば、とワッカの形を逆に小さくして乳輪サイズにまで小さくする。  そして片方の乳房を丹念に揉んで、感じさせて乳首を勃起させる  片方は、陥没したままの乳首  片方は、勃起した状態の乳首  そうミカは乳首同士で擬似的なセックスをさせようと考えたのである  心臓が強く高鳴る。  いかに豊満で大きな乳房と言えども正面から陥没乳首に乳首を挿入する経験などあるはずが無い  そして、同時に陥没乳首に乳首を挿入される経験も無い。  だからこそ  だからこそ、ありえないこの状況を楽しもうとしているのであった 「あ、あぁ、ぁあっ♡」 (ち、乳首がぁ♡硬い乳首が陥没乳首に入ってくるぅぅ♡♡陥没乳首、陥没乳首の中で乳首キスして乳首が勃起するぅぅ♡♡)  唾液でしっかりと濡らした勃起乳首がぬちゅぬちゅと音を立てて陥没乳首に出入りしていく  陥没乳首の中で乳首同士がこすれあい、押し潰しあい、勃起した乳首が陥没乳首を勃起させようとしていく  それは激しい快感を生んだ。  正面に押すだけで自分の乳首に押し付けられる乳首の感触に激しい快感を覚えていく  正面に押すだけで自分の乳首に挿入する乳首の感触に激しい快感を覚えていく  挿入する快感  挿入される快感  その両方を同時に味わっていく  でも足りない  乳首だけでは、乳輪の擦りあいだけでは足りない  ワッカを大きくして乳輪の大きさから乳房丸々ひとつ分の大きさに変えれば 「あぁぁぁぁ!おっぱいが、おっぱいがおっぱい食べてるぅぅ♡♡」 (乳圧♡凄い乳圧でおっぱい押し潰されるぅぅ♡♡潰してぇ♡そのままおっぱいでおっぱい潰してぇぇ♡♡)  嬌声を上げ始めるミカ  暖かく、柔らかい乳房の感触に乳房全体を感じ取りながら自らの四つの乳房が押し潰しあっていく。  自分の乳房に空間を湾曲させた自分の乳房  その両方がどちらも自分のであり、自分同士で乳勝負しているのである 「頑張れ♡頑張れ♡頑張れぇ♡私のおっぱい頑張れぇ♡おっぱいにおっぱい負けないでぇ♡♡」 (無理ぃ♡これ無理なのぉ♡♡私のおっぱい私のおっぱいに食べられて押し潰されりゅぅ♡♡)  口と心とで別々の事を言いながら、体が激しく痙攣してしまうまで押し潰しをし続ける  そして激しい痙攣、女の、牝の絶頂を味わったミカはそのまま座り込んでしまう  おっぱいの押し付け合いだけで絶頂したミカ  その快感で、股間のショーツは愛液まみれになっている  ふと正面を見れば丁度今まで自分のおっぱいを押し付けていたおっぱいが其処にある。  乳首がピンとたち、今にも舐めてくださいと言わんばかりのおっぱいが 「は、はいぃ♡乳首舐めます、舐めさせて頂きますぅ♡あむっ、んん♡♡」  まるで誰かに命令されているかのように動いた  そして乳首を舐めれば同じように誰かが自分に抱きついてきてその乳房に顔を押し付けられ乳首を舐められていく。  自らの柔らかな乳房の感触を顔で感じながら乳首を舐め、開いている乳首を指で転がす  溺れていく  どんどん自分の身体に溺れていくミカ  上半身だけでさえ此処までなのだ  本命の、大本命の下半身になればどうなってしまうのか  それを想像しながら乳首を吸い続けていく  そして再び激しい絶頂を迎えると、漸く唾液まみれの乳房から顔を離す。  自分の乳房が自分の唾液まみれになっている  こんなことが許されるのだろうかと思いながら、しかし欲望に忠実にワッカを下半身に持っていく  ベッドにうつ伏せに倒れこむ。  愛液でぬれているショーツを脱ぐことなく、しっかりとスカートまではいているその下半身にワッカが到着すれば 「これが、私の牝」  自らの女の部分を凝視する、ミカ。  鏡越しで無ければ見ることが出来ないはずのそれは、今まさに空間を越えて目の前にある。  ゆっくりとワッカの中に指を入れてショーツをずらす。  すると、自分のスカートの中のショーツもずれて秘所がスカートの中であらわになる  視線を感じる  自分の秘所を、オマンコを見られているのだと言う視線を感じていく  はぁはぁと荒い息がオマンコに当たればオマンコからも荒い息の感触が同時に伝わる  もう、我慢できないとばかりに指を伸ばしオマンコを広げる  ピンク色をしたきれいな、同時にグロテスクなオマンコが其処には広がった  生唾を飲み込みながら舌を伸ばして膣壁に触れる 「んんっ♡これが私の、私のオマンコぉ♡♡」  そういうともう後は獣のように貪り始める。  舌を伸ばし、指を入れ、膣内をかき回していく 「しょこぉぉ♡♡しょこが弱いのぉぉ♡もっと、もっとぐりぐりしてぇ♡ぺろぺろしてぇぇぇ♡♡」  Gスポットを見つければ其処を重点的に責める  かき乱され、啜られ、膣から激しい快感を受ける  目の前にある自分の膣を何度も何度もその唇で愛液を受け止め、指でかきだしていく  その度に自分の膣は何度も何度も愛液を啜られ、指でかき乱されていく。  とまらない愛撫  愛撫するのをとめてしまえばもう快感は受けれないと思えば必死に愛撫を続けていく  止まらない、止める事の出来ない愛撫合戦  自分自身の愛撫を自分自身に行えばその激しい快感で何度も何度も腰を浮かせてしまっていく、  感じやすい身体ではないはずなのに  逝きやすい身体ではないはずなのに  呆気無く絶頂を迎えるミカ  膣は的確な攻めを受け激しく快感を受け止めて  その快感が快楽となり全身にくまなく渡り絶頂を起す。  止まらなかった  止められなかった  その激しいまでの快感に身を預けていく  何度目の、十数度目の目の前が真っ白になる絶頂  それを受けてから漸く愛撫が止まると、荒い息をしたままベッドに横になる  意識は混濁して、目に入っているものもしっかりと見えない  だけど秘所だけは  ワッカの中にある、自分の秘書だけはしっかり見える  ふと思った。  指をゆっくりとワッカに指を通せば、反対側、空間を湾曲させた側から指が出てきている。  思わず、思ってしまった  自分の愛液を、自分の膣で受け止めたい、と  そう考えてしまったら最後、もう止まらなかった、  空間湾曲装置に腰までつける。  そうすれば当然、自分の下半身が出てくる  二つになった下半身  ゆっくりと、太ももに手を伸ばせば誰かに太ももを触られる官職が有る  同時に、誰にも触れられていない官職も有る  自分の想像したとおりだった  貝合わせ  それも、自分との貝合わせをしようというのであった、  右足を左足の上に乗せる  スカートは既にめくれ上がり、パンティーがずれて秘所が丸見えになっていた  その秘所を、全く同じ秘所に押し付ければ 「んひぃいい♡あ、あ、あぁぁぁぁぁ♡♡」 (オマンコ♡オマンコ♡オマンコぉぉ♡私のオマンコが私のオマンコ食べてるぅう♡♡私のオマンコ私のオマンコに食べられてるぅぅ♡♡これしゅごい♡これしゅごしゅぎるぅぅ♡♡)  パンッパンッパンッとこぎみよい音を立てながら秘所同士をぶつけ合っていく。  自分の右足に抱きついてその根元に自分の股間をぶつければ激しい衝撃とともに激しい快感が生まれていく。  ぶつけるたびに愛液が吹き出てしまい自分の股間を汚す  自分の股間が自分の愛液で汚れていく  何度もぶつけるたびに絶頂を迎えながら今度は肉同士を押し付け擦りつけ合わせる  クリトリス同士が擦れればそれだけで秘所は口を開き愛液を噴出し、噴出される愛液を口の開いた秘所で受け止めていく 「熱い熱い熱いぃいぃい♡♡愛液熱い♡オマンコの中に愛液入ってくるぅぅ♡♡」 (凄いぃいぃい♡これ凄すぎるぅぅ♡オマンコが、オマンコがオマンコに犯されてぇぇ♡オマンコがオマンコ犯していくぅぅ♡♡)  何度もたたき付け合う秘所同士  自分の股間をたたきつけ、自分の股間をたたきつけられる快感  犯し、犯されるその快感に意識さえ手放しそうになってしまう (もういいのぉ♡このまま気を失ってもいい♡身体壊れてもいい♡犯しゅ♡私のオマンコ私のオマンコで犯しゅぅぅ♡犯してぇぇぇ♡私のオマンコで私のオマンコ犯してぇぇぇ♡♡)  自らの女の一番大事な場所  そこを壊しても良いと思ってしまうミカ  激しく擦り付けあい、ぶつけ合う内にその快感で意識を飛ばしてしまう  だが身体は止めなかった  絶頂気絶したミカを快楽でたたき起こし何度も何度も絶頂させる。  狂ったほうが楽  そう思ってしまうほど自らの秘所を犯し  自らの秘所に犯されてしまって逝くのであった。  そして、数時間が経過した。  荒い息をしながら"2人"のミカが其処にいた 「うしょ、まひゃか、まひゃか……♡♡」 「あ、あ、あぁぁぁぁ♡♡」  空間湾曲装置は激しいまでの刺激で粉々に砕けてしまっていた。  そしてその反動で、下半身を二つにしていたミカが2人になってしまったのであった。  豊満な胸  唾液まみれの乳首  くびれた腰  愛液まみれの秘所  何処をどう見ても自分自身である目の前の相手  それを見たミカは…… 催眠術と分身の術と 紫藤霞 https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=11739830  分裂の術と催眠術が使えるようになった。  最近の通信教育と言うのは凄いもので、こういった関係の物まで覚える事が出来るのである。  しっかりと自分は催眠術が使えると言う風に催眠も掛けたから問題なく使えるようになってしまった。  そうなると後やる事はオナニーだろう。  セルフセックス、になるのだろうか?  自分の身体を自分の意志で思う存分に弄り回せる。  わくわくしながら鏡の前で全裸になる私。  豊満な乳房  くびれた腰  安産型のお尻  どこをとってもえろい身体つきである。  男が好きそうな身体つきで結構気を使っている。  そんな身体が分身の術で3人に増やす。  自分を含めて3人で残りの2人には意識を与えないでおく。  これを失敗すると私そのものが3人になってちょっと面倒な事になる、らしい。  そういうのは他の人がやるものだから、私はしっかりと意識を与えないでおいた。  豊満な乳房が呼吸するたびに揺れていく。  くびれたお腹は腹式呼吸で少し膨らみ、直ぐにへこむ。  安産型のお尻はむちっとしていて今にもしゃぶりつきたい。  だけどそれでは面白くない。  折角催眠術も覚えたのだから、催眠術でこの2人の自分を操ってみたい 「貴女はオナニーがしたくなります。そう、オナニーです。ほら、隣にいる自分はもうオナニーを始めています。なのに何故貴女は始めないの?オマンコ弄ってしまいます、クリトリスと膣口を弄りたくてしょうがなくなります。ほら、もうあなたはオナニーを 始めてしまっています」  そういうだけで良い。  そう言うだけで分身は2人とも競うようにオナニーを始めていく。  その快感は私にも伝わるようにしているから二重の快感がオマンコを襲っていく。  全く同じ顔をした、全く同じ全裸の姿をした女が2人必死にオナニーをしている。  しかも自分の意志とは関係なく、指が勝手に身体を犯すのだ。  ここまで来てから自分の意識を植え付ける。  そうすれば2人は当然困惑しなしてしまっていく 「「はひぃいっ!なんで、なんでこんなことにぃっ!お願い止めてぇ!オマンコ弄り止めてえぇ!」」 「んんっ、ふぅ、ぁあっ……それなら逝きなさい、隣にいる自分よりも先に逝ったら考えてあげるから」 「「やぁっ!いやぁっ!こんな姿でぇ!こんな蟹股オナニー競争したくないぃぃっ!」」  元々私はこういう性格だ。  誰かに強要されるのは嫌な性格。  だからこそ、強要されて、身体が勝手に動きながら感じてしまう事になれば余計に快感を生みだす。  今も、必死に膣を動かして指をどうにかしようとしているが、指は的確に膣内を犯していく。  クリトリスの刺激で逝きそうになりながら必死に耐えるその姿を見るのが本当に良い。 「逝くっ、オマンコ逝っちゃうっ、ほらほら、頑張らないと競争に負けちゃうわよ?」 「「わけわからないぃっ!こんな無理矢理強制オナニーさせられて逝きたくないぃぃっ!んぁぁっ!逝って!お願い先に逝ってぇぇっ!」」  無理矢理の強制オナニー合戦。  自分同士で、自分の弱い所を責めあいをする。  なんて淫靡で変態的な姿だろうか。  2人のオマンコの快感がどんどん私に伝わって来る。  当然、目の前の2人も感覚共有しているから、お互いどうすれば感じるのか手に取るようにわかるだろう。  催眠術で身体の支配権を奪っている私に抗える筈無いのに必死に抗う姿を見るのが倒錯的で感じてしまう。  そしてそのまま2人は思い切り絶頂してしまっていく。 「「「ふぁぁっ!あぁぁぁぁっ!!」」  びくんびくんと痙攣しながら絶頂する私達。  どの私もオマンコへの責めで激しい絶頂を迎えてしまうのであった。  必死に2人とも我慢していたけど、私のオマンコを自分で弄ればあっけなく2人とも崩れた。  荒い喘ぎ声をしながら、私は女の子座りで座り込んでしまうが2人の私は倒れる事も出来ない。  脚ががくがくと震えながら懸命に蟹股で立ったままなのである。  部屋の中に充満する女の、牝の匂い。  これが自分の匂いだと思えば思うほど感じてしまう。  次は胸だ  この豊満で大きすぎる胸を揉ませあおう 「次は胸を揉みたくなります。ほら、手が勝手に胸を揉みます。人差し指と中指で胸の先端を、乳首を弄り始めてしまいます。ほら、もう手は乳房に」 「「やめてぇっ!お願いだから、こんな事させないでぇ!あぁ、おっぱいぃ!おっぱい揉むの駄目ぇっ!乳首っ!乳首くりくりしちゃダメなのぉ!」」 「そんなに指でくりくりするの駄目?ふぁあ、あぁん、こんなに、気持ちいいのに。それなら左右の乳首の味比べをして下さい。ほら、口にしたくなる、口の中に自分の乳首入れたくなる」  私の豊満で大きな乳房なら乳首を動かせば自分で舐める事が出来る。  2人の私は私の指示通りに乳首の吸いあいを始めてしまう。  乳首が舌で弄られ、同時に指でも快感を与えられていく。  口の中に2つの乳首の感触が与えられていき、どんどん硬く勃起した乳首から快感があふれ出てくる。  指で擦り付けている乳首とその反対の咥えている乳首の感触。  両方同時に受ければ激しく乳房を揉まれながら乳首を吸いあっていく 「「んんっ!んん!!~~~!!」」 「あぁ、凄い、凄いぃっ乳首、乳首が吸われながら指でぇっ!そんなにしたらとれちゃう、乳首取れちゃうぅっ」  2人の私の目の前で喘いで見せる私。  本当んら二人とも私のように喘ぎたい筈。  だけど体を自由に動かせないからそう言う事も出来ない。  ただただ私の指示通りに、自動的に動く指と口で乳首を責めたてていく。  さっきから小さい絶頂を何度も迎えているけど乳首の快感終わりが無い。  後から後から口の中に母乳でも噴出したいと言わんばかりにカチカチに勃起してしまっていく。  そんな乳首を舌が、指が、口が責めたてる。  それだけで激しい快感が私の身体を襲う。  もう、私もみているだけなんて出来ない。  私の両方の乳首を掴み乳房を揉んでいく。  2人の動きに合わせるように乳首を動かし、乳房を揉む。  そうすれば3人で別々の快感を充てられるようになる。  私が両方の乳首同士を擦り合わせれば  右の私は左乳首に吸い付いて舌で絡め取り乳首を絞って  左の私は右乳首に吸い付いて舌で絡め取り乳首を絞る。  三者三様の快感は激しいばかりで私の絶頂を何度も迎えさせていく。  さっきオマンコでのオナニーをしたばかりだからオマンコも快感に弱くなっている。  今が好機とばかりに乳首同士の擦り合いをして、オマンコを絶頂させる。  何度も何度も胸で逝かせる私。  オマンコからは愛液を滴らせながら必死に喘がないようにしているのだろう。  目の前の2人は必死に快感を耐えようとしているのが分かる。  だから、乳房の、おっぱいの弱い所を刺激してあげればやっぱり呆気なく 「「「ひぃいぃいい!あぁぁ!んんん~~~!!」」  オマンコから愛液をまき散らしていく。  私の座って居る所も、目の前の2人の蟹股で立って居る所も、何処も愛液まみれになる。  こんな変態的な自慰は初めてで、ゾクゾクしてくる。  次はいよいよ自分1人では出来ない事させよう。  セルフセックス、貝合わせだ。 「ほら、よぉくみて。貴女はだんだん貴女が好きになる、好きになる、好きになった。貝合わせがしたくてたまらない、オマンコをオマンコに押し当てたくて堪らない。もう我慢しなくていいから、ほら、オマンコをオマンコの押し付けて!」 「「待って、お願い待って、待っ、あぁぁぁっ!!オマンコ、私のオマンコが私のオマンコに食べられてるぅぅっ!」」 「あぁぁっ!これが、これが貝合わせぇっ!私のオマンコ同士の貝合わせ凄いぃぃっ!聞いてたとの全然違うぅうぅっ!」  聞いていた所では全然気持ち良くないと言う貝合わせ。  だけど私同士の貝合わせは信じられない位気持ちいい。  どっちのオマンコからも激しい快感を与えられてその快感で絶頂が止まらない。  ぱんぱんぱんと小刻みに何度もぶつけるたびに愛液を掛け合い、掛けられあう。  くちゅくちゅくちゃくちゃと擦らせるたびに、愛液を流し込みあい、流し込まれていく。  その快感は半端なものではなく激しい程に快楽を伴っている 「「許してぇ!これ駄目、これ駄目なのぉ!こんな貝合わせ知らないぃ!貝合わせもっと気持ち良くないもののはずなのにぃっ!」」 「オマンコ許してあげないぃっ!オマンコ、もっともっとオマンコでオマンコ犯し合ってぇっ!」 「「いやぁっ!オマンコ犯し合い、オマンコ犯し合ってもどっちも私だから勝ち負けがつかないのぉぉっ!ひぃいいっ!また逝く、また逝っちゃうぅうぅう!逝かないでぇ!私のオマンコで私のオマンコ逝かせないでぇぇ!あぁ、ふぁぁぁぁぁっ!!」」 「「「逝く逝く逝くぅうぅうう!オマンコ貝合わせ凄すぎるぅうぅっ!」」」  身体を丸くしてしまいながら自分同士の安産型のお尻のぶつけ合いを見ていく。  そのぶつけ合いの中心ではオマンコが何度も何度も絶頂して、オマンコ同士で逝き逝かせあっている。  これだけの絶頂をしたことはいまだかつてない。  今日だけで今までの一日の絶頂回数を簡単に上回っている。  嫌がりながら、それでも身体が動いてしまうのが余計に萌える。  変態的な自分の貝合わせにどんどんのめり込んでしまっていく。  淫乱、変態、そんな言葉が自然と出てしまい、2人に逝ってしまう。  当然2人は反論しようとするけどお互いのオマンコの感触が伝わってきてしまい反論する前に絶頂してしまう。  自分のオマンコと目の前の自分のオマンコ  その両方のオマンコからやってくる快感に私はもう止める事が出来ないでいた。  もっと感じたい、もっともっとオマンコ感じたい。  そう思っていたら、どうやら催眠術が私にもかかってしまったらしい。  2人にフラフラと近づいてしまう。 「え、な、なんで……い、いやっ、私は見てるだけ、見てるだけで良いからぁ!」 「「はひぃいぃいっ!!こ、こうなったら貴女だってぇぇっ!」」  私は2人の目の前でオマンコを広げるとそのオマンコを舐めさせてしまう。  オマンコ貝合わせしながらWクンニをさせる状況になってしまった。  オマンコ同士が何度も貝合わせで叩きあい、擦れあいながら同時にオマンコを吸われていく私  下半身が蕩けてしまうのかと言うほどに快感が身体中からあふれてくる 「ひぁぁぁっ!感覚ぅ!感覚繋がってるから私の愛液の味が私に来てるぅっ!苦いぃっ!苦いのに美味しいのぉぉっ!」 「「くちゅくちゅ、ぺろぺろ、わらひぃっ!わらひが舐めるから舌伸ばさないでぇっ!」」 「しかも奪い合いぃっ!オマンコ奪い合いクンニでオマンコ逝くの止められないぃぃっ!」  2人の私はどっちも私に復讐しようと必死にクンニしてくる。  だけど、お互いの舌が邪魔で上手く出来ないでいる。  でも次第に自分のオマンコにやってくるクンニの感触から私の気持ちいい所を見つけ出し責めはじめてきた。  こうなってしまえばもう私は2人の私といっしょくたになってしまう。  オマンコを舐められ、奪い合いされる私。  貝合わせしながら私のオマンコ食べる私。  頭が真っ白になってしまいながら、その快感に浸る。  もう戻れない。  こんな快感知ってしまえば前に戻る事は出来ないと思いながら絶頂を何度も何度もしていく。  気がつけば三人で貝合わせをしている。  三人同時の貝合わせはお互いのオマンコを食べあっていく。  左の自分にオマンコ貝合わせしていたと思えば右の私が割り込んできて。  右の自分とオマンコ貝合わせしていたと思えば左の私が割り込んでくる。  左右の自分同士でオマンコ食べあい貝合わせしていれば私のオマンコをもっと味合わせるように押し付けていく。  奪い、奪われるオマンコ。  三人同時の貝合わせがこんなにも気持ちいいものだなんて 「「「壊れうぅ!オマンコ壊れちゃうぅうぅう!貴女の性ぇ!貴女の性だからぁ!オマンコ壊れるまで犯すぅっ!ひぃいっ!私は違うのぉ!私は指示していた私じゃないのぉぉっ!はひぃぃ!ああぁぁぁぁぁぁっ!!」」」  自分のオマンコが壊れるまで犯す。  そう言い放った二人の私の目は真剣そのものでこのままでは本当に壊されてしまう。  必死にそれだけは避けようとしていくけどどっちの私もどの私がさっきまで指示していた私か分からなくなる。  私が指示を出していたのか  右の私が指示を出していたのか  左の私が指示を出していたのか  本当にそれさえも分からなくなるほどの絶頂して、逝かせて、逝かされる。  オマンコからは後から後から愛液が飛び散って、私のオマンコの中も外も私の愛液でオマンコは汚されていく。  汚れれば汚れれるほど、激しく感じてしまう私はオマンコが本当に壊れるまで犯そうと思い、必死に腰を動かしていく。  たぷんたぷんと豊満な乳房が揺れ動きながらお尻をぶつけ合っていく。  私が壊すんだとばかりに右の私のオマンコとオマンコ決闘していれば左の私が邪魔をしてきて  左の私のオマンコとオマンコ決闘していれば右の私が邪魔をしてきて  左右の私がオマンコ決闘していれば私が壊すんだとばかりに割って入る。  自分のオマンコが自分のオマンコに犯され壊されていく快感。  触れてはいけない、禁忌の快楽に触れてしまった私はもう止める事が出来なかった 「「「オマンコ壊れるぅ、オマンコ壊れちゃうぅうぅうっ!壊れなさいぃっ!私のオマンコで私のオマンコ壊すぅぅっ!私ぃっ!私がオマンコ壊すのぉ!壊すの邪魔しないでぇ!んぁぁ!ひぃいぃいいいい!あぁぁぁぁぁぁぁぁぁん!!」」」  こうして始まったオマンコ合戦は直ぐに喘ぎ声で埋まる。  3人の私が全く同時にオマンコを押し付け合い始めたせいでオマンコの感じる所をどんどん暴かれてしまっていくからだ。  暴かれてしまった感じる所は直ぐに責めて、責められていく。  3つのオマンコの快感が全く同時にやって来るために、オマンコどんどん壊れていくのを止められなくなる 「「「許してぇぇっ!お願いですから許してくださいぃぃっ!オマンコ壊れるぅっ!本当に私のオマンコ壊れちゃうぅうぅう!集中攻撃ぃっ!同時攻撃禁止ぃい!~~~~~~~っ!!!!」」」  そして、そのまま意識を失ってしまう私。  私の意識を失った後も私の身体はお互いの支配権を奪い合い犯し合いを続けていた。  そして気がつけば一人に戻っている。  あんな激しい自慰をすることになるなんて  催眠術って怖いなぁ、と思いながらでも次はしっかりと催眠術を操って自分を徹底的に犯そうと誓う私。  後日、分身の術で増えた私が私を襲い襲われることになるのであるが  それはまた、別のお話 いろいろ妄想とかR18小説とか 編集・作・発行人 明後日の狩人 作        同キャラのレズ鬼          紫藤霞 敬称略                 発行日 令和2年4月25日